ベランダに設置された、フタの空いたBougeRV CRH 18L
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『BougeRV CRH 18L』レビュー、-20℃まで急速冷却、コンパクトで持ち運びやすく車中泊にもオススメのポータブル冷蔵庫

2025-05-30

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

ポータブル冷蔵庫、ポータブル電源、ソーラーパネルなどを数多く手掛けるメーカーのBougeRVは、2025年5月23日(金)に、同ブランドのポータブル冷蔵庫『BougeRV CRH』を発売した。

以前当サイトでレビューした同ブランドの「BougeRV CRX2 ポータブル冷蔵庫」の廉価版とも言えるモデルだ。

-20℃までの冷却が可能なポータブル冷蔵庫であり、夏場の屋外でも、庫内の飲食物を新鮮な状態に保つことができる。9L/18Lの2つの容量モデルが用意。

容量に対して比較的軽量。取っ手が付いており、移動も簡単に行える。専用バッテリーを挿入することでコンセントのない場所でも利用できるため、キャンプなどのアウトドアな場面には非常に役立つ製品となっている。

今回、メーカーより本製品(18Lモデル)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

BougeRV CRH 18Lのアイコン画像

【Amazon割引クーポンコード】

ブランド BougeRV
製品名 BougeRV CRH
容量 9L 18L
温度設定範囲 -20°C ~ +20°C
定格消費電力 ECOモード:45W
MAXモード:60W
電源 電源コード / バッテリー
騒音レベル ≤45dB
冷媒 R-134a
定価電圧 DC12V/24V, AC100V~240V(50Hz/60Hz)
本体サイズ(外寸) 約395×236×449mm 約480×336×419mm
本体重量 約6.8kg(バッテリーなし)
約7.95kg(バッテリーあり)
約8.4kg(バッテリーなし)
約9.55kg(バッテリーあり)

今回紹介する『BougeRV CRH』は、-20℃までの冷却が可能なポータブル冷蔵庫だ。

32℃の高温下でも、しっかりと-20℃までキンキンに冷やせる冷却能力を実現している。

32℃の高温下でも、しっかりと-20℃までキンキンに冷やせる冷却能力をアピールするイメージ

9L/18Lの2つの容量モデルが用意。9Lモデルであれば335ml飲料を約12本、500mlを約6本収納可能。今回レビューする18Lモデルであれば、335ml飲料を約25本、500ml飲料を約15本、2L飲料を約2本も収納できる。1~2人には最適な容量だ。

BougeRV CRH 18Lの容量

9Lモデルの筐体サイズは約395×236×449mm、15Lモデルは約480×336×419mmであり、いずれも一般的な車両にラクラク詰め込めるコンパクトサイズとなっている。

▼後部座席の余ったスペースにもスッキリとおさまる。

BougeRV CRHを車内に積み込むイメージ

▼容量に対して比較的軽量。取っ手が付いており、移動も簡単に行える。

BougeRV CRHの取っ手を掴んで持ち運ぶイメージ

騒音レベルは≤45dBと静音性に優れており、就寝時に稼働させておいても安眠を妨げることはない。

BougeRV CRHの静音性

基本は電源コードによる有線給電式であり、屋外ではポータブル電源やソーラーパネルから給電することで利用できる。さらに、別売りのBougeRVバッテリーを装着することで、電源がない場所でもコードレス使用が可能になる

BougeRV CRHの給電方法

▼バッテリーを利用した場合でも、最大8.5時間の連続コードレス使用が可能。

BougeRV CRHの側面にバッテリーを装着するイメージ

▼ECOモードで45W、MAXモードでも60Wの省エネ設計。家計にもやさしい造りだ。

BougeRV CRHの消費電力

そして公式アプリとの連携により、温度調整や稼働監視、モード切替などを遠隔で行うことができる。いちいち筐体に触れずとも、稼働中の様子を把握できる点は実に便利だ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

