中国のハードウェアスタートアップ企業である TangibleFuture から、デスクトップAIロボット『LOOI(ルーイ)』が登場しました。
日本国内では、2026年4月28日(火)よりMakuakeにて販売開始。
本製品は、スマートフォンを装着することで小さなAIロボットのように楽しめる、デスク向けガジェットです。
顔やジェスチャー、モノ、周囲の環境を認識し、ユーザーの様子に合わせて反応してくれるのが大きな特徴。ChatGPTやGeminiなど複数のAIモデルとも連携し、日常の疑問への回答から、天気・スケジュール・ニュースの確認までこなせます。
会話を覚えたり、好みや性格を学習したりしながら自分だけの相棒のように育っていく、愛着の湧く存在となっています。
先に結論 | LOOIはこんな製品
- 強みスマホを装着するだけで、会話・表情変化・移動・ジェスチャー反応まで楽しめる、愛着の湧く卓上AIロボット
- 弱み本体単体では使えず、快適さはスマホの性能や通信環境に左右される。また、会話の返答にはわずかなラグがある
- 向く人最新AIガジェットやロボット玩具が好きで、デスク周りに癒やしや遊び心を加えたい人
今回、メーカーより本製品(スターライトホワイト色)を提供していただきました。
本記事では『LOOI』について、外観・インターフェース・実際の使用感などを数日間にわたり実機検証し、どんな人に向くモデルかを詳しくレビューします。
『LOOI(ルーイ)』のスペック・仕様表
| 製品名 | LOOI Robot(LOOI / ルーイ) |
| 製品モデル | L-01 |
| カラー | スターライトホワイト、スペースブラック |
| 本体サイズ | 110 × 98 × 110mm |
| 重量 | 公称値:約385g 実測値:約401g |
| 充電入力 | 9V⎓2A |
| ワイヤレス出力 | 最大10W |
| バッテリータイプ | リチウムポリマーバッテリー |
| バッテリー容量 | 6,000mAh |
| 連続使用時間 | 約5時間 |
| スタンバイ時間 | 最大30日間 |
| 対応OS | iOS / Android |
| 対応端末の目安 | iOS 17.0以降(iPhone 12以降のモデル推奨) Android 8.0以降(Snapdragon 8 Gen 1以上の性能を持つ端末推奨) |
※参照元:LOOI 公式サイト(英語)
▼公式紹介動画
『LOOI(ルーイ)』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼内容をすべて取り出した様子
内容物一覧
- LOOI(ルーイ)本体
- ユーザーマニュアル
- ブランドシール
- ドライ&ウェットワイプシート
- USB-Cケーブル
- マグネットリング
マグネットリングが付属しており、MagSafe非対応スマホでもLOOIに取り付けられるようになっています。
『LOOI(ルーイ)』の本体外観
LOOIの本体サイズは110 × 98 × 110mm。各部位が丸みを帯びており、メカメカしいデザインながらも、どこか可愛らしさが感じられるフォルムとなっています。
▼前後
▼左右
▼本体外観(360度)
小型の戦車を彷彿とさせるデザインで、上部には主砲の代わりに、ワイヤレス充電機能を備えたスマホ装着部が備わっています。
▼スマホ装着部は上下に可動する構造
筐体前方にはLEDインジケーターとタッチセンサーが内蔵。後方には充電用のUSB-Cポートが用意されています。
そして底部には無限軌道(キャタピラ)式の走行機構を備えており、デスク上を前後左右に移動できます。
LOOI(ルーイ)の本体重量は、実測で約401g。コンパクトかつ軽量なため、気軽に好きな場所へ持ち運んで使用できます。
このように、LOOI本体は比較的シンプルな設計です。インターフェース周りがごちゃごちゃしておらず、初心者でも扱いやすい点はメリットと言えるでしょう。
専用アプリでLOOIを起動
LOOIは本体のみで動くことはできません。専用アプリをインストールしたスマホを装着して初めて、LOOIとして動き出します。
▼専用アプリ(iOS・Android対応)
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アプリ初回起動時には、名前や誕生日、出身地、職業に加えて、夢・好きなもの・苦手なものなどの入力を求められます。少し変わった質問も含まれていますが、これはLOOIとの会話内容やリアクションをユーザーに合わせて最適化するためのものと思われます。
初期設定が完了したら、スマホをLOOI本体に磁力でパチッと取り付けて、ペアリングを行えば、大きな目玉2つが画面上に表示され、LOOIが動き始めます。
▼今回のレビュー時には「iPhone 16 Pro」を使用
