2026年5月22日、Xiaomi(シャオミ)は中国で開催した新製品発表イベントにおいて、最新スマートバンドの『Xiaomi Smart Band 10 Pro』を発表しました。
記事執筆時点で、すでに日本のAmazon等でも販売開始されており、価格は通常版が税込10,800円、セラミックエディションが13,800円となっています。
本機は、2024年に登場した「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の後継にあたるモデルです。1.74インチAMOLEDディスプレイや最大21日間のバッテリー持続といった使いやすさはそのままに、健康管理・睡眠計測・スポーツトラッキングまわりが強化されています。
先に結論 | Xiaomi Smart Band 10 Proはこんな製品
- 強み明るく見やすい1.74インチAMOLED、独立GNSS、軽い装着感、長持ちバッテリーを備えた完成度の高いスマートバンド
- 弱み前モデルからの進化は画面輝度や健康管理まわりが中心で、9 Proユーザーには買い替えの決め手がやや弱い
- 向く人スマートウォッチほど大きな端末は不要で、日々の健康管理や運動記録を手軽に続けたい人
今回、本製品(中国版・標準モデル)を自費購入しました。
本記事では『Xiaomi Smart Band 10 Pro』について、外観・インターフェース・実際の使用感などを数日間にわたり実機検証し、どんな人に向くモデルかを簡単にレビューします。
『Xiaomi Smart Band 10 Pro』のスペック・仕様表
| 製品名 | Xiaomi Smart Band 10 Pro |
| カラー | ブラック、シルバー、ピンク、セラミックエディション |
| 本体サイズ | 標準モデル:約42.83 × 32.16 × 9.7mm セラミックモデル:約43.96 × 33.36 × 9.7mm |
| 重量 | 標準モデル:約21.6g セラミックモデル:約28.7g ※ストラップ除く |
| 対応手首サイズ | 135~205mm |
| ディスプレイ | 1.74インチ AMOLED |
| 解像度 | 480 × 336ピクセル |
| 輝度 | 最大2,000nitsピーク輝度 / 1,500nits HBM |
| リフレッシュレート | 最大60Hz |
| 筐体素材 | 高強度アルミニウムフレーム、2.5D曲面ガラス |
| ストラップ素材 | 標準モデル:TPU セラミックモデル:フッ素ゴム |
| ウォッチフェイス | 200種類以上 |
| 防水性能 | 5ATM防水 |
| バッテリー容量 | 350mAh |
| バッテリー持続時間 | ライトモード使用で最大21日間 |
| 充電方式 | マグネット充電 |
| センサー | 心拍センサー(血中酸素センサー搭載)、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、環境光センサー |
| 通信規格 | Bluetooth 5.4 |
| 対応アプリ | Mi Fitness |
| 対応OS | Android 8.0以降 / iOS 14以降 |
| 内容物 | 本体、ストラップ、専用充電ケーブル、ユーザーマニュアル |
※参照元:Xiaomi公式サイト(Smart Band 10 Pro 製品ページ)
「Xiaomi Smart Band 10 Pro」と「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の比較
2024年にリリースされた前機種「Xiaomi Smart Band 9 Pro」と、今回発表された『Xiaomi Smart Band 10 Pro』のスペック比較表は以下の通りです。
| 比較項目 | Xiaomi Smart Band 9 Pro | Xiaomi Smart Band 10 Pro |
| 本体サイズ | 43.27 × 32.49 × 10.8mm | 標準モデル:42.83 × 32.16 × 9.7mm セラミックモデル:43.96 × 33.36 × 9.7mm |
| ディスプレイ輝度 | 最大1,200nits | 最大2,000nitsピーク輝度 1,500nits HBM |
| 筐体素材 | アルミニウム合金フレーム+高強度ファイバーポリマー | 高強度アルミニウムフレーム セラミックモデルも用意 |
| 心拍・健康センサー | 光学式心拍・血中酸素センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、環境光センサー | 新型PPGモジュール、デュアルライト+デュアルPDセンサー、血中酸素センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、環境光センサー |
| 睡眠モニタリング | 高度な睡眠トラッキング、睡眠スコア、睡眠ステージなどに対応 | 睡眠時HRVモニタリング、Sleep Algorithm 2.0、睡眠改善プランなどに対応 |
| スポーツ機能 | 150種類以上のスポーツモード、独立GNSS、ランニングコース、水泳認識などに対応 | 150種類以上のスポーツモード、独立GNSS、トラックモード、サイクリングモード、心拍数ブロードキャストなどに対応 |
