洋室に設置されているSIHOO DORO C500
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『SIHOO DORO C500』レビュー、反重力メカニズム搭載、浮遊感を実現した革新的なオフィスチェア

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

人間工学に基づいた家具の研究、設計、製造、販売サービスを統合した企業であるSIHOO(シホウ)[2011年創業|本拠:中国・深圳]は、2025年6月17日(火)に、同ブランドの最新オフィスチェア『SIHOO DORO C500』の日本向け一般販売を開始した。

2024年に実施されたMakuakeにおけるクラウドファンディングでは、販売総額が5,100万円を突破した、非常に注目度の高い製品だ。

発売時点の価格は、通常モデル(C500)が税込131,780円、フットレスト付きモデル(C500-JT)が税込138,380円となっている。

未体験の浮遊感” をコンセプトとし、革新的な「反重力メカニズム」を実装したオフィスチェアであり、長時間の作業でもストレスを感じることなく快適に過ごすことのできる機構を備えている。

今回、提携先より本製品(ブラック色・フットレスト付き)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていく。

SIHOO Doro C500のアイコン画像

ブランド SIHOO(シホウ)
モデル名 DORO C500
カラー グレー、ブラック
生地 背もたれ&シート:メッシュ
アームレスト:ソフトPUコーティング
アームレスト 6Dコーディネートアームレスト
最大荷重 136kg (300ポンド)
シートの奥行き 42.7~44.5cm (16.81~17.76インチ)
シートの最大幅 51.5cm (20.28インチ)
シートクッションの高さ範囲 46~56.7cm (18.11~22.32インチ)
正味重量 25.1kg (55.34ポンド)

バージョンアップされたSIHOO DORO C500

今回紹介する『SIHOO DORO C500』は、“未体験の浮遊感”をコンセプトとしたオフィスチェアだ。

座面や背もたれには「ラグジュアリー高弾力メッシュ」を採用しており、高弾力と耐久性を両立。ラグジュアリーなインテリアソファに負けない極上の座り心地を楽しめる。

C500の代表的な利用シーン

  • 長時間のデスクワーク/自宅のリモートワーク環境
  • クリエイティブな作業やデザイン業務
  • 日常的にゲームや映像配信をする
  • 正しい姿勢を意識したい場面
  • 自宅やオフィスでのリラクゼーションタイム

独自技術の「反重力メカニズム」により、体重を適切に支え、長時間の使用でも変わらない快適さを保つことができ。

メカニズムの核となる部分には、自社開発の特殊弾力プレートを搭載。このプレートは特殊ガラスファイバー素材でできており、最適な締付度を調節した上で、後傾する時も起きる時も肩と腹筋で力を入れることなく、その時々に最適な角度で止まることが可能となっている。

▼3段階のリクライニング機能があり、最大135度まで角度を調整可能。

SIHOO DORO C500のリクライニング性

3Dヘッドレストを採用し、昇降4.5cm、深さ25度、前後45度の調整が可能。肌に優しい柔らかいメッシュを使用し、快適に頭部を支えてくれる。

3Dヘッドレスト

背もたれに関しても、座る人の身長に合わせて最適な高さに調整可能。厚みがあり、安心感のある座り心地を楽しむことができる。

SIHOO DORO C500の背もたれ

連動式の6Dアームレストを採用。上下昇降6.5cm、左右回転75度、跳ね上げ角度35度、前後5cm、内外8cmの細かい調整に対応しており、どのような体勢で使用してもフィットするようになっている。

6Dアームレスト

座面は前後2.5cmのスライドが可能。

腰が当たる部分にはランバーサポートを用意。座面、背もたれと体を一体化させる仕組みになっており、腰を中心に柔軟に可動する。これにより、どのような角度で腰かけても、的確に体の重みを支えることが可能だ。

▼ドミノ自動適応ランバーサポートにより、最も心地よい角度で腰に自動フィット。

SIHOO DORO C500の欄バーサポート

▼部位ごとの調整範囲一覧

部位 調整範囲 / 可動域 備考
リクライニング 3段階(最大135度) 反重力メカニズムによる滑らかで自然な後傾動作。
ヘッドレスト 高さ:4.5cm
前後:45度
奥行き:25度
3D構造。首を優しく支え、角度や位置調整が可能。
アームレスト(6D) 上下昇降:6.5cm
左右回転:75度
前後スライド:5cm
内外可動:8cm
跳ね上げ角度:35度
あらゆる姿勢にフィット。細かな調整が可能。
座面スライド 前後:2.5cm 体格に応じた微調整が可能。
背もたれ高さ 4段階 身長150cm〜190cmに対応。
ランバーサポート 自動適応 「ドミノ構造」でリクライニング角度に応じて自動追従。
座面・背もたれ連動 連動動作 リクライニング時も太ももが浮かず、姿勢を安定保持。
座面高さ 上下昇降:約10cm 身長に応じて最適な高さに調整可能。
フットレスト 座面から前方に約40cm フットレスト付きモデル(C500-JT)のみ

