圧縮バッグを開発するHONGKONG CHAMLUN SCI-TECH LIMITED (本社:香港) は、2025年4月15日(火)11:00より、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」にて、最新トラベル圧縮袋『YOYOVAC(ヨヨバック)』の支援受付を開始した。
- Makuakeプロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/yoyovac/
- 期間:4月15日(火)11:00 〜 5月30日(金)22:00
最も基本的な「シンプルセット」は、一般販売予定価格が税込24,000円だが、Makuakeでは37%OFFの超早割が適用され、税込15,000円で購入可能だ。
YOYOVAC(ヨヨバック)は、旅行時や家庭での収納ストレスを軽減するために開発された、高機能・高耐久の圧縮トラベルバッグだ。革新的な圧縮技術とスマートなトラッキング機能を誇り、衣類や布団などのかさばる荷物も最大90%圧縮できる、次世代圧縮袋となっている。
今回、提携先より本製品(YOYOVACスタンダードセット)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
製品名 | YOYOVAC (圧縮トラベルバッグ) |
バッグ寸法 | 48×36×25cm |
重量 | 約209g |
容量 | 43.2L |
圧縮率 | 最大約90% (収納物によって50~90%) |
対応スーツケースサイズ | S、M、L |
抗菌性能 | ASTM G21規格 / 等級0 (カビの発生なし) |
防水防塵性能 | あり |
開閉タイプ | ファスナー |
素材 | 高密度ポリエステル繊維+抗菌TPUエラストマー (ホットメルトプレス加工) |
追跡機能 | グローバルトラッキングタグ (iOS「探す」/Android「デバイスを探す」に対応) |
製品名 | YOYOVAC (圧縮ポンプ) |
ポンプ寸法 | 4.6×4.8×5.8cm |
重量 | 約132.28g (実測値) |
吸引力 | 最大4.83kPa |
バッテリー | リチウムイオン電池 |
バッテリー容量 | 1,300mAh |
充電方法 | USB Type-C |
今回紹介する『YOYOVAC トラベル圧縮袋』は、「旅をもっと気楽に、手軽に」をコンセプトに開発された、高機能・高耐久の圧縮トラベルバッグだ。
43.2Lの容量を備えた圧縮トラベルバッグに、旅行で使用する1週間分の衣類を入れる。そして圧縮ポンプで空気を瞬時に吸引することで、荷物の嵩(かさ)を最大90%まで圧縮できる優れものだ。
▼大量の衣類を圧縮してコンパクトサイズに。
圧縮トラベルバッグの寸法は48×36×25cm。Sサイズのスーツケースに入る大きさのため、大量の衣類を機内持ち込みして持ち運ぶことができる。
多くの航空会社では、機内持ち込みできない荷物を預ける場合、決して安くはない追加手荷物料金を請求される。しかしYOYOVACを用いてかさばる衣類を圧縮することで、機内持ち込み可能なサイズのスーツケースに荷物を全て納めることができるようになる。
▼YOYOVACを活用して、追加手荷物料金の発生を回避。
圧縮トラベルバッグはASTM G21規格の抗菌性を備え、カビの発生を防ぐ。また、防水防塵性能を備えるほか、キズや摩耗にも強く、大切な衣類を安全に持ち運ぶことが可能となっている。
▼キズ耐性(耐切創性)確認の様子
▼『YOYOVAC』と一般的な圧縮袋との比較表。圧縮率・耐久性など、あらゆる点でYOYOVACが上回る。
付属する圧縮ポンプの性能も優れており、4.6×4.8×5.8cmのコンパクトさに対して、最大4.83kPaの強力な吸引力を実現。
わずか約1分で、最大90%の圧縮率を実現できる。
圧縮ポンプはType-C充電式であり、60回分使用できるバッテリー容量を、約90分でフル充電できる。携行性に優れたサイズ感と長持ちするバッテリー、簡単な充電方法などにより、圧縮トラベルバッグと一緒に、旅行先へラクラク持ち運べるようになっている。
そしてYOYOVACにはグローバルトラッキングタグが用意されており、タグが付いた圧縮トラベルバッグの位置をスマホからトラッキングできる。
