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ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)実機レビュー|性能・静音性・バッテリーを実測検証

※ 記事内にアフィリエイト広告が含まれています
デスク上で稼働しているACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)

数多くのPC関連商品を手掛けるメーカーACEMAGICは、15.6インチのフルHDディスプレイを搭載したノートPC『ACEMAGIC LX15 Pro』を販売しています。

AliExpressにおける販売価格は、レビュー時点(2026年11月7日)で税込72,815円となっています。

今回紹介するのは、Intel Core 3 304を採用したモデルです。12GBメモリと256GB SSDを備え、Webサイトの閲覧や動画視聴、文書作成など、普段使いに適した構成となっています。

AI処理用のNPUも内蔵しているほか、テンキー付きキーボードや豊富なインターフェースを備えており、仕事からプライベートまで幅広い用途での活用が期待できます。

起動中のACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)を手に持っている
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のカメラに筆者の姿を映している

先に結論 | LX15 Pro(Core 3 304版)はこんな製品

  • 強み普段使いに十分な処理性能と豊富なインターフェースを備え、冷却性能・静音性にも優れる
  • 弱みGPU性能が控えめで、メモリ・SSDの増設にも非対応
  • 向く人Web閲覧やOffice作業、動画視聴を快適にこなせるノートPCを求める人

今回、メーカーより本製品を提供していただきました。

本記事では『ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)』について、外観・インターフェース・実際の使用感などを実機検証し、どのような人に向くモデルかを詳しくレビューします。

▼Ryzen 3 4300U搭載版の実機レビューはこちら

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の仕様

ACEMAGIC LX15Pro(Core 3 304)

製品名 ACEMAGIC LX15 Pro(Intel Core 3 304搭載モデル)
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Core 3 304(Wildcat Lake)
5コア / 5スレッド(Pコア×1+低消費電力Eコア×4)
最大4.3GHz、6MBキャッシュ
Intel 18Aプロセス
CPU消費電力 ベースパワー:15W
最大ターボパワー:35W
グラフィックス Intel Graphics(CPU内蔵)
最大動作周波数:2.3GHz
AI処理性能 Intel AI Boost NPU搭載
NPU:最大15 TOPS
NPU+GPU:最大24 TOPS
メモリ 12GB LPDDR5(6400MT/s)
オンボード仕様・増設不可
ストレージ 256GB M.2 PCIe SSD
※追加用空きスロットなし
ディスプレイ 15.6インチ IPS液晶
解像度:1920 × 1080(フルHD)
アスペクト比:16:9
リフレッシュレート:60Hz
輝度:300nits(公称)
無線通信 Wi-Fi 6(802.11ax)
Bluetooth 5.2
インターフェース USB Type-A 3.2 ×2
USB Type-A 2.0 ×1
USB Type-C ×1(データ転送専用)
HDMI ×1
3.5mmオーディオジャック ×1
microSD(TF)カードスロット ×1
DC電源ポート ×1
Webカメラ 内蔵Webカメラ搭載
プライバシーシャッター対応
キーボード 英語配列キーボード
日本語キーボードカバー付属
バッテリー 内蔵バッテリー搭載
筐体素材 プラスチック
本体サイズ 約360×240×17mm
重量 公称値:約1.65kg
実測値:約1,669g
その他の特徴 180度開閉ヒンジ
AI処理用NPU搭載
テンキー付きキーボード
続きを見る

※参照元:AliExpress製品ページ

なお、実機で「slmgr -dli」や「slmgr -dlv」コマンドを実行した結果、Windowsは本体に紐づいたOEMライセンスとして認証されていました。中華製ノートPCで稀に見られる期限付き認証やボリュームライセンスではなく、通常のOEM_DMチャンネルで認証されている点は安心材料です。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のライセンス確認画面

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のパッケージ内容

外箱はコンパクトなサイズ。パッケージにはノートPC本体のほか、電源アダプター、キーボードフィルムが付属しています。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の外箱
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のパッケージ付属品一式

