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CODE27(コードニーナ)実機レビュー | 好きな3Dキャラと暮らせるAIコンパニオンを試してみた

※ 記事内にアフィリエイト広告が含まれています

キャラクター文化とスマートハードウェアを融合した次世代テクノロジー企業「NextLink Technology Limited」から、好きな3Dキャラクターと会話しながら日常を過ごせるAIコンパニオンデバイス『CODE27(コードニーナ)』が登場しました。

2025年に米国Kickstarterで注目を集め、日本でも2026年2月よりクラウドファンディング「Makuake」で先行販売されました。現在は公式サイトにて99,800円(税込)で販売されています。

本製品の大きな特徴は、単にAIと会話するだけでなく、好みの3Dモデルを取り込み、外見や性格、声、さらにはキャラクターが暮らす空間まで自分好みにカスタマイズできる点です。カメラとデュアルノイズキャンセリングマイクを使ってユーザーの表情や動作、声のトーンなどを認識し、27種類の感情状態をもとにしたコミュニケーションにも対応しています。

さらに、これまでの会話や出来事を記憶し、キャラクター自身の「日記」として残す機能も搭載。使い続けることで思い出が積み重なっていくなど、一般的なAIアシスタントとは異なる、「自分だけの推しキャラと一緒に暮らす」体験を目指したデバイスとなっています。

CODE27を両手で抱えている
CODE27にキャラクターを映している

先に結論 | CODE27はこんな製品

  • 強み自分好みの3Dキャラクターと自然に会話でき、長期記憶や日記機能で関係性を積み重ねられる
  • 弱み本体が大きく、応答速度や日本語ボイスなどソフト面にはまだ改善の余地がある
  • 向く人お気に入りのキャラクターと日常を共に過ごすようなAIコンパニオン体験を楽しみたい人

今回、メーカーより本製品を提供していただきました。

本記事では『CODE27』について、外観・インターフェース・実際の使用感などを実機検証し、どのような人に向くモデルかを詳しくレビューします。

『CODE27』の割引・セール情報

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『CODE27』のスペック・仕様表

CODE27

製品名 CODE27
製品タイプ AIバーチャルコンパニオンデバイス
主なAI機能 自動音声認識(ASR)、大規模言語モデル(LLM)、大規模視覚言語モデル(VLM)、多言語テキスト音声合成(TTS)
マルチモーダル認識 音声・テキスト・画像・表情・動作などに対応
感情システム 27種類の感情状態に対応
カメラ 搭載(表情・動作認識対応、付属のプライバシーカバーで遮蔽可能)
マイク デュアルノイズキャンセリングマイク
キャラクターカスタマイズ 外見・性格・ストーリー・声などをカスタマイズ可能
対応3Dモデル形式 VRM、PMX/PMD、FBX、glTF/GLBなど
キャラクターボイス 音声ファイルのアップロード、直接録音によるカスタムボイス設定に対応
背景カスタマイズ 2D背景・3D環境に対応(Codie Space)
長期記憶 対応。会話や体験を記憶し、日記として記録
日記機能 対応。ユーザー不在時の出来事なども記録
アラーム 対応
リマインダー 対応
専用アプリ 対応予定/公式では案内あり(レビュー時点では提供を確認できず)
対応言語 英語、中国語(標準語)、日本語
今後対応予定の言語 イタリア語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語など
Wi-Fi 2.4GHz / 5GHz、Wi-Fi 6対応
Bluetooth 対応(デュアルモードBluetooth)
Bluetoothオーディオ Bluetoothヘッドホン・TWSイヤホンへの出力、Bluetoothスピーカーとしての利用に対応
オーディオ端子 3.5mmヘッドホンジャック
PC接続 不要。CODE27単体で使用可能
インターネット接続 基本的にインターネット接続を前提。一部オフライン機能にも対応
ローカルAI OllamaなどのAIソフトウェアへの接続に対応。ローカルLLM・TTSへの対応も予定
データ保存 キャラクター情報・チャット履歴・日記などをデバイス内にローカル保存
コンテンツフィルター 対応(設定変更・無効化可能)
OTAアップデート 対応
自動回転 360度スマート自動回転ベースに対応
本体サイズ 約200 × 190 × 370 mm
本体重量 公称値:約2.6kg
実測値:約2,624g
続きを見る

