SwitchBot ドアロックUltraで指紋認証を行っている
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『SwitchBot 顔認証パッド』レビュー、工事不要で簡単設置、指紋・顔認証・パスワード・NFCで解錠できるスマートロック製品

2025-05-23

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

2025年5月7日(水)、数々のスマート家電を手掛けるSwitchBot(スイッチボット)は、同ブランドの最新スマートセキュリティ製品『SwitchBot 顔認証パッド』を発売した。

通常販売価格は税込16,980円

SwitchBotロックシリーズ「ロックLite」「ロック」「ロックPro」「ロックUltra」と連携して使用でき、顔認証や指紋認証、パスワード入力などによってロックを遠隔解除できるガジェットだ。

5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、最長1年間のバッテリー駆動が可能。工事不要で取り付けることができ、誰でも簡単に利用を開始できる点がメリットだ。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じたことをレビューしていく。

SwitchBot 顔認証パッドのアイコン画像

ブランド SwitchBot(スイッチボット)
モデル名 SwitchBot 顔認証パッド
カラー ブラック
本体サイズ 131×65×30mm
本体重量 205g
防水防塵仕様 IP65
動作環境湿度 10%~90%
動作環境温度 -20℃~45℃
材料 PC、UV耐性
電源 5V=2A
駆動方式 バッテリー駆動、Type-C有線
バッテリー容量 5,000mAh
バッテリー稼働時間 最長1年間
通信方式 Bluetooth Low Energy (BLE)
対応アプリ SwitchBot
認証方式 パスワード、指紋、顔、NFC、交通系ICカード
顔認証距離 60~90cm
対応身長 120cm~200cm
対応製品 「ロックLite」「ロック」「ロックPro」「ロックUltra」※記事執筆時点

SwitchBot 顔認証パッドのキービジュアル

今回紹介する『SwitchBot 顔認証パッド』は、SwitchBotロックシリーズ「ロックLite」「ロック」「ロックPro」「ロックUltra」と連携して使用できるスマートセキュリティ製品だ。

▼本製品と同日にリリースされ、当サイトでも以前レビューした「SwitchBot ドアロックUltra」でも使用可能。

顔認証パッドとロックシリーズのキービジュアル

パスワード、指紋、顔、NFC、交通系ICカードの認証方法に対応しており、荷物で手が塞がっている時や、雨水や汗などで指が濡れている時にもスムーズなドアロックが可能となる。

▼最新の3D顔認証システムを採用し、メイクや眼鏡の有無などに関係なく、スムーズな顔認証が可能。ドアに近付くだけで鍵が開く手ぶら解錠機能も用意。

SwitchBot 顔認証パッドの認証方法

最新の3D顔認証システム

セキュリティ対策も万全。他人によるなりすましや、画像や動画を用いた平面情報では認証されない。登録された顔データはすべてローカル保存。クラウドに保存されることはなく、データが漏えいする可能性は一切ない。

▼盗難防止機能も搭載。無理やり取り外されると警報&スマホ通知が作動。

SwitchBot 顔認証パッドのセキュリティ機能

両面テープ取付式のため、設置の際に工事は不要。壁に穴をあける必要がないため、賃貸物件でも気軽に使用できる点は嬉しい。なお、ネジでさらにしっかりと固定することも可能だ。

高性能シーリングゴムを採用した、IP65防水防塵構造のため、悪天下の屋外でも問題なく動作。さらに、紫外線に強いPC素材により、日焼けによる劣化も防止している。

SwitchBot 顔認証パッドの耐候性説明

そして5,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、ケーブルレス・コードレスで駆動できる。フル充電で丸1年間稼働するため、いちいち取り外して充電する手間を省くことができる。

▼今後リリース予定のソーラーパネルを使えば、半永久的な給電を実現することも可能だ。

SwitchBot 顔認証パッドのバッテリー仕様

製品本体および付属品

▼外箱の様子

SwitchBot 顔認証パッドの外箱

SwitchBot 顔認証パッドの箱を開けた

▼内容物を全て取り出した様子

SwitchBot 顔認証パッドのパッケージ付属品一式

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • 顔認証パッド
  • 取付プレートA
  • 角度調節台B
  • 3M 両面テープA
  • 3M 両面テープB
  • 取付ステッカー
  • 黒ネジ
  • ボタンステッカー
  • 取り外しピン
  • ネジパック(ネジ+拡張ポルト)
  • Type-C ケーブル
  • クリーニングティッシュ

▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応。

SwitchBot 顔認証パッドのユーザーマニュアル

▼取付プレートA&角度調節台B。SwitchBot 顔認証パッドの設置に使用する。

取付プレートA&角度調節台B

▼両面テープが各1セット付属。取付プレートA&角度調節台Bを貼り付ける際に使用。

予備の両面テープ

▼付属のネジパック(ネジ+拡張ポルト)を使用することで、壁面に穴あけして固定することも可能。

付属のネジパック(ネジ+拡張ポルト)

SwitchBot 顔認証パッド 本体

▼SwitchBot 顔認証パッド本体の外観。

SwitchBot 顔認証パッド本体の外観

PC、UV耐性を備えた素材で作られた筐体には頑丈さが感じられ、安っぽさはない。

▼筐体サイズは131×65×30mm、重量は205gと比較的軽量。

SwitchBot 顔認証パッドを手に持っている(正面アングル)

正面にはモーション検知センサー顔認証エリアテンキーなど各種ボタン指紋認証エリアなどが用意。

SwitchBot 顔認証パッドの正面インターフェース

▼正面下部には、表示ランプ/ボタンが用意。

SwitchBot 顔認証パッド正面の表示ランプ&ボタン

▼両側面の様子。

SwitchBot 顔認証パッドを手に持っている(左側面アングル)

▼右側面には、小さな取り外し穴が用意されている。

SwitchBot 顔認証パッドを手に持っている(右側面アングル)

▼背面の様子。右上に電源スイッチが用意されている。

SwitchBot 顔認証パッドを手に持っている(背面アングル)

▼電源スイッチはキャップで保護されている。

SwitchBot 顔認証パッド背面の電源スイッチ

▼下部にはスピーカー&充電表示ランプに加えて、ゴム栓で保護されたType-Cポートが用意。

SwitchBot 顔認証パッド下部のType-Cポート

このように、コンパクトな筐体サイズに機能が詰め込まれた、洗練されたデザインとなっている。

▼使用開始前に、Type-Cポートから顔認証パッドを充電しておこう。

充電中のSwitchBot 顔認証パッド

SwitchBot 顔認証パッドの設置方法

顔認証パッドの取り付け方について紹介する。

なお、今回のレビュー時には、以前取り付けてレビューした「SwitchBot ドアロックUltra」と連動させるカタチで設置した。

▼『SwitchBot ドアロックUltra』のレビュー記事はコチラ

SwitchBot ドアロックUltraレビューのメイン画像
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手順①:SwitchBotアプリと連携

顔認証パッドを取り付ける前に、スマホアプリとのペアリングを完了させよう。

▼公式無料アプリ(iOS・Android対応)

SwitchBot

SwitchBot
開発元:wonderlabs, Incorporated
無料
posted withアプリーチ

まず、顔認証パッド背面の電源スイッチをONに入れる。

顔認証パッド背面の電源スイッチをONに入れた

この状態で、スマホからSwitchBotアプリを起動すると、「デバイスの追加」から「顔認証パッド」を選択できる。

SwitchBotアプリのデバイス追加画面

デバイスとの接続が完了したら、画面の指示に従って初期設定を完了させていく。

SwitchBot 顔認証パッドの初期設定画面

初期設定時に、顔認証パッドとのペア登録を行うSwitchBotロック製品を選択する必要がある。SwitchBotロックシリーズ「ロックLite」「ロック」「ロックPro」「ロックUltra」との連携が可能だ。

▼今回のレビュー時には「ロックUltra」とのペア登録を行った。

「ロックUltra」とのペア登録画面

▼ロックUltra

手順②:取付プレートA / 角度調節台Bを取り付ける

ロック製品とのペア登録ができることを確認したら、顔認証パッドを設置しよう。

本製品は「両面テープ」と「ネジ固定」の2種類の設置方法が可能だ。今回のレビュー時には、両面テープで取り付けた。

▼取り付けには、取付プレートA / 角度調節台Bを使用する。

取付プレートAと角度調節台Bを手に持っている

顔認証パッドを取り付ける位置に応じて、角度調節台Bを使用することで、15度の角度をつけて設置できる。

▼角度調節台Bを使用する場合は、付属のネジを用いて取付プレートAに固定する。なお、ドライバーは自前で用意する必要があるので注意。

取付プレートAと角度調節台Bをドライバーで固定している

取付プレートAと角度調節台Bをドライバーで固定した(背面)

