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GEEKOM A9 MAX 2026 実機レビュー | Ryzen AI 9 HX 470搭載の高性能ミニPCを実機検証

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デスク上で稼働しているGEEKOM A9 MAX 2026

ミニPCブランド「GEEKOM(ギコム)」(台湾)から、AMD Ryzen AI 9 HX 470を搭載したハイエンド志向のミニPC『GEEKOM A9 MAX 2026』が登場しました。

通常価格は税込269,900円です。

本製品はコンパクトな筐体ながら、AI処理に対応するNPUやRadeon 890Mグラフィックスを備えており、普段使いはもちろん、画像編集、動画編集、AI関連作業、軽めのPCゲームまで幅広く対応できる性能を実現しています。

また、最大4画面出力・8K出力対応、USB4、デュアル2.5GbE LAN、Wi-Fi 7など、接続性も非常に充実。一般的なデスクトップPCに近い拡張性や作業環境を、省スペースで実現したい方にうってつけの高性能モデルとなっています。

GEEKOM A9 MAX 2026を手で掴んでいる
GEEKOM A9 MAX 2026でフォートナイトをプレイしている

先に結論 | A9 MAX 2026はこんな製品

  • 強みRyzen AI 9 HX 470とRadeon 890Mにより、ミニPCとしては非常に高い処理性能・AI性能・グラフィックス性能を備えている
  • 弱み高性能モデルゆえに価格は高めで、用途によってはオーバースペックに感じる可能性がある
  • 向く人省スペースで、AI作業・動画編集・マルチディスプレイ環境・軽めのゲーミングまで1台でこなしたい人

今回、メーカーより本製品(32GB+2TBモデル)を提供していただきました。本記事では『GEEKOM A9 MAX 2026』について、外観・インターフェース・実際の使用感などを実機検証し、どのような人に向くモデルかを詳しくレビューします。

『GEEKOM A9 MAX 2026』のスペック・仕様表

GEEKOM A9 MAX 2026

製品名 GEEKOM A9 MAX 2026
OS Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen AI 9 HX 470
CPU構成 12コア / 24スレッド、最大5.2GHz
AI処理性能 最大80 TOPS前後(NPU最大50 TOPS)
GPU AMD Radeon 890M Graphics
メモリ 32GB DDR5 5600MHz SODIMM
メモリ拡張 最大128GBまで拡張可能
ストレージ 2TB NVMe SSD
ストレージ拡張 最大16TBまで拡張可能(M.2 2230 PCIe 4.0 x4 NVMe SSDスロット、M.2 2280 PCIe 4.0 x4 NVMe SSDスロット搭載)
映像出力 HDMI 2.1×2、USB4 Type-C×2
最大画面出力 最大4画面出力、8K解像度対応
有線LAN 2.5GbE LANポート×2
無線通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
前面ポート USB 3.2 Gen 2 Type-A×4、3.5mmヘッドホンジャック×1、電源ボタン×1
側面ポート SDカード4.0スロット×1、ケンジントンロック×1
背面ポート USB4 Type-C×2、HDMI 2.1×2、2.5GbE LAN×2、USB 3.2 Gen 2 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×1、DC入力×1
外部GPU USB4経由で外付けグラフィックスドックに対応
冷却システム IceBlast冷却システム
本体サイズ 約135×132×46.9mm
本体重量 約688g(実測値)
本体素材 全金属ボディ
付属機能 VESAマウント対応
続きを見る

※参照元:GEEKOM公式サイト(A9 MAX 2026 製品ページ)

実機で確認したバージョン情報は以下の通りです。

実機で確認したバージョン情報

なお、「slmgr -dli」や「slmgr -dlv」コマンドで確認したところ、Windowsはリテールライセンスとして正規に認証されていました。格安ミニPCで見られる期限付き認証やボリュームライセンスではない点は安心です。

GEEKOM A9 MAX 2026のライセンス確認画面

『GEEKOM A9 MAX 2026』のパッケージ内容

箱を開けると、ミニPCが緩衝材に囲われて頑丈に梱包されています。

GEEKOM A9 MAX 2026の外箱
GEEKOM A9 MAX 2026の箱を開けた

HDMIケーブルに加え、VESAマウント金具&ネジも付属。モニター裏などへ取り付けることで、よりスペースを節約できます。

GEEKOM A9 MAX 2026のパッケージ付属品一式

内容物一覧

  • GEEKOM A9 MAX 2026 本体
  • 電源アダプタ
  • 電源コード
  • HDMIケーブル
  • VESAマウント金具&ネジ一式
  • ユーザーマニュアル

