2025年6月1日(日)、世界的な音響技術のリーダーであるEDIFIER(エディファイア)は、同ブランドの最新スピーカーとして『EDIFIER MR5』をリリースした。
発売日には、俳優の山﨑賢人氏をアンバサダーとして起用することが発表された。
通常販売価格は税込39,980円。
世界中で好評を博した人気モデル「MR3」「MR4」に次ぐ最新モデルであり、46Hz〜40kHzの広帯域再生が可能。音楽制作にも使えるスタジオクオリティのサウンドを実現している。
5インチのウーファー、3.75インチのミッドレンジ、1インチのツイーターを搭載した3ウェイ構成を採用。Bluetooth 6.0 + LDACによる最大990kbpsの無線ハイレゾ再生にも対応しており、PCからスマホまで、幅広い端末で高解像度音源を楽しめる。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていく。
ブランド | EDIFIER (エディファイア) |
モデル名 | EDIFIER MR5 |
出力(RMS) | 合計110W(クラスDアンプ) 高音:10W + 10W (左右チャンネル) 中音:15W + 15W (左右チャンネル) 低音:30W + 30W (左右チャンネル) |
高音ドライバー | 1インチ シルクドーム |
中音ドライバー | 3.75インチ PPコーン |
低音ドライバー | 5インチ ペーパーコーン |
高音ウェーブガイド | ディンプル加工 |
周波数特性 | 46Hz~40kHz |
最大音圧レベル | 101dB (1m距離) |
Hi-Res オーディオ認証 | 〇 |
Hi-Res オーディオワイヤレス認証 | 〇 |
コーデック | LDAC, SBC |
入力感度 | XLR入力: 1.228V ±50mV TRS入力: 1.228V ±50mV RCA入力: 700mV ±50mV AUX入力: 600mV ±50mV Bluetooth入力: 600mV ±50mV |
ルーム補正 | 音響空間 ローカットオフ デスクトップコントロール 高周波数(ハイフリケンシー) 低周波数(ローフリケンシー) |
物理インターフェース | XLRバランス接続(アナログ) 1/4インチTRSバランス接続 RCAアンバランス接続 1/8インチステレオ(AUX入力) |
ヘッドホン出力 | 3.5mm |
Bluetoothバージョン | 6.0 |
マルチポイント接続 | 対応 |
コントロール | ボリューム(電源・音声モード切替) Bluetooth機能ボタン 高音調整 / 低音調整 |
スピーカー重量 | アクティブスピーカー:約5,287g (実測値) パッシブスピーカー:約5,089g (実測値) |
スピーカー寸法 | アクティブスピーカー:159mm × 264mm × 280mm パッシブスピーカー:159mm × 264mm × 257mm |
今回紹介する『EDIFIER MR5』は、5インチのウーファー、3.75インチのミッドレンジ、1インチのツイーターを搭載した、3ウェイ構成の高性能スピーカーだ。
▼低域から高域までシームレスな音響特性を実現。
46Hz〜40kHzの広帯域再生が可能で、音楽制作にも使えるスタジオクオリティのサウンドを実現している。
▼低音の深みから超高音域の微細な表現まで、あらゆる音楽ジャンルにおいて制作現場と同等の音響体験を提供する。
「Hi-Res オーディオ認証」と「Hi-Res オーディオワイヤレス認証」の両方を取得。Bluetooth 6.0 + LDACによる最大990kbpsの無線ハイレゾ再生にも対応しており、PCからスマホまで、幅広い端末で高解像度音源を楽しめる。
左右合計で110W RMS、最大音圧101dBと、非常にパワフルな出力を実現。圧倒的な音圧とクリアなサウンドで空間が埋め尽くされる体験が可能だ。
独自のディンプル加工ツイーターとウェーブガイドにより、部屋のどこにいてもクリアでバランスの取れた音を提供。複数人での音楽鑑賞にも最適だ。
