AGMから、8.68インチのコンパクトなボディに、本格的な防水・防塵性能を備えたAndroidタブレット『AGM PAD P3 Compact』が登場しました。
通常価格は税込39,710円です。
IP68・IP69Kの防水防塵性能に加え、MIL-STD-810Hに準拠した頑丈な設計を採用。本体サイズは約232×146×14.5mm、重量は約540gで、一般的な大型タフネスタブレットと比べても持ち運びやすいサイズ感となっています。
「MediaTek Helio G99」を搭載し、6GB RAM+128GBストレージを内蔵。8.68インチディスプレイは120Hzリフレッシュレートや最大600nitの輝度、Widevine L1にも対応しており、動画視聴やWebブラウジング、軽めのゲームなど普段使いにも活用できる性能を備えています。
先に結論 | AGM PAD P3 Compactはこんな製品
- 強みIP68・IP69K+MIL-STD-810H準拠の高耐久設計と、8.68インチの携帯性を両立
- 弱み高負荷ゲーム性能や画面解像度、充電速度は控えめ
- 向く人アウトドアや現場作業でも安心して使える、持ち運びやすいタフネスタブレットを求める人
今回、メーカーより本製品を提供していただきました。
本記事では『AGM PAD P3 Compact』について、外観・インターフェース・実際の使用感などを実機検証し、どのような人に向くモデルかを詳しくレビューします。
『AGM PAD P3 Compact』の仕様
| 製品名 | AGM PAD P3 Compact |
| OS | Android 16 |
| ディスプレイ | 8.68インチ In-cellディスプレイ |
| 解像度 | 1,340 × 800 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 最大輝度 | 最大600nit |
| Widevine | Widevine L1対応 |
| SoC | MediaTek Helio G99 |
| メモリ(RAM) | 6GB |
| ストレージ | 128GB |
| 外部ストレージ | microSDカード 最大1TB対応 |
| リアカメラ | 50MP(PDAF対応) |
| フロントカメラ | 8MP |
| スピーカー | デュアルスピーカー |
| バッテリー | 7,200mAh(デュアルセル) |
| 防水・防塵性能 | IP68・IP69K |
| 耐久規格 | MIL-STD-810H準拠 |
| 生体認証 | 顔認証 |
| SIM | eSIM & Dual 4G SIM 対応 |
| 位置情報 | GPS / GLONASS / BeiDou / Galileo |
| その他の機能 | 背面キャンプライト、四隅ストラップホール |
| 接続端子 | USB-C(イヤホン出力兼用) |
| 3.5mmイヤホンジャック | 非搭載 |
| 本体サイズ | 約232 × 146 × 14.5mm |
| 重量 | 公称値:約540g 実測値:約530g |
| 付属品 | USB-C充電ケーブル、充電器、クイックスタートガイド、ショルダーストラップ |
※参照元:メーカー提供資料
『AGM PAD P3 Compact』のパッケージ内容
タブレット本体は、箱の中で動かないようにピッタリと梱包されていました。
タブレット本体やUSBケーブル、電源アダプターに加えてストラップも付属。購入後すぐ本格的に利用を開始できるパッケージ内容です。
内容物一覧
- AGM PAD P3 Compact 本体
- USB-Cケーブル
- 電源アダプター
- ユーザーマニュアル
- ブランドシール
- ショルダーストラップ
『AGM PAD P3 Compact』の本体外観
『AGM PAD P3 Compact』の本体外観は、一目でタフネスタブレットと分かる無骨なデザインとなっています。
四隅が大きく張り出した特徴的な形状で、落下時の衝撃を受け止めることを意識した造りです。初見時には緩衝ケースが装着された状態だと思いましたが、この張り出し部分を含めてタブレット本体そのものです。
全体的に黒色を基調としていますが、四隅の張り出しや背面にはオレンジ色のアクセントカラーも見受けられます。一般的なタブレットのようにスマートなデザインではありませんが、アウトドアガジェットらしい雰囲気があり、個人的にこのゴツさは好きです。
前面中央には8MPフロントカメラを、背面には50MPリアカメラを備えています。