VESAマウント金具&ネジが付属しており、モニター裏に取り付けることで、デスク周りをさらに省スペース化できます。また、電源アダプタもそこまで邪魔にならないサイズ感です。

GEEKOM A9 MAX 2026のVESAマウント&金具
GEEKOM A9 MAX 2026の電源アダプタを手に持っている

『GEEKOM A9 MAX 2026』の本体外観

『GEEKOM A9 MAX 2026』の本体サイズは、約135×132×46.9mmと非常にコンパクト。全体的にシルバーを基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザインで、デスク上に設置しても悪目立ちすることはありません。

『GEEKOM A9 MAX 2026』の本体外観

サラサラとした手触りで、見た目・質感ともに上質さがあり、インテリア性も高いと感じます。指紋や皮脂汚れも目立ちづらく、清潔感を保ったまま使いやすい点も好印象。

GEEKOM A9 MAX 2026の天板光沢

▼筐体外観(360度)

手のひらに載せられるほどのサイズ感で携行性は良好。カバンなどに入れて外出先へ気軽に持ち運ぶことも可能です。

GEEKOM A9 MAX 2026を手で掴んでいる
GEEKOM A9 MAX 2026を手に載せている

底部の四隅にはゴム脚が備わっているほか、換気用の穴が空いています。また、VESAマウント金具を取り付けるための穴も用意されています。

GEEKOM A9 MAX 2026の底部

本体重量は実測で約688gと、最近のミニPCの中ではやや重量感のある部類ですが、極端に重く感じるレベルでもありません。

GEEKOM A9 MAX 2026を計量している

小型デザインのおかげで、実際にデスク上に設置してもスペースを取らず、邪魔には感じません。装飾を抑えたスタイリッシュな外観で、悪目立ちしづらい点も魅力です。

GEEKOM A9 MAX 2026がデスク上に設置されている
デスク上で稼働しているGEEKOM A9 MAX 2026

スマホと並べると、ミニPCの小ささが際立ちます。

GEEKOM A9 MAX 2026とスマホを並べている

インターフェース構成

『GEEKOM A9 MAX 2026』のインターフェースについて見ていきます。

正面にはUSB 3.2 Gen 2 Type-A×4、3.5mmヘッドホンジャック×1、電源ボタン×1が用意。

GEEKOM A9 MAX 2026の正面インターフェース

側面にはSDカードスロットと、ケンジントンロック穴が設けられています。

GEEKOM A9 MAX 2026のSDカードスロット
GEEKOM A9 MAX 2026のケンジントンロック穴

そして背面には、USB4 Type-C×2、HDMI 2.1×2、2.5GbE LAN×2、USB 3.2 Gen 2 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×1、DC入力×1が用意。

GEEKOM A9 MAX 2026の背面インターフェース

限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっています。

HDMI 2.1×2 と USB4 Type-C×2 を併用することで、最大4画面同時出力が可能です。

『GEEKOM A9 MAX 2026』の拡張性

本機は最大128GBまでのメモリ拡張、および最大16TBまでのストレージ増設をサポートしています。ただし、拡張スロットにアクセスしづらい点がネック。

ミニPCの底部のゴム脚を強く引っ張って外すと、ネジが現れるのでドライバーを使って外していきます。

GEEKOM A9 MAX 2026のゴム脚を外した
GEEKOM A9 MAX 2026の底部ネジを外している

そして、内部金属プレートの四隅のネジもドライバーで取り外します。このとき、基板からの配線が内部の金属プレートに繋がっており、外す際に力を入れ過ぎると線が抜けてしまうので注意が必要です。

GEEKOM A9 MAX 2026内部の配線
GEEKOM A9 MAX 2026内部のネジをドライバーで外している

配線を外さないよう注意しながら金属プレートを外すと、内部基板および拡張スロットにアクセスできます。

GEEKOM A9 MAX 2026の内部基板

なお、本機(2TBモデル)の内蔵ストレージは、初期状態で1.78TB分が使用可能領域となっていました。

GEEKOM A9 MAX 2026のストレージ初期状態

『GEEKOM A9 MAX 2026』のベンチマークテスト結果

本機で各種ベンチマークテストを行った結果を紹介していきます。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果▼Windowsエクスペリエンスインデックスの実測結果