スピーカー本体には充実した接続インターフェースが用意されており、幅広いデバイスとの接続が可能。ヘッドフォン出力端子も備えているので、一人でじっくりと音楽を楽しみたい場合にも便利だ。
XLR/TRS/RCA/AUXの有線接続に加え、Bluetooth 6.0によるマルチポイント接続も可能。スマホとPCを同時接続できるので、切り替えもスムーズだ。
そして、公式アプリ「EDIFIER ConneX」をインストールすることで、スマホからイコライザーカスタマイズや音量調整などのスピーカー操作を行うことができる、
▼YouTubeに動画を投稿しました。製品の使用感は動画でもチェックできます。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物を全て取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- EDIFIER MR5本体(アクティブ&パッシブ)
- 電源ケーブル
- スピーカー接続ケーブル
- 3.5mm ⇔ RCAオーディオケーブル
- 3.5mm ⇔ 3.5mmオーディオケーブル
- クイックスタートガイド
- 安全上の注意
▼ユーザーマニュアルは丁寧な図付きで、各パターンの接続方法が分かりやすい。
▼3.5mm ⇔ RCAオーディオケーブル、3.5mm ⇔ 3.5mmオーディオケーブル、スピーカー接続ケーブルが付属。製品購入後すぐに、様々なデバイスと接続して利用を開始できる。
『EDIFIER MR5』スピーカー本体
▼『EDIFIER MR5』スピーカー本体の外観(左:パッシブスピーカー、右:アクティブスピーカー)。今回のレビュー時はブラック色を使用している。
▼アクティブスピーカー外観(360度)
▼パッシブスピーカー外観(360度)
王道的なスピーカーと言った感じのデザインであり、滑らかな筐体外装には高級感が感じられ、手触りも良好だ。
アクティブスピーカー(右)のサイズは159mm × 264mm × 280mm、パッシブスピーカー(左)は159mm × 264mm × 257mmであり、デスク上のPC横に設置するためには、広めのスペースが必要になる。
▼アクティブスピーカー単体の重量は、実測で約5,287g。
▼パッシブスピーカー単体の重量は、実測で約5,089g。
▼スピーカーは「1インチシルクドームツイーター」「3.75インチミッドレンジドライバー」「5インチロングスローウーファー」を搭載している。
▼アクティブスピーカー側の前面には、電源ノブに加えて、ヘッドフォン出力ポートやAUXポートが用意されている。
▼両側面の様子。下部に補助バスレフポートが備わっている。
▼背面の様子。両側の上部にバスレフポートが空いている。
▼パッシブスピーカー側には、SPEAKER OUT(スピーカー接続端子)のみが用意。
▼アクティブスピーカー側には豊富な入力ポートに加えて、多彩な物理操作インターフェースが用意されている。
アクティブ側背面のインターフェース構成は以下の通り。
位置 | インターフェース |
上部(入力端子) | ■ RCA INPUT(アンバランス) ・白:L(左チャンネル) ・赤:R(右チャンネル) ■ TRS INPUT(バランス) ・1/4インチ(6.35mm)ステレオジャック対応 ■ XLR INPUT(バランス) ・左:L(左チャンネル) ・右:R(右チャンネル) |
中央(調整ノブ) | ■ High Frequency(高域調整ノブ) ・±6dBの範囲で高音域の出力を調整 ■ Low Frequency(低域調整ノブ) ・±6dBの範囲で低音域の出力を調整 |
下部 | ■ SPEAKER OUT(スピーカー接続端子) ・パッシブ側への接続用 ■ 電源入力端子 |
豊富な端子を備えており、幅広いデバイスとの接続が可能となっている。ノブを操作することで、広域・低域を直感的に調整できる点も嬉しい。
▼底部の様子。インシュレーターと思われる、簡易的なゴム製の丸足が四隅に備わっている。
このように、両スピーカーともに洗練されたデザインとなっている。