▼スマホ上で各タグの名称・場所・更新日時・スマホからの距離等を把握可能。
これにより、圧縮トラベルバッグの紛失を避けることができるほか、旅行先でスーツケースごと盗難に遭った場合に、トラッキング情報を警察に提供することで、問題解決の可能性もかなり上がるだろう。
▼YouTubeにショート動画を投稿しました。製品の使用感は動画でもチェックできます。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。今回のレビュー時には「スタンダードセット」を使用している。
▼内容物を全て取り出した様子
今回提供していただいた付属品(上画像)は、あくまでレビュー用サンプルのパッケージ内容だ。Makuakeのスタンダードセット応援購入者向けには、これらに加えて、洗濯ネット、シューズバッグ、日本語マニュアルが付属する。
▼ジッパー用オイルが付属。ジッパーの滑りが悪いと感じた時に使用する。
圧縮トラベルバッグ
▼圧縮トラベルバッグの外観。
バッグは高密度ポリエステル繊維+抗菌TPUエラストマー (ホットメルトプレス加工)で構成されており、手触りは非常に滑らか。一目見ただけでもシッカリとした造りが感じられる。
▼密性・耐久性があり、水をはじく生地。
▼表面はグレーの市松模様。
▼上部には空気吸い出し口が用意。
▼側面の様子。
▼ジッパーは端までシッカリと閉まる構造。取っ手部分は指がかけやすく、力の入れやすい形状だ。
▼もう片方のバッグにはトラッキングタグが付いており、圧縮トラベルバッグの位置をスマホからトラッキング(追跡)できる。
高い密封率を実現するためか、最初のうちはかなり力を入れないとジッパーを開けることができないので注意。ただ、何度も使用しているうちに馴染んで開けやすくなる。
▼バッグの生地は0.08mmと非常に薄く、48×36×25cmのサイズに対して中は43.2Lと大容量。
▼内部の生地も、汚れや水気に強い。
▼バッグ本体(トラッキングタグ付き)の重量は、実測で約259gと軽量。
このように、バッグ自体はシンプルかつ高級感のあるデザインとなっている。
圧縮ポンプ
▼圧縮ポンプの外観。
▼圧縮ポンプの重量は、実測で約132g。
サイズは4.6×4.8×5.8cm。軽量かつコンパクトなデザインのため、携行性に優れている。
▼正面にはLEDインジケーター、電源ボタン、Type-Cポートが用意。
電源ボタンを1回押すと、オン/オフが切り替わる。個人的には、2回連続押しして起動するなど、バッグ内での誤動作を避けるための工夫がほしかった。
▼Type-Cポートはゴム製のキャップで保護されている。
▼上部には吸引口が用意。
▼底部には廃気口が空いている。
このように、圧縮ポンプ自体も非常にコンパクトかつ軽量なサイズとなっており、携行性に優れている。旅行先に持参して、帰国時に再圧縮することも簡単だ。
大量の衣類を短時間で高効率圧縮可能
実際に『YOYOVAC』を使用して、衣類を圧縮収納してみた。
今回のレビューでは、機内持ち込み可能なSサイズのスーツケースに衣類を詰め込んでみた。
▼トップス×3、ズボン×4の計7着を用意。なお、いずれもかさばりやすい冬服だ。
まず最初に用意した7着を普通にスーツケースに入れてみる。
このように、普通に入れるとスーツケースから溢れてしまい、どう頑張ってもジッパーを閉めることができなかった。
▼どうしてもスーツケースが閉まらない。
続いて、『YOYOVAC』を使って圧縮してみる。
▼圧縮トラベルバッグの中に、衣類を詰めていく。
▼バッグには十分な冗長性があるため、バッグから中身がはみ出しても、問題なくジッパーを締めることができる。
この時、圧縮後のバッグ内に空気が入り込まないように、ジッパーは末端までシッカリと閉じておこう。
そして圧縮ポンプを使用して、バッグ内の空気を抜いていく。
▼バッグ上部の空気吸い出し口に、圧縮ポンプの吸引口を当てた状態で、電源を入れる。
するとバッグ内部の空気が急速に吸い出され、バッグが段々としぼんでいく。
▼バッグ圧縮の様子
圧縮ポンプの稼働音はそこそこ大きめであり、一般的な掃除器と同じくらいの吸引音が鳴る。そのため、集合住宅で深夜に使用する際には注意した方が良いだろう。
十分に空気の吸引が完了したら、ポンプの電源を止め、バッグのキャップを締める。
▼約1分間吸引を行い、圧縮されたバッグ