項目 スコア
プロセッサ 9.5
メモリ(RAM) 9.5
グラフィックス 8.1
ゲーム用グラフィックス 未計測
プライマリディスク 9.2

TikGadget編集部
CPU性能・メモリ性能・ストレージ速度のいずれもハイエンドミニPCらしい結果となりました。グラフィックスは8.1と他項目よりは控えめですが、内蔵GPUとしては十分に高水準で、日常作業やクリエイティブ用途、軽めのゲームであれば快適にこなせる性能が期待できます。

CrystalDiskMarkの結果

CrystalDiskMarkの結果▼CrystalDiskMarkの実測結果

項目 Read(MB/s) Write(MB/s)
SEQ1M Q8T1 6169.10 5514.77
SEQ1M Q1T1 4980.80 5124.50
RND4K Q32T1 549.42 486.37
RND4K Q1T1 63.02 164.70

TikGadget編集部
CrystalDiskMarkでは、シーケンシャルリードが約6,169MB/s、ライトが約5,515MB/sを記録しており、PCIe 4.0 NVMe SSDらしい非常に高速な結果となりました。大容量ファイルのコピーやアプリの起動、動画編集素材の読み込みなども快適にこなせる速度です。ランダムアクセス性能も十分高く、OS全体のレスポンスや日常的な操作感にも良い影響が期待できます。

PCMark 10の結果

PCMark 10の結果▼PCMark 10の実測結果

項目 スコア
総合スコア 8660
Essentials 10037
Productivity 16097
Digital Content Creation 10908

TikGadget編集部
PCMark 10では総合スコアが8,660を記録しており、ミニPCとしては非常に高いパフォーマンスを確認できました。特にProductivityは16,097と突出しており、Web閲覧、Office作業、資料作成、マルチタスクといった日常・ビジネス用途ではかなり余裕があります。Digital Content Creationも10,908と高く、画像編集や軽めの動画編集など、クリエイティブ用途でも十分に実用的な性能を備えている印象です。

Cinebench R23の結果

Cinebench R23の結果▼Cinebench R23の実測結果

項目 スコア
CPU(マルチコア) 21700
CPU(シングルコア) 2068
MP Ratio 10.49 x

TikGadget編集部
マルチコアスコアが21,700、シングルコアスコアが2,068を記録しました。ミニPCとしてはかなり高い結果で、特にCPU負荷の高い作業でもしっかり性能を発揮できている印象です。シングル性能も高いため、普段の操作レスポンスやアプリの起動も軽快で、動画編集や画像処理、マルチタスク用途でも余裕を感じられるスコアと言えます。

Geekbench AIの結果

Geekbench AIの結果(Backend: CPU)
Geekbench AIの結果(Backend: DirectML)

▼Geekbench AIの結果

テスト対象 Backend Single Precision Half Precision Quantized
CPU CPU 3277 1691 6915
Radeon 890M Graphics DirectML 5183 10069 3773

TikGadget編集部
特にGPU利用時のHalf Precision性能の高さが目立つ結果となりました。AI対応アプリや画像処理系AIなど、GPUを活用できる場面では高い処理性能を期待できます。ただし、今回の結果はNPU単体の性能を直接示すものではないため、あくまで本機全体のAI関連性能を測る目安として見るのが良いでしょう。

3DMarkの結果

3DMarkの各テスト結果を紹介していきます。

Time Spy & Night Raid

Time Spyの結果
Night Raidの結果

テスト 総合 グラフィックス CPU
Time Spy 2280 2020 8439
Night Raid 19642 20445 16067

TikGadget編集部
3DMarkでは、Time Spyの総合スコアが2,280、Night Raidの総合スコアが19,642という結果でした。CPUスコアはどちらも高く、Ryzen AI 9 HX 470の処理性能の高さがよく表れています。一方、グラフィックス性能は内蔵GPUとしてはかなり優秀ですが、本格的なゲーミングPCや外部GPU搭載機と比べると控えめです。軽めのPCゲームや画質設定を調整したフルHDゲーム、動画編集・画像編集用途であれば十分実用的な性能と言えます。