取付プレートAと角度調節台Bをドライバーで固定した(正面)

そして付属の両面テープを取付プレートAもしくは角度調節台Bの裏面に貼る。

▼今回のレビュー時には、角度調節台Bの裏面に貼った。

角度調節台Bの裏面に両面テープを貼った

そして両面テープの保護フィルムを剥がし、顔認証パッドを取り付けたい場所に貼り付けよう。

▼なお、充電時に顔認証パッドを取り外せるように、設置する際は右側に6cm以上のスペースを開ける必要があるので要注意。

両面テープの保護フィルムを剥がした

角度調節台Bをドア枠に設置した

ちなみに、接着力はかなり強力なため、顔認証パッドを取り付けても、自重で落ちてきたり、荷物などがぶつかって外れてしまうことは、まずないだろう。

ただし、そのぶん取り外す際にはかなり強い力を入れる必要がある。取り外し時に接着面の壁紙や塗装も一緒に剥がれてしまう可能性もあるので注意したい。

手順③:顔認証パッドを設置

そして最後に、取付プレートAもしくは角度調節台Bに、顔認証パッドを設置する。

▼左にスライドさせるカタチで固定する。

SwitchBot 顔認証パッドを手に持っている

SwitchBot 顔認証パッドを取り付け台に設置した

ドア枠に取り付けたSwitchBot 顔認証パッド(上から撮影)

▼「ロックUltra」を取り付けたドアの、裏側(入り口側)のドア枠に設置した。

SwitchBot 顔認証パッドをドア枠に取り付けた状態

以上で、SwitchBot 顔認証パッドの取り付け自体は完了だ。

このように、顔認証パッドの取り付けにあたり、工具・道具等は一切不要であった。ドアに穴を開ける必要もないため、賃貸物件などでも安心して設置できる点が嬉しい。

なお、壁に穴を開けて付属のネジで留めれば、より強固に固定設置することもできる。持ち家や所有物件などで長期間利用するつもりがある場合は、ネジ固定設置の方が良いだろう。