| 総合的な進化点 | 大画面AMOLED、独立GNSS、ロングバッテリーを備えた前世代Proモデル | より明るいディスプレイ、薄型軽量化、新型健康センサー、睡眠HRV、サイクリング機能を強化 |
Smart Band 10 Proは、Smart Band 9 Proと比べて日常使いに関わる部分をより磨いたモデルという印象です。
特に大きな違いは、ディスプレイの明るさ、薄型軽量化、健康・睡眠トラッキングの強化です。画面輝度は最大1,200nitsから最大2,000nitsへ向上しており、屋外での見やすさはかなり期待できます。本体も標準モデルでは9.7mm・約21.6gと、9 Proより薄く軽くなっているため、長時間装着したときの快適さも高まっていそうです。
また、新型PPGモジュールや睡眠時HRVモニタリング、Sleep Algorithm 2.0の搭載により、単に歩数や心拍を記録するだけでなく、体調や睡眠のコンディションをより細かく把握できる方向へ進化しています。サイクリングモードやデュアルデバイス通知同期など、運動・日常の両面で便利な機能が追加されている点も魅力です。
屋外での視認性や健康管理機能、より薄く軽い装着感を重視する人には10 Proをオススメできると感じます。
『Xiaomi Smart Band 10 Pro』のパッケージ内容
箱を開けると、スマートバンド本体と付属品一式がすっぽりと収まっています。
今回のレビューではブラック色モデルを使用しています。
内容物一覧
- スマートバンド本体
- 充電ケーブル
- ユーザーマニュアル
『Xiaomi Smart Band 10 Pro』の本体外観
Xiaomi Smart Band 10 Pro本体の外観について。約42.83 × 32.16 × 9.7mmの筐体に、縦長の1.74インチ AMOLEDタッチスクリーンが搭載されています。裏面には各種センサーと充電端子が用意。
筐体左右には物理ボタンなどは備わっておらず、いたってシンプルな見た目となっています。
開封時にはストラップとウォッチ部分が分かれていますが、カチッとはめて簡単に組み立てることができます。
今回のレビューで使用している標準モデルのストラップはTPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)製で、汚れが付着しづらく、手触りも良好。ピンバックルタイプで脱着もしやすいです。
ストラップを装着した状態の総重量は、実測で約37.4gと軽量。
このように、スマートバンド自体はシンプルかつスタイリッシュなデザインとなっています。余計なボタンやダイヤル類がないため、スッキリとした印象です。初めてスマートバンドを使用する方でも困ることはないと思います。
軽量で快適な着け心地
本製品の装着感は実に快適であり、柔らかいバンドが手首へ柔軟にフィットします。また、約37.4gという軽さのおかげか、長時間装着し続けても手首の疲れや違和感は感じにくかったです。
強めに締め付けた場合でも、皮膚との擦れなどはほとんど生じませんでした。余計な装飾の無いスタイリッシュな見た目のため、普段着に合わせたり、ビジネスシーンで装着したりしても浮きにくいと思います。
ピンバックルタイプのストラップで、脱着を簡単に行えるのも好印象。
また、5ATMの防水仕様のため、手洗いや雨、プールでの使用にも対応しています。ただし、温水や石けん、強い水圧がかかる環境では注意が必要です。
スマホアプリと同期 | 豊富なアプリ機能を利用可能
本製品の利用を開始するためには、公式アプリとの連携(ペアリング)が必須です。
▼公式アプリ(iOS・Android対応)
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ペアリングが完了すると、端末アプリ上でスマートバンドの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどができるようになります。
そして200種類以上のウォッチフェイスを使用可能。無料と有料のテーマが用意されていますが、無料でも十分にクオリティの高いデザインが揃っています。
ペアリング後のスマートバンドでは、初期状態から豊富なアプリを利用可能。天気表示やタイマー、ストップウォッチ、リモート撮影など、一般的な便利機能は網羅しています。
Xiaomi Smart Band 10 Proのディスプレイ性能|1.74インチ大画面&2,000nitで視認性良好
Xiaomi Smart Band 10 Proは、最大約2,000nitの高輝度AMOLEDディスプレイを採用しており、昼間の直射日光下でも画面の情報をはっきり確認できます。明るさ「自動調整」をオンにした方が、日光下でより高輝度を得られやすいです。
前機種「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の最大約1,200nitと比べて大幅に向上しているため、実際に昼間の屋外で使ってみても、見やすさが明らかに向上していると感じました。
そして解像度480×336ピクセルの高精細なディスプレイにより、文字やアイコンの輪郭もくっきり表示され、小さな数値も潰れにくく、屋外でも確認しやすいと感じました。
先述した防水性能も含め、屋外アクティビティでの使用にも適した仕様となっています。なお、ディスプレイの常時表示にも対応しています。