内容物一覧

  • ACEMAGIC LX15 Pro 本体
  • 電源アダプター
  • ユーザーマニュアル
  • キーボードフィルム

電源アダプターは比較的コンパクトなサイズなので、場所を取りません。

キーボードフィルムが付属しており、敷くことで日本語配列キーボードのように使えるほか、汚れやキズから保護することもできます。

電源アダプターを手に持っている
キーボードフィルムを手に持っている

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の本体外観

ACEMAGIC LX15 Pro本体はシルバーグレーを基調としたシンプルなデザインで、サラサラとした手触り。素材的に安っぽさは感じられず、指紋や皮脂汚れも目立ちづらいので、清潔感を保ったまま使いやすいです。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の本体外観
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の本体外観(底部)

PC底部には滑り止め用のゴム足が設けられているほか、スピーカー穴や排気口が設けられています。

本体サイズは約360×240×17mm(最薄部)、重量は実測で約1,669g。薄型・軽量と言える部類ではないものの、携行性を損なわない程度のサイズ感です。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)を計量している
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の厚みを確認している

片手でも支障なく持ち運べます。一般的なビジネスリュックにも問題なく入りました。15.6インチの大きめなディスプレイを備えつつ、出張や旅行時にも持参しやすいサイズ感を実現しているモデルです。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)を片手で持ち上げている(上部アングル)
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)を片手で持ち上げている(底部アングル)

ディスプレイを開くと、15.6インチの低反射IPSスクリーンが現れます。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のディスプレイを開いた

なおディスプレイを開く際には、本体下部を片手で押さえる必要があり、MacBookのように片手ではスムーズに開けることはできません。

ディスプレイ上部中央にはHDウェブカメラを内蔵。レンズカバーが設けられており、レンズを物理的に覆うことができます。

レンズカバーOFF
レンズカバーオフ状態
レンズカバーON
レンズカバーオン状態

キーボードやタッチパッドのほか、電源・CapsLock・テンキーロックの状態を示すLEDインジケーターも用意されています。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のキーボード

キーボードは英語配列。右側には上部に電源キーが用意されているほか、テンキーも備わっています。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のキーボード(左側)
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のキーボード(右側)

先述したキーボードフィルムを敷けば、日本語配列キーボードのように使えます。固定力はそこそこ強いため、タイピング中にずれてしまうことはありませんでした。

キーボードフィルムを敷いた状態

タッチパッドの範囲は約8.7cm×約13.1cm。広めに設けられており、操作しやすいです。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のタッチパッド

タッチパッドを含め、内側も指紋や皮脂汚れに強く、汚れが付着した場合でも簡単に拭き取れました。綺麗な状態で気持ちよく利用し続けられる点が嬉しいですね。

ちなみに、ディスプレイ部は180度近くまで展開可能。使用環境に応じた柔軟な角度調整に対応しています。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のディスプレイを最大まで開いた(正面アングル)
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のディスプレイを最大まで開いた(側面アングル)

インターフェース構成

続いて本体インターフェースについて見ていきます。

右側面には、マイクロSDカードスロット、USB Type-A 3.2、USB Type-A 2.0、3.5mmイヤホンジャックが用意。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の右側面インターフェース

左側面には、ケンジントンロック穴、DC電源ポート、HDMI、USB Type-A 3.2、USB Type-C(データ転送専用)が用意。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の左側面インターフェース

以上の通り、比較的充実したインターフェース構成となっています。

HDMIポートが用意されており、外部ディスプレイに映像を出力することが可能。計3つのType-Aに加えてType-Cポートも備えており、幅広い用途で活用できるでしょう。

メモリとストレージの拡張には非対応

本機はメモリの増設と、SSDの追加搭載には対応していません。ストレージ容量は標準で256GBと少なめなので、大量の写真や動画を保存する予定の方は注意が必要です。なお、既存SSDの換装可否については未確認です。

その代わりにmicroSDカードスロットを備えているため、写真や動画などのデータ保存用であれば、microSDカードを使って容量不足を補うことが可能となっています。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のベンチマークテスト結果(実測値)

実際に、筆者が本機で各種ベンチマークテストを行った結果を紹介していきます。

▼レビュー時の検証環境

  • CPU:Intel Core 3 304
  • メモリ:12GB LPDDR5
  • ストレージ:256GB M.2 PCIe SSD
  • OS:Windows 11 Pro
  • Windowsの電源モード:初期設定
  • BIOS・パフォーマンス設定:初期設定