なお、C500にはフットレスト付きバージョンも存在している。

SIHOO DORO C500 オフィスチェアの寸法説明

以上の通り、同ブランドの前モデルと比べて質感や可動範囲、そしてメカニズムが大幅に進化しており、これまでにない快適な座り心地を実現した一台となっている。

SIHOO DORO C500を事前体験|オルガテック東京2025現地レポート

東京ビッグサイト

本レビューに先立ち、筆者たちは「SIHOO DORO C500」を体験するため、2025年6月に東京ビッグサイトで開催された『オルガテック東京2025』のSIHOOブースを訪問。最新モデルだけでなく、歴代チェアにも触れて比較することができた。

オルガテック東京2025の看板

▼会場内の様子。平日の開催にもかかわらず、多くの人で賑わっていた。

オルガテック東京2025の会場内

SIHOOブースの様子

SIHOOブース

スペースが広めに設けられたSIHOOブースは終始来場者で賑わっており、DOROシリーズの注目度の高さがうかがえた。

ブース内には同ブランドの歴代チェアが並べられており、いずれも実際に座ることが可能。モデルごとの座り心地の違いを体感できたのは貴重な体験であった。

そしてブース内の一番奥、目立つ場所に最新モデルであるC500が用意されていた。

▼C500実機(ブラック色)

ブース内に置かれたC500
SIHOO DORO C500の背面アングル

担当者の方に直接製品の説明を受けながら、旧モデルとの違いや、今回新たに採用された「反重力メカニズム」についても詳しく聞くことができた。

実際にC500に座ってみると、最初に感じたのは背もたれと座面のしなやかな追従性だ。体を背もたれにゆだねると、まるでふわりと体が浮かび上がるような感覚があり、「浮遊感」というコンセプトが決して誇張ではないことをすぐに実感できた。

SIHOO DORO C500に座っている女性

特殊ガラスファイバー素材で構成された、座面下の "反重力メカニズム" の核となる部分が滑らかなリクライニングを実現。最適な締付度を調節した上で、後傾する時も起きる時も身体に力を入れる必要がなく、その時々に最適な角度で止まることが可能であった。

座面下の "反重力メカニズム" の核となる部分

リクライニングの動きは実にスムーズ。無段階での角度調整と背中を包み込むようなサポート感に、早朝からの長距離移動も相まって、思わずそのまま寝てしまいたいような気分になった。

▼あまりの快適さに、説明中にもかかわらず眠くなってしまうTikGadgetスタッフ。

SIHOO DORO C500に座っている女性(正面アングル)

加えて印象的だったのは、ランバーサポートの可動性とフィット感だ。担当者曰く「特に腰回りのサポートにこだわった」とのことで、実際に座ってみると腰が自然と支えられ、体の緊張がスッと抜けていく感覚が確かにある。

ランバーサポート

▼ランバーサポートは広くて柔らかく、手で押すと適度な弾力を楽しめる。

ランバーサポートを手で押している

そしてデザインにもこだわりがあり、座面や背もたれには「ラグジュアリー高弾力メッシュ」を採用。耐久性に優れているだけでなく、見た目や質感の向上にも貢献している。

▼一目でシッカリとした造りであることが分かる高密度メッシュ。通気性も良好で、夏場に長時間腰かけても蒸れづらい。

SIHOO DORO C500のメッシュ構造

背面骨格には合金を採用。綺麗な光沢が見られ、高級感が生まれている。

担当者の方の説明によると、背面骨格から背もたれへの付け根部分は、アフリカに生息する野生動物の角を模したデザインになっているとのこと。細かな部分までこだわりが感じられるデザインとなっている。

SIHOO DORO C500の背面の付け根デザイン

また、旧モデルである「C300Pro」と「S300」にも試座してみた。

SIHOO DORO C500の左右に旧モデル2機種が並んでいる

旧モデルも十分に快適な座り心地を備えているが、どちらも反重力メカニズムを備えたC500ほどの“追従性”や“浮遊感”はない。C300Proは作業用チェアとしてのバランスが取れており、S300はミニマルな入門機という印象を受ける。

複数モデルに試座してみた結果、C500は、従来モデルから一段と質感・快適性ともにアップグレードされており、特に長時間作業を快適に過ごしたいユーザーにとって最適な完成度に仕上がっていると実感した。