背面中央には大型のキャンプライトを搭載。キャンプや夜間作業などで、手元を明るく照らし出せる便利な存在です。なお、キャンプライトの周囲には4つの小さな穴が開いており、別売りの金属製リアスタンドを取り付けることができます。
キャンプライトは、一般的なスマートフォンに搭載されているLEDライトよりも明るく、広い範囲を照らせます。暗所で周囲を照らすのはもちろん、懐中電灯代わりとして夜道を歩く際にも役立つでしょう。
本体重量は実測で約530g。8.68インチのコンパクトタブレットとしてはやや重めですが、タフネスタブレットとして見れば比較的軽量です。片手で持って移動しながら使ったり、カバンに入れて持ち運んだりしても、大きな負担になりにくい程度の重さに収まっています。
実際に手に持ってみると、しっかりとした剛性感があり、ちょっとやそっとの衝撃ではびくともしなさそうな頑丈さを感じます。
厚さは14.5mmで、最近の一般的なタブレットと比べると約1.5~2倍ほどあります。ただ、実際に手に持ってみると見た目ほどゴツさは感じられず、意外と手に馴染みます。耐久性を重視しつつ、持ちやすさも両立できている点は好印象です。
そして四隅のストラップホールに付属のショルダーストラップを取り付けることで、タブレットを肩掛けして持ち歩けます。
特に登山やキャンプなどのアウトドアでは、普段はタブレットを肩掛けして両手を空けておき、必要なときだけ取り出してマップを確認したり、カメラで撮影したりできるのが便利です。
インターフェース構成
続いてインターフェース構成について見ていきます。
上部には特に何もありませんが、下部にはスピーカーグリルとUSB-Cポートが用意されています。
USB-Cポートは保護キャップで保護されており、水気の侵入を防ぎます。
右側面にはカードスロット、電源ボタン、音量調節ボタンが用意。左側面には特に何もありません。
USB-Cポートと同じく、カードスロットも保護キャップで守られています。デュアルnanoSIMカードおよび最大1TBのmicroSDカードの挿入に対応しています。
以上の通り、8.68インチのコンパクトなボディに、耐衝撃構造やストラップホール、キャンプライト、カードスロット、USB-Cポートなどがうまくまとめられています。小型タブレットならではの携帯性と、タフネスタブレットらしい頑丈さをバランスよく両立したデザインだと感じました。
IP68・IP69K防水防塵設計で屋外でも安心
『AGM PAD P3 Compact』は、IP68・IP69Kの防水・防塵性能に対応しており、雨や水しぶき、砂ぼこりが気になる屋外環境でも使いやすい設計です。
実際に本体へシャワーの水を当ててみましたが、その後も問題なく操作できています。
アウトドアやキャンプ、現場作業など、一般的なタブレットでは水濡れが気になる場面でも扱いやすいのは大きなメリットです。
『AGM PAD P3 Compact』のAnTuTuベンチマークテスト結果
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』(V12.0.1(OB-1))を実施してみました。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照結果として、約63万点のスコアを記録しました。
普段使い向けのタブレットとしては十分な性能と言えます。
Webブラウジングや動画視聴、SNS、地図アプリなどであれば動作に不満を感じにくく、軽めのゲームアプリも比較的快適に楽しめます。一方で、高負荷な3Dゲームを高画質設定で快適に遊べるほどの性能ではありません。
単に頑丈さだけを重視したモデルではなく、普段使いにも十分な性能を備えたタブレットとなっています。
『AGM PAD P3 Compact』の基本パフォーマンス&明るさ検証
Webサイト閲覧や動画視聴、各種アプリなどを起動して、AGM PAD P3 Compactの実機パフォーマンスを検証してみました。
まず、Webブラウジングはいたって快適であり、画像多めのサイトからスクリプトを多用したサイトまでスムーズに閲覧できました。
1,340 × 800解像度のディスプレイは高解像度とは言えないものの、8.68インチの画面サイズであれば、文字の読み取りなどで見づらさは感じませんでした。リフレッシュレートは最大120Hzに対応しており、ページスクロールも滑らかです。
また、YouTubeやNetflixなどで動画を視聴した場合も、再生自体は安定しており、視聴中に大きな不満は感じませんでした。
