ポータブル冷蔵庫、ポータブル電源、ソーラーパネルなどを数多く手掛けるメーカーのBougeRVは、2025年5月23日(金)に、同ブランドのポータブル冷蔵庫『BougeRV CRH』を発売した。
以前当サイトでレビューした同ブランドの「BougeRV CRX2 ポータブル冷蔵庫」の廉価版とも言えるモデルだ。
-20℃までの冷却が可能なポータブル冷蔵庫であり、夏場の屋外でも、庫内の飲食物を新鮮な状態に保つことができる。9L/18Lの2つの容量モデルが用意。
容量に対して比較的軽量。取っ手が付いており、移動も簡単に行える。専用バッテリーを挿入することでコンセントのない場所でも利用できるため、キャンプなどのアウトドアな場面には非常に役立つ製品となっている。
今回、メーカーより本製品(18Lモデル)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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- 有効期限:2025年5月23日(金)~ 11月18日(火)
ブランド | BougeRV | |
製品名 | BougeRV CRH | |
容量 | 9L | 18L |
温度設定範囲 | -20°C ~ +20°C | |
定格消費電力 | ECOモード:45W MAXモード:60W |
|
電源 | 電源コード / バッテリー | |
騒音レベル | ≤45dB | |
冷媒 | R-134a | |
定価電圧 | DC12V/24V, AC100V~240V(50Hz/60Hz) | |
本体サイズ(外寸) | 約395×236×449mm | 約480×336×419mm |
本体重量 | 約6.8kg(バッテリーなし) 約7.95kg(バッテリーあり) |
約8.4kg(バッテリーなし) 約9.55kg(バッテリーあり) |
今回紹介する『BougeRV CRH』は、-20℃までの冷却が可能なポータブル冷蔵庫だ。
32℃の高温下でも、しっかりと-20℃までキンキンに冷やせる冷却能力を実現している。
9L/18Lの2つの容量モデルが用意。9Lモデルであれば335ml飲料を約12本、500mlを約6本収納可能。今回レビューする18Lモデルであれば、335ml飲料を約25本、500ml飲料を約15本、2L飲料を約2本も収納できる。1~2人には最適な容量だ。
9Lモデルの筐体サイズは約395×236×449mm、15Lモデルは約480×336×419mmであり、いずれも一般的な車両にラクラク詰め込めるコンパクトサイズとなっている。
▼後部座席の余ったスペースにもスッキリとおさまる。
▼容量に対して比較的軽量。取っ手が付いており、移動も簡単に行える。
騒音レベルは≤45dBと静音性に優れており、就寝時に稼働させておいても安眠を妨げることはない。
基本は電源コードによる有線給電式であり、屋外ではポータブル電源やソーラーパネルから給電することで利用できる。さらに、別売りのBougeRVバッテリーを装着することで、電源がない場所でもコードレス使用が可能になる。
▼バッテリーを利用した場合でも、最大8.5時間の連続コードレス使用が可能。
▼ECOモードで45W、MAXモードでも60Wの省エネ設計。家計にもやさしい造りだ。
そして公式アプリとの連携により、温度調整や稼働監視、モード切替などを遠隔で行うことができる。いちいち筐体に触れずとも、稼働中の様子を把握できる点は実に便利だ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物を全て取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- BougeRV CRH本体
- 100~240V ACアタブター
- AC電源コード
- 12/24V DC電源コード
- ユーザーマニュアル
▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応
▼12/24V DC電源コードが付属。車のシガーソケットからの給電も可能となっている。
▼電源アダプタは比較的大きめなサイズ。