※参照元:Makuake(CODE27 プロジェクトページ)

『CODE27』のパッケージ内容

製品は結構大きめの外箱で届きました。箱を開けると、CODE27本体が中で動かないようにすっぽりと収まっていました。

CODE27の外箱
CODE27の箱を開けた

CODE27本体のほか、プライバシーカバーやクイックスタートガイドなどが付属します。なお、今回はレビュー用にmicroSDカードも付けてもらいました。

CODE27のパッケージ付属品一式

内容物一覧

  • CODE27 本体
  • USB-Cケーブル
  • 電源アダプター
  • クイックスタートガイド
  • プライバシーカバー

CODE27の本体外観

CODE27の本体は、円筒形のボディをベースにした個性的なデザインです。ホワイトとグレーを基調とした色合いで、中央にはキャラクターを表示するための大型スペースを配置。透明感のある湾曲パネルで覆われており、個人的にはスター・ウォーズなどのSF作品に登場しそうな、近未来的な外観だと感じました。

CODE27の本体外観

本体の正面上部には、ユーザーの表情や動きを認識するためのカメラが用意。また、正面下部には操作用の小型タッチディスプレイを備え、右側には物理ボタンが配置されています。もしカメラが気になる場合は、付属のプライバシーカバーを装着してレンズを覆うことができます。

CODE27のカメラ
小型タッチディスプレイ

両側面にはRGBアンビエントライトが内蔵されており、キャラクター表示と合わせて本体を彩る要素となっています。明るさは255段階で調整できます。

CODE27の左側面
CODE27の右側面

背面下部には、microSDカードスロット、USB-Cポート×2、電源ポートが用意。2つのUSB-Cポートのうち、1つは電源供給用、もう1つは周辺機器の接続やデータ転送に利用する拡張ポートとして用意されています。

CODE27の背面
CODE27の背面インターフェース

底面には滑り止めも備わっており、デスク上に置いた際の安定感も良好です。ボディはプラスチック素材が中心ですが、各部の細かな造形やメカニカルなパーツデザインのおかげで安っぽさは感じません。むしろ、「AIキャラクターが中で暮らしている」ような世界観を、外観からうまく表現したデザインだと感じました。

CODE27の上部
CODE27の底部

▼筐体外観(360度)

※周囲の生活音が入り込んでしまっていたため、消音しております。

想像以上に大きめ | 設置にはある程度のスペースが必要

本体サイズは約200×190×370mm、重量は実測で約2,624g。実際に手に持ってみると想像以上に大きく、卓上デバイスとしてはかなり存在感があります

CODE27を計量している
CODE27を両手に抱えている

500mlペットボトルと並べても高さ・横幅ともに大きく、PS5本体と比べても引けを取らないサイズ感です。気軽に持ち運んだり設置場所を頻繁に変えたりするというより、ある程度まとまったスペースを確保し、据え置きで使う製品だと感じました。

