Shokz(ショックス)から、イヤーカフ型オープンイヤーイヤホンの新製品として『OpenDots 2』と『OpenDots Air』が登場しました。
どちらも耳をふさがずに使える空気伝導式のオープンイヤーイヤホンであり、音楽を楽しみながら周囲の音も自然に聞き取れるのが特徴。ながら聴きとの相性が良く、通勤や家事など、日常の中で気軽に使いやすいタイプのイヤホンとなっています。
OpenDots 2は、音質や通話品質、バッテリー、防水防塵性能までしっかり作り込まれた上位モデル。対するOpenDots Airは、装着感の良さやデザイン性、手に取りやすい価格帯を重視したモデルです。
先に結論 | OpenDots 2とOpenDots Airの選び方
- 音質・通話品質まで重視するなら『OpenDots 2』がおすすめ
- 価格と日常使いのしやすさ重視なら『OpenDots Air』でも十分満足
- どちらも“ながら聴き”向け。重低音より快適さを重視したイヤホン
今回、提携先より両製品を提供していただきました。
本記事では『OpenDots 2』と『OpenDots Air』について、実際の装着感や音質、使い勝手の違いなどを実機検証し、どんな人に向くモデルかを詳しくレビューします。
OpenDots 2 / OpenDots Airのスペック比較
『Shokz OpenDots 2』と『Shokz OpenDots Air』のスペックは以下の通りです。
※参照元:Shokz公式サイト(OpenDots 2 / OpenDots Air 製品ページ)
OpenDots 2とOpenDots Airは、どちらも耳をふさがないイヤーカフ型のオープンイヤーイヤホンですが、立ち位置はわりと明確に分かれている印象です。
OpenDots 2は、音質・通話品質・バッテリー・防水防塵性能までしっかり作り込まれた上位モデル。一方のOpenDots Airは、基本的な使いやすさを押さえつつ、価格と軽さ、デザイン性のバランスを重視したモデルとなっています。
音質・機能・通話品質までしっかり求めるならOpenDots 2、価格と日常使いのしやすさを重視するならOpenDots Airが適していると思います。
以下、両モデルの外観や使用感について、詳しく紹介していきます。
『Shokz OpenDots 2』のパッケージ・外観
Shokz OpenDots 2の箱を開けると、充電ケースが動かないようにすっぽり収まっています。
パッケージには充電ケースやイヤホン本体に加え、ユーザーマニュアルやUSB-Cケーブルも付属しています。
内容物一覧
- 充電ケース
- イヤホン本体
- ユーザーマニュアル
- USB-Cケーブル
- 保証カード
充電ケース外観
パッケージには、収納と充電を兼ねた充電ケースが付属します。USB-C有線充電に加え、ワイヤレス充電にも対応しています。
今回のレビューでは、パールホワイトカラーを使用しました。艶のある光沢感があり、全体的に上品な印象を受けます。指紋や皮脂汚れも目立ちにくく、清潔感のある見た目を保ちやすい点も魅力です。
手のひらサイズで厚みも大きくないため、ズボンのポケットなどに入れても支障なく持ち運べます。
ケース&イヤホン込みの総重量は、実測で約52gと軽量。
ケース下部にはUSB-Cポートが、背面にはペアリングボタンが設けられています。
フタを開けると両耳イヤホンが収まっています。左右の区別がなく、ケースへ戻す際もイヤホンの向きを細かく意識しなくても収納できるのが地味に便利です。
イヤホン外観
イヤホン本体は、アルファベットの「U」を思わせるイヤーカフ型デザインです。色合いや艶感はケースと統一されており、本体も上品な印象に仕上がっています。
スピーカー部とバッテリーコンパートメントをつなぐコネクションブリッジには可とう性があり、手で柔軟に開閉できます。
イヤホン単体は、実測で約6.49gと非常に軽量。
このように、充電ケース&イヤホンともに洗練されたデザインとなっており、価格相応の高級感があります。かといって悪目立ちし過ぎることもないため、自宅、通学・通勤・オフィスなど、どのような場面でも使いやすいでしょう。
『Shokz OpenDots 2』の装着感
OpenDots 2を実際に装着してみると、着け心地はかなり良好でした。
イヤーカフ型イヤホンは、挟み込みが強すぎて耳が痛くなったり、逆に緩すぎてズレやすかったりしますが、OpenDots 2はそのバランスが比較的うまく取れている印象です。
本機は柔軟なニッケルチタン製JointArcを採用しており、耳に柔らかくフィットします。実際、装着した瞬間に強い圧迫感を覚えにくく、イヤーカフ型にありがちな「挟まれてる感」も控えめでした。