BougeRV CRH 18L本体
▼BougeRV CRH 18L本体の外観。本体サイズ(外寸)は約480×336×419mm。
ベージュ色を基調とした、落ち着いた印象を受けるデザインだ。
▼バッテリーを装着していない状態の本体重量は、実測で約10kg。公称値よりやや重めであった。
▼正面の様子。右側に操作パネルとUSB Type-Aポートが用意。
▼USBポートはキャップで保護されている。
▼右側面の様子。下部にコンプレッサー室が内蔵されている。
▼右側面中央にはバッテリー収納ボックスが用意。別売りの「BougeRV 173Wh 車載冷蔵庫バッテリー」を投入することで、外部からの電源供給なしで冷蔵庫を使用できるようになる。
▼フタを外して、バッテリーを投入可能。
▼「BougeRV 173Wh 車載冷蔵庫バッテリー」をカチッと装着できる。
▼左側面の様子。
▼後部の様子。
▼後部にはソーラー入力ポート、DC入力ポートが用意。
▼底部の様子。
▼上部の様子
▼フタには2つの窪みが用意されており、簡易的なドリンクホルダーとしても利用できる。
▼上部のフタを開けると、冷蔵庫内が現れる。
▼18Lの大容量。335ml飲料を約25本、500ml飲料を約15本、2L飲料を約2本も収納できる。
▼庫内の右側は、コンプレッサー質が下にある分、段差になっている。手が届きやすい場所であるため、すぐに飲みたい・食べたいものを収納しておくにはうってつけのスペースだ。
そして本製品には取っ手が付いており、持ち運びやすい設計となっている。
▼本体重量は約10kgであり、何も入れていない状態であればそこまで重くはない。大人であれば片手でも余裕で持ち運べるだろう。
このように、ポータブル冷蔵庫本体は、いたってシンプルな造りとなっている。
必要最低限のインターフェースが用意されたデザインのため、この手のデバイスに初めて触れる方でも、迷うことなく扱えるだろう。
扱い方は非常に簡単
本製品の扱い方は非常に簡単だ。
まず、付属ケーブル&アダプタでポータブル冷蔵庫に電源を供給する。
そして電源ボタンを押すことで、ポータブル冷蔵庫が起動し、冷却が開始される。
稼働中は前方スクリーンに、電圧、温度、稼働モードなどが表示される。
+(プラス)、-(マイナス)ボタンを押すことで、庫内温度を-20℃~20℃の範囲で調節可能。
歯車アイコンボタンを短押し、1秒後に再度短押しすることで、運転モードをECOモード(45W) ⇔ MAXモード (60W) の2種類で切り替えることができる。
▼MAXモードは素早く冷却したい場合に適しているが、そのぶん電力を消耗する。バッテリー駆動させている場合や、急速冷却後に庫内温度を一定に保ちたい場合には「ECOモード」を選択すると良いだろう。
また、歯車アイコンボタンを3秒間長押しした後、再度歯車アイコンボタンを押すことで、バッテリー保護レベルをH/M/Lの3段階で切り替えることができる。
使用を終了したい場合は、電源ボタンを長押しすることで全ての表示が消灯し、稼働音も止まる。
このように、扱い方自体はいたってシンプルだ。この手のデバイスを初めて扱う方でも、問題なく使用できるようになっている。
アプリ連携で遠隔操作が可能
公式アプリをインストールすることで、アプリ経由での遠隔操作が可能となる。
▼公式無料アプリ(iOS・Android対応)
アプリインストール後、電源をオンにした状態のポータブル冷蔵庫とBluetooth接続を行う。
▼アプリ操作画面
アプリ上ではポータブル冷蔵庫の状態をリアルタイムで把握できるほか、電源のオン/オフ切り替えも可能。また、モード切替やバッテリー保護機能の利用も可能だ。
▼いちいちポータブル冷蔵庫を直接触らずとも、スマホから詳細な調整を行うことができる点は実に便利。
本製品の利用を開始する際は、ぜひアプリインストールをオススメしたい。
庫内を素早く冷却可能
実際に飲料を庫内に入れて、冷却機能を利用してみた。
庫内には深さがあるため、500mlのペットボトルも問題なく入る。
レビュー時にはテストとして、庫内温度を-20℃として設定した。
▼運転方法は「MAXモード」を選択。
冷却を開始すると、庫内が急速に冷却され、一般的な冷蔵庫のように冷たくなる。