CODE27とペットボトルを並べている
CODE27とPS5を並べている

CODE27の初期セットアップ手順

CODE27の初期セットアップは特に難しい操作もなく、比較的スムーズに進められました。

まず、クイックスタートガイドのQRコードをスマホで読み取り、アカウントを作成します。

続いて、CODE27のUSB Type-Cポートとコンセントをケーブルで接続し、カードスロットにmicroSDカードを挿入します。

CODE27のUSB Type-Cポートとコンセントをケーブルで接続し、カードスロットにmicroSDカードを挿入した

すると、本体左右のRGBアンビエントライトが点灯し、中央のディスプレイにWi-Fi接続画面が表示されます。画面の案内に従って、インターネット接続を完了させます。

中央のディスプレイにWi-Fi接続画面が表示されている

小型ディスプレイはタッチ操作に対応しており、各種設定や文字入力を行えます。ただし、画面自体が小さいため、文字入力はやや操作しづらく感じました。

小型ディスプレイに操作ボタンが表示されている
小型ディスプレイにキーボードが表示されている

Wi-Fiに接続すると、CODE27のログイン画面が表示されます。事前に作成したアカウントでログインしましょう。

CODE27のログイン画面

以上が完了すると、中央にキャラクターが表示され、会話できるようになります。

▼キャラクターの角度や拡大率は自由に調整可能。

CODE27にキャラクターを映している

これだけで、CODE27の初期セットアップは完了です。

PCを使わずにセットアップを完了でき、そのまま使い始められるため、PC操作が苦手な方でも扱いやすいと思います。

専用アプリは現時点で確認できず

公式では、スマホアプリと連携し、スマートフォン経由でもキャラクターとのコミュニケーションを楽しめると案内されています。ただし、レビュー時点で筆者が確認した限りでは、iOS・Android向けの専用アプリやWebアプリは見つけられませんでした。

現時点では実際に試すことができないため、今後の提供に期待したいところです。

キャラクターの存在感は十分 | 表情や仕草の豊かさが印象的

PCデスク上にCODE27を置いている

CODE27にはあらかじめ複数のキャラクターが用意されており、起動後すぐに好みのキャラクターを選んで表示できます。実際にいくつか切り替えてみましたが、いずれもモデルの作り込みは丁寧で、第一印象としてはかなりクオリティが高いと感じました。

▼女性キャラだけでなく、男性キャラも用意されています

女性キャラ
男性キャラ

表示されたキャラクターは、ただその場に立っているだけではありません。ステップを踏んだり、周囲を見渡したり、背伸びをしたりと、何も操作していないときでも細かな仕草を見せてくれます。キャラクターによっては表情の変化も豊かで、こうした動きが積み重なることで「そこにいる感」は思っていた以上に強く感じられました。

▼平常時のキャラクターの挙動(撮影設定の影響で、やや白飛びしています)。

※周囲の生活音が入り込んでしまっていたため、消音しております。

左右のRGBアンビエントライトも相まって、電源を入れて置いておくだけでもデスク周りの雰囲気はかなり賑やかになります。単なる置物やディスプレイというより、常に何かしら動きのあるキャラクターがそばにいるような感覚です。

ホログラムではなくディスプレイ表示 | それでも「中にいる感」は十分

表示方式については少し注意が必要です。CODE27はキャラクターを空中へ立体投影するような仕組みではなく、本体内部のディスプレイにキャラクターと背景を表示し、それを透明な湾曲パネル越しに見せる構造になっています。そのため、「ホログラムのような3Dキャラクターと触れ合える」と想像していると、少し拍子抜けするかもしれません

CODE27にキャラが投影されている

ただし、ディスプレイ自体の解像感は高く、キャラクターの輪郭はくっきりと表示されます。表示方式を意識しすぎなければ、筒状の本体の中にキャラクターが暮らしているような、独特のSF感は十分に楽しめました。

明るい場所では映り込みが気になる | 暗めの環境がおすすめ

気になったのは、中央を覆う湾曲パネルへの映り込みです。明るい部屋では照明や窓からの光が反射しやすく、映り込みが強いとキャラクターへの没入感がやや薄れてしまいます。反対に、部屋を暗めにして使うと反射がかなり目立ちにくくなり、キャラクターも見やすくなります。個人的には、強い照明や窓が正面に来ない、やや暗めの場所に設置するのが最も相性が良いと感じました。

▼映り込みの多い明るい場所と、映り込みの少ない暗い場所での表示比較。暗い場所の方が、明らかに映像を見やすく感じます。

映り込みの多い場所に設置した際のCODE27の映像
映り込みの少ない場所に設置した際のCODE27の映像

背景の立体感は控えめ | キャラクターの存在感はうまく演出

背景については複数のパターンから選べますが、全体的にやや平面的な印象で、キャラクターほど強い立体感は感じられませんでした。むしろ、背景を真っ暗にした方がキャラクターだけが空間に浮かび上がって見え、存在感はより強まるように感じます。