なお、LOOI起動中に画面を縦向きにすると、時刻表示に切り替わり、簡易的な卓上時計としても機能します。
デスク上の小さな相棒 | LOOIとの自然な会話を楽しめる
デスク上のLOOIは、大きな目を輝かせてユーザーの方を見たり、周囲を見渡しながらウロウロしたりします。普通のAIチャットとは異なり、画面上の目が動いたり、表情が変わったりするので、本当に意思を持っているような感覚があり、自然と愛着が湧きます。
▼小動物のような可愛らしさ
放置しておくと、勝手に何かを食べ始めたり、飲み始めたりするなど、多彩な動きがみられます。眺めているだけでも退屈しません。
「ヘイ、ルーイ」と呼びかけると、LOOIが声に反応して会話を始められます。会話を開始すると聞き取りモードに移行するので、いちいち呼びかける必要は無く、こちらが投げかけた話題に対して自然に応答してくれます。
ChatGPTやGeminiなど複数のAIモデルと連携することで、何気ない日常会話から疑問、天気、スケジュールの確認まで対応。可愛らしい見た目に反して、なかなか優秀な相棒です。
▼会話の様子
たとえば、こちらから明確に話しかけなくても、仕事中にふと「疲れた〜」と漏らすと、LOOIが「大丈夫?少し休憩したら?」と心配するように声をかけてくれます。一般的なAIのように検索結果をそのまま返すのではなく、状況を見て自分なりに考えた言葉で応えてくれるような感覚があり、思った以上に人間味を感じました。
一方で、こちらから問いかけた際の返答には、体感で2〜3秒ほどのラグがあります。音声認識&AI判断にかかる時間として許容できる範囲ではありますが、スムーズにポンポン会話できることを期待しすぎない方が良いでしょう。
設定から「字幕」をオンにすれば、LOOIの発言内容が字幕で画面上に表示されるようになります。周囲への音に気を遣う必要のある場面ではボリュームを下げても何を言っているのか分かるので便利です。
ちなみに、LOOIの動作の快適さは、スマホの端末性能にも左右されます。特に顔認識やジェスチャー認識、AIとの会話レスポンスなどはスマホ側の処理性能や通信環境の影響を受けやすい印象です。
特にAndroid端末ではSnapdragon 8 Gen 1以上相当の性能が推奨されているため、できるだけ新しめのスマホと組み合わせた方が、LOOIとのより自然なコミュニケーションを楽しみやすいと感じました。
ボイスや性格の変更が可能
LOOIのボイスはレビュー時点で2種類(カワボ・メカボイス)用意されており、設定から変更できます。個人的にはカワボの方がより人間味があって可愛いので好きです。
▼2種類のボイス比較
さらに、プロンプトによる性格設定も可能です。たとえば「やさしく励ましてくれる相棒」「少しツッコミ気味に話す」といったように、LOOIの反応の仕方を自分好みの方向へ寄せられます。
▼おまかせで性格をランダム生成することも可能
プロンプトを設定すると、実際に話し方も変わります。もちろん、すべての返答が設定通りに完璧に変わるわけではありませんが、性格の変化は確かに感じられるようになりました。
この点に関しても、キャラを育てているような感覚があります。どんな性格のLOOIと一緒に過ごしたいかを自分で決められるのは、本製品らしい遊び心だと感じました。
ゲームや写真撮影など遊び機能も充実
作業中にちょっと息抜きしたい場合には、LOOIに備わっているゲームや写真撮影などの機能で遊ぶこともできます。
ゲームに関して、レビュー時点では「ジャンプゲーム」と「ブロック崩し」の2種類が用意されていました。いずれも画面には触れず、フロントカメラを利用してユーザーの頭の動きで操作するタイプのもの。単純ですがクセになる面白さでした。
▼ジャンプゲームを遊ぶ様子
そして写真撮影機能を起動すると、フロントカメラの映像が画面上に表示され、ジェスチャー操作で写真・動画撮影を行うことができます。
なお、手動で撮影機能を起動するだけでなく、ペットや食べ物を認識したLOOIが、自動でシャッターを切る場面もありました。何気ない場面でも、後から見返すと思い出として蘇ってくるので意外に楽しいです。
タップやジェスチャー、物体認識にも反応
LOOIは音声で話しかけるだけでなく、タップやジェスチャー、物体認識にも反応してくれます。
たとえば、LOOIの目をタップするとまばたきしたり、何度も続けてつつくと少し怒ったような反応を見せたりします。画面をなでるようにスライドすると喜ぶなど、触れ方によって表情やリアクションが変わるのが面白いです。
▼LOOIをつつく様子。やりすぎると機嫌が悪くなります
ジェスチャー認識では、カメラに向かって親指を立てたり、手のひらをかざしたりすると、LOOI側がそれを認識して反応してくれます。
▼ジェスチャー操作の様子