ただ上述したようにサイズはやや大きめであるため、デスク上のPC横に設置するためには、広めのスペースが必要になる点に注意したい。
▼試しにリビングの48インチテレビの横に置いてみた様子。中々の存在感を放っている。
スピーカーの設置方法
本製品の設置方法は簡単だ。
まず、付属のスピーカー接続ケーブルを用いて、パッシブスピーカーとアクティブスピーカーとを接続する。
▼背面のSPEAKER OUT(スピーカー接続端子)同士をつなぐ。
続いて、アクティブスピーカー側に電源ケーブルを接続し、コンセントにつなぐ。
この状態でスピーカーの電源がオンになり、使用可能状態となる。
▼アクティブスピーカー正面下部の電源ノブを1.5秒以上長押しして、電源のオン/オフを切り替えることが可能。
Bluetooth接続を行うのみであれば、これで接続手順は完了だ。
デバイス側の3.5mm端子への有線接続を行う場合、付属の3.5mm ⇔ RCAオーディオケーブルをアクティブスピーカー側のRCA端子に接続する。
▼端子の色と、ケーブル先端の色が合うように接続。
そして、ケーブルの反対側を、デバイスの3.5mm端子につなぐ。
以上で、有線接続手順は完了だ。
付属ケーブルを用いていくつかの端子をつなぐだけなので、スピーカー初心者でも簡単に設置・使用を開始できる点は魅力的と言える。
▼実際に設置した様子。本製品は初期設定でアクティブスピーカー側(ノブが付いている方)が右チャンネルの音声を再生するように設定されているため、右側にアクティブスピーカーを設置した。チャンネル設定は後述するアプリ上で変更が可能だ。
今回のレビュー時には、10畳ほどの広さの部屋に、壁から50cmほど距離を取ったデスク上に簡易的なレビュー環境を構築した。
なお、本製品の底部には初めから簡易的なゴム製の丸足が備わっていたため、別途インシュレーター等は用意していない。
アプリ連携でスマホからの操作が可能
公式アプリをインストールすることで、スマホからスピーカーの各種設定をカスタマイズすることが可能となる。
▼公式アプリ(iOS・Android対応)
アクティブスピーカー背面のBluetoothボタンを長押しすることで、ペアリングスタンバイ状態となる。
▼スマホ側で「EDIFIER MR5」を選択して接続。Bluetooth接続を行うと、スマホの音をスピーカーからワイヤレスで再生できるようになる。
ペアリング完了後、アプリを起動するとスピーカーの設定画面が表示される。
▼アプリメイン画面
アプリを利用することで、スマホ上からスピーカーのボリュームを調整したり、イコライザーをいじったり、チャンネル設定を行うことができるようになる。
▼スピーカー設定画面。
▼前述したように、アクティブスピーカーのチャンネルを左右で切り替えることができる。
▼アプリ上でスピーカーの音量調節が可能。現在の音量設定値が表示されているので分かりやすい。
▼イコライザー設定が用意。好みに応じてプリセットを切り替え可能。
▼詳細な調整機能も用意。自分好みの音質を実現できるようになっている。
▼設定内容は保存・シェアが可能。EDIFIERの他のデバイスに設定内容を引き継ぎたい場合にも便利な機能だ。
スピーカーの利用にあたりアプリのインストールは必須ではないが、本製品をとことん使いこなしたい場合には、ぜひインストールをオススメしたい。
スピーカー音質の確認
実際に『EDIFIER MR5』スピーカーの音質を確かめるべく、様々なジャンルの楽曲を再生してみた。
「iPhone 16 Pro」をスピーカーから約60cmの位置(実際のPC作業時における、PCとユーザーとの距離感に近い)に設置し、録画・録音を行った。
なお、スピーカーの音質設定自体は、初期設定を使用している。
低音域:輪郭が明瞭で、沈み込むように響く
▼EDM系
▼Lo-Fi系
さすがは5インチのペーパーコーンウーファーを搭載していることもあって、コントロールされた締まりのある低音を楽しむことができた。EDMや映画の重低音もしっかり再現される一方で、アコースティックベースの自然な余韻も心地よく響き渡っている。
特に映画視聴時には、爆発音などの重低音の効果音が部屋全体に響き渡り、まるで小さな映画館のような臨場感を演出してくれる。
