アウトドアガジェットメーカーのBougeRVは、冷蔵・冷凍を同時に行える2室独立タイプの車載ポータブル冷蔵庫『BougeRV CRD2 V2.0』を販売しています。
通常価格は40Lモデルが税込47,980円、49Lモデルが税込51,980円です。ただし、期間限定キャンペーン中は、いずれも3万円台で購入できる場合もあります。
本製品は、2025年発売の「BougeRV CRD2」が備えていた2室独立構造や優れた運搬性能を継承しつつ、リン酸鉄バッテリーへの対応、稼働時間の延長、静音性や操作性の向上を図った改良モデルとなっています。
左右の庫内温度をそれぞれ-20~20℃の範囲で設定でき、飲み物を冷やしながら、肉や冷凍食品、アイスなどを凍った状態で保管できます。
先に結論 | BougeRV CRD2 V2.0はこんな製品
- 強み2室の温度を個別に設定でき、冷蔵と冷凍を同時に行える
- 弱み本体が大きく、20kgを超えるため持ち上げて運ぶのは大変
- 向く人キャンプや車中泊で大容量の冷蔵・冷凍スペースを確保したい人
今回、メーカーより本製品(49L・ハンドル&キャスター付き)を提供していただきました。
本記事では『BougeRV CRD2 V2.0』について、外観・インターフェース・実際の使用感などを実機検証し、どのような人に向くモデルかを詳しくレビューします。
『BougeRV CRD2 V2.0』のセール・割引情報

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『BougeRV CRD2 V2.0』のスペック・仕様表
| 製品名 | BougeRV CRD2 V2.0 49L | BougeRV CRD2 V2.0 40L |
| 型番 | CRD2 V2.0 49L(バッテリーなし) | CRD2 V2.0 40L(バッテリーなし) |
| 容量 | 49L | 40L |
| 総重量 | 約23.5kg | 約22.6kg |
| 外形寸法 | 約72.9×46.1×49.8cm | 約72.9×46.1×43.8cm |
| 庫内サイズ | S室:約19×31.1×18.1cm L室:約31.2×31.8×38.4cm |
S室:約19.2×31.1×12.1cm L室:約31.4×31.8×32.4cm |
| 温度設定範囲 | -20~20℃ | -20~20℃ |
| 定格消費電力 | 60W | 60W |
| 騒音レベル | 35dB以下 | 35dB以下 |
| 冷媒 | R600a | R600a |
| 定格電圧 | DC 12V/24V AC 100~240V(50Hz/60Hz) |
DC 12V/24V AC 100~240V(50Hz/60Hz) |
| アプリ操作 | BougeRVアプリ対応 | BougeRVアプリ対応 |
| 同梱品 | ポータブル冷蔵庫×1 100~240V ACアダプター×1 AC電源コード×1 庫内バスケット×2 12/24V DC電源コード×1 取扱説明書×1 |
ポータブル冷蔵庫×1 100~240V ACアダプター×1 AC電源コード×1 庫内バスケット×2 12/24V DC電源コード×1 取扱説明書×1 |
※参照元:BougeRV公式サイト(CRD2 V2.0 商品ページ)
2025年モデルから何が変わった?CRD2 V2.0の進化点
2025年発売の「BougeRV CRD2」と、今回レビューする2026年発売の「CRD2 V2.0」とのスペック比較(49Lモデル)は以下の通りです。
2025年モデルと2026年モデルについて、大きく変わったのが、内蔵できる専用バッテリーです。従来の173Wh三元系リチウムイオンバッテリーから、240Whのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーへ変更。49Lモデルの連続稼働時間は、最長約8.5時間から最長約18時間へと大幅に延びています。電源を確保しづらいキャンプ場や、停電時の備えとしても、従来モデル以上に使いやすくなりました。
また、公称騒音値は45dB以下から35dB以下へ低減。2室の温度設定も、従来の4通りから、片方の庫内だけを停止する設定を含む8通りまで増えています。専用アプリでは温度やバッテリー残量の確認に加え、タイマーや操作音なども設定できるようになりました。
一方、49Lモデルの本体重量は約20.5kgから約23.5kgへ増加しています。持ち上げる際の負担は従来モデルより大きくなったものの、コードレスでの長時間運転や静音性を重視する場合は、V2.0の進化を実感しやすいでしょう。