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

▼Windowsエクスペリエンスインデックスの実測結果

項目 スコア
プロセッサ 9.0
メモリ(RAM) 9.0
グラフィックス 8.1
ゲーム用グラフィックス ー
プライマリディスク 9.0

TikGadget編集部
CPU・メモリ・ストレージはいずれも9.0と高いスコアを記録しました。グラフィックスも8.1とまずまずの結果で、Web閲覧やOffice作業、動画視聴など、普段使いであれば快適にこなせる性能が期待できます。ただし、ゲーム用グラフィックスは未計測のため、3Dゲームへの適性については別途ベンチマーク結果を確認する必要があります。

CrystalDiskMarkの結果

CrystalDiskMarkの結果

▼CrystalDiskMarkの実測結果

項目 Read(MB/s) Write(MB/s)
SEQ1M Q8T1 3252.90 2747.69
SEQ1M Q1T1 1990.01 1539.43
RND4K Q32T1 240.17 509.25
RND4K Q1T1 44.29 83.96

TikGadget編集部
シーケンシャルリード約3,253MB/s、ライト約2,748MB/sと、十分に高速な結果となりました。ランダムアクセス速度も普段使いには問題ない水準で、Windowsやアプリの起動、ファイルの読み書きなどもスムーズにこなせる性能が期待できます。一般的な事務作業やWeb閲覧はもちろん、ある程度大きなデータを扱う場合にも不満を感じにくいでしょう。

PCMark 10の結果

PCMark 10の結果

▼PCMark 10の実測結果

項目 スコア
総合スコア 5016
Essentials 7157
Productivity 9749
Digital Content Creation 4911

TikGadget編集部
総合スコアは5,016を記録し、普段使いには十分な性能が期待できる結果となりました。特にProductivity(事務作業)は9,749と高く、文書作成や表計算などの用途に強いことがうかがえます。一方、Digital Content Creationは4,911にとどまっており、写真編集などの軽めの作業には対応できるものの、本格的な動画編集や負荷の高いクリエイティブ作業にはあまり向いていないでしょう。

Geekbench AIの結果

  • Geekbench AIの結果(CPU)
  • Geekbench AIの結果(GPU)
  • Geekbench AIの結果(NPU)

処理デバイス 単精度 半精度 量子化
CPU
Intel Core 3 304
878 608 2410
GPU
Intel Graphics
2876 9971 11751
NPU
Intel AI Boost
862 16362 25907

TikGadget編集部
NPU(Intel AI Boost)は半精度で16,362、量子化で25,907と高いスコアを記録しました。特に量子化処理ではGPUの約2.2倍、CPUの約10.8倍となっており、AI処理専用のNPUがしっかりと力を発揮していることが分かります。一方、単精度ではGPUが2,876と最も高く、処理内容によって得意・不得意が分かれる結果となりました。普段使いだけでなく、対応するAI機能の活用にも期待できそうです。

なお、本機のNPU性能は最大15 TOPSであり、Copilot+ PCの要件は満たしていません。対応するAI処理にNPUを活用できますが、Copilot+ PC専用のAI機能は利用できない点に注意が必要です。

3DMarkの結果

3DMarkの各テスト結果を紹介していきます。

Time Spy & Night Raid

Time Spyの結果
Night Raidの結果

テスト 総合 グラフィックス CPU
Time Spy 852 746 4441
Night Raid 10878 11488 8364

TikGadget編集部
Time Spyは852、Night Raidは10,878という結果になりました。特にTime Spyではグラフィックススコアが746と低く、内蔵GPUの描画性能は控えめです。一方、軽量な処理を想定したNight Raidでは比較的良好なスコアを記録しており、負荷の軽いゲームであれば動作が期待できます。ただし、本格的な3Dゲームを快適に遊ぶには力不足であり、ゲーム用途よりも普段使いや事務作業に適したモデルと言えるでしょう。

Steel Nomad Light

Steel Nomad Lightの結果

▼Steel Nomad Lightのスコア結果

項目 スコア
総合スコア 589

TikGadget編集部
Steel Nomad Lightの総合スコアは589と、控えめな結果になりました。比較的負荷の高いグラフィックス処理では、内蔵GPUの性能的な限界が見えてきます。先ほどのTime Spyの結果と合わせても、最新の3Dゲームを快適に楽しむのは難しいでしょう。一方、Web閲覧や動画視聴、事務作業などが中心であれば、グラフィックス性能が大きなネックになることは少ないと思います。