BougeRV CRHの外箱

BougeRV CRHの箱の中身

▼内容物を全て取り出した様子

BougeRV CRHのパッケージ付属品一式

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • BougeRV CRH本体
  • 100~240V ACアタブター
  • AC電源コード
  • 12/24V DC電源コード
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応

BougeRV CRHのユーザーマニュアル

▼12/24V DC電源コードが付属。車のシガーソケットからの給電も可能となっている。

12/24V DC電源コード

▼電源アダプタは比較的大きめなサイズ。

AC電源アダプタを手に持っている

BougeRV CRH 18L本体

▼BougeRV CRH 18L本体の外観。本体サイズ(外寸)は約480×336×419mm。

BougeRV CRH 18L本体の外観

ベージュ色を基調とした、落ち着いた印象を受けるデザインだ。

▼バッテリーを装着していない状態の本体重量は、実測で約10kg。公称値よりやや重めであった。

計量中のBougeRV CRH 18L

BougeRV CRH 18Lの本体重量計測結果

▼正面の様子。右側に操作パネルUSB Type-Aポートが用意。

BougeRV CRH 18L本体の外観(正面アングル)

BougeRV CRHの操作パネル

▼USBポートはキャップで保護されている。

BougeRV CRHのUSBポート

▼右側面の様子。下部にコンプレッサー室が内蔵されている。

BougeRV CRHの右側面

▼右側面中央にはバッテリー収納ボックスが用意。別売りの「BougeRV 173Wh 車載冷蔵庫バッテリー」を投入することで、外部からの電源供給なしで冷蔵庫を使用できるようになる。

BougeRV CRHのバッテリー収納ボックス

▼フタを外して、バッテリーを投入可能。

BougeRV CRHのバッテリー収納ボックスのフタを外した

BougeRV CRHのバッテリー収納ボックスの内部

▼「BougeRV 173Wh 車載冷蔵庫バッテリー」をカチッと装着できる。

BougeRV 173Wh 車載冷蔵庫バッテリーを手に持っている

BougeRV 173Wh 車載冷蔵庫バッテリーを、BougeRV CRHのバッテリー収納ボックスに装着した

▼左側面の様子。

BougeRV CRHの左側面

▼後部の様子。

BougeRV CRHの後部

▼後部にはソーラー入力ポートDC入力ポートが用意。

BougeRV CRHの電源ポート

▼底部の様子。

BougeRV CRHの底部

▼上部の様子

BougeRV CRHの外観(上部アングル)

▼フタには2つの窪みが用意されており、簡易的なドリンクホルダーとしても利用できる。

BougeRV CRH上部のドリンクホルダー

▼上部のフタを開けると、冷蔵庫内が現れる。

BougeRV CRHのフタを開けた

▼18Lの大容量。335ml飲料を約25本、500ml飲料を約15本、2L飲料を約2本も収納できる。

BougeRV CRHの庫内

▼庫内の右側は、コンプレッサー質が下にある分、段差になっている。手が届きやすい場所であるため、すぐに飲みたい・食べたいものを収納しておくにはうってつけのスペースだ。