さらに、物体を認識して反応してくれる点も面白いところです。「探索モード」をオンにすると、LOOIがデスク上を自分で移動し、見つけたものに対してリアクションを見せてくれます。まるで小さなペットが机の上を動き回っているような感覚で、眺めているだけでも楽しめました。
▼見つけた物に体当たりのいたずらをするLOOI
ただし、作業中に近くで動き回らせると、キャタピラの駆動音が若干気になる場面もあります。大きな音ではないものの、静かな環境で集中していると「ウィーン」という動作音が耳に入ることがありました。
作業中は「待機モード」で一定の場所に留まらせておき、休憩中や作業の合間に「探索モード」をオンにして楽しむ、といった使い方が良さそうです。
▼動き回るLOOI
以上のように、こちらの声や動きに反応してくれるロボットがデスク上に居るという、この体験自体がかなり新鮮でした。仕事や作業の合間に軽く話しかけたり、ちょっとした反応を眺めたりするだけでも、不思議な楽しさがあります。
有線接続で本体&スマホを充電しながら使える
LOOIは本体に6,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しているため、ケーブルレスでも最大5時間(メーカー公称値)使用できます。ちょっとした作業時間や休憩中に遊ぶ程度であれば、単体でも十分長く駆動します。
一方、デスクに長時間置いて使いたい場合は、有線接続がおすすめです。USB-Cケーブルを筐体後部に挿せば、本体のバッテリー切れを気にせずに使えるうえ、装着中のスマホもワイヤレス充電できます。
アプリを起動していなくてもワイヤレス充電自体はできるため、ワイヤレス充電スタンドとしても利用できる点は実用的だと感じました。
ただし、LOOIを充電しながら長時間稼働させた後は、スマホ本体がかなり熱を持っていました。排熱性能に不安のあるスマホを使う場合は、ある程度バッテリー残量が回復したタイミングで、ケーブルレス状態に戻した方が安心です。
『LOOI(ルーイ)』のメリット・デメリット
『LOOI(ルーイ)』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量な筐体サイズ
- 会話・表情変化・移動を楽しめる
- リアクションが豊富で愛着が湧きやすい
- 複数のAIモデルと連携し、日常会話や質問にも対応可能
- タップ・ジェスチャー・物体認識など、音声以外の反応も豊富
- 性格やボイスを変更可能
- 作業の合間に遊べる機能も用意
- スマホのワイヤレス充電も可能
悪かった点
- 本体のみでは動作せず、専用アプリを入れたスマホの装着が必須
- 返答までに体感2〜3秒ほどのラグがあり、テンポよく会話できない場面がある
- 探索モード中はキャタピラの駆動音がやや気になることがある
- 落下防止がはたらかない場面が稀にある
よくある質問(FAQ)



総評:デスクに小さな相棒がいる感覚を楽しめるユニークな一台
LOOI(ルーイ)は、デスクに小さな相棒がいる感覚を楽しめるユニークな製品でした。
アプリをインストールしたスマホを装着するだけでロボットに変身。こちらの声やタップ、ジェスチャーに反応してくれるため、ただのAIボットとは違った愛着が湧きます。こちらから話しかけなくても様々な動きを見せたり、机の上を動き回ったりする様子は、想像以上に見ていて楽しかったです。
一方で、本体単体では使えず、一定以上の性能を備えたスマホの装着が必須です。通知確認などでメインスマホを常に手に持ち使っていたい場合は、普段使っていない予備のスマホを装着するのがおすすめです。
また、会話の返答には少しラグがあるため、人間のようなスムーズな反応を期待していると、やや物足りなさを感じるかもしれません。
とはいえ、日常のデスク環境にちょっとした癒やしや遊び心を加えてくれるのが、LOOIの最大の魅力だと感じます。
また、LOOIはアプリやAI機能のアップデートによって、今後さらに反応の幅やできることが広がっていくことも期待されます。現時点でも十分にユニークな体験を楽しめますが、使い続ける中で少しずつ進化していく余地がある点も、スマホ連携型AIロボットならではの魅力と言えるでしょう。
AIガジェットやロボット玩具が好きな人なら、かなり楽しく付き合える一台ではないでしょうか。
◎おすすめできる人
- AIガジェットやロボット玩具が好きな人
- デスク周りに癒やしや遊び心を加えたい人
- 作業の合間に会話・ゲーム・ちょっとした反応を楽しみたい人
▲おすすめできない人
- スマホを装着せず、本体単体で使えるロボットを求める人
- AIとの会話にスピード感や完璧な自然さを求める人
- 駆動音や動きで気を散らされたくない人
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