Shokz(ショックス)より、新型オープンイヤーイヤホン『OpenRun Air 2』と『OpenFit Air 2』が2026年9月16日に国内発売されます。
通常価格はいずれも税込19,880円です。
どちらも耳を塞がずに周囲の音を聞きながら使えるオープンイヤーモデルですが、OpenRun Air 2は骨伝導方式を採用したネックバンド型、OpenFit Air 2は空気伝導方式を採用した完全ワイヤレス型と、使い勝手や得意とするシーンは大きく異なります。
OpenRun Air 2は、ネックバンドとイヤーフックによる安定した装着感と周囲の音を把握しやすい設計が特徴で、ランニングやワークアウトなどのアクティブな用途に向いたモデルです。
一方のOpenFit Air 2は、空気伝導による自然な音の広がりと完全ワイヤレスならではの扱いやすさが特徴で、普段使いや音楽鑑賞との相性に優れています。
先に結論 | OpenRun Air 2とOpenFit Air 2の選び方
- 運動時の安定感重視なら『OpenRun Air 2』がおすすめ
- 音質と普段使い重視なら『OpenFit Air 2』がおすすめ
- どちらも耳を塞がない“ながら聴き”向け
今回、提携先より両製品を提供していただきました。
本記事では、OpenRun Air 2とOpenFit Air 2を実際に使用し、装着感や音質、音漏れ、操作性などをチェック。2機種の使い勝手の違いを実機で検証し、それぞれどのような人に向いているのかを詳しくレビューしていきます。
OpenRun Air 2 / OpenFit Air 2のスペック比較
『OpenRun Air 2』と『OpenFit Air 2』のスペックは以下の通りです。
参照元:
以下、両モデルの外観や使用感について、詳しく紹介していきます。
『OpenFit Air 2』のパッケージ・外観
OpenFit Air 2の箱を開けると、充電ケースが動かないようにすっぽり収まっています。
パッケージには充電ケースやイヤホン本体に加え、ユーザーマニュアルが付属しています。一方でUSB-Cケーブルは付属しませんでした。
内容物一覧
- 充電ケース
- イヤホン本体
- ユーザーマニュアル
- 保証カード
充電ケース外観
パッケージには、収納と充電を兼ねた充電ケースが付属します。USB-C有線充電に対応する一方、ワイヤレス充電には非対応です。
今回のレビューでは、アイスブルー色を使用しています。艶消しされたマットな質感で、全体的に上品な印象を受けます。指紋や皮脂汚れも目立ちにくく、清潔感のある見た目を保ちやすい点も魅力です。
手のひらサイズで厚みも大きくないため、ズボンのポケットなどに入れても支障なく持ち運べます。
ケース&イヤホン込みの総重量は実測で約62gと十分軽量。
ケース前面にはLEDインジケーターが、背面にはUSB-Cポートが設けられています。
フタを開けると両耳イヤホンがすっぽりと収まっており、中央にはペアリングボタンが用意されています。
イヤホン外観
イヤホン本体は、一般的なオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンと同様のフォルムです。色合いや艶感はケースと統一されており、本体も上品な印象に仕上がっています。
イヤホン単体は、実測で約7.15gと非常に軽量。カーブしている部分には0.75mmのニッケルチタン合金製フレームを採用しており、耐久性にも優れています。
イヤホン本体は指で摘まめるサイズ感。オープンイヤー型なのでイヤーチップは付いていません。イヤホン両側の上部には感圧式ボタンが用意されており、タッチ操作で様々な機能を利用できます。
このように、充電ケースとイヤホンはいずれもシンプルで洗練されたデザインに仕上がっています。高級感はやや控えめですが、主張しすぎない見た目で普段使いしやすく、自宅はもちろん、通学・通勤やオフィスなど、幅広いシーンで自然に使えるでしょう。
『OpenFit Air 2』の装着感・音質・使用感
本機の装着感はかなり良好です。片耳約7.15gとオープンイヤー型としては十分軽く、着けていても重さを意識することはほとんどありませんでした。