稼働開始から約30分後の庫内を確認してみる。
▼稼働開始から約30分後の庫内温度は23℃ ⇒ -18℃まで低下。設定温度近くにまで達しており、十分に冷やすことができている。
庫内に入れた飲料を取り出してみると、一般的な冷蔵庫に長時間入れておいた場合と同様に、とても冷たくなっていた。
▼金属製のボトル下部には霜が発生しており、非常にキンキンになっている。
▼パウチに入ったスープは、完全に凍っていた。
冷やした缶飲料を飲んでみたが、とても冷たくておいしい。
以上の通り、一般的な冷蔵庫・冷凍庫に近い冷却効果を得ることができた。MAXモードでは冷却スピードが非常に速く、外出先でもいつでも冷たい飲み物や食べ物を楽しめるのは大きな魅力だと感じられた。
肉や冷凍食品もきちんと保存でき、特に長距離ドライブやアウトドアで生鮮食品を安全に保つことができる点はとても助かるだろう。
バッテリー装着で、コードレス冷却が可能
前述したように、本製品は別売りバッテリーを装着することで、外部からの電源供給なしで稼働させることができる。
まず、充電済みのバッテリーを、右側面の窪みに挿入する。
そしてバッテリーの電源ボタンを長押しして起動することで、ポータブル冷蔵庫に電源が供給される。
これにより、コンセントやシガーソケット、ソーラーパネル等からの電源供給無しで、ポータブル冷蔵庫をコードレス使用できるようになる。
▼バッテリーを利用した場合でも、最長8.5時間の連続コードレス使用が可能。アウトドアな場面では、まさにうってつけの稼働形態と言えるだろう。
▼なお、バッテリー残量はディスプレイ上に表示される。
そしてバッテリー残量が低下した場合は、バッテリーを取り出して単体で充電できる。
稼働音は実に静か
本製品の稼働音は≤45dBに抑えられており、近くで稼働させていても動作音は非常に静かだと感じられた。テント内や車内で使用しても気になることはほとんどなく、就寝中でも気にならないレベルだ。
▼稼働音の確認(MAXモード)
音の感じ方には個人差があるが、間近で扇風機を回転させている場合と同程度の静かさなので、就寝中に稼働させても、安眠の妨げにはならないだろう。庫内が設定温度に近づくと、稼働音はさらに収まってくるため、静音性を重視するシーンでも安心して使用できる。
アウトドアだけでなく、室内での使用にも適していると言える。
『BougeRV CRH 18L』のまとめ
今回紹介した『BougeRV CRH 18L』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 冷却性能が優秀、飲料や冷凍食品もしっかり冷える
- 容量の選択肢があり実用的(9Lと18Lから選択可能)
- 最長8.5時間のコードレス使用が可能(要バッテリー)
- アプリ連携で遠隔操作可能
- 取っ手付きで移動がラク
- 静音設計で、車中泊や就寝中でも快適に使用可能
- 操作が直感的で簡単
- 優れた省エネ性能(ECOモードで消費電力45W)
- USBポート搭載
悪かった点
- 実測重量が公称値よりやや重め
以上の通り、コンパクトかつ軽量な筐体、長時間のバッテリー駆動、そして静音性やアプリ連携など、日常からアウトドアまで幅広いシーンで頼れる一台となっている。
炎天下の屋外でも安心して飲料や食品を保冷・冷凍でき、キャンプや車中泊はもちろん、災害時の備えとしても重宝するだろう。
9Lと18Lの2モデル展開により、用途や人数に応じた選択ができる点も嬉しい。バッテリー駆動によるコードレス運用、スマホアプリ連携による遠隔操作など、ユーザーの使いやすさを考慮した設計が随所に見受けられる。
見た目はシンプルながらも落ち着いたデザインであり、車内や室内でも違和感なく馴染み、使わないときも邪魔にならないサイズ感も魅力的だ。扱い方も簡単であり、初めてポータブル冷蔵庫を使う方にも安心しておすすめできる。
全体的に、ポータブル冷蔵庫の優れたエントリーモデルと言って良い一台に仕上がっている。
アウトドア好きな方はもちろん、日常でも手軽に冷たい飲料・食料を持ち運びたい方にはぴったりのモデルだ。
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