150種類以上のスポーツモードに対応 | 独立GNSSも搭載
本機はフィットネス機能も充実しており、150種類以上のスポーツモードをサポート。ランニングやウォーキングはもちろん、水泳、サイクリングなど幅広い運動記録に対応しています。
実際に、筆者が普段ランニングしているコース(約5km)で、トレーニングメニューの「ウォーキング」を実行してみました。
本機は独立GNSSによるGPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSSの5衛星測位システムに対応しているため、スマートフォンを持ち歩かなくても移動ルートを記録できる点はかなり便利です。
運動後にアプリ上で記録を確認したところ、実際に歩いたルートがかなり正確に残っており、日常的なウォーキングやランニングの記録用としては十分に実用的な位置測位精度だと感じました。
また、内蔵するデュアルライトPPGセンサーにより、心拍数やペース、移動距離、消費カロリーなどの詳細なデータも確認できます。単なる歩数計ではなく、運動後に「どのくらい動けたのか」を振り返れるため、軽いトレーニング管理用のデバイスとしても活用しやすいでしょう。
スマートウォッチほど大きな端末は身に着けたくないけれど、運動記録はしっかり残したいという人には、かなり相性の良い一台だと思います。
24時間365日の健康モニタリング機能
健康モニタリング機能も充実しており、睡眠・心拍数・血中酸素飽和濃度などの数値を24時間記録(トラッキング)し、データとして可視化・保存しておくことができます。
注意
本製品の測定値は医療目的ではなく、体調管理の目安として活用するものです。体調に不安がある場合は医療機関に相談してください。
スマートバンドを手首に装着しているだけで、各パラメータをリアルタイムに計測できます。
健康状態が可視化されることで、日々の健康習慣を見直すきっかけにもなります。
Xiaomi Smart Band 10 Proのバッテリー持ちを実機検証
Xiaomi Smart Band 10 Proは350mAhの大容量バッテリーを備えており、公称値では、軽負荷使用で最大約21日間持続可能です。
この記事を執筆している時点で、Xiaomi Smart Band 10 Proを満充電状態から7日間連続で使用していますが、まだ60%のバッテリー残量がありました(常時表示オフ・画面明るさ60%程度・毎日運動計測)。
よほどヘビー利用しなければ、2週間以上は使い続けられるバッテリー持ちです。頻繁にバッテリー残量を気にしなくて済む点は嬉しいですね。
なお充電速度も素早く、1時間ほどケーブルに繋いでおけば、満充電を完了できました。バッテリー持ち・充電頻度の両面でストレスを感じづらいのも、本機の大きなメリットの一つです。
『Xiaomi Smart Band 10 Pro』のメリット・デメリット
『Xiaomi Smart Band 10 Pro』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 普段使いしやすいデザイン
- 見やすい1.74インチAMOLEDディスプレイ
- 実測約37.4gと軽く、快適な装着感
- 独立GNSS対応
- 150種類以上のスポーツモードに対応
- 心拍数・血中酸素・睡眠・ストレスなど、健康管理機能が充実
- 最大約21日間持続可能なバッテリー
- 5ATM防水対応
デメリット
- スマートウォッチほどの拡張性やアプリ自由度はない
- 健康データはあくまで目安
- 通話機能は非対応
- 前モデルから劇的な進化はない
よくある質問(FAQ)



総評:スマートバンドとしてかなり完成度の高い一台
『Xiaomi Smart Band 10 Pro』は、スマートバンドとしてかなり完成度の高い一台でした。
特に魅力的に感じたのが、屋外でも見やすい高輝度ディスプレイと、軽くて邪魔になりにくい装着感です。実測約37.4gと軽いため、長時間着けていても負担を感じにくく、普段使いから運動中まで使える点は好印象でした。
さらに、独立GNSSに対応しているため、スマホを持たずにウォーキングやランニングのルートを記録できるのも便利。実際のルート記録精度も十分実用的で、日々の運動管理用としてはかなり頼れると感じました。
一方で、前モデルから劇的に変わったかと言われると、そこまで大きな変化ではありません。進化点はディスプレイ輝度や健康管理、睡眠分析まわりが中心で、すでにSmart Band 9 Proを使っている人にとっては、買い替えの決め手がやや弱いかもしれません。
とはいえ、これからスマートバンドを購入する人や、軽量なデバイスで健康管理・睡眠記録・運動ログをまとめて扱いたい人には、十分おすすめできるモデルです。
スマートウォッチほど大きな端末は必要ないけれど、日々の体調や運動量はしっかり可視化・記録したい。そんな人には選択肢の一つとしておすすめできます。
◎おすすめできる人
- 軽くて邪魔になりにくいスマートバンドを日常的に使いたい人
- スマホなしでウォーキングやランニングのルートを記録したい人
- 睡眠・心拍数・血中酸素などを手軽にチェックしたい人
▲おすすめできない人
- 9 Proから劇的な進化を期待して買い替えたい人
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