BougeRV CRHの庫内の右側

そして本製品には取っ手が付いており、持ち運びやすい設計となっている。

BougeRV CRHの取っ手を掴んでいる

▼本体重量は約10kgであり、何も入れていない状態であればそこまで重くはない。大人であれば片手でも余裕で持ち運べるだろう。

取っ手を掴んでBougeRV CRHを持ち上げている

このように、ポータブル冷蔵庫本体は、いたってシンプルな造りとなっている。

必要最低限のインターフェースが用意されたデザインのため、この手のデバイスに初めて触れる方でも、迷うことなく扱えるだろう。

扱い方は非常に簡単

ベランダのテーブルに設置したBougeRV CRH 18L

本製品の扱い方は非常に簡単だ。

まず、付属ケーブル&アダプタでポータブル冷蔵庫に電源を供給する。

付属ケーブル&アダプタでポータブル冷蔵庫に電源を供給する様子

そして電源ボタンを押すことで、ポータブル冷蔵庫が起動し、冷却が開始される。

電源ボタンを押して起動したBougeRV CRH

稼働中は前方スクリーンに、電圧、温度、稼働モードなどが表示される。

+(プラス)、-(マイナス)ボタンを押すことで、庫内温度を-20℃~20℃の範囲で調節可能。

BougeRV CRHの温度を調整している

歯車アイコンボタンを短押し、1秒後に再度短押しすることで、運転モードをECOモード(45W) ⇔ MAXモード (60W) の2種類で切り替えることができる。

▼MAXモードは素早く冷却したい場合に適しているが、そのぶん電力を消耗する。バッテリー駆動させている場合や、急速冷却後に庫内温度を一定に保ちたい場合には「ECOモード」を選択すると良いだろう。

MAXモード

ECOモード

また、歯車アイコンボタンを3秒間長押しした後、再度歯車アイコンボタンを押すことで、バッテリー保護レベルをH/M/Lの3段階で切り替えることができる。

バッテリー保護レベルM

使用を終了したい場合は、電源ボタンを長押しすることで全ての表示が消灯し、稼働音も止まる。

このように、扱い方自体はいたってシンプルだ。この手のデバイスを初めて扱う方でも、問題なく使用できるようになっている。

アプリ連携で遠隔操作が可能

スマホからBougeRV CRHを遠隔操作してる

公式アプリをインストールすることで、アプリ経由での遠隔操作が可能となる。

▼公式無料アプリ(iOS・Android対応)

BougeRV

BougeRV
開発元:ParisBouge
無料
posted withアプリーチ

アプリインストール後、電源をオンにした状態のポータブル冷蔵庫とBluetooth接続を行う。

BougeRVアプリのデバイス追加画面

▼アプリ操作画面

アプリ操作画面

アプリ上ではポータブル冷蔵庫の状態をリアルタイムで把握できるほか、電源のオン/オフ切り替えも可能。また、モード切替やバッテリー保護機能の利用も可能だ。

▼いちいちポータブル冷蔵庫を直接触らずとも、スマホから詳細な調整を行うことができる点は実に便利。

バッテリー保護レベル設定画面

本製品の利用を開始する際は、ぜひアプリインストールをオススメしたい。

庫内を素早く冷却可能

実際に飲料を庫内に入れて、冷却機能を利用してみた。

様々なジャンルの飲料

飲料をBougeRV CRHの庫内に入れた

庫内には深さがあるため、500mlのペットボトルも問題なく入る。

レビュー時にはテストとして、庫内温度を-20℃として設定した。

▼運転方法は「MAXモード」を選択。

-20℃、MAXモードに設定した状態

冷却を開始すると、庫内が急速に冷却され、一般的な冷蔵庫のように冷たくなる。

稼働中のBougeRV CRH

稼働開始から約30分後の庫内を確認してみる。

▼稼働開始から約30分後の庫内温度は23℃ ⇒ -18℃まで低下。設定温度近くにまで達しており、十分に冷やすことができている。

稼働開始から約30分後の庫内温度

庫内に入れた飲料を取り出してみると、一般的な冷蔵庫に長時間入れておいた場合と同様に、とても冷たくなっていた。

冷やした缶飲料

▼金属製のボトル下部には霜が発生しており、非常にキンキンになっている。

金属製のボトル下部に発生した霜

▼パウチに入ったスープは、完全に凍っていた。

凍ったパウチに入ったスープ

冷やした缶飲料を飲んでみたが、とても冷たくておいしい。

以上の通り、一般的な冷蔵庫・冷凍庫に近い冷却効果を得ることができた。MAXモードでは冷却スピードが非常に速く、外出先でもいつでも冷たい飲み物や食べ物を楽しめるのは大きな魅力だと感じられた。