▼スマートなデザインのおかげで、取り付けてもその部分の意匠性を損なうことは無い。

設置されたSwitchBot 顔認証パッド

手順④:初期設定を完了

設置が完了したら、保留していたアプリの初期設定を完了させよう。

▼パスコードを入力し、正常にロックが解錠されるかどうかテスト。

テスト用パスコード

すべての初期設定が完了すると、メイン画面が表示され、より詳細な設定やカスタマイズを行うことができる。

アプリメイン画面

なお、ドアロックや顔認証パッドの使用にはWi-Fi接続は必須ではないため、Wi-Fiのない環境でも顔認証パッドを使用することは可能だ。

各認証情報の登録

SwitchBot 顔認証パッドで指紋認証している

顔認証パッドは、パスワード、指紋、顔、NFC、交通系ICカードの認証方法に対応している。

それぞれの登録方法はいたって簡単だ。

パスコード

▼パスコードは6~12ケタで登録可能。

パスコードの登録画面

▼設定したパスコードを常に有効にするのか、一定期間だけなのか、もしくは一回のみ有効なのかなどを指定できる。

パスコードの有効頻度選択画面

▼複数のパスコードを設定可能。設定したコードはアプリ上からいつでも変更・削除できる。

登録済みの指紋

顔認証

▼顔認証の場合、「常に有効」「期間以内に有効」の2種類から選択できる。

「常に有効」「期間以内に有効」の2種類

▼顔認証パッドから60~90cmほど離れて、顔を登録。10秒足らずで登録が完了する。

顔の登録画面

顔情報登録中の様子

▼登録した顔データには名前を付けることが可能。アプリ上でいつでも編集・削除が可能だ。

登録した顔データ

指紋認証

▼指紋認証の場合、「常に有効」「期間以内に有効」「緊急指紋」の3種類から選択できる。

指紋認証の有効頻度選択画面

顔認証パッド正面の指紋認証エリアに、登録したい指を何度もかざして指紋を登録できる。

▼最大100個の指紋を登録可能。

SwitchBot 顔認証パッドで指紋認証している

NFCカード

▼NFCカードの場合、「常に有効」「期間以内に有効」の2種類から選択できる。

NFCカードの認証頻度選択画面

最大100枚のSwitchBot NFCカードを登録可能。登録したカードをかざすだけで、瞬時にロックを解除できるようになる。

▼カードを手渡した特定の会員のみが入場できるようにしたい場合などには、非常に便利な解錠方法だ。

また、交通系ICカードをスマホやスマートWatchに登録すれば、スキャンするだけで解錠できるようになる。

優れた認識精度で、スマートなロック解除が可能

SwitchBot 顔認証パッドで指紋認証を行っている様子

実際に各方法でロックを解除してみた。

▼パスコードによるロック解除

▼指紋認証によるロック解除

▼顔認証によるロック解除

▼(参考)ロックUltraのロック解除の様子

以上の動画を観ても分かる通り、いずれの方法でも非常にスムーズなロック解除が可能であった。

パスコードによるロック解除は最も一般的な方法であり、番号さえ覚えていれば確実なロック解除が可能だ。また、番号さえ伝えておけば誰でも解除できるため、指紋登録や顔登録が済んでいない方にも入ってもらうことができる。コードを一定回数以上間違えると入力できなくなるなど、セキュリティ面もシッカリしている。

指紋認証では、指でセンサー部分を触れるだけで瞬時にロック解除できる。認証精度は高く、指が濡れたりしていると稀に認証失敗になるものの、基本的には90%以上の精度でロックを解除することが可能であった。

そして顔認証では、指や手を使わずにロックを解除できるため、荷物を持ったまま解錠したい場合などには非常に便利だ。ただし、明るい日中にもかかわらず、指紋認証よりも高い確率(20%ほど)で認証エラーになってしまうことがあった。取り付け高さや角度に問題があったのかもしれない。失敗しても再度パッドの前に立つことでロックを解除できるが、もし何度も認証に失敗するようであれば、取り付け位置の見直しも必要だろう。

このように、いずれの解錠・施錠方法にもメリットがある。低確率だが指紋認証・顔認証に失敗することはあるものの、パスコードを入力すれば確実なロック解除が可能だ。本製品を設置して不利益に感じることはほぼないだろう。

解錠履歴を確認可能

アプリから、顔認証パッドの解錠履歴を確認することができる。

▼履歴画面。何月何日の何時に、誰がどのような方法で解錠したかを一覧で確認できる。

顔認証パッドの解錠履歴

オフィスなどで、簡易的な入退室記録用としても活用できるだろう。

また、不審な入室履歴を把握できる点でも有用だ。

アプリ上から豊富な機能を利用可能

本製品は、アプリ上に非常に豊富な機能が用意されており、顔認証パッドの能力を最大限に活用することが可能となる。

▼設定項目一覧

顔認証パッドの設定項目一覧

顔認証の起動の仕方

顔認証の起動方法を自動/手動から選択できる。自動認証をオンにすると、指紋認証やパスコード認証を利用したい場合でも顔認証が起動してしまうため、個人的には手動がオススメだ。

顔認証の起動の仕方設定画面

顔認証感度

顔認証の感度を調整できる。高感度にするほど認証できる距離が伸びるが、そのぶん消費電力が高くなる。設置場所や頻度に応じて調整すると良いだろう。

顔認証感度設定画面

スリーブ期間

解錠・施錠完了後の顔認証の非起動時間を設定できる。これにより、前述した自動顔認証をオンにした場合でも、誤作動を防止できる。

スリーブ期間の設定画面

施錠ボタン設定

有効化することで、顔認証パッド正面に用意された南京錠アイコンのボタン(施錠ボタン)を押すことで、施錠できるようになる。確実な施錠を行いたい場合には有用だ。

施錠ボタン設定画面

キーパッド無効化

顔認証パッドを無効化することが可能。顔認証による誤動作を極力抑えたい場合には利用すると良いだろう。

キーパッド無効化の設定画面

取り外しアラート

オンにすることで、顔認証パッドが取り外された場合にアートを鳴らすことができる。

取り外しアラートの設定画面

▼取り外しアラートが鳴る様子

緊急性を感じさせるアラートが大きめのボリュームで鳴り、キーパッドも点滅する。

そしてアプリ画面には、顔認証パッドが取り外されたことが通知される。

顔認証パッドが取り外されたことを通知する表示

これにより、顔認証パッドが盗難などに遭った場合に、瞬時に気が付くことができるようになる。

※離れた場所からのスマホ通知を受けるには、顔認証パッドをハブ製品に接続する必要がある。

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アラートはアプリ画面からのみ解錠可能。第三者に勝手に解除されてしまうことはないため、盗難防止にも役立つ。