片耳約6.49gと軽量なこともあって、しばらく使っていると着けていることを忘れそうになる場面もありました。耳穴を開放できるのも実に快適です。
一方で、装着感が柔らかいからといって不安定なわけでもなく、日常動作やウォーキング程度の軽い運動であれば、ズレ落ちてしまうことはありませんでした。
耳への負担が少なく、開放感も高いため、音楽を流しっぱなしにしながら作業したい時や、周囲の音も把握しておきたい場合とも相性が良いです。IP57防水仕様のため、汗や雨水が多少付着しても問題ありません。運動用イヤホンとしても十分使えるでしょう。
安定性と快適性のバランスが良く、オープンイヤー型イヤホンとして完成度の高い装着感だと感じました。
『Shokz OpenDots 2』の音質検証
OpenDots 2で実際に様々な楽曲を試聴してみました。
率直に、音質は想像以上にクリア。特に中〜高音域の解像感が高く、ボーカルの声が前に出すぎず、自然で聴き取りやすい印象を受けました。
POPSを中心にいくつかの楽曲を聴いてみたところ、ボーカルだけでなく、後ろで鳴っているドラムのスネアやベースの細かな音までしっかり感じ取れます。普段聴き慣れている曲でも、「あ、ここでこんな音が鳴っていたんだ」と気づく場面があり、ながら聴き用のオープンイヤーイヤホンとしてはかなり満足度の高いサウンドでした。
動画試聴時においても、登場人物の台詞の一つ一つが聴き取りやすく、ながら聴きでも内容を把握しやすかったです。語学学習やPodcastなどの聴き取りにも適していると感じました。
一方で、低音については過度な期待は禁物です。イヤーカフ型の中では比較的しっかり響く部類だと思いますが、さすがにカナル型イヤホンのように重低音をズンズン響かせるタイプではありません。
EDMやロックを迫力重視で楽しみたい人よりも、通勤・散歩・家事・デスクワーク中に、音楽や動画を自然に流しておきたい人に向いていると感じました。
『Shokz OpenDots 2』の操作性・アプリ連携
OpenDots 2は、タッチ操作とピンチ操作に対応しており、イヤホン本体から再生・一時停止、曲送り、音量調整などを操作できます。反応も比較的スムーズで、スマホを取り出さずに基本操作を済ませられる点は便利です。
そしてShokz公式アプリと連携することで、タッチ操作の機能割り当てを変更したり、イヤホンに関する各種設定を調整できるほか、Dolby Audioのオン/オフ切り替えも可能です。
実際にDolby Audioをオンにすると、音に厚みが増し、全体的に少し広がりのあるサウンドになります。ボーカルのクリアさはそのままに、楽曲全体の迫力や臨場感が一段増す印象で、個人的にはオンにした状態の方が好みでした。
低音の厚みも若干増しますが、それでもカナル型イヤホンのような重低音とは少し違います。あくまでオープンイヤー型らしい自然な聴こえ方をベースに、音の存在感を少し引き上げてくれる印象です。
また、EQカスタマイズでは低音・中音・高音を自分好みに調整できます。細かく音を作り込めるほか、手軽にサウンド体験を変えることのできるプリセットも複数種類用意されています。
そのほか、ボーカル、低音強化、プライベートなどのモードも用意されており、聴くコンテンツに合わせて音の傾向を変えられます。音楽を聴くときは標準または低音強化、動画やPodcastではボーカル系の設定を選ぶなど、用途に応じて調整できる点は便利です。
総じて、中〜高音域がクリアに響き、アプリで音の傾向も調整できるため、日常のながら聴き用としてはかなり完成度の高いサウンドだと感じました。
オープンイヤー型でも音質に妥協したくない人にとって、OpenDots 2は十分満足できる選択肢だと思います。
『Shokz OpenDots Air』のパッケージ・外観
OpenDots Airのパッケージ内容はOpenDots 2と大きく変わりませんが、USB-Cケーブルは付属しません。
内容物一覧
- 充電ケース
- イヤホン本体
- ユーザーマニュアル
- 保証カード
OpenDots 2はケース・イヤホン共に艶があり、上品な雰囲気だったのに対し、OpenDots Airはよりカジュアルな印象を受けます。
OpenDots 2と並べるとOpenDots Airの方が若干コンパクトに見えますが、イヤホン単体は実測で約6.49gなので、ほぼ同じ重量でした。
ケース背面には、充電用のUSB-Cポートが用意。ただOpenDots Airのケースは、ワイヤレス充電に非対応です。
デザイン面では、OpenDots 2ほどの高級感はないものの、よりカジュアルで親しみやすい雰囲気があります。耳元に自然になじむ見た目なので、通勤や散歩、家事、デスクワークなど、日常のさまざまな場面で使いやすいでしょう。
『Shokz OpenDots Air』の装着感・音質・使用感