発色は十分にカラフル。輪郭も比較的クリアであり、映像視聴は支障なく楽しめました。WidevineもL1サポートのため、対応する動画配信サービスではHD画質での再生が期待できます。
そのほか、一般的な作業用・娯楽用アプリを多数試してみましたが、よほど負荷の高い用途で使わない限り、性能不足で動作が滞る場面はほとんどありませんでした。
なお、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して、画面輝度を最大にした状態で簡易測定したところ、参考値として最高601lxの明るさを得ました。
屋内では十分見やすい輝度を備えています。屋外でも日陰や曇天であれば十分に視認しやすいですが、直射日光が強く当たる環境では、さすがに画面が見づらくなる場合があります。
スピーカー音質の検証
いくつかの楽曲を再生してみて、内蔵されているスピーカーの音質を検証しました。
▼音質確認の様子
この手のタフネスモデルは、防水・防塵性能を優先した構造の影響もあって、音がややこもって聞こえることがあります。しかし『AGM PAD P3 Compact』は、そうした印象が比較的少なく、全体的にクリアで聴きやすいサウンドを楽しめました。
特に中~高音域は十分に明瞭で、映画やアニメを視聴した際もセリフが聞き取りやすく、普段使いで不満を感じる場面はほとんどありませんでした。一方で、低音については厚みや響きが弱く、音楽を迫力重視で楽しみたい場合には物足りなさがあります。
それでも、タフネスタブレットとして考えれば必要十分な音質で、動画視聴やゲーム、音声コンテンツを楽しむ用途には実用的だと感じました。
フロント・リアカメラ性能の検証
また、本機に搭載されているカメラの性能も検証しました。
まずはフロント(前面)カメラについて。
▼実際にフロントカメラで撮影した写真
8MPフロントカメラの発色は自然で、輪郭も比較的クリアです。自撮りした際は自身の姿から背景まで、潰れずに撮影することができました。動いた際の残像も少なく、Web会議やオンライン授業など、一般的なビデオ通話用途であれば十分に実用できる品質です。
▼(参考)フロントカメラで録画した映像
続いてリア(背面)カメラについて。
▼実際にリアカメラで撮影した写真
50MPリアカメラに関しては、フロントカメラ以上に鮮明で発色の良い写真を撮影できました。近くから遠くの風景まで輪郭をクリアに捉えることができており、PDAF(位相差オートフォーカス)にも対応しているので、被写体へ比較的素早くピントを合わせられます。
もちろんハイエンドスマホほどの品質ではないものの、アウトドアな場面で記念撮影したり、道中の気になる被写体を撮影する用途には十分に活用できる品質だと感じました。
▼(参考)リアカメラで録画した映像
ゲーミング性能の検証
AGM PAD P3 Compactでゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても検証しました。
PUBG
まずは『PUBG』の場合について。
グラフィッククオリティに関しては『HDR』まで選択できました。
実際に試合に参加してみましたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能でした。
「HDR」画質では、遠方まで鮮明に描画されて見やすいです。激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などはほとんど生じません。
8.68インチの筐体は横持ちでプレイするのにちょうど良く、仮想コントローラーのボタン同士の間隔も近いため、タップ操作しやすいです。
▼PUBGプレイの様子(HDR設定)
PUBGではHDR設定で動作に支障はなく、快適なプレイが可能でした。
マインクラフト
マイクラをプレイしてみましたが、基本的にはスムーズかつ快適に操作できました。大規模チャンク読み込み時にも処理の重さを感じません。
大規模バイオームを生成する際に一瞬だけフレームレート低下を感じる場面もありましたが、基本的には支障なくプレイを楽しめました。
▼マインクラフトプレイの様子
原神
重いゲームアプリとして有名な『原神』ですが、本機では設定次第でスムーズにプレイすることが可能でした。
画質設定は、デフォルトでは「最低」に設定されていました。「中」まで上げるとフレームレートが落ち、カクつきが目立つようになります。一方で、「低」までであれば快適とは言えないものの、最低限プレイできる程度の動作は確認できました。
▼原神プレイの様子(低画質)