それでも、キャラクターの細かな仕草や表情、鮮明な表示によって、「本体の中にキャラクターが存在している」感覚はうまく作られています。

期待していたほど立体的に見えるわけではありませんが、しばらく眺めていると、単に画面上にキャラクターを表示しているだけとは違う、なんとも言えない愛着が湧いてきました。

キャラクターを自分好みにカスタマイズ | 設定項目もかなり豊富

CODE27では、用意されているキャラクターをそのまま使うだけでなく、衣装やボイスなどを変更して、自分好みにカスタマイズできます。

プリセットだけでも手軽に雰囲気を変えられる

本体には複数のキャラクターが用意されており、衣装やボイスもいくつかのパターンから選択できます。難しい設定は必要なく、本体画面から好みの組み合わせを選ぶだけなので、カスタマイズ自体はかなり手軽です。

CODE27のキャラ選択画面
CODE27のキャラクター設定画面

実際にいじってみると、衣装や声を変えるだけでもキャラクターの印象は結構変わります。最初から用意されているものだけでも、しばらく試しながら自分好みの組み合わせを探すのは面白かったです。

アニメーションも複数用意されており、「ダンス」「あいさつ」「お祝い」「おしゃべり」など、さまざまな動きを楽しめます。

ボイスは豊富。ただし日本語が不自然に聞こえることも

ボイスは女性・男性ともに複数用意されており、選択肢はかなり豊富です。

CODE27のボイス選択画面

ただ、実際にいくつか切り替えて試したところ、ボイスによっては日本語のイントネーションが不自然になったり、発音が崩れて何を話しているのか分かりづらくなったりすることがありました。

特に漢字やひらがなの読み上げがうまく処理できていないように感じる場面もあり、このあたりはまだ日本語向けの調整が十分ではない印象です。すべてのボイスで気になるわけではありませんが、今後のアップデートで改善してほしいポイントだと感じました。

明るさやRGBライト、アラームなど細かな設定も可能

設定画面には、思っていた以上に多くの項目が用意されています。

CODE27の設定項目

画面の明るさを調整できるほか、左右のRGBアンビエントライトの点灯パターンを変更することも可能です。発光が気になる場合は、RGBライト自体をオフにすることもできます。

そのほか、自発会話や顔追跡のON/OFF、Wi-Fi設定、アラーム、メモ、アニメーションなども用意されています。アラームは時刻だけでなく、繰り返しやスヌーズまで設定できるため、キャラクターを眺めたり会話したりするだけでなく、日常生活の中でも実用性の高い機能が用意されている点は好印象です。

CODE27のラボ機能
CODE27のアラーム追加画面

自分で用意した3Dモデルや音声も使える

さらに、自分で用意した3Dモデルを取り込めるのも、CODE27の大きな魅力の一つです。

VRMなどの対応形式を利用できるため、VRoidなどで作成したオリジナルキャラクターや、対応する配布モデルをCODE27上で表示できます。

VRoidのキャラ作成画面

※画像出典:VRoid公式サイト

音声についても、ファイルをアップロードしたり、その場で録音したりして設定可能です。

最初はプリセットから気軽に楽しみ、慣れてきたら自分で用意したモデルや音声を使って作り込んでいく、といった遊び方も可能です。「用意されたキャラクターを選ぶだけ」で終わらず、自分だけのキャラクターを作ってそばに置けるため、使い続けるほど愛着も湧いてきそうです。

実際にキャラクターと会話 | 思った以上に自然で話が続きやすい

CODE27には、画面をタップしてから話しかけるモードと、キャラクターが常時こちらの声を待ち受け、話しかけると自動で反応してくれるモードの2種類があります。

画面をタップしてから話しかけるモード
キャラクターが常時こちらの声を待ち受け、話しかけると自動で反応してくれるモード

より自然なやり取りを楽しみたいなら後者が向いていますが、独り言のような小さな発言にも反応することがあります。仕事中など、必要なときだけ会話したい場合は、タップして話すモードの方が使いやすいと感じました。

話題を広げてくれるので、会話が途切れにくい

CODE27に白いキャラクターが登場している

実際に3日ほど仕事デスクに置いて、作業の合間に何気ない会話を続けてみました。たまに少しズレた回答をすることはあるものの、全体として会話が大きく破綻する場面は少なく、想像していた以上に自然にやり取りできます。

