電動式昇降デスク等の人間工学製品を多数手がけているFlexiSpot(フレキシスポット)は、用途に応じて形を変えられる4WAY仕様のソファベッド『FlexiSpot XB3』を販売しています。
公式サイトにおける通常販売価格は、税込35,800円です。
幅100cmの比較的コンパクトなサイズながら、展開時には最大177cmまで広げられ、3人掛けソファや簡易ベッドとしても活用可能。3段階のリクライニングにも対応しているため、座る・くつろぐ・横になるといった使い方を1台でこなせます。
やや硬めの座面や最大約250kgの耐荷重、クッションが付属する点も特徴。リビングはもちろん、スペースに余裕のないワンルームなどにも導入しやすいソファベッドとなっています。
先に結論 | FlexiSpot XB3はこんな製品
- 強み通常時は幅100cmとコンパクトながら、ソファ・カウチ・ワイドソファ・簡易ベッドの4WAYで使える汎用性の高さ
- 弱み本体重量が約33kgあり、本体側の脚にはキャスターがないため、頻繁な移動やレイアウト変更にはやや不向き
- 向く人限られたスペースで、普段使いのソファと来客時や仮眠用の簡易ベッドを1台で兼用したい人
今回、メーカーより本製品(ベージュ色)を提供していただきました。
本記事では『FlexiSpot XB3』について、外観・組み立てやすさ・座り心地や寝心地などを実機検証し、どのような人に向くモデルかを詳しくレビューします。
『FlexiSpot XB3』の仕様
| 製品名 | FlexiSpot XB3 |
| タイプ | 4WAYソファベッド |
| カラー | ベージュ / グリーン |
| 本体サイズ | 幅100~177 × 奥行65 × 高さ72 cm |
| 通常時の幅 | 100cm |
| 座面幅 | 100cm |
| 座面奥行き | 58cm |
| 座面高さ | 42cm |
| リクライニング | 3段階(フラット状態を含む) |
| 耐荷重 | 約250kg |
| 構造部材 | 合板、スチール |
| 張り材 | ファブリック |
| クッション材 | ウレタンフォーム、S型スプリング、PPコットン |
| 座面 | やや硬め |
| 付属クッション | 45 × 45 cm × 4個 |
| アーム | アームレスタイプ |
| 組み立て | 組み立て式 |
| 本体重量 | 約33kg |
| 梱包サイズ | 103 × 66 × 46 cm |
| 発送重量 | 約37kg |
※参照元:FlexiSpot公式サイト(XB3 製品ページ)
『FlexiSpot XB3』のパッケージ内容&外観
製品は、103×66×46cmの梱包サイズで届けられます。最大3人掛けのソファベッドとしては、意外にもコンパクトな箱でした。
ただし、梱包時の総重量は約37kgとかなり重いため、搬入する際はできれば2人以上で作業することをおすすめします。
各パーツはバラバラの状態で入っていました。ただし、パーツの種類は少なめです。
内容物一覧
- シート
- 背もたれ
- 脚×4
- クッション×4
- ユーザーマニュアル
製品には、45×45cmサイズのクッションが計4個(ソファベッドと同色2個、ホワイト2個)付属しています。ほどよく厚みがあり、手で押すと適度に沈み込む柔らかさで、背当てや腰当てとして使うのにちょうど良いサイズ感です。
ソファベッド本体(背もたれ取り付け前)のサイズは、幅100×奥行65×高さ37cm。一般的な2人掛けソファに近いサイズ感です。
今回使用しているベージュカラーは主張が強すぎず、木目調の床やラグなどとも合わせやすい印象を受けます。いかにも「多機能家具」といった機械的な見た目ではなく、全体的にシンプルで落ち着いたデザインに仕上がっています。
座面にはステッチとくぼみが設けられており、無地ながらフラットすぎず、適度な立体感があります。周囲にはパイピング処理も施されているため、輪郭がはっきりとしていて、価格を考えても見た目に安っぽさはあまり感じません。
引き出し式の拡張座面も目立たず、普通のソファとして部屋に置いた際の外観もすっきりしています。幅100cmというコンパクトさも相まって、ワンルームやスペースの限られた部屋にも圧迫感を抑えて設置しやすいデザインとなっています。
『FlexiSpot XB3』の組み立て手順
『FlexiSpot XB3』の組み立て方は非常に簡単です。
まず、ソファベッドの底部に4つの脚を回して取り付けます。
あとは、ソファベッド背面に、上からスライドさせる形で背もたれを取り付けます。
これだけで組み立ては完了です。