Fire Strike

Fire Strikeの結果

▼Fire Strikeのスコア結果

項目 スコア
総合スコア 1957
グラフィックス 2012
物理 12946

TikGadget編集部
Fire Strikeの総合スコアは1,957、グラフィックススコアは2,012という結果になりました。一方、CPU性能を反映する物理スコアは12,946と比較的高く、GPU性能との差が目立ちます。Time SpyやSteel Nomad Lightの結果と合わせても、描画負荷の高い3Dゲームには不向きと言えるでしょう。軽めのゲームであれば設定次第で動作する可能性はありますが、基本的にはWeb閲覧や事務作業など、普段使いを中心に考えたいモデルです。

CPUプロファイル

CPUプロファイルの結果

▼CPUプロファイルの実測結果

項目 スコア
最大スレッド数 3217
16スレッド 3196
8スレッド 3202
4スレッド 2653
2スレッド 1588
1スレッド 1007

TikGadget編集部
最大スレッド数で3,217、1スレッドでは1,007を記録しました。4スレッドでは2,653まで伸びていますが、8スレッド以上ではスコアがほぼ頭打ちになっています。本機のCore 3 304は5コア5スレッド構成のため、スレッド数を増やしても性能が大きく伸びないことが分かります。軽めの作業や複数アプリの同時利用には対応できるものの、CPUに高い負荷がかかる処理を長時間行う用途には、やや力不足を感じるかもしれません。

Storage Benchmark

Storage Benchmarkの結果

▼Storage Benchmarkの実測結果

Storage Benchmark 結果
総合スコア 1111
各テスト項目の詳細
テスト内容 帯域幅(MB/s) アクセス時間(μs)
Battlefield Vを読み込む 380.49 195
Call of Dutyを読み込む 304.83 215
Overwatchを読み込む 172.70 137
ゲームをインストール 92.65 146
ゲームを録画 69.53 124
ゲームを保存 69.72 110
ゲームを移動 1026.93 259

TikGadget編集部
Storage Benchmarkの総合スコアは1,111を記録しました。ゲームの読み込み速度は約173~380MB/s、ゲームデータの移動では約1,027MB/sと、まずまずの結果です。一方、ゲームのインストールや録画、保存では100MB/sを下回っており、処理内容によって速度に差が見られます。それでも、普段のファイル操作やアプリの起動などであれば、十分に快適な動作が期待できるでしょう。

Steel Nomad Lightのストレステスト

Steel Nomad Lightのストレステスト結果

▼Steel Nomad Lightストレステストの実測結果

項目 結果
フレーム率の安定性 99.0%
最高ループのスコア 591
最低ループのスコア 585
ループ回数 20

TikGadget編集部
フレーム率の安定性は99.0%と、非常に良好な結果となりました。20回の連続ループでも最高591、最低585とスコアの変動はわずかで、負荷をかけ続けても性能がほとんど落ちていないことが分かります。グラフィックス性能自体は控えめですが、冷却面は比較的優秀で、長時間の使用でも安定した動作が期待できそうです。

DQ10のベンチマークテスト結果

DQ10のベンチマークテスト結果

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 最高品質
  • フルスクリーン

ドラゴンクエストX (DQ10)でベンチマークテストを行った結果、FHDフルスクリーン×最高品質で5275点の「快適」という結果が得られました。

ドラクエ10レベルのMMORPGであれば、比較的快適に遊べることが分かります。

FF14のベンチマークテスト結果

FF14のベンチマークテスト結果

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質(ノートPC)
  • ウィンドウモード

フルHD解像度・ウィンドウモードの条件でテストを実行したところ、標準品質(ノートPC)に落としても2178点で「設定変更を推奨」の結果となりました。

さすがに、FF14クラスのMMORPGを遊ぶのは厳しいようです。

ベンチマークテスト結果の総評

各種ベンチマークの結果から、ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304搭載モデル)は、普段使いや事務作業に十分な性能を備えていることが分かりました。

PCMark 10では総合5,016点、Productivityでは9,749点を記録。SSDの読み書き速度も良好で、Web閲覧やOffice作業、複数アプリの同時利用なども快適にこなせるでしょう。

一方、グラフィックス性能は控えめです。DQ10では最高品質でも「快適」判定が出たものの、FF14では標準品質でも「設定変更を推奨」という結果に。軽めのゲームなら楽しめますが、負荷の高い3Dゲームには不向きです。

