2025年6月26日(木)、中国のXiaomi(シャオミ)社は、同ブランドの最新タブレット『Xiaomi Pad 7S Pro 12.5』を中国国内向けに発表しました。
6月26日より既に販売が開始されており、公式サイト等にて注文できます。
中国国内向けの価格は以下の通り。
モデル | 構成(RAM/ROM) | 価格 |
通常版 | 8GB/256GB | 3,299元 (約66,000円) |
12GB/256GB | 3,599元 (約72,000円) | |
12GB/512GB | 3,899元 (約78,000円) | |
16GB/512GB | 4,099元 (約82,000円) | |
16GB/1TB | 4,499元 (約90,000円) | |
柔光版 | 12GB/512GB | 4,099元 (約82,000円) |
16GB/512GB | 4,299元 (約86,000円) | |
16GB/1TB | 4,699元 (約94,000円) |
※価格は1元 = 20.15円換算(2025.6.26時点)
2025年5月に発売された「Xiaomi Pad 7 Ultra」よりも大幅にリーズナブルな価格に設定された、廉価版とも言えるモデルとなっています。
Pad 7 Ultraを同じく、Xiaomiが独自に開発した3nmプロセスの最新フラッグシップチップセット「Xring O1」を搭載。10コアCPUと16コアGPU、そして6コアNPUを備えており、AIを活用したクリエイティブ作業や音声認識、リアルタイム翻訳などでも非常に優れたパフォーマンスを発揮します。
12.5インチディスプレイは3.2K(3200×2136)解像度、最高144Hzのリフレッシュレートに対応。Dolby Atmosに対応した6基のスピーカー(4低音+2高音)を内蔵するなど、メディア視聴やゲーミングにおいても満足度の高い体験を提供します。
項目 | Xiaomi Pad 7S Pro 12.5 |
カラー | パープル系、ブラック系、ブルー系、シルバー系 |
OS | Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース) |
ディスプレイ | 12.5インチ LCD |
解像度 | 3200×2136 |
リフレッシュレート | 最高144Hz |
ピーク輝度 | 1,000nits |
CPU (SoC) | Xring O1 10コア(最大3.4GHz、4クラスタ構成) |
GPU | ARM Immortalis-G925 GPU 16コア |
NPU | 44 TOPS 6コア |
RAM | 8GB / 12GB LPDDR5X 16GB LPDDR5T |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS4.1 |
カメラ | フロント:32MP(f/2.2) リア:50MP(f/1.8) |
スピーカー | 計6基のステレオスピーカー内蔵 (低音×4、中高音×2) Dolby Atmos対応 |
マイク | 4マイク+AI声紋ノイズキャンセリング |
バッテリー | 10,610mAh (120W有線急速充電、7.5W有線逆充電サポート) |
認証機能 | 指紋認証(サイド) |
搭載ポート | USB Type-C 3.2 Gen1 |
通信規格 | Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4, LHDC 5 |
SIMカード | 非対応 |
マイクロSDカード | 非対応 |
本体サイズ | 279.1 x 192 x 5.8 mm |
本体重量 | 576g |
通常版に加えて柔光版(ナノ柔光スクリーン版)が用意。表面に施された「AG(Anti-Glare)ナノテクスチャ加工」と「AR(Anti-Reflection)光学コーティング」により、反射率を最大70%軽減。表面がサラサラとした質感で、紙に書いているようなペン操作体験を提供し、スタイラスペンを使ったメモ・スケッチ用途に最適なモデルとなっています。
『Xiaomi Pad 7S Pro 12.5』のスペック&特徴
『Xiaomi Pad 7S Pro 12.5』にはパープル系、ブラック系、ブルー系、シルバー系の4つのカラーバリエーションが存在し、以下の8モデルが用意されています。
モデル | 構成(RAM/ROM) | 価格 |
通常版 | 8GB/256GB | 3,299元 (約66,000円) |
12GB/256GB | 3,599元 (約72,000円) | |
12GB/512GB | 3,899元 (約78,000円) | |
16GB/512GB | 4,099元 (約82,000円) | |
16GB/1TB | 4,499元 (約90,000円) | |