OpenDots Airの装着感は、OpenDots 2と同様に満足度の高い仕上がりだと感じました。
実際にしばらく装着したままデスクワークや家事をしてみても、痛みや違和感はほとんど気になりませんでした。耳穴をふさがないため蒸れにくく、自分の声や周囲の音も自然に聞こえるので、長時間のながら聴きとの相性はかなり良いです。
音質に関しては、2万円前後のオープンイヤー型イヤホンとして十分満足できるレベルです。中〜高音域はクリアで、ボーカルや動画のセリフも聴き取りやすく、BGM感覚で音楽を流す用途にはかなり向いています。
一方で、OpenDots 2と比べると、音の厚みや細かな表現力では一歩譲ります。特にDolby AudioをオンにしたOpenDots 2と聴き比べると、音圧や音の広がり、音圧や音の広がり、高音域の細かな表現ではOpenDots 2の方が上だと感じました。音楽をよりしっかり楽しみたい場合は、やはりOpenDots 2の方が満足度は高いでしょう。
ただし、OpenDots Airにもイコライザープリセットは用意されており、Shokzアプリを通じて音の傾向を調整できます。低音を少し足したり、ボーカルを聴き取りやすくしたりと、自分の好みに合わせて軽くカスタマイズできる点は便利です。
操作性についても、OpenDots 2と同じくタッチ操作とピンチ操作に対応しています。イヤホン本体から再生・一時停止、曲送り、音量調整などを行えるため、スマホを取り出さずに基本操作を済ませられるのは快適です。反応も比較的スムーズで、日常使いで大きな不満はありませんでした。
総じて、OpenDots AirはOpenDots 2ほど音楽体験に特化したモデルではないものの、オープンイヤー型イヤホンとしては十分に優れた音質と使いやすさを備えています。価格を抑えつつ、軽い着け心地とクリアなサウンドを楽しみたい人には、おすすめ度の高いモデルだと感じました。
マイク性能を比較 | 通話品質はOpenDots 2が一歩リード
マイク構成としては、OpenDots Airが計4基の空気伝導マイクを内蔵しているのに対し、OpenDots 2は同じく計4基の空気伝導マイクに加え、計2基の骨伝導マイクも搭載しています。いずれも周囲のノイズを抑えつつ、装着者の声をクリアに届けることを意識した設計です。
実際に、両モデルで声を録音してマイク品質を確認してみました。今回はあえて窓を開けた状態で録音し、車の走行音など外の環境ノイズが入りやすい環境でテストしています。
▼OpenDots 2で録音した音声
▼OpenDots Airで録音した音声
録音データを聴き比べてみると、声の明瞭さという点では、OpenDots 2の方が明らかに上です。OpenDots Airも声はきちんと拾えているものの、OpenDots 2の方が言葉の輪郭がはっきりしており、声に張りがあるように感じられました。
一方で、ノイズ処理はどちらも優秀でした。外の音が入る環境でも、録音データに耳障りなノイズが大きく残ることは少なく、環境音をしっかり抑えられている印象です。日常的な通話であれば、OpenDots Airでも十分使いやすい品質だと感じました。
家族・友人との日常通話であればOpenDots Airでも問題ありませんが、ウェブ会議や仕事中の通話など、聞き取りやすさを重視したい場面ではOpenDots 2の方が安心です。音楽だけでなく通話用イヤホンとしても使いたい人には、OpenDots 2の方が満足度は高いと思います。
バッテリー持ち・充電性能を比較
OpenDots 2はイヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大40時間の再生に対応。さらに、5分の急速充電で約2時間再生でき、Qiワイヤレス充電にも対応しています。ケースをワイヤレス充電器に置くだけで充電できるため、毎日使うイヤホンとしてはかなり扱いやすいです。
一方のOpenDots Airも、イヤホン単体で最大9時間、ケース併用で最大36時間再生に対応しており、バッテリー持ちは十分優秀です。実際に1日4時間ほど使っても、1週間以上充電せずに使い続けられました。
ただし、OpenDots Airはワイヤレス充電には非対応です。USB-C充電には対応しているものの、ポート位置の関係もあり、充電のしやすさではOpenDots 2の方が圧倒的に快適だと感じました。
総じて、OpenDots Airのバッテリー性能が物足りないわけではありません。日常使いには十分なレベルです。そのうえで、再生時間・急速充電・ワイヤレス充電まで含めた使い勝手では、OpenDots 2が価格相応に一歩リードしている印象でした。
結論:OpenDots 2とOpenDots Airはどちらを選ぶべき?