▼2025年モデルの実機レビューはこちら
『BougeRV CRD2 V2.0』のパッケージ内容
ポータブル冷蔵庫自体が大きいので、外箱もかなり大きめのサイズで届きました。総重量も20kgを超えるので、2人以上での搬入をおすすめします。
冷蔵庫本体に加え、ケーブル類やユーザーマニュアルが付属します。
内容物一覧
- BougeRV CRD2 V2.0 本体
- ユーザーマニュアル
- 12/24Vシガーソケットケーブル
- 電源ケーブル
- 電源アダプター
ユーザーマニュアルは日本語にも対応しているので安心。
電源アダプターはやや大きめのサイズ。12/24Vシガーソケットケーブルが付属しており、車のシガーソケットからの給電も可能です。
『BougeRV CRD2 V2.0』の本体外観
BougeRV CRD2 V2.0(49Lモデル)の本体サイズは、外寸で約72.9×46.1×49.8cm。全体的に黒色を基調としたデザインで、実際に設置してみると、49Lモデルらしくかなりの大きさで、しっかりとした存在感があります。
本体の両側面には伸縮ハンドルのロック機構が用意されており、必要な時だけハンドルを伸長できます。また、後方下部にはキャスターが備わっています。
後方には操作ボタンおよび液晶パネルが用意されており、本体の温度管理やモード変更などの操作を行うことができます。また、下部には電源ポートが用意されています。
液晶パネルの左側には栓抜きが用意。瓶ビールなどの栓を抜く際に役立ちます。
上部には六角形の窪みがいくつか設けられており、簡易的なドリンクホルダーとしても利用できるようになっています。
そして上部のフタを開けると、冷蔵庫内が現れます。
庫内は2つの空間が独立しており、合計49Lの大容量。355ml缶を約72本、500mlペットボトルを約39本、2Lペットボトルを約13本も収納できます。
それぞれの庫内にはバスケットが内蔵されており、収納した飲食物ごと取り出すことが可能です。
各庫内にはLEDライトが備わっており、本体の電源が入った状態でフタを開けると自動で点灯します。暗い場所でも庫内を確認しやすくなっています。
大きい方の庫内底部には、結露水を取り除くための排水栓が用意。筐体底部の穴から排水できます。
このように、一見シンプルな外観に、必要な機能が集約された設計となっています。扱い方自体は簡単なため、この手のデバイスに初めて触れる方でも、迷うことなく扱えると思います。
重量級だけど、ハンドル&車輪付きでラクラク移動可能
本体重量(バッテリー非装着時)は、実測で約20.3kg。両側面に取っ手が用意されているものの、重量はしっかりあるため、そのまま持ち上げて運びやすい製品ではありません。
重心は写真右側(コンプレッサー室側)に寄っており、空の状態で両手で持ち上げると、やや重みの偏りを感じます。大きい方の冷蔵庫内に飲み物や食材を入れた際に、ある程度バランスが取れる設計になっているようです。
しかし、運搬面における大きな特徴である「ハンドル&キャスター」を利用すれば、よりスムーズに移動させることができます。
本体前方の伸縮式ハンドルを延ばして本体を傾ければ、スーツケースのような感覚で引いて移動できます。前述したように、重量のあるコンプレッサー部分が車輪側に配置されているため、重心も車輪側に寄っており、ハンドル側を比較的軽い力で持ち上げられます。
車輪の転がりも滑らかで、20kgを超える本体とは思えないほどスムーズに移動させることができました。
▼BougeRV CRD2 V2.0を移動させる様子
キャンプなどのアウトドアで本体を移動させる機会が多い人にとって、非常に重宝する機能だと感じました。
専用バッテリー対応で、電源のない場所でも冷却可能
BougeRV CRD2 V2.0の後方下部には、バッテリー収納部が設けられています。フタにはゴムキャップが備わっており、バッテリーを内蔵した状態でも、バッテリー上部のポートにアクセスしやすくなっています。
バッテリー収納部に、別売りの240Whバッテリー「BougeRV B240」を装着することで、外部電源を確保できない屋外でも、冷蔵庫を使用できるようになります。
▼専用の240Whバッテリー「BougeRV B240」
専用バッテリーをBougeRV CRD2 V2.0に装着し、外部電源を接続すれば、充電しながら冷蔵庫を使用することも可能です。また、バッテリー本体に備わった入出力ポートを使って、外部機器へ直接給電したり、バッテリー自体を直接充電できます。