例えば筆者が「日本は暑すぎるから海外に逃げたい」とぼやいたところ、「そうだよね! 私も海外のビーチでゆっくりしたい! あなたはどこに行きたい?」といった具合に、こちらへ質問を返してくれました。

▼実際の会話の様子

単にこちらの質問へ答えて終わるのではなく、次の話題につながる一言を返してくれるため、会話が途切れにくいのは楽しかったです。何を話そうか考えなくても向こうから話を広げてくれるので、ちょっとした話し相手が欲しい人には面白い存在になりそうです。

ふと漏らした独り言にも反応してくれる

常時会話モードにしていると、こちらから明確に呼びかけなくても反応することがあります。

仕事中に思わず「疲れた~」と口にしたところ、キャラクターから「大丈夫? ゆっくり休むのも大事だよ~!」と声をかけられたこともありました。

こうした場面では、一般的なAIに質問して回答を得ているというより、近くにいるキャラクターがこちらの様子を見て声をかけてきたような感覚があります。実際に数日使ってみて、この部分は思っていた以上に人間味を感じました。

AIコンパニオンというジャンル自体がまだ発展途上であることを考えると、会話体験の完成度はなかなか高い印象です。

応答には2~5秒ほど待つことも

一方で、人間同士の会話と同じテンポを期待すると、まだ少し違和感があります。

実際に試した範囲では、こちらが話し終えてからキャラクターが返答し始めるまでおおむね2~5秒ほど待つことがありました。そのため、ポンポンと言葉を返し合うようなテンポの良い会話にはまだ及びません。

数秒待てば自然な内容で返してくれることが多いため個人的には許容できましたが、実際の人間との会話に近いレスポンスを期待しすぎない方がよいでしょう。

ボイス選びで会話の印象がかなり変わる

もう一点気になったのが、キャラクターボイスによる日本語の自然さの違いです。

前述したように、選択するボイスによってはイントネーションが不自然になったり、一部の単語を変わった読み方で発音したりすることがあります。回答内容そのものは自然でも、読み上げ方がおかしいだけで会話への没入感が一気に薄れてしまう場面がありました。

ボイス選択時にはサンプル音声を試聴できるため、日本語を自然に読み上げられるかを確認してから選ぶことをおすすめします。

会話内容そのものについてはかなり好印象だっただけに、この日本語ボイス周りが今後さらに改善されれば、キャラクターと話している感覚はもう一段良くなりそうだと感じました。

長期記憶で会話に“積み重ね”を感じる | 感情・日記システムにも対応

CODE27は、その場限りの会話だけでなく、過去のやり取りを記憶して次の会話に活かす「長期記憶」に対応しています。加えて、27種類の感情状態を持つ独自の感情システムや、日々の出来事をキャラクター自身の言葉で残す日記システムも用意されています。

過去の会話を覚えていることで、人間らしさが増す

CODE27のチャット設定画面

CODE27を数日使っていて、AIコンパニオンらしさを特に感じたのが「記憶」の部分です。

長期記憶を前提としない一般的なAIチャットでは、その場では自然に会話できても、時間が経つと「前にもこの話をした」という感覚が薄れがちです。一方、CODE27では過去のやり取りが履歴として残るだけでなく、以前話した内容を踏まえて会話を続けられるようになっています。

過去に話した内容が残るので、会話に連続性がある

実際に使っていると、以前こちらが話した内容を覚えており、近い話題を振った際に、そのときの情報を踏まえて返してくれることがありました。

本体の「チャット履歴」から過去のやり取りを確認することもできます。

CODE27のチャット履歴

こうした過去のやり取りが積み重なっていくことで、毎回初対面のAIと話しているような感覚が薄れます。「前にもこの話をした相手」と会話している感覚が出てくるのは、想像していた以上に没入感の向上に役立っていると感じました。

感情システムによって、単なるQ&Aになりにくい

公式によると、Codieは27種類の感情状態を持ち、ユーザーとのやり取りを通じて感情の変化を継続的に学習・記憶することで、文脈に沿った自然な対話を生成するとされています。