Fire Strike

Fire Strikeの結果▼Fire Strikeのスコア結果

項目 スコア
総合スコア 4879
グラフィックススコア 5249
物理スコア 30845

TikGadget編集部
物理スコアは非常に高く、Ryzen AI 9 HX 470のCPU性能の高さがしっかり表れています。一方で、グラフィックス性能は内蔵GPUとしては優秀な部類ですが、重量級3Dゲームを高画質で快適に遊ぶにはやや厳しめです。フルHD解像度で画質設定を調整すれば、軽めのゲームやeスポーツ系タイトルは十分狙える性能だと感じます。

CPUプロファイル

CPUプロファイルの結果

▼CPUプロファイルの実測結果

項目 スコ
最大スレッド数 9761
16スレッド 9127
8スレッド 6876
4スレッド 3852
2スレッド 2079
1スレッド 1173

TikGadget編集部
マルチスレッド性能の高さがよく表れています。8スレッド以下でもスコアの伸びは良好で、動画編集やエンコード、複数アプリを同時に動かすような場面でも余裕を感じられる結果です。1スレッド性能も1,173と高く、普段の操作レスポンスやアプリ起動の速さにも期待できます。

Storage Benchmark

Storage Benchmarkの結果▼Storage Benchmarkの実測結果

Storage Benchmark 結果
総合スコア 1831
各テスト項目の詳細
テスト内容 帯域幅(MB/s) アクセス時間(μs)
Battlefield Vを読み込む 887.41 85
Call of Duty: Black Opsを読み込む 550.72 118
Overwatchを読み込む 334.85 70
ゲームをインストール 150.55 88
ゲームを録画 55.11 153
ゲームを保存 111.35 68
ゲームを移動 1965.73 136

TikGadget編集部
ストレージ性能も十分に高い結果となりました。ゲームの読み込み速度も全体的に良好で、アプリ起動やデータ読み込み時の待ち時間は少なめです。一方で、ゲーム録画時の帯域幅は55.11MB/sと控えめなため、録画・配信用途では設定や保存先に注意したいところです。

Steel Nomad Lightのストレステスト

Steel Nomad Lightのストレステスト結果▼Steel Nomad Lightストレステストの実測結果

項目 結果
フレーム率の安定性 99.5
最高ループのスコア 2052
最低ループのスコア 2041
ループ回数 20

TikGadget編集部
フレーム率の安定性が99.5%と非常に高く、20ループを通してスコアの落ち込みもほとんど見られませんでした。最高ループ2,052、最低ループ2,041と差が小さいことから、高負荷が続く場面でも性能を安定して維持できている印象です。冷却性能や電力制御はかなり優秀で、長時間の作業やゲームでもパフォーマンス低下を感じにくいミニPCと言えます。

他のミニPCと比較したい方へ

本機のベンチマークスコアがどの程度の位置にあるのか気になる方は、実機レビュー機をまとめた比較一覧ページも参考にしてみてください。PCMark・3DMark・SSD速度・用途別評価を一覧で確認できます。

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【2026年最新】ミニPC 性能比較一覧|実機レビュー機のベンチマークまとめ

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一般的なPC作業は非常に快適

GEEKOM A9 MAX 2026をモニターに繋いでいる

本機でウェブサイトを閲覧したり、動画を視聴して、普段使いの快適さを検証しました。

なお、レビュー時にはウルトラワイドモニターに接続し、3440×1440解像度・100Hzで出力しています。

まずはウェブサイト閲覧時について。

GEEKOM A9 MAX 2026でウェブサイトを閲覧している

画像の多いサイトから、スクリプトを多用したサイトまで閲覧してみましたが、どのサイトでもページ遷移・読み込みはスムーズであり、終始快適に閲覧することができました。

一般的なウェブサイト閲覧において、ストレスを感じることはありません。

続いて、YouTubeやNetflixなどで動画を視聴してみました。

GEEKOM A9 MAX 2026で動画を再生している
GEEKOM A9 MAX 2026でゲームトレーラーを再生している

4K画質で動画を再生しましたが、カクつきが生じたり、動画が途中でストップしてしまうことはなく、快適に視聴できました。

そして表計算ツール等を用いたオフィス作業について。

GEEKOM A9 MAX 2026で表計算ツールを使用している

WordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリの動作も軽快で、資料作成や表計算、スライド編集がストレスなく行えました。