なお、バッテリー本体の重量は実測で約2,154gあるので、取り付けた際の総重量は約22.5kgとなり、体感的にもズッシリ感がやや増します。
キャンプなどのアウトドアでBougeRV CRD2 V2.0を使う場合は、専用バッテリーもあわせて用意しておくと安心です。
『BougeRV CRD2 V2.0』の使い方はとても簡単
本機の扱い方は非常に簡単です。
まず、コンセントや車載シガーソケット経由で、冷蔵庫に電源を供給します。
そして電源ボタンを押すとスクリーンが点灯し、冷却が開始。スクリーンにはそれぞれの庫内温度や電源供給状況、稼働モードなどが表示されます。
+(プラス)、-(マイナス)ボタンを押すことで、2つの庫内温度をそれぞれ-20℃~20℃の範囲で調節可能。
また、歯車アイコンボタンを押すと、運転モードを ECOモード(低出力・低消費電力) ⇔ MAXモード (高出力・高消費電力) の2種類で切り替えることができます。
MAXモードは素早く冷却したい場合に適していますが、そのぶん電力を消耗します。バッテリー駆動させている場合や、急速冷却後に庫内温度を一定に保ちたい場合には「ECOモード」を選択するとよいでしょう。
アプリ連携で遠隔操作が可能
公式アプリをインストールすることで、アプリ経由での遠隔操作が可能となります。
▼公式無料アプリ(iOS・Android対応)
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BougeRV CRD2 V2.0とアプリを連携すると、アプリから電源のオン/オフを切り替えたり、庫内温度を確認できるほか、各種設定を変更できます。
▼片方の庫内だけをOFFにすることも可能
このうち、特に「バッテリー保護」は、車のバッテリー上がりを防ぐための重要な機能です。2025年にリリースされたBougeRV CRD2では本体のボタン操作で保護モードを変更できましたが、本機ではアプリからのみ変更できます。
▼バッテリー保護モード別のコンプレッサー停止・再始動電圧
| モード / 入力 | DC 12V | DC 24V | ||
| コンプレッサー オフ |
コンプレッサー オン |
コンプレッサー オフ |
コンプレッサー オン |
|
| L(低) | 9.6V | 10.9V | 21.3V | 22.7V |
| M(中) | 10.1V | 11.4V | 22.3V | 23.7V |
| H(高) | 11.1V | 12.4V | 24.3V | 25.7V |
本体を直接操作しなくても、スマホから詳細な調整を行うことができるようになるので便利です。
バッテリー保護を調整できる点も含め、本機を使う際にはアプリのインストール&連携をおすすめします。
『BougeRV CRD2 V2.0』の冷却能力を検証
実際に飲料や食品を庫内に入れ、冷却性能を検証しました。テストでは、左室(大庫内)を-10℃、右室(小庫内)を-20℃に設定し、異なる温度条件で冷却を行いました。
検証条件
- 電源:家庭用コンセント(AC)給電
- 運転モード:MAX
- 庫内収納量:約20%
- 室温:約27℃
- 開始時点の庫内温度:大:約29℃/小:約26℃
- 目標温度:大:-10℃/小:-20℃
結果として、冷却開始から約30分で、大庫内は29℃から7℃、小庫内は26℃から5℃まで下がり、両室とも短時間で冷蔵温度帯に到達しました。その後、大庫内は約54分で-10℃、小庫内は約71分で-20℃に到達。
以下に、庫内の温度推移をまとめたグラフを掲載します(タップで拡大)。
室温約27℃かつ飲料や食品を入れた状態でも、1時間前後で設定温度まで下げられたため、49Lの大容量モデルとしては十分に優れた冷却性能だと感じました。
なお、今回記録したのはアプリ上に表示された庫内温度であり、収納した飲料や食品そのものが同じ温度に達したことを示すものではありません。
▼冷却開始から30分も経過すれば飲み物はしっかり冷え、飲み頃の温度になりました。
また、冷却開始から約70分で-20℃に到達しており、冷凍域まできちんと持っていける性能も備えていることが確認できました。
▼溶けた状態の保冷剤を入れておいたところ、しっかりとカチカチの状態になりました。
ポータブル冷蔵庫は製品によって、冷蔵域までは早く到達しても、それより低温は伸び悩むものもあります。その点、本機は冷凍用途でも実用的な冷却力を備えているといえます。