アプリ上のアラート解除ボタン

音声と音量

顔認証パッドの音声ガイド言語、およびボリュームを変更できる。

音声と音量設定画面

クイック解錠

オンにすることで、解錠の反応速度が向上し、より素早く入室できるようになる。その代わり、バッテリーの消耗も早くなるので要注意。

クイック解錠の設定画面

バッテリーの充電方法

本製品は5,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、フル充電で丸1年間稼働するため、いちいち取り外して充電する手間を省くことができる。

▼バッテリー残量は、表示ボタンを押した際のランプの点灯色から把握可能。

表示ボタンを押した際のランプの点灯色

もしくは、アプリ上でもバッテリー残量を把握することが可能だ。

バッテリー残量が低下した場合は、顔認証パッド下部のType-Cポートに直接Type-Cケーブルやモバイルバッテリーを挿すことで充電できる。

もし近くにコンセントが無い場合は、顔認証パッド事態を土台から取り外して充電することも可能だ。

▼右側面の穴に、付属の取り外しピンを差し込んで顔認証パッドを取り外せる。

SwitchBot 顔認証パッド右側面の取り外し穴

SwitchBot 顔認証パッド右側面の取り外し穴にピンを挿入している

▼SwitchBot 顔認証パッドを右にスライドさせて取り外す。

SwitchBot 顔認証パッドを土台から取り外した

取り外した顔認証パッドをコンセントのある位置まで持って行き、有線充電を行おう。

有線充電中のSwitchBot 顔認証パッド

なお、今後リリース予定のソーラーパネルを使えば、半永久的な給電を実現することも可能だ。

『SwitchBot 顔認証パッド』のまとめ

SwitchBot 顔認証パッドのアイコン画像

今回紹介した『SwitchBot 顔認証パッド』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュなデザイン
  • コンパクトで邪魔にならないサイズ感
  • 取付が簡単(両面テープ使用)
  • 工事不要で設置可能
  • 初期設定が簡単
  • スマートな解錠が可能
  • Wi-Fiの無い環境でも利用可能
  • アプリから充実の機能を利用可能
  • 取り外しアラートをはじめ、セキュリティ機能も充実
  • 1度の満充電で約1年間持続する長寿命バッテリー

悪かった点

  • 顔認証の精度がイマイチ(20%程の確率で失敗する)

以上の通り、誰でも簡単に設置でき、スマートかつ安全なロック解除を実現できるスマートセキュリティ製品となっている。

付属両面テープを使用することで、誰でも簡単に取り付けできる。ドアに穴を開ける必要もないため、賃貸物件などでも安心して設置できる点が非常に嬉しい。ただし、より強固に設置したい場合には、付属のネジを利用することもできる。

付属両面テープの接着力はかなり強力なため、顔認証パッドの自重で落ちてきたり、荷物などがぶつかって外れてしまうことは、まずないだろう。安心して利用できる。

複数の解錠方法に対応、いずれの方法にもメリットがあり、本製品を設置して不利益に感じることはほぼないだろう。ただし、顔認証の精度はやや劣るため、今度のアップデートで改善を期待したい。

また、アプリ連携により、非常に多岐に渡る機能を利用可能。ユーザーごとに望んだとおりの動作を実現できる。取り外しアラートをはじめ、セキュリティ機能も充実。クラウド上にロック情報が残ることもないため、第三者の不正入室を防ぐことが可能だ。

そして何より、バッテリー持続力が優れており、1回のフル充電で最長1年間もの稼働が可能となっている。バッテリー残量が低下した場合にはアプリ通知やアラートで知らせてくれるため、突然解錠できなくなるような事態も防ぐことができる。

以前レビューした「SwitchBot ロックUltra」と合わせて、スマートホーム化、スマートオフィス化を実現したい方にとって、まさに必須とも言えるツールだろう。

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