バスドラムのアタックと余韻の描き分けも見事で、立体的な低音がしっかりと耳に届いていた。
中音域:ボーカルや楽器を間近に感じられる、再現度の高い音
▼ジャズ系
▼ロック系
中音域に関しては、3.75インチのミッドレンジドライバーにより、透明感と芯のある厚みが両立された音を再現できていた。
ジャズミュージックではピアノの表現が秀逸であり、鍵盤を叩くアタック音の強さとクリアさ、そして余韻が減衰していく流れまでもが非常に滑らかだ。まるで生音を目の前で聴いているような錯覚を覚えるほどの、自然な響き方を楽しむことができた。
高音域:非常に滑らかで明瞭、耳障りにならずナチュラルに響く
▼ポップ系
▼クラシック系
そして、1インチのシルクドームツイーターに、EDIFIER独自のディンプル加工ウェーブガイドが組み合わされた高音域は、非常に滑らかで洗練された音を表現できている。
特にクラシック楽曲のバイオリンの倍音や、ジャズのシンバル、EDMの高音シンセなど、それぞれの音が持つ空気感・余韻などを自然に再現してくれる。
シルクドーム特有の柔らかさと、ウェーブガイドによる拡散性の高さが合わさることで、全体的にバランスの良い高域が得られる。繊細さを保ちつつ、刺さるような不快感はなかった。
さらに、本製品はHi-Res再生にも対応しており、人間の可聴帯域を超える40kHz超高音域までカバー。これにより、ハイレゾ音源に含まれる空気の震えや楽器の空間的な存在感もリアルに再現されていた。
ワイヤレス再生時も音の劣化は感じられない
また、Bluetoothによるワイヤレス再生時の音質も確認してみた。
▼ワイヤレス再生時
ワイヤレス再生時でも、有線接続と比較して大きな音質の劣化は感じられず、LDAC対応による高解像度かつ厚みのある音を楽しむことができた。
▼有線&Bluetooth無線のデュアルデバイス接続による同時再生も可能。
ワイヤレス再生では音質が落ちるといったイメージを持つ方も多いかもしれないが、本製品ではそうした心配は不要。スマホから気軽に高音質な音楽体験が可能である点も、本製品の大きな魅力の一つだ。
日常の音楽体験を確実にワンランク引き上げてくれる、3ウェイスピーカーの完成形
『EDIFIER MR5』の出力は合計110W (最大音圧101dB)と非常にパワフルだが、ただ大音量で鳴るだけではなく、細やかな定位と立体的な広がりをしっかりと再現してくれていた。
スピーカーの前に座って音を聴くと、各楽器がまるで目の前に配置されているかのように、左右だけでなく前後・奥行き方向にも明確に存在感を持って鳴るのがよくわかる。ディンプル加工のウェーブガイドにより、リスニングポイントが多少ズレても高音がこもらず、空間全体に均一に音が行き渡るという設計も素晴らしい。
▼どの位置からでも変わらない、高品質な音の再生を楽しめる。
一人で音楽を楽しむのはもちろん、複数人で集まって音楽を楽しむ際にも、どの位置にいても音質の差が小さく、音の共有体験ができるだろう。
以上の通り、ジャンルを問わず“音の実在感”を感じさせてくれる、3ウェイスピーカーの完成形となっている。
低域から高域まで、音の表現・再現クオリティが非常に高く、日常の音楽体験を確実にワンランク引き上げてくれるスピーカーだ。
2,000円台のスピーカーと比べてみた結果
『EDIFIER MR5』の実力をより明確化するために、所有する2,000円台の安価なPCスピーカー「Creative Pebble」を同条件下で設置し、同じ楽曲を再生させて音質を比べてみた。
▼Creative Pebble (通常価格:税込2,090円)
以下、「EDIFIER MR5」と「Creative Pebble」とで同じ楽曲を再生した際の様子を紹介する。
▼EDM系
▼Lo-Fi系
▼ジャズ系
▼ロック系
▼ポップ系
▼クラシック系
「Creative Pebble」は低価格ながらも満足度の高い音を楽しめるローコストスピーカーとして、非常に人気の高い製品である。実際、2,000円前後のモデルとは思えないほど高音質だ。