OpenDots 2とOpenDots Airは、どちらも耳をふさがずに使えるイヤーカフ型のオープンイヤーイヤホンですが、スペックと価格のどちらを重視するかで選び方は変わってくるでしょう。
音質・通話品質・充電の手軽さ重視なら『OpenDots 2』
まず音質については、OpenDots 2の方が全体的に解像感が高く、低音の響きもわずかに豊かです。音楽をしっかり楽しみたい場合は上位モデルらしい差を感じられます。ただし、どちらも耳をふさがないオープンイヤー型ということもあり、カナル型イヤホンのように低音を強く響かせるタイプではありません。重低音をズンズン響かせて楽しむというより、周囲の音を聞きながら自然に音楽を流すながら聴き向けのサウンドです。
装着感については、両モデルで大きな差はありません。いずれも片耳約6g台と軽く、耳に挟むように装着するだけなので、長時間使っていても圧迫感はかなり少なかったです。実際、デスクワーク中や家事の合間に使っていると、装着していることを忘れそうになるほど快適でした。このあたりは、OpenDots 2とOpenDots Airのどちらを選んでも満足できると思います。
一方で、通話品質に関してはOpenDots 2の方が明らかに優れていると感じました。OpenDots Airでも日常的な通話には十分使えますが、OpenDots 2の方が装着者の声をよりクリアに拾い上げてくれる印象です。ウェブ会議や仕事中の通話など、相手に聞き取りやすい声を届けたい場面では、OpenDots 2の方が安心して使えます。
また、個人的にOpenDots 2で嬉しかったのが、Qiワイヤレス充電に対応している点です。充電のたびにケーブルを挿す必要がないのはやはりラクです。毎日使うイヤホンだからこそ、こうした小さな手間が減るのは思った以上に快適でした。
コスパ重視なら『OpenDots Air』でも十分満足度の高い体験が可能
通勤や散歩、デスクワーク中のながら聴きが中心であれば、OpenDots Airでも十分使いやすいと感じました。OpenDots 2ほど多機能ではないものの、快適な装着感や最大36時間再生、マルチポイント接続など、日常使いで嬉しいポイントはしっかり押さえています。
音質についても、OpenDots 2と比べると解像感や低音の響きでは一歩譲るものの、ながら聴き用途で不満を感じるほどではありません。周囲の音を聞きながら音楽や動画などを楽しむ用途であれば、OpenDots Airでも満足できると思います。
そして何より、OpenDots 2と比べて1万円も安く購入できる点は大きいです。価格を抑えつつ、Shokzらしい快適な装着感とオープンイヤーの使いやすさを楽しめる点は、OpenDots Airならではの魅力です。
OpenDots 2とOpenDots Airで迷ったときの選び方
迷った場合は、以下の選び方がおすすめです。
OpenDots 2がおすすめな人
- イヤーカフ型でも音質には妥協したくない人
- 低音の厚みやDolby Audio 2.0対応など、サウンド面を重視したい人
- 通話品質や屋外での使いやすさも重視する人
- 最大40時間再生、Qiワイヤレス充電、IP57防塵防水まで欲しい人
- 価格よりも完成度を優先して選びたい人
OpenDots Airがおすすめな人
- できるだけ価格を抑えてShokzのイヤーカフ型イヤホンを試したい人
- 通勤、散歩、家事、デスクワークなど日常用途が中心の人
- アクセサリー感覚で身につけやすいデザインを重視したい人
- 音質や機能は必要十分でよく、コスパを重視したい人
- 初めてオープンイヤーイヤホンを使う人
個人的には、音楽をより良い音で楽しみたい人や、仕事用の通話イヤホンとしても使いたい人にはOpenDots 2をおすすめしたいです。
逆に、毎日の生活の中で気軽に使えるイヤーカフ型イヤホンが欲しいなら、OpenDots Airの方が手を出しやすく、価格と使いやすさのバランスに優れた選択肢だと感じました。
よくある質問(FAQ)



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