ただし、ストレステストでは99.0%の高い安定性を記録しており、連続負荷でも性能低下がほとんど見られなかった点は良かったです。

総じて、ゲーム性能よりも日常的な作業の快適さを重視する方に適したノートPCと言えるでしょう。

一般的なPC作業はスムーズにこなせる

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)でウェブサイトを表示している

本機でウェブサイトを閲覧したり、動画を視聴したりして、普段使いの快適さを検証しました。

まずはウェブサイト閲覧時について。画像の多いサイトから、スクリプトを多用したサイトまで閲覧してみましたが、どのサイトでもページ遷移・読み込みはスムーズであり、終始快適に閲覧することができました。

一般的なウェブサイト閲覧において、ストレスを感じることはありませんでした。

続いて、YouTubeやNetflixなどで動画を視聴してみました。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)でゲームトレーラーを視聴している
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)でゲーム映像を再生している

高画質設定で動画を再生してみましたが、カクつきが生じたり、動画が途中でストップしてしまうことはなく、快適に視聴できました。

そして表計算ツール等を用いたオフィス作業について。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)で表計算ツールを使用している

WordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリの動作も軽快で、資料作成や表計算、スライド編集がストレスなく行えました。

総じて、日常的な利用シーンでの使用感は快適で、性能不足を感じる場面はありませんでした。

十分に見やすいフルHDスクリーン|通常の映像視聴に支障なし

1920×1080(FHD)解像度に対応した、15.6インチ 低反射IPSスクリーンで描画される映像は十分にクリアで、ウェブサイト閲覧時や資料作成時でも、細かな文字まで読みやすいです。

低反射パネルにより、反射や映り込みが抑えられており、目が疲れづらい点もGOOD。視野角も広く、角度をつけて画面を観た場合も、視認性が大きく損なわれることはありません。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)でゲーム映像を映している

ベゼル幅は上部が約1.0cmほど。左右が約7mmほど。薄ベゼルとは言い難いですが、気になるほどの厚みでもありません。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の画面上端のベゼル幅を測定している
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の画面左右のベゼル幅を測定している

普段から有機ELディスプレイを見慣れていると、発色はやや薄い印象を受けるものの、一般的な映像視聴には十分なレベルです。

▼映像視聴の様子

また、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使って、ディスプレイの明るさも測定してみました。

画面の明るさを最大に設定した状態で、中央部分は約308lux、端の部分は約251luxを記録。画面端は中央と比べて約19%低い数値となっており、場所によって多少の明るさの差が見られました。

とはいえ、実際に使用していて明るさのムラが気になることはほとんどなく、Web閲覧や動画視聴など、普段使いでは特に不満を感じませんでした。

屋内での一般的な作業には問題ない明るさですが、日差しの強い場所や窓際で使う場合は、やや見づらさを感じる場面もあるかもしれません。

スピーカー品質は及第点

内蔵スピーカーの品質について確認してみました。

▼音楽再生の様子

中~高音域に関してはクリアに出力できている一方で、低音に関してはほとんどつぶれてしまっていました。また、本機はステレオスピーカーを内蔵していますが、ボリュームを最大まで上げた場合でも、音圧はそこまで強くありません。

音質は及第点レベルと言ったところ。普通に映像を視聴する分には問題ありませんが、迫力のあるサウンド体験は期待しない方が良いです。

満足度の高いサウンドを楽しみたい場合は、3.5mmジャックを利用して、イヤホンや外付けスピーカー等を接続することをおすすめします。

軽快な打鍵感|タイピングしやすいキーサイズ

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のキーボードに手を置いている

本機のキーボードは、各キーがやや大きめに作られているため打鍵ミスが少なく、快適に入力できました。キーの押下圧は軽めでストロークも浅いため、長時間のタイピングでも指が疲れにくかったです。

▼タッチパッドもツルツルした心地良い手触り

タッチパッドに指で触れている
キーを指で押下している

キー表面の質感にはややチープさが感じられるものの、手脂などの汚れが目立ちにくい素材が使われており、使い続けても清潔感を保ちやすい点は嬉しいです。

▼タイピングの様子

打鍵音は比較的控えめで、静かな環境でも気になりにくいです。ただし、完全な静音タイプではないため、図書館など音に気を付ける必要のある場所や、深夜に家族が就寝中のそばで使用する際には、多少の注意が必要でしょう。