しかし、上動画のように『EDIFIER MR5』の音と聴き比べてみると、差は歴然である。
Creative Pebbleの中高域は比較的クリアだが、音の厚みや奥行きは控えで、全体的に平面的な鳴り方である点は否めない。特に低音はほとんど潰れてしまっており、ベースやバスドラムの迫力は物足りなさを感じる。
一方でEDIFIER MR5は、低~高音域のどの音を聴き比べても、音の情報量や空間の広がり方がまるで別次元であることが分かる。低音は力強く沈み込みがありながらもブーミー過ぎず、中音はボーカルやピアノがリアルに浮かび上がり、高音も伸びやかで刺さらない。何より、音が前後左右にしっかり定位するので、まるで自分が演奏の中心にいるかのような立体感がある。
Creative Pebbleも手軽で優秀なエントリースピーカーではあるものの、EDIFIER MR5の音を一度聴いてしまうと、もうエントリースピーカーでは満足できなくなってしまうだろう。
各種ノブの優れた操作感
本製品の背面には「高域調整ノブ(HFノブ)」と「低域調整ノブ(LFノブ)」が用意されており、それぞれ±6dBの範囲で高音域・低音域の出力を調整できる。
実際に使ってみると、再生環境に応じて微調整するだけでも音の印象がはっきりと変化した。たとえば、部屋の反響で高音がきつく感じるときはHFノブを少し絞るだけで耳あたりが和らぎ、逆に低音がぼやけて感じる環境ではLFノブをほんのわずかに上げるだけで、音にグッと芯が通ったような締まりが出る。
大きく音を変えるというよりも、「ちょうどいいバランス」に微調整して整える感覚に近く、環境や好みに合わせて音を仕立てられるのが非常に便利だ。
また、前面に用意された電源ノブを回転させることで、音量を調節できる。
また、短押しすることで、再生モードを切り替えることができる。
▼インジケーターの点灯色でモードを把握可能。
電源ノブにはスムーズな回転感としっかりとしたクリック感があり、音量の微調整がやりやすい。PC作業中でも直感的かつスピーディに音量を調整できるのはありがたい。このノブは電源のON/OFFやモード切替機能も兼ねているため、操作を1ヵ所に集約できるのも便利だ。
全体的に、いずれのノブも操作感がしっかりしており、「触っていて気持ちがいい」「調整していて意味がある」と感じられる造りになっている。
『EDIFIER MR5』のまとめ
今回紹介した『EDIFIER MR5』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 3ウェイ構成による圧倒的な音質
- 低音の優れた表現力
- 中音域の再現性が非常に高い
- 広い音場と明確な定位感
- Bluetooth接続時も高音質
- 操作ノブの感触と精度が良好
- 豊富な接続端子を搭載
- 専用アプリでスマホからの操作が可能
悪かった点
- 筐体サイズがやや大きめ(小型デスクには不向き)
- 重量があるため、頻繁な移動にも不向き
以上の通り、3ウェイ構成ならではの表現力、Hi-Res&LDAC対応による高解像度再生を楽しめる本格派のスピーカーとなっている。
ジャンルを問わず、楽曲の魅力を存分に引き出してくれる。EDMの重低音からジャズのピアノ、クラシックの弦楽器にいたるまで、どのジャンルでも、まるで奏者と同じ空間にいるかのような臨場感を味わうことができた。
Bluetoothでも有線と遜色ない音質が楽しめる。XLRを含む多彩な入力端子も備えており、初心者から音にこだわる中級者以上まで、幅広く満足できる仕様だ。
サイズ自体は大きめで、設置にはスペースを取る点には注意が必要。しかし、そのサイズ感に見合うだけの音の没入感を実現している。
これまで数千円~1万円クラスのエントリーモデルを使用してきた方は、この機会に本製品に乗り換えてみることをオススメしたい。
EDIFIER MR5の音を一度聴いてしまうと、もうエントリースピーカーでは満足できなくなってしまうだろう。
▼YouTubeに動画を投稿しました。製品の使用感は動画でもチェックできます。
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