また、耳あたりもやさしく、3時間以上続けて装着してみましたが、耳が痛くなることはありませんでした。人間工学に基づいたイヤーフックは耳の形に沿ってフィットしやすく、圧迫感も抑えられています。
イヤホンによっては、長時間使っているうちに耳の一部が押されて気になってくることもありますが、本機ではそうした不快感が出にくく、普段使いにも向いていると感じました。
ランニングのように多少動きのある運動時でもしっかり固定されるので、IP55の防塵・防水性能と合わせて、スポーツ用途との相性も良好だと感じました。
総じて、日常使いにも運動用にも使いやすい、快適な装着感でした。
音質については、低音が強く響くタイプではないものの、中~高音域はクリアで、全体的に聴き取りやすい印象です。音楽はもちろん、アニメや映画を視聴した際もセリフや効果音が埋もれにくく、日常使いには十分な聞きやすさがありました。
ただし、耳穴を塞がない構造のため、多少の音漏れはあります。今回試した環境では、音量を80%近くまで上げると、周囲にも高音域の音が聞こえやすくなりました。電車やバスなど、近くに人がいる場所では、音量60%以下を目安に、周囲の静かさに合わせて調整するとよいでしょう。
Shokz公式アプリではイコライザーモードを変更でき、用途や好みに応じて音の傾向を切り替えられます。各プリセットのチューニングはきちんと差別化されており、コンテンツに合わせて手軽に調整できて便利です。
総じて、中〜高音域がクリアに響き、アプリで音の傾向も調整できるため、日常のながら聴き用としてはかなり完成度の高いサウンドだと感じました。
そして操作面では、左右のイヤホン上部にある感圧式センサーで操作できます。再生・一時停止や曲送りなど、各種機能をイヤホン側から操作できます。
さらに、タッチ操作時の機能はアプリからカスタマイズ可能です。1回・2回・3回押しにそれぞれ異なる操作を割り当てられるため、自分の使い方に合わせて調整しやすく、実用性が高いと感じました。
『OpenRun Air 2』のパッケージ・外観
OpenRun Air 2は、OpenFit Air 2よりも一回り大きな箱に梱包されていました。
OpenRun Air 2にはUSB-Cケーブルが付属しておらず、充電ケースはそもそも存在していません。
内容物一覧
- イヤホン本体
- ユーザーマニュアル
- 保証カード
イヤホン外観
OpenRun Air 2は、左右のユニットが細いネックバンドでつながれた、Shokzらしい骨伝導イヤホンのデザインです。全体的に細身で、軽快な印象を受ける見た目となっています。今回のレビューでは、アイスブルー色を使用しています。
本体はシリコン系のやわらかな質感で、実際に手に持ってみるとネックバンドが適度にしなるので、強い力を加えなくても自然に広げられます。
イヤーフックとネックバンドには耐久性に優れた形状記憶合金が採用されており、多少手荒に扱っても型崩れしにくい安心感があります。カバンの中にそのまま入れて持ち運んでも問題ありませんでした。
本体のL側にはマルチファンクションボタンを搭載しており、装着したままでも操作しやすいです。R側には独立した音量・電源ボタンと、USB-C充電端子を備えています。端子部分は普段はカバーで覆われています。
従来のShokz製品で見られた独自のマグネット吸着式充電端子ではなく、汎用性の高いUSB-Cを採用しているため、手持ちのUSB-Cケーブルをそのまま使えるのは便利です。
本体重量は実測で約26.85gと、ネックバンド型としてはかなり軽量です。高い耐久性を確保しながら、軽さもしっかり両立できている点は好印象でした。
以上の通り、デザイン自体はシンプルですが、軽量さや操作のしやすさ、装着時の収まりの良さなど、実用性を重視してうまくまとめられています。
OpenFit Air 2と同じく主張しすぎない見た目なので、スポーツ向けのモデルでありながら、通勤中や日常生活の中でも違和感なく使いやすいデザインです。
『OpenRun Air 2』の装着感・音質・使用感