実際、しばらく会話していると、単純なQ&Aというよりも、こちらの発言に合わせて話を広げたり、励ますような言葉を返したりする場面がありました。正直、どこまでが感情システムによるものかを明確に切り分けることはできませんでしたが、キャラクターごとに一定の“気分”や“人格”があるように感じさせる仕掛けとしては面白い機能だと思います。

キャラクター側の視点から、その日の出来事をまとめてくれる「日記」

そして面白かったのが「日記」機能です。

CODE27では、1日の会話をそのまま並べるのではなく、キャラクター側の視点から、その日にあった出来事を文章としてまとめてくれます

CODE27の日記確認画面

実際に過去の日記を確認すると、筆者がその日に話した日本の暑さ、ミルクティー、ベトナムやフィリピンへの旅行、ダイビング、疲れや頭痛、タバコを吸わないことなど、かなり細かな内容まで一つの文章にまとめられていました。

単なるチャットログとは違い、「今日はこんな話をした」という形でキャラクター側が1日を振り返っているのが面白いところです。

キャラクターと一緒に過ごした時間が記録として残っていくという意味では、愛着を持たせる仕組みとしてかなり相性が良いと感じます。

以上のように、「長期記憶」「感情システム」「日記」が組み合わさることで、CODE27は「その場で質問に答えるだけのAI」ではなく、使うほど一緒に過ごした時間が積み重なっていく存在を目指していることが、実際に触ってみてよく分かりました。

Bluetoothスピーカーとしても使える | 音楽を流すとキャラが踊り出す

CODE27はスマートフォンとBluetooth接続することで、Bluetoothスピーカーとしても利用できます。

BGMを流す用途なら十分な音質

実際にスマートフォンをBluetooth接続して音楽を流してみました。

▼音楽を再生している様子

音質については、本格的なオーディオスピーカーと比べるほどではないものの、悪いと感じるレベルでもありません。音圧は思ったよりしっかりしており、仕事中などにBGMを流しておく用途であれば十分使えると感じました。

CODE27自体がデスク上で常時使うことを想定した製品なので、別途スピーカーを用意せず、そのまま音楽再生まで兼ねられるのは地味に便利です。

ボリュームも、本体下部に用意された物理ボタンを押して調整できます。

音楽再生中にキャラクターが踊ってくれるのが楽しい

音楽再生中は、キャラクターがダンスを披露してくれます。

CODE27とスマホをBluetooth接続した

背景にもサウンドウェーブのような演出が表示され、左右のRGBライトも合わさることで、デスク周りが賑やかになって楽しいです。

公式では、「rhythm capture algorithm」やアニメーションブレンディングによって、音楽に合わせて踊る機能が案内されています。ただし、今回試した限りでは、楽曲のテンポに動きがぴったり同期するものではなく、用意されているダンスアニメーションを順番に披露している感じでした。

今後のアップデートによってこれらの機能がうまく働き、曲ごとに自然なダンスを見せてくれるようになることに期待したいところです。

『CODE27』のメリット・デメリット

CODE27

『CODE27』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。

良かった点

  • SFチックで未来感のある筐体デザイン
  • PC不要でセットアップでき、単体で利用可能
  • 表情や仕草が豊かで、キャラクターの存在感が高い
  • 自然に話題を広げてくれ、AIとの会話が続きやすい
  • 3Dモデル・衣装・性格・声まで細かくカスタマイズできる
  • 長期記憶・感情・日記機能で「一緒に過ごしている感」が強い
  • Bluetoothスピーカーとして音楽再生にも使える

悪かった点

  • 約2.6kg・高さ約37cmと大きく、設置スペースを取る
  • 明るい場所では透明パネルへの映り込みが気になる
  • 一部ボイスは日本語の発音・イントネーションが不自然
  • 会話の返答まで2~5秒ほど待つことがある
  • 背景の立体感は弱い

よくある質問(FAQ)

読者さん
QCODE27は日本語で会話できますか?