柔光版 | 12GB/512GB | 4,099元 (約82,000円) |
16GB/512GB | 4,299元 (約86,000円) | |
16GB/1TB | 4,699元 (約94,000円) |
※価格は1元 = 20.15円換算(2025.6.26時点)
通常版に加えて柔光版(ナノ柔光スクリーン版)が用意。表面に施された「AG(Anti-Glare)ナノテクスチャ加工」と「AR(Anti-Reflection)光学コーティング」により、反射率を最大70%軽減。蛍光灯や日光の映り込みが少なく、目に優しい表示を実現します。
また、表面がサラサラとした質感で、紙に書いているようなペン操作体験を提供し、スタイラスペンを使ったメモ・スケッチ用途に最適なモデルとなっています。
筐体サイズは279.1 x 192 x 5.8 mm、重量は約576gと非常に薄型。また、12.5インチタブレットの中では比較的軽量な部類です。
OSはXiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)を搭載。
12.5インチLCD(液晶ディスプレイ)を搭載。3200×2136解像度と最高144Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめます。ピーク輝度は1,000nitsに対応しています。
サウンド面に関しては、計6基のスピーカー(低音×4+中高音×2)を採用。Dolby Atmosによる立体音響により、映像視聴やゲームプレイ時により没入感のある体験が可能となっています。
そしてXiaomiが独自に開発した3nmプロセスの最新フラッグシップチップセット「Xring O1」を搭載。10コアCPUと16コアGPU、そして6コアNPUを備えており、AIを活用したクリエイティブ作業や音声認識、リアルタイム翻訳などでも非常に優れたパフォーマンスを発揮します。
同じく「Xring O1」を搭載した上位モデル『Xiaomi Pad 7 Ultra』は、AnTuTuベンチマークテストにおいて約255万点(実測値)の高スコアを記録しており、『Xiaomi Pad 7S Pro 12.5』に関しても相応のスコアが期待できます。
▼参考
-
-
【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)
更新履歴 2025/07/18:ベンチマーク表に「REDMI K80 Ultra」を追加しました。 2025/07/14:ベンチマーク表に「Tabwee T90」を追加しました。 2025/07/09 ...
続きを見る
RAMには最新DRAMである12GB /16GBのLPDDR5Tを採用。LPDDR5Xの最大速度8.5Gbpsと比べてデータ転送速度が約13%向上しているとのこと。
RAMには8GB/12GB LPDDR5X (※16GBモデルは LPDDR5T)を採用。LPDDR5Tは、LPDDR5Xの最大速度8.5Gbpsと比べてデータ転送速度が約13%向上しているとのこと。
ストレージは256GB / 512GB / 1TB UFS4.1を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していません。
指紋認証(サイド)に対応しており、利便性は抜群。
Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4などの高速通信規格の数々にも対応。ただし、カードスロットを備えておらず、nanoSIMカードの挿入には対応していない点に注意してください。
前面に32MP(f/2.2)フロントカメラを搭載。背面には50MP(f/1.8)リアカメラを搭載。優れた写真撮影能力を備えており、オンライン授業やウェブ会議も問題なくこなせます。
そして10,610mAhの超大容量バッテリーを内蔵し、外出先でも長時間の連続使用が可能。120W有線急速充電をサポートするほか、7.5W有線逆充電にも対応。たった10分で約37%の充電が可能で、実用性は抜群です。
なお、別売の磁気接続式キーボードは、物理ショートカットキーや圧感タッチパッドを備えており、装着すればノートPCに近い使用環境を実現できます。WPSやCADといったPCソフトにも最適化されており、本格的な業務使用にも活用できる設計となっています。
「Xiaomi Pad 7S Pro 12.5」と「Xiaomi Pad 7 Ultra」の比較
2025年5月に発売された上位モデル「Xiaomi Pad 7 Ultra」と、今回発売される「Xiaomi Pad 7S Pro 12.5」とのスペック比較表は、以下の通りです。
項目 | Xiaomi Pad 7S Pro 12.5 | Xiaomi Pad 7 Ultra |
カラー | パープル系、ブラック系、ブルー系、シルバー系 | グレー系、ブルー系 |