仕事用ツールとウェブブラウザを同時に立ち上げても、軽めの作業であれば大きな処理落ちは感じませんでした。文書作成や表計算、Web会議といった一般的なビジネス用途なら十分活用できます。

GEEKOM A9 MAX 2026で2アプリを同時使用している様子

なお、3画面同時出力の場合でも、処理パフォーマンスの低下は感じられませんでした。

GEEKOM A9 MAX 2026で3画面同時出力している

総じて、日常的な利用シーンでの使用感は快適で、性能不足を感じる場面はありませんでした。

軽めのPCゲームであれば設定次第でプレイ可能

本機は内蔵GPUに「AMD Radeon 890M」を採用しており、AAA級の重量級タイトルを快適に遊ぶのは難しいものの、軽めのPCゲームであれば設定次第でスムーズに楽しめる性能を備えています。

DQ10のベンチマークテスト結果

DQ10のベンチマークテスト結果の結果

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 最高品質
  • フルスクリーン

ドラゴンクエストX (DQ10)でベンチマークテストを行った結果、"FHDフルスクリーン×最高品質" で 「すごく快適」という結果が得られました。

MMORPG系でも、DQ10のようなライトタイトルであれば、最高品質でも快適に遊べることが分かります。

FF14のベンチマークテスト結果

FF14のベンチマークテスト結果(標準品質)
FF14のベンチマークテスト結果(高品質)

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質(デスクトップ) / 高品質(デスクトップ)
  • ウィンドウモード

画質を "標準" と "高品質" の両方で実行してみましたが、それでも「設定変更を推奨」という結果に。さすがにFF14クラスのMMORPGを高めの画質設定で快適に遊ぶには、やや厳しい印象です。

フォートナイトを実際にプレイしてみた

GEEKOM A9 MAX 2026でフォートナイトをプレイしている

本機のゲーミング性能を確認するため、実際にフォートナイトをプレイしてみました。なお、初起動時のパフォーマンス自動設定では、中画質設定となりました。

序盤のプレイヤーが密集する場面では一時的にフレームレートが多少落ちることがありましたが、試合中は概ね30fps~40fps前後を維持できていました。

▼フォートナイトをプレイする様子(中画質設定時)

描画は安定しており、操作レスポンスも良好。たまにフレームレート低下を感じることはあるものの、画質設定を "中" 以下に調整すれば、フォートナイトも実用的なレベルでプレイ可能であることが確認できました。

優れた静音性&放熱性能

各種ベンチマークテストおよびストレステストを実行した後に、HWMonitorで筐体の発熱を確認してみました。

▼計測値(室温26℃、Cinebenchやストレステストなど実行後)

HWMonitorの計測値(室温26℃、Cinebenchやストレステストなど実行後)

Cinebenchや各種ストレステストを実行した後でも、CPU Packageは最大46.6℃、CPU Coresは最大42.9℃に収まっていました。AMD Radeon 890M GraphicsもGPU最大39.0℃、SoC最大42.0℃と低めで、高負荷テスト後としてはかなり余裕のある温度です。

SSDの一部センサーでは58℃を示していましたが、全体としては発熱がよく抑えられており、冷却性能は非常に優秀だと感じました。

高負荷稼働後の筐体に触れても、ほのかに温かさを感じる程度です。

高負荷稼働後の筐体に触れている

静音性も非常に優秀で、5時間連続稼働後でもファン音はかなり控えめです。ベンチマークテスト実行時など高負荷状態でこそファンの回転音が若干大きくなることはあるものの、その後はすぐ静音状態に戻ります。

実際に騒音計を用いてミニPCの至近距離で測定してみたところ、通常時はおおむね40dB前後、ベンチマークテスト中などの高負荷時でも47dB前後に収まっていました。高性能CPUを搭載したミニPCとしては、かなり静かな部類と言えるでしょう。