ただし、「低」画質ではグラフィック品質も最低限となるため、ゲーム世界への没入感はどうしても損なわれます。『原神』クラスの高負荷ゲームをより快適に楽しみたい場合は、より処理性能の高い「ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra」などを検討した方がよいでしょう。
普段使いで1日中持続するバッテリー
本機は8.68インチというコンパクトなサイズに対して、7,200mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際に基本的なタブレット用途(Webサイト閲覧や動画視聴)で使ったところ、約14時間の連続使用が可能でした※。
※画面輝度70%、60Hzリフレッシュレート、バッテリーセーバーOFFの状態。
設定から「バッテリーセーバー」をオンにすれば、より長時間の利用も可能に。気軽に充電できないアウトドアな場面で長く使いたい場合には、常時オンにしておいても良いでしょう。
また、本機は最大18WのPD充電に対応していますが、7,200mAhの大容量バッテリーを搭載していることを考えると、充電速度は特別速いわけではありません。実際にバッテリー残量0%の状態から付属の充電器で充電したところ、満充電になるまで約3時間かかりました。
短時間で一気に充電することはできないので、就寝中など時間に余裕のあるタイミングで充電しておく使い方が良いと思います。
『AGM PAD P3 Compact』のメリット・デメリット
『AGM PAD P3 Compact』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- アウトドアガジェット感のある無骨なデザイン
- タフネスタブレットとしては比較的持ち運びやすいサイズ感
- IP68・IP69K対応で、水濡れや砂ぼこりに強い
- MIL-STD-810H準拠の頑丈なタフネス設計
- 120Hzリフレッシュレート対応
- Web閲覧・動画視聴・軽めのゲームには十分な性能
- 大型キャンプライトやショルダーストラップなど、アウトドア向け機能が充実
- 長持ちする7,200mAhバッテリー
- デュアルSIM・eSIM対応
デメリット
- 1,340×800解像度に留まる
- 最大18W充電で、バッテリー容量に対して充電速度は遅め
- 高負荷ゲームを高画質で快適に遊ぶには性能不足
よくある質問(FAQ)



総評:携帯性と頑丈さを両立した小型タフネスタブレット
『AGM PAD P3 Compact』を使ってみて好印象だったのは、頑丈な見た目に対して、意外と持ちやすく、普段使いもしやすかったことです。
重量は実測約530gと、一般的な8インチ台のタブレットと比べるとやや重めです。それでも、手に持つと見た目ほどのゴツさは感じず、手に馴染むサイズ感でした。個人的には、黒とオレンジを組み合わせた無骨なデザインも気に入っています。
防水防塵仕様で、実際にシャワーの水を当てた後でも問題なく動作しており、水濡れが気になる場面でも心強いです。背面のキャンプライトもかなり明るく、暗い場所で周囲を照らすのに十分役立ちます。肩掛けできる付属ストラップも含め、外へ持ち出す際の使い勝手がよく考えられています。
バッテリー持ちも良く、実際に画面輝度70%・60Hz・バッテリーセーバーOFFの条件で、Web閲覧や動画視聴を中心に約14時間連続使用できたので、外出先でこまめに充電できなくても使いやすいでしょう。
一方で、画面解像度は1,340×800に留まり、充電も最大18Wと控えめです。基礎性能は悪くありませんが、『原神』は低画質でも最低限遊べる程度だったため、ゲーム性能を期待して選ぶと物足りないと思います。
水濡れや汚れが気になる場所にも持ち出せて、普段の調べものや動画視聴にも使える。そんなタブレットを求める人には、十分に検討する価値のある1台です。頑丈さは欲しいけれど、大型のタフネスタブレットでは持て余しそう、という人には特に合うと感じました。
◎おすすめできる人
- アウトドアや現場作業でも安心して使える頑丈なタブレットが欲しい人
- 持ち運びやすいコンパクトなタフネスタブレットを探している人
- Web閲覧・動画視聴・軽めのゲームなど普段使いも快適にこなしたい人
▲おすすめできない人
- 『原神』など高負荷ゲームを高画質で快適に遊びたい人
- 高解像度ディスプレイや迫力のある低音を重視する人
- 薄型・軽量さや高速充電を最優先したい人
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