飲み物や食材を短時間でしっかり冷やしたい場面はもちろん、冷凍保存も視野に入る冷却性能だと感じました。あらかじめ庫内を十分に冷やしておけば、キャンプや車中泊の現地でもすぐ使いやすい点が大きな魅力です。
バッテリー装着でコードレス冷却が可能
先述したように、充電済みの専用バッテリーを装着しておけば、外部からの電源供給なしで冷蔵庫を稼働させることができます。
コードレスで使用できるため、キャンプやバーベキューなど、周囲に電源を確保しにくいシーンに適した稼働方法だといえます。
なおメーカー公称では、バッテリー装着時に最大18時間の連続稼働に対応するとのこと。ただし、この数値は庫内温度4℃・ECOモードなど一定条件下での公称値であり、実際の稼働時間は設定温度や外気温、運転モードによって変動します。
実際にバッテリー装着状態でMAXモード運転を試したところ、30分ほどで残量が約3分の1減少しました。そのため、バッテリー稼働でゼロから一気に冷やす使い方よりも、事前に家庭用電源や車載電源で庫内を十分に冷やしておき、現地では温度維持用としてバッテリーを活用する方が現実的だと感じました。
実測約44dB|コンプレッサー式として比較的静か
本機はコンプレッサー式なので、稼働中は「ブーン」という低い稼働音が鳴り、背面から排気音も多少聞こえます。
▼稼働音確認の様子
ただ、実際に稼働中(MAXモード)の本機から約30cm離れた位置で騒音計を用いて測定したところ、動作音はおおむね44dB前後に収まっていました。体感的にもうるさすぎると感じるレベルではなく、環境音として十分受け流せる範囲でした。
体感としては、間近で扇風機を弱めに回したときに近い音量で、就寝時でも比較的使いやすい静音性だと感じました。庫内が設定温度に近づくと、稼働音はさらに収まってくるため、静音性を重視する場所でも安心して使用できると思います。
『BougeRV CRD2 V2.0』のメリット・デメリット
『BougeRV CRD2 V2.0』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
良かった点
- ハンドル&キャスター付きで移動させやすい
- 49Lの大容量
- 2室を個別に温度設定可能
- 実用的な冷却性能
- 専用バッテリー対応で、電源のない場所でもコードレス運転が可能
- アプリ連携で遠隔操作可能
- 実測約44dBと、コンプレッサー式としては比較的静か
悪かった点
- 本体が大きく、20kgを超えるため持ち上げての運搬は大変
- MAXモードではバッテリー消費が速く、長時間運転には向きにくい
よくある質問(FAQ)



総評:アウトドアで大容量の冷蔵・冷凍スペースを確保したい人にとって、頼りになる一台
実際に使ってみて、BougeRV CRD2 V2.0の大きな魅力は、49Lの大容量と、冷蔵・冷凍を同時に行える2室独立構造だと感じました。飲み物と冷凍食品を分けて保管でき、片方の庫内だけを停止することも可能なため、キャンプや車中泊の人数・日数に合わせて柔軟に使えます。
冷却性能も十分に実用的です。室温約27℃・MAXモードで検証したところ、大庫内は約54分で-10℃、小庫内は約71分で-20℃に到達しました。開始から約30分で飲み物はしっかり冷え、溶けた状態で入れた保冷剤も最終的にはカチカチに凍ったため、冷蔵だけでなく冷凍用途でも頼れる性能です。
本体は実測約20.3kgと重く、飲食物を入れた状態で持ち上げるのは大変です。ただ、伸縮ハンドルとキャスターの動きは滑らかで、平坦な場所ならスーツケースのような感覚で移動できました。また、MAXモード運転中の騒音は約30cmの位置で44dB前後に収まり、近くで稼働させても過度にうるさいとは感じませんでした。
MAXモードではバッテリー消費が速い点には注意が必要ですが、事前に家庭用電源で庫内を冷やし、現地では温度維持に使うと実用的でしょう。本体の大きさと重さを許容できるのであれば、アウトドアで大容量の冷蔵・冷凍スペースを確保したい人にとって、頼りになる一台だと思います。
◎おすすめできる人
- 冷蔵と冷凍を同時に行いたい人
- キャンプや車中泊で大容量の冷蔵庫を使いたい人
- 電源のない場所でもコードレス運転したい人
▲おすすめできない人
- 軽量でコンパクトなモデルを求める人
- 20kgを超える本体を頻繁に持ち運ぶ人
- 1室だけのシンプルな冷蔵庫で十分な人
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