▼一般的な圧縮袋のように、圧縮後のバッグは硬く固まっている。
わずか1分間ほどの吸引で、バッグの体積を半分以下まで圧縮することができた。
今回のレビューではかさばりやすいモコモコとした冬服を使用したが、より薄手の衣類の場合、もっと多くの数を高効率で圧縮できるだろう。
この状態で再度、Sサイズのスーツケースに入れてみたところ、スッポリと収めることに成功した。
▼同じ量の衣類を収納した状態で、スーツケースのフタを締めることに成功。ジッパーもラクラクと閉じることができた。
このように、大量の衣類をあっという間に圧縮し、スーツケースのサイズを変えることなく収納することに成功した。飛行機利用時に追加手荷物料金の発生を回避できるほか、旅行中の移動時の負担軽減にもつながるだろう。
なお、圧縮後のバッグをスーツケース内に半日ほど放置しておいたが、内部に空気が入り込み、膨らんでしまうことはなかった。密封性・気密性に関しても問題なしだ。
そして、開封時にはジッパーを開くことで瞬時にバッグが膨らみ、圧縮前と同じ状態の衣類が現れる。
▼圧縮バッグ開封時の様子
トラッキングタグでバッグの位置追跡が可能
片方のバッグにはトラッキングタグが付いており、スマホに登録することで、位置情報を追跡することが可能だ。
▼絶縁シートを引き抜いて、タグを起動。
iOSデバイスの場合は「探す」アプリを、Androidデバイスの場合は「デバイスを探す」アプリを起動し、トラッキングタグを追加する。
▼アプリ上で「Wireless tag」を追加。
▼スマホ上で各タグの名称・場所・更新日時・スマホからの距離等を把握可能。
これにより、圧縮トラベルバッグの紛失を避けることができるほか、旅行先でスーツケースごと盗難に遭った場合に、トラッキング情報を警察に提供することで、問題解決の可能性もかなり上がるだろう。
何度も連続使用できるバッテリー容量
圧縮ポンプには1,300mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、一度の満充電で約60回ものバッグ圧縮を行うことができる。
そのため、満充電状態の圧縮ポンプを旅行先に持参しても、何度も圧縮に使用できるため、バッテリー切れを心配する必要は無いだろう。
仮にバッテリー切れを起こした場合でも、Type-Cケーブルを接続すれば、わずか90分ほどで満充電が完了する。
とことん実用性に優れた設計だと言える。
『YOYOVAC トラベル圧縮袋』のまとめ
今回紹介した『YOYOVAC トラベル圧縮袋』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 高級感があり、耐久性にも優れた圧縮トラベルバッグ
- コンパクトかつ軽量で、携行性に優れた圧縮ポンプ
- わずか1分ほどで高効率圧縮が可能
- 優れた密封性・気密性
- トラッキングタグでバッグの位置追跡ができる
- 一度の満充電で約60回ものバッグ圧縮が可能
悪かった点
- 圧縮ポンプの誤動作を避けるための工夫がほしかった
以上の通り、優れた携行性・耐久性・圧縮率を誇るトラベル圧縮袋となっている。
扱い方は非常に簡単。バッグ内に衣類を収納し、圧縮ポンプの電源を入れるだけで、わずか1分間ほどであっという間に高効率な圧縮を行うことができる。大量の衣類を、スーツケースのサイズを変更せずに持ち運べるため、長期の旅行時にはかなり重宝するだろう。
圧縮ポンプは強力な出力に対して非常にコンパクトサイズとなっており、旅行先にも携行しやすい。ただし、バッグ内での誤動作(誤起動)を避けるためにも、電源ボタンには何かしらの工夫がほしかった。
そしてトラッキングタグも用意されており、登録しておけばスマホ上からバッグ位置を追跡できる。これにより、圧縮トラベルバッグの紛失を避けることができるほか、旅行先でスーツケースごと盗難に遭った場合に、トラッキング情報を警察に提供することで、問題解決の可能性もかなり上がるだろう。
長期の旅行や出張に出かけることが多い方にとって、この上なく重宝する便利ツールだと感じられた。筆者も年3回ほど海外に行く機会があるため、本製品は手放せなくなること間違いなしだ。
旅行時の衣類のかさばりに困っている方には、ぜひオススメしたい一品となっている。
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