組み立てに工具等は一切不要。ソファベッド本体はそこそこ重いものの、背もたれなど各パーツは軽いため、1人でも1~2分ほどで簡単に組み立てることができました。
背もたれの厚みは5cmほどなので、取り付けた状態でも本体全体の奥行きはほとんど増しません。
また、背もたれが不要な場合は取り外して使用することも可能です。ただし、その場合はソファベッド背面の金具が露出するため、接触によるケガや壁への傷を防ぐためにも、カバーを付けるなどの保護をしておくと安心です。
4WAYで用途に応じたスタイルに変更可能
『FlexiSpot XB3』の大きな特徴が、用途に応じてスタイルを変えられる4WAY仕様です。
①コンパクトに設置しやすい、2人掛けソファスタイル
通常形態であれば、幅100cmほどのコンパクトなソファとして使えるため、それほど広くない部屋にも設置しやすいです。1人ならかなりゆったり、2人でも無理なく腰掛けられる十分な広さがあります。
②片側を起こしたカウチスタイル
個人的に気に入っているのが、片側の座面を起こし、身体を横から預けられるようにしたカウチスタイルです。
本製品の片側の座面は、フラットな状態から2段階起こせます。
このうち、座面を最も高く上げた状態で座ってみると、肘を置いたり上半身を預けたりしやすく、テレビや動画を観ながら長時間過ごすときに非常に快適でした。
「少し姿勢を崩して休みたい」といった場面には、この形態がかなり使いやすいです。
③両側を広げたワイドソファスタイル
そして、ソファ側面には引き出し式の拡張座面が収納されています。
拡張座面の展開方法は簡単です。まず側面を手で掴んで手前側に引き出します。
続いて、座面に付いているストラップを持ち上げることで、収納されていたクッション部分を座面とほぼ同じ高さまで展開できます。
格納する際は、ストラップを持ち上げることで座面が自重でゆっくりと沈み込んでいくため、強い力を加える必要はありません。展開時だけでなく、収納時の操作も比較的スムーズです。
また、拡張座面の下部にはキャスターが備わっており、軽く力を加えるだけでスムーズに引き出すことができました。重量のあるソファベッドですが、拡張・格納の操作自体はそれほど負担に感じません。
▼拡張座面の展開・収納の様子
拡張座面を展開すると、横幅最大約177cmのワイドなソファになります。
コンパクトだった通常時と比べると一気に横方向へ広がり、複数人で並んで座りやすくなります。壁際に設置し、付属のクッションを背当てとして並べれば、最大3人程度でくつろぐ際にも使いやすいでしょう。
④横になってくつろげるベッドスタイル
拡張座面を展開した状態では、そのまま横になれる簡易ベッドとしても利用できます。さらに、片側の座面を1段階起こせば、上半身をほどよい角度で預けられるため、フラットな状態よりも楽な姿勢で横になれます。
拡張座面を展開した状態の全長は約177cmにもなるので、身長180cmの筆者が横になった場合、足の先がややはみ出るものの、仮眠をとるぶんには支障はほとんどありませんでした。
ソファとベッドを別々に置くスペースがない部屋でも、必要なときだけ寝転がれるスペースを確保できるのは大きなメリットだと思います。急な来客時の簡易ベッドとしても活用できるでしょう。
『FlexiSpot XB3』の座り心地・寝心地をチェック
実際に座ってみると、座面はやや硬めで、身体が深く沈み込みにくいタイプです。ふかふかと包み込まれるような感触ではなく、腰まわりをしっかり支えてくれるため、姿勢を崩さずに座りやすいと感じました。
長時間デスクワークをした後、ちょっと休憩するために座っても、沈み込み過ぎないので立ち上がりやすく、普段使いのソファとしては扱いやすいです。
一方で、背もたれも結構な硬さがあります。そのため、身体をふんわり預けてリラックスしたい場合は、付属クッションを背中や腰まわりに挟んで使うと、かなり座りやすくなります。個人的には、クッションを1つ腰の後ろに置いて使うのがちょうど良く感じました。
ベッド形態にして寝転がった場合も、座面そのものの硬さは変わりません。そのため、短時間横になる程度であれば問題ありませんが、実際にそのまま仮眠してみたところ、起きた際に身体が少し痛かったです。
頻繁にベッド代わりとして使うのであれば、1人用の敷きパッドや薄手のマットを上に敷いて使うのがおすすめです。クッション性が加わるだけでも寝心地はかなり改善されるので、来客用の簡易ベッドとして使う場合にも相性が良いでしょう。
また、XB3の公称耐荷重は約250kgです。実際に約100kgの筆者が座ったり寝転がったりしてみても、フレームの軋みやぐらつきは感じませんでした。