肉や冷凍食品もきちんと保存でき、特に長距離ドライブやアウトドアで生鮮食品を安全に保つことができる点はとても助かるだろう。

バッテリー装着で、コードレス冷却が可能

屋外で稼働しているBougeRV CRH

前述したように、本製品は別売りバッテリーを装着することで、外部からの電源供給なしで稼働させることができる。

まず、充電済みのバッテリーを、右側面の窪みに挿入する。

BougeRV CRHに装着されたバッテリー

そしてバッテリーの電源ボタンを長押しして起動することで、ポータブル冷蔵庫に電源が供給される。

バッテリーの電源ボタンを長押しして起動させた様子

BougeRV CRHのディスプレイ表示

これにより、コンセントやシガーソケット、ソーラーパネル等からの電源供給無しで、ポータブル冷蔵庫をコードレス使用できるようになる。

▼バッテリーを利用した場合でも、最長8.5時間の連続コードレス使用が可能。アウトドアな場面では、まさにうってつけの稼働形態と言えるだろう。

屋外で稼働中のBougeRV CRH

▼なお、バッテリー残量はディスプレイ上に表示される。

バッテリー残量表示

そしてバッテリー残量が低下した場合は、バッテリーを取り出して単体で充電できる。

バッテリーを充電する様子

稼働音は実に静か

本製品の稼働音は≤45dBに抑えられており、近くで稼働させていても動作音は非常に静かだと感じられた。テント内や車内で使用しても気になることはほとんどなく、就寝中でも気にならないレベルだ。

▼稼働音の確認(MAXモード)

音の感じ方には個人差があるが、間近で扇風機を回転させている場合と同程度の静かさなので、就寝中に稼働させても、安眠の妨げにはならないだろう。庫内が設定温度に近づくと、稼働音はさらに収まってくるため、静音性を重視するシーンでも安心して使用できる。

アウトドアだけでなく、室内での使用にも適していると言える。

『BougeRV CRH 18L』のまとめ

BougeRV CRH 18Lのアイコン画像

今回紹介した『BougeRV CRH 18L』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 冷却性能が優秀、飲料や冷凍食品もしっかり冷える
  • 容量の選択肢があり実用的(9Lと18Lから選択可能)
  • 最長8.5時間のコードレス使用が可能(要バッテリー)
  • アプリ連携で遠隔操作可能
  • 取っ手付きで移動がラク
  • 静音設計で、車中泊や就寝中でも快適に使用可能
  • 操作が直感的で簡単
  • 優れた省エネ性能(ECOモードで消費電力45W)
  • USBポート搭載

悪かった点

  • 実測重量が公称値よりやや重め

以上の通り、コンパクトかつ軽量な筐体、長時間のバッテリー駆動、そして静音性やアプリ連携など、日常からアウトドアまで幅広いシーンで頼れる一台となっている。

炎天下の屋外でも安心して飲料や食品を保冷・冷凍でき、キャンプや車中泊はもちろん、災害時の備えとしても重宝するだろう

9Lと18Lの2モデル展開により、用途や人数に応じた選択ができる点も嬉しい。バッテリー駆動によるコードレス運用、スマホアプリ連携による遠隔操作など、ユーザーの使いやすさを考慮した設計が随所に見受けられる。

見た目はシンプルながらも落ち着いたデザインであり、車内や室内でも違和感なく馴染み、使わないときも邪魔にならないサイズ感も魅力的だ。扱い方も簡単であり、初めてポータブル冷蔵庫を使う方にも安心しておすすめできる

全体的に、ポータブル冷蔵庫の優れたエントリーモデルと言って良い一台に仕上がっている。

アウトドア好きな方はもちろん、日常でも手軽に冷たい飲料・食料を持ち運びたい方にはぴったりのモデルだ。

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最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

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