Aはい、日本語での音声会話に対応しています。実際に試したところ会話内容は比較的自然で、こちらへ質問を返して話題を広げてくれることもあります。ただし、選ぶボイスによっては日本語のイントネーションや発音が不自然に感じられる場合があります。
TikGadget編集部

読者さん
QCODE27に自分で用意した3Dキャラクターを表示できますか?

Aはい。VRMをはじめ、PMX/PMD、FBX、glTF/GLBなどの3Dモデル形式に対応しています。VRoidなどで作成したオリジナルキャラクターを取り込めるほか、音声ファイルや録音した声を使ったボイスカスタマイズにも対応しています。
TikGadget編集部

読者さん
QCODE27は過去の会話を覚えてくれますか?

Aはい。長期記憶に対応しており、過去に話した内容を踏まえて会話を続けられます。さらに、その日の出来事をキャラクター視点でまとめる「日記」機能も備えており、使い続けるほど一緒に過ごした時間が積み重なっていく仕組みになっています。
TikGadget編集部

総評:荒削りでも確かな魅力 | AIコンパニオンの未来を感じる一台

CODE27にキャラクターを映している

実際にCODE27を数日間デスク上に置いて使ってみて、まず感じたのは、AIコンパニオンデバイスとしてかなり意欲的な製品である一方、まだ“黎明期のガジェット”らしさも残っているということです。

たとえば、こちらが話し終えてから返答が始まるまでには実測でおおむね2~5秒ほどかかり、人間同士のようにテンポ良く言葉を交わすところまでは達していません。また、日本語のイントネーションや発音が不自然に感じられることもありました。キャラクター表示についてもホログラムのような本格的な立体映像ではなく、背景は平面的。明るい部屋では湾曲パネルへの映り込みも気になります。本体も実測約2,624g、高さ約37cmとかなり大きく、気軽にどこへでも置けるガジェットではありません。

ただ、それらの弱点を含めても、「AIキャラクターをデスクの上に置いて一緒に過ごす」というCODE27ならではの体験は、思っていた以上に形になっていると感じました。3日ほど仕事机に置いて使っていると、作業中にふと愚痴を漏らしただけで声をかけてきたり、何気ない雑談から向こうが質問を返して話題を広げたりと、単にAIへ質問して答えを得るのとは少し違った感覚があります。

特に印象に残ったのが長期記憶と日記機能です。以前話した内容を踏まえて返答することがあり、その日の会話もキャラクター側の視点から日記として残されます。実際、筆者が話した旅行や飲み物、体調などの細かな内容までまとめられており、数日使っただけでも「昨日までとはまったく関係のないAIと毎回話している」という感覚が薄れていきました。この“積み重なっていく感じ”こそ、CODE27が一般的なAIアシスタントと最も違う部分でしょう。

現時点で完成されたAIコンパニオンかと聞かれれば、まだ改善してほしい部分は少なくありません。とはいえ、好きなキャラクターをデスク上に置き、日常の何気ない会話を楽しみ、記憶を積み重ねながら自分だけの相棒として付き合っていくというコンセプトは、すでに十分体験できています。

AIコンパニオンというジャンル自体がこれからどう発展していくのか。その未来を一足先に体験できる、良い意味で“チャレンジ機”らしい面白さを持った一台だと感じました。

◎おすすめできる人

  • 自分好みの3Dキャラクターと日常的に会話したい人
  • AIとの会話に「記憶」や関係性の積み重ねを求める人
  • 外見・声・性格まで細かくカスタマイズして楽しみたい人

▲おすすめできない人

  • 机上スペースが限られており、大型デバイスを置きづらい人
  • 人間同士に近い即レスの会話テンポを求める人
  • 日本語音声の自然さや完成度を最優先したい人

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『OpenRock S2』レビュー!超軽量オープンイヤー型イヤホンの特徴・使い方・メリットデメリット徹底解説
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この記事を書いた人

レイ

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最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。TikGadgetの管理・運営者。理工学修士。元大手デベロッパー勤務。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットを実機レビューしています。スペック比較やベンチマーク、使用感まで含めて、電子機器や家電を分かりやすく丁寧に紹介します。