OpenRun Air 2は、ネックバンドに柔軟性のある形状記憶合金を採用しており、頭を挟み込むように装着しても締め付け感は強すぎません。適度なホールド感がありつつ、頭まわりにかかる圧力は比較的やさしく、長時間でも使いやすいです。
イヤーフック部分も耳に沿って自然に収まり、やさしい装着感でありながらしっかりと固定されます。快適さと安定感をうまく両立できていると感じました。
OpenFit Air 2と同じく、耳穴を塞がないオープンイヤータイプなのも大きなメリットです。カナル型イヤホンのように耳穴が圧迫される感覚がないため、耳を塞がれるのが苦手な方でもストレスなく使いやすいでしょう。
安定感についてもかなり優秀。実際に本機を装着したまま、日課のランニングを約1時間行ってみましたが、走っている途中でズレたり、外れそうになったりすることはありませんでした。頭を上下左右に動かしても装着位置が安定しており、スポーツ用途との相性は非常に良いです。
また、耳穴を塞がないため、汗をかいたときにイヤホンと耳穴の間が蒸れたり、汗がこもったりしにくいのも快適でした。IP67の防塵・防水性能を備えているため、汗や多少の雨を気にせず使いやすい点も安心です。
音質については、OpenFit Air 2と比べるとやや劣る印象です。低音の厚みは控えめで、中~高音域のクリアさも一歩譲ります。ただし、骨伝導イヤホンとしては十分に良好でした。
筆者はこれまでに「Shokz OpenRun Pro」や「AfterShokz OpenMove」なども実際にレビューしてきましたが、その使用経験を踏まえても、OpenRun Air 2の音質には満足できました。今回は過去の2機種と直接聴き比べたわけではありませんが、運動中のながら聴き用として、不足を感じにくい仕上がりです。
音量を上げればそれなりに迫力も出るため、ランニング中に音楽をしっかり鳴らしながら走りたい人でも楽しめるでしょう。一方で、音量を70%以上まで上げると音漏れはそれなりに目立ちます。 電車やバスなど周囲に人が多い場所では、50%前後を目安に抑えた方が無難です。
Shokz公式アプリでは、OpenFit Air 2と同様にイコライザーモードを変更できます。各プリセットによる変化はOpenFit Air 2ほど大きくないものの、音の傾向はきちんと変わり、用途や楽曲に合わせてワンタップで切り替えられるのは便利でした。
操作面では、左耳側に備えられた物理ボタンから再生・一時停止や曲送りなどを操作できます。ボタンには適度なクリック感と立体感があり、指先だけでも位置を把握しやすいです。タッチ式と比べても「押した」感覚がはっきりしているため、ランニング中でも誤操作しにくく、扱いやすかったです。
さらに、ボタン操作時の機能はアプリからカスタマイズ可能です。1回・2回・3回クリック、長押しにそれぞれ異なる機能を割り当てられるため、自分の使い方に合わせて柔軟に変更できます。
マイク性能を実際に比較
続いて、OpenRun Air 2とOpenFit Air 2に内蔵されているマイク性能も確認してみました。
両モデルを使って同じセリフを録音し、声の聞き取りやすさや周囲の雑音の入り方を比較しました。録音時にはすぐ近くの頭上でエアコンが動作しており、ある程度の環境音がある状態でテストしています。
▼OpenFit Air 2で録音した音声
▼OpenRun Air 2で録音した音声
実際に録音した音声を聞き比べてみると、どちらのモデルも発言内容をかなりクリアに拾えており、マイク性能は良好です。声がこもったり遠く感じたりすることも少なく、話している内容をしっかり聞き取ることができました。
ノイズ処理も良好で、録音中は頭上でエアコンの空調音が鳴っていましたが、その音はかなり抑えられており、装着者の声を明瞭に拾えていました。 完全に無音になるわけではありませんが、少なくとも会話を邪魔するほどのノイズは感じません。
この品質であれば、スマートフォンでのハンズフリー通話はもちろん、Web会議やオンライン授業などでヘッドセット代わりに使う場合でも十分実用的です。屋外利用だけでなく、仕事や学習用途にも使いやすいマイク性能となっています。
バッテリー持ち・充電性能を比較