ウェブカメラ&マイク内蔵、これ一台でオンライン通話が可能

本製品はウェブカメラ&マイクを内蔵しており、これ一台でオンライン通話の準備を整えることができます。

物理的なレンズカバーも備わっており、プライバシー保護の面では安心です。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のカメラに筆者の姿を映している

720p HD画質に対応したインカメラの画質は比較的クリアですが、フレームレートが低めであり、激しく動くと残像が少し目立ちます。

ただ、見づらさを感じるレベルではなく、Web会議やオンライン授業用としては十分に実用的な品質だと感じました。

▼インカメラによる録画映像

また、内蔵マイクの品質についても確認してみました。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の内蔵マイクで録音している様子

▼内蔵マイクで録音した音声

筆者の声がややくぐもって聴こえる印象は受けるものの、発言内容は問題なく把握できました。普通に通話するには十分な品質のマイク性能だと思います。

総じて、ウェブ会議やオンライン授業にも問題なく利用できるカメラ&マイク品質となっています。

冷却性能・静音性ともに良好

室温約24℃の環境で、HWMonitorを起動した状態で3DMarkのストレステストを実行しました。以下、実行前のアイドル時と、実行後のHWMonitorの結果です。

▼HWMonitorの計測結果(室温約24℃/最高温度は「Max」欄)

アイドル時
HWMonitorの計測結果(アイドル時)
ストレステスト後
HWMonitorの計測結果(ストレステスト後)

アイドル時のCPU温度は約42℃でしたが、ストレステスト中の最高温度は76℃を記録。テスト終了後の測定時には49℃まで下がっており、極端な発熱は見られませんでした。また、SSDの温度も最高41℃に収まっています。

先述したストレステストでは99.0%の高い安定性を記録していることもあり、冷却性能は比較的良好で、負荷が続く場面でも安定した動作が期待できそうです。

ただ高負荷後は底部の排気口が多少の熱を持つため、膝に置いて使用する際は低温火傷に注意が必要でしょう。

そして、動作音についても騒音計で測定しました。室内の騒音レベルが約30dBの環境で、本体から約10cmの距離で測定したところ、アイドル時は約31dB、高負荷時でも約40dBという結果でした。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の稼働音を計測している(アイドル時)
ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)の稼働音を計測している(高負荷時)

アイドル時はほぼ無音に近く、高負荷時にはファンの回転音が多少聞こえるものの、耳障りに感じるほどではありません。測定距離が10cmと近いことを考えても、静音性はかなり優秀な部類だと思います。

発熱も比較的抑えられており、静かな部屋での事務作業や長時間の使用にも向いている印象です。

バッテリー駆動時間&充電時間の検証

起動中のACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)を手に持っている

本機のバッテリー持ちを確認するため、以下の設定で実際に使い続けてみました。

  • 画面輝度:約70%
  • Wi-Fi:オン
  • 用途:Web閲覧・YouTube動画視聴
  • Windowsの電源モード:初期設定
  • BIOS・パフォーマンス設定:初期設定

上記の条件でバッテリー残量100%から外部給電なしで使い続けたところ、約6時間の連続使用でバッテリー残量がほぼ0%になりました。

個人的には、まずまずのバッテリー持ちだと思います。丸一日充電せずに使うには少々心もとないものの、数時間程度の外出やカフェでの作業であれば、充電器を持ち歩かなくても大丈夫そうです。

また、画面輝度を下げたり、省電力モードを活用したりすれば、さらに駆動時間を延ばすことも期待できるでしょう。

続いて、バッテリー残量がほぼ0%の状態から付属の充電器を接続し、スリープ状態で充電してみたところ、約2時間半で満充電が完了しました。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)に充電器を繋いでいる

充電速度としては標準的で、特別速いわけではありませんが、普段使いで不便に感じるほどでもないでしょう。

総じて、バッテリー性能は突出しているわけではないものの、駆動時間・充電速度ともに実用的な水準だと感じました。

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)のメリット・デメリット

ACEMAGIC LX15Pro(Core 3 304)

『ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)』を実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • Web閲覧やOffice作業を快適にこなせる性能
  • 15.6インチの見やすい低反射フルHDディスプレイ
  • 読み書き速度が良好なSSD
  • 豊富なインターフェース構成
  • テンキー付きで打ちやすいキーボード
  • 冷却性能・静音性ともに良好
  • マイク&カメラ搭載で、これ一台でWeb会議の準備が整う
  • レンズカバーでプライバシー保護可能
  • AI処理用のNPUを内蔵

デメリット

  • GPU性能が控えめで、高負荷な3Dゲームには不向き
  • メモリ・SSDの増設に非対応
  • SSD容量が256GBとやや少なめ
  • 内蔵スピーカーは及第点レベル

よくある質問(FAQ)

読者さん
QACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)は普段使いや仕事に十分な性能ですか?

Aはい、Web閲覧や動画視聴、Office作業などは快適にこなせます。実際の検証でも、WordやExcel、複数のWebサイトを利用する際に動作の重さを感じることはありませんでした。PCMark 10では総合5,016点を記録しており、一般的な事務作業やオンライン授業にも十分対応できます。
TikGadget編集部

読者さん
QACEMAGIC LX15 Proでゲームを遊ぶことはできますか?

A軽めのゲームであれば楽しめますが、高負荷な3Dゲームには不向きです。ドラゴンクエストXのベンチマークでは、フルHD・最高品質で「快適」判定を記録しました。一方、FF14では標準品質でも「設定変更を推奨」という結果だったため、ゲーム目的での購入は慎重に検討した方がよいでしょう。
TikGadget編集部

読者さん
QACEMAGIC LX15 ProのメモリやSSDは増設できますか?

Aいいえ、メモリとSSDの増設には対応していません。本モデルは12GBメモリと256GB SSDを搭載していますが、購入後に容量を増やすことはできません。ただし、microSDカードスロットを備えているため、写真や動画などのデータ保存容量を補うことは可能です。
TikGadget編集部

総評:普段使いであれば十分に満足できる性能を備えたノートPC

デスク上で稼働しているACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)

ACEMAGIC LX15 Pro(Core 3 304版)を実際に使ってみて、普段使いであれば十分に満足できる性能を備えたノートPCだと感じました。

画像の多いWebサイトを閲覧したり、YouTubeで高画質動画を再生したり、WordやExcelで作業したりしても、動作が重くなるような場面はほとんどありませんでした。PCMark 10では総合5,016点、事務作業の性能を示すProductivityでは9,749点を記録しており、実際の使い心地も良好です。

個人的に好印象だったのは、冷却性能と静音性の高さです。本体から約10cmの距離で測定した動作音は、アイドル時で約31dB、高負荷時でも約40dB程度。負荷をかけてもファン音がうるさくならず、発熱も比較的抑えられていました。15.6インチの見やすい画面や、軽い打鍵感のキーボードも相まって、長時間のデスクワークでも快適に使えそうです。

一方で、グラフィックス性能は控えめです。DQ10程度の軽めのゲームなら楽しめますが、FF14のような負荷の高いタイトルには力不足。また、スピーカーの低音やディスプレイの発色もやや物足りず、メモリ・SSDを増設できない点も惜しいと感じる点です。

バッテリー持ちは実測で約6時間と、特段優秀ではないものの、数時間の外出先での作業には十分な水準です。

総じて、ゲームや本格的なクリエイティブ系の作業より、Web閲覧や文書作成、動画視聴といった日常作業を快適にこなしたい方におすすめできる一台です。特に、大きな画面で落ち着いて作業したい方や、静音性を重視する方であれば、使い勝手の良さを実感できると思います。

◎おすすめできる人

  • Web閲覧やOffice作業を快適にこなせるノートPCが欲しい人
  • 大画面と豊富なインターフェースを重視する人
  • 静音性や冷却性能に優れたノートPCを求める人

▲おすすめできない人

  • 高負荷な3Dゲームや本格的な動画編集を行いたい人
  • メモリやSSDを増設・拡張して長く使いたい人
  • 高画質なディスプレイや高音質スピーカーを重視する人

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この記事を書いた人

レイ

著者:

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。TikGadgetの管理・運営者。理工学修士。元大手デベロッパー勤務。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットを実機レビューしています。スペック比較やベンチマーク、使用感まで含めて、電子機器や家電を分かりやすく丁寧に紹介します。