低負荷時のPC稼働音
高負荷時のPC稼働音

オフィス作業や動画視聴時などの通常使用時であれば、耳を近づけてもほとんど気にならないレベルでした。

総じて、性能をしっかり引き出しつつ発熱抑制&静音性も両立しており、デスク上や作業環境でも扱いやすいミニPCと言えます。

『GEEKOM A9 MAX 2026』のメリット・デメリット

GEEKOM A9 MAX 2026

『GEEKOM A9 MAX 2026』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • スタイリッシュで高級感のある筐体外観
  • 悪目立ちしづらく、スペースを取らないサイズ感
  • 充実のインターフェース構成
  • 最大4画面出力に対応
  • SSDの読み書き速度が速い
  • 画像編集や動画編集、軽めのPCゲームまで幅広く対応可能
  • 優れた静音性と冷却性能
  • NPUを搭載しているため、AI関連作業にも活用しやすい

デメリット

  • 通常価格が高めで、Web閲覧やOffice作業が中心の人にはオーバースペックに感じる可能性がある
  • 高負荷3Dゲームを高画質で快適に遊ぶ用途には向いていない
  • 拡張スロットにアクセスしづらい
  • 最近のミニPCとしてはやや重量感がある

よくある質問(FAQ)

読者さん
QGEEKOM A9 MAX 2026は普段使いでも快適に使えますか?

Aはい。Web閲覧、動画視聴、Office作業、マルチタスクはいずれも非常に快適です。Ryzen AI 9 HX 470と32GBメモリを搭載しているため、一般的なPC作業で性能不足を感じる場面はほとんどありません。
TikGadget編集部

読者さん
QGEEKOM A9 MAX 2026でゲームは遊べますか?

A軽めのPCゲームやeスポーツ系タイトルであれば、画質設定を調整することで十分プレイ可能です。ただし、内蔵GPU搭載機のため、重量級3Dゲームを高画質で快適に遊びたい場合は、外部GPU搭載PCやゲーミングPCの方が適しています。
TikGadget編集部

読者さん
QGEEKOM A9 MAX 2026はAI用途にも使えますか?

Aはい。Ryzen AI 9 HX 470はNPUを内蔵しており、AI処理性能も備えています。画像生成やローカルAI、大規模なAI開発を本格的に行う用途では外部GPU搭載PCに分がありますが、AI対応アプリの活用や軽めのAI関連作業、今後のAI機能を見据えたPCとしては十分魅力的な構成です。
TikGadget編集部

総評:高性能と省スペース性を両立したハイエンドミニPC

デスク上で稼働しているGEEKOM A9 MAX 2026

GEEKOM A9 MAX 2026は、ミニPCとは思えないほど高い処理性能と、豊富なインターフェースを備えたハイエンドモデルでした。

実際に使ってみると、Web閲覧や動画視聴、Office作業はもちろん、画像編集や軽めの動画編集、マルチディスプレイ環境でも動作は非常に快適でした。Radeon 890Mを搭載しているため、設定を調整すれば軽めのPCゲームも十分楽しめます

また、USB4やデュアル2.5GbE LAN、Wi-Fi 7、最大4画面出力に対応している点も魅力。省スペースながらデスクトップPCに近い使い方ができるのは大きな強みです。NPU内蔵で、AI対応アプリの活用を見据えたPCとしても、将来性のある構成だと感じました。

一方で、価格は高めなので、Web閲覧やOffice作業だけが目的であれば明らかにオーバースペックです。また、内蔵GPUとしては優秀ですが、高負荷3Dゲームを高画質で快適に遊ぶ用途には向いていません。

総じて本機は、コンパクトな筐体で高性能な作業環境を作りたい人に向いたミニPCです。省スペース性、処理性能、接続性のすべてを重視したい方にとって、非常に満足度の高い一台だと感じました。

◎おすすめできる人

  • 省スペースでも高性能なPCを使いたい人
  • Web閲覧、Office作業、画像編集、動画編集、AI対応アプリまで幅広くこなしたい人
  • USB4、デュアル2.5GbE LAN、最大4画面出力など、接続性や拡張性を重視する人

▲おすすめできない人

  • Web閲覧やOffice作業など、軽い用途が中心の人
  • 重量級3Dゲームを高画質で快適に遊びたい人
  • 価格の安さを最優先したい人

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この記事を書いた人

レイ

著者:

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。TikGadgetの管理・運営者。理工学修士。元大手デベロッパー勤務。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットを実機レビューしています。スペック比較やベンチマーク、使用感まで含めて、電子機器や家電を分かりやすく丁寧に紹介します。