さらに、筆者と女性スタッフの2人、合計150kg以上の状態で一緒に腰掛けてみましたが、不安定さはなく、全体的にしっかり支えられている感覚があります。
本体はやや重く、移動にはひと工夫必要
『FlexiSpot XB3』は、通常形態であれば比較的コンパクトですが、本体重量は約33kgあります。持ち上げて移動させる場合は、最低でも2人は必要になるでしょう。
また、本体底部にはキャスターが付いておらず、キャスターが備わっているのは拡張座面の展開部分のみ。そのため、ソファ本体そのものを部屋の中で動かしたい場合には、やや手間がかかります。
短い距離であれば、そのまま床の上を引きずるようにして動かすこともできます。ただし、脚の接地面にはクッション性のある素材が使われていないため、フローリングなどでは床を傷つけてしまう恐れがあります。
筆者はベッド形態にする際に本体を動かすことが多く、脚の底面に100円ショップで購入した家具用の緩衝シールを貼って対策しました。これだけでも床への負担を抑えやすくなり、移動時も滑らせやすくなります。
XB3は省スペースで設置しやすい一方、拡張座面を内部に備えているぶん、実際には見た目以上に重量があります。頻繁にレイアウトを変更する予定がある場合は、あらかじめ脚部の保護や滑りやすさを改善しておくことをおすすめします。
『FlexiSpot XB3』のメリット・デメリット
『FlexiSpot XB3』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
良かった点
- 派手過ぎず、部屋に馴染みやすいデザイン
- 部品が少なく、工具不要で組み立てが簡単
- 4つのクッションが付属
- 通常時は幅100cmとコンパクトで、省スペースに設置しやすい
- 拡張座面はキャスター付きで、展開・収納がスムーズ
- 約250kgの耐荷重があり、複数人でも安定して座れる
- 4WAY仕様でソファ・カウチ・ワイドソファ・簡易ベッドとして使える
悪かった点
- 約33kgと重く、本体を持ち上げて移動させにくい
- 本体側にはキャスターがなく、引きずって移動させづらい
- 座面・背もたれがやや硬く、柔らかい座り心地を好む人には合わない可能性がある
よくある質問(FAQ)



総評:部屋のスペースを取りすぎず、くつろぐ場所を確保したい場合に便利な1台
『FlexiSpot XB3』を使ってみて良かったのは、普段は幅100cmに収まりながら、必要なときだけ横になれるスペースを作れることです。拡張座面の出し入れもスムーズで、気軽に形態を変化させることができました。
個人的に気に入ったのは、片側を起こして身体を預けるカウチスタイルです。テレビや動画を観ながらくつろぐのに、ちょうど良い姿勢を取れました。また、使用時の安定感もあり、体重約100kgの筆者が寝転がったり、2人で合計150kg以上の状態で座った際も、軋みやぐらつきは感じませんでした。
ただし、座り心地・寝心地の硬さは好みが分かれるところです。そのまま仮眠すると起きたときに身体が少し痛かったため、ベッドとして使うなら敷きパッドや薄手のマットを用意しておきたいです。
本体が約33kgあり、移動させづらい点も気になりました。筆者は脚に100円ショップの家具用緩衝シールを貼って動かしやすくしましたが、設置場所は広げたときのスペースまで考えて決めると良いでしょう。
座面の硬さや本体の重さは気になりますが、普段はソファとして使い、ちょっと休みたいときには横になれるのが便利でした。来客時には座るスペースも広げられるので、使い勝手の良い1台だと感じました。
部屋のスペースを取りすぎず、くつろぐ場所を確保したい場合には、有力な候補になると思います。
◎おすすめできる人
- ソファと簡易ベッドを1台で兼用したい人
- ワンルームなど限られたスペースに設置したい人
- シンプルな見た目のソファを好む人
▲おすすめできない人
- ふかふかで柔らかい座り心地・寝心地を重視する人
- 3人以上が余裕で座れる大型ソファを求める人
- 家具を頻繁に移動・模様替えする人
▼こちらの記事もオススメ!
-
-
FlexiSpot Lune Pro レビュー!本革×電動2モーター搭載の高級リクライニングソファを実機検証
電動式昇降デスク等の人間工学製品を多数手がけてきたFlexispot(フレキシスポット)は、最新の電動リクライニングソファ『FlexiSpot Lune Pro』を販売しています。 通常価格は税込99 ...
続きを見る





































