バッテリー持ちは、2機種とも日常使いで困りにくい水準です。
OpenFit Air 2は、公称でイヤホン単体最大8時間の音楽再生に対応。充電ケースを併用すれば、合計で最大36時間まで利用できます。実際に使ってみたところ、イヤホン単体では合計約7時間30分のバッテリー持ちでした※。
※音量約70%、音楽再生中心、充電ケース未使用の状態
通勤・通学のような短時間の外出であれば、途中でバッテリー残量を気にする場面はほとんどないと思います。
また、10分の充電で最大3時間再生できる急速充電にも対応しています。出かける直前にバッテリー残量が少ないことに気付いても、短時間の充電である程度使えるようになるのは便利です。
一方のOpenRun Air 2は、公称では1回の充電で最大10時間の連続再生に対応。実際に使ってみたところ、合計約9時間のバッテリー持ちでした※。
※音量約70%、音楽再生中心
OpenFit Air 2のイヤホン単体より1時間以上も長く、ランニングやトレーニングはもちろん、1日を通して使いたい場合にも十分なバッテリー持ちです。
こちらも急速充電に対応しており、わずか5分の充電で最大2時間再生可能。約60分でフル充電できるため、充電で長時間待つ必要もありません。
単体での連続再生時間を重視するならOpenRun Air 2、充電ケースを含めたトータルの持続時間を重視するならOpenFit Air 2が有利です。どちらも急速充電に対応しているため、普段使いではバッテリー持ち・充電の面で大きなストレスを感じにくいと思います。
結論:OpenRun Air 2とOpenFit Air 2はどちらを選ぶべき?
『OpenRun Air 2』と『OpenFit Air 2』は、どちらも税込19,880円ですが、実際に使ってみると得意な用途ははっきり分かれていました。運動中の安定感を重視するならOpenRun Air 2、音質と普段使いの快適さを重視するならOpenFit Air 2がおすすめです。
ランニング・スポーツ中心なら『OpenRun Air 2』
OpenRun Air 2で特に良かったのは、走っている間も装着位置が安定していたことです。約1時間のランニングでズレたり外れそうになったりせず、物理ボタンも指先で位置を把握しやすいため、運動中の扱いやすさが印象に残りました。
音質はOpenFit Air 2に一歩譲りますが、運動中に音楽を楽しむ用途では十分満足できました。IP67の防塵・防水性能も備えており、スポーツ用として選ぶなら、筆者はこちらを選びます。
OpenRun Air 2がおすすめな人
- ランニングやトレーニングで使うことが多い人
- 激しく動いてもズレにくい安定感を重視する人
- IP67の高い防塵・防水性能が欲しい人
- タッチ操作より物理ボタンの方が使いやすい人
- 充電ケースなしで最大10時間使えるモデルが欲しい人
音質・普段使い重視なら『OpenFit Air 2』
音楽や動画を楽しむ時間が長いなら、OpenFit Air 2の方が向いています。2機種を聴き比べると中~高音域のクリアさに差があり、歌声やセリフも聞き取りやすく感じました。
片耳の実測重量は約7.15gと軽く、3時間以上続けて装着しても耳が痛くならなかった点も好印象です。重低音の迫力を求めるタイプではありませんが、仕事や家事の合間に音楽を流したり、動画を見たりする用途では、使いやすい1台でした。
OpenFit Air 2がおすすめな人
- 通勤・通学やデスクワークなど普段使いが中心の人
- 2機種の中でより音質を重視したい人
- ネックバンドのない完全ワイヤレス型が好みの人
- 長時間でも負担の少ない軽いイヤホンが欲しい人
- 充電ケース込みで長時間使いたい人
なお、今回の室内録音では、マイク性能に機種選びを左右するほどの差は感じませんでした。通話品質で迷うよりも、運動時の使いやすさと、日常の聴き心地のどちらを優先したいかで選ぶと、自分に合う1台を見つけやすいでしょう。
参照元:よくある質問(FAQ)



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