OS | Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース) | Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース) |
ディスプレイ | 12.5インチ LCD | 14インチ AMOLED (コーニングゴリラガラス5) |
解像度 | 3200×2136 | 2136 x 3200 |
リフレッシュレート | 最高144Hz | 最高120Hz |
ピーク輝度 | 1,000nits | 1,600nits |
CPU (SoC) | 玄戒 O1 10コア(最大3.4GHz) | 玄戒 O1 10コア(最大3.9GHz) |
GPU | ARM Immortalis-G925 GPU 16コア | ARM Immortalis-G925 GPU 16コア |
NPU | 44 TOPS 6コア | 44 TOPS 6コア |
RAM | 8GB / 12GB LPDDR5X 16GB LPDDR5T |
12GB / 16GB LPDDR5T |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 |
カメラ | フロント:32MP(f/2.2) リア:50MP(f/1.8) |
フロント:32MP(f/2.2) リア:50MP(f/1.8) |
スピーカー | 6基(低音×4、中高音×2)Dolby Atmos対応 | 8基(低音×4、中高音×4)Dolby Atmos対応 |
バッテリー | 10,610mAh(120W急速 / 7.5W逆充電) | 12,000mAh(120W急速 / 7.5W逆充電) |
認証機能 | 指紋認証(サイド) | 顔認証、指紋認証(サイド) |
搭載ポート | USB Type-C 3.2 Gen1 | USB Type-C 3.2 Gen2 |
通信規格 | Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4, LHDC 5 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、NFC |
SIMカード | 非対応 | 非対応 |
マイクロSDカード | 非対応 | 非対応 |
本体サイズ | 279.1 x 192 x 5.8 mm | 305.8 x 207.5 x 5.1 mm |
本体重量 | 576g | 609g / 619g |
上表の通り、全体的なスペック自体は「Xiaomi Pad 7 Ultra」の方が勝っていますが、「Xiaomi Pad 7S Pro 12.5」に関しても、5万円ほど安価だとは思えないほど、十分に優れた構成となっています。
日本語版『Xiaomi Pad 7S Pro 12.5』の発売に期待
『Xiaomi Pad 7S Pro 12.5』は6月26日より既に販売が開始されており、公式サイト等にて注文できます。
2025年5月に登場した上位モデル「Xiaomi Pad 7 Ultra」の魅力を受け継ぎつつ、より手の届きやすい価格帯に設定されたハイパフォーマンスタブレットとなっています。
厚みは5.8mmと非常に薄くスタイリッシュ。カバンなどに入れて携行してもかさばることはないでしょう。
現時点(記事執筆時点)において中国語版が発表されたのみであり、日本向けのリリースは発表されていません。日本語版を含め、グローバル版の発表にもぜひ期待したいところです。
今後の続報に注目していきたいですね。
【参照元】
▼こちらの記事もオススメ
-
-
『Xiaomi Pad 7 Ultra』レビュー、Xring O1搭載でAnTuTu255万点超え、5.1mm極薄の次世代タブレット
2025年5月22日(木)、中国のXiaomi(シャオミ)社は、同ブランドの最新タブレット『Xiaomi Pad 7 Ultra』を中国国内向けに発表した。 5月22日より既に販売が開始されており、公 ...
続きを見る
-
-
『Xiaomi Pad 7』レビュー、Snapdragon 7+ Gen 3搭載の11.2インチ高性能タブレット
2025年1月11日追記 ▼グローバル版のXiaomi Pad 7が発表されました。 2024年10月29日(火)に中国で開催されたXiaomi(シャオミ)のローンチイベントにおいて、同社の最新ハイス ...
続きを見る
-
-
『Xiaomi 15S Pro』レビュー、Xring O1搭載、120fpsゲーミングも余裕のウルトラハイエンドスマホ
2025年5月22日(木)、中国のXiaomi(シャオミ)社は、同ブランドの最新スマートフォン『Xiaomi 15S Pro』を中国国内向けに発表した。 5月22日より既に販売が開始されており、公式サ ...
続きを見る