短時間ではあったが、確かな完成度を感じ取れた展示体験であった。

以下からは、実際に自宅で組み立てて、使用した感想について紹介していく。

製品本体および付属品

▼外箱の様子。かなり大きめの段ボール箱で届けられる。

SIHOO DORO C500の外箱

▼各パーツはバラバラの状態で梱包されている。

SIHOO DORO C500の箱を開けた

SIHOO DORO C500の梱包の様子

▼付属品をすべて取り出した様子

SIHOO DORO C500のパッケージ付属品一式

▼工具や作業用手袋なども付属しており、組み立てをスムーズに開始できる点は嬉しい。

SIHOO DORO C500に付属する工具一式

▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応。

SIHOO DORO C500のユーザーマニュアル

組み立ては簡単、2人での作業が理想的

本製品は複数のパーツに分かれているものの、マニュアルの手順に従って作業を進めることで、誰でも簡単に組み立てることができるようになっている。

ただし、重量の重い部位も含まれているため、体力に不安のある場合は2人での作業をオススメしたい。

▼ネジは付属工具を用いて固定可能。自前で道具を用意しなくても良いのでラクだ。

付属工具を用いてネジを固定している

▼座面と背もたれを固定する際には、外箱段ボールが支えとして役立つので、組み立て終わるまで箱は潰さないでおこう。

座面と背もたれの固定作業中の様子

組み立て終盤に、ガスリフトの先端を座面裏メカニズムの穴に挿入する際、背もたれを抱えた状態だと穴の位置を把握しづらいため、サポートしてくれる人物がいると心強い。

SIHOO DORO C500の背もたれを両手で抱えている
SIHOO DORO C500のベース部分

筆者は一人で組み立てを行ったが、開封から完成まで、およそ30分ほどであった。

組み立て中に力を加えてパーツを支える場面もあったが、手順自体はいたってシンプルであり、特別なメカニズムを搭載しているとはいえ、一般的なチェアと大差ない手数で作業を完了できた。

完成形の外観

▼完成形のC500

完成したSIHOO DORO C500(正面アングル)

なお、今回のレビュー時にはフットレストが付いたモデル(C500-JT)を使用している。

▼筐体前後

SIHOO DORO C500の外観(正面アングル)
SIHOO DORO C500の外観(背面アングル)

▼筐体左右

SIHOO DORO C500の外観(左側面アングル)
SIHOO DORO C500の外観(右側面アングル)

▼筐体上部視点

SIHOO DORO C500の外観(真上前方アングル)
SIHOO DORO C500の外観(真上後ろアングル)

チェア本体はスタイリッシュでありながら落ち着いたデザインで、会社オフィスからゲーミングデスクにいたるまで、あらゆるシーンに自然に溶け込むデザインに仕上がっている。

各部位を自由自在に調整可能

SIHOO DORO C500をデスク前に設置している

本製品の各部位は多彩な可動機構を備えており、座る人の体格に応じて、座り心地を自由自在に調整することができる。

▼部位ごとの調整範囲一覧

部位 調整範囲 / 可動域 備考
リクライニング 3段階(最大135度) 反重力メカニズムによる滑らかで自然な後傾動作。
ヘッドレスト 高さ:4.5cm
前後:45度
奥行き:25度
3D構造。首を優しく支え、角度や位置調整が可能。
アームレスト(6D) 上下昇降:6.5cm
左右回転:75度
前後スライド:5cm
内外可動:8cm
跳ね上げ角度:35度
あらゆる姿勢にフィット。細かな調整が可能。
座面スライド 前後:2.5cm 体格に応じた微調整が可能。
背もたれ高さ 4段階 身長150cm〜190cmに対応。
ランバーサポート 自動適応 「ドミノ構造」でリクライニング角度に応じて自動追従。
座面・背もたれ連動 連動動作 リクライニング時も太ももが浮かず、姿勢を安定保持。
座面高さ 上下昇降:約10cm 身長に応じて最適な高さに調整可能。
フットレスト 座面から前方に約40cm フットレスト付きモデル(C500-JT)のみ

上の部位から順に紹介していく。

3Dヘッドレスト

まず、3Dヘッドレストは昇降4.5cm、深さ25度、前後45度の調整が可能。首のカーブに合わせて位置を最適化し、長時間の作業でも疲れにくい姿勢をサポートする。

▼3Dヘッドレスト調整

3Dヘッドレストを調整している

背もたれ

背もたれの高さは、4段階で調整可能。身長150cm〜190cmに対応し、肩の位置にぴったりフィットさせることで、約180cmの筆者でも快適に座ることができている。

▼座面右下のレバーを引きながら、背もたれを上下させる。

背もたれ高さ調整レバー

▼背もたれ高さ調整

背もたれの高さを調整している

ランバーサポート

ランバーサポートに関しては、独自の「ドミノ構造」により、リクライニングに連動して自然に動く自動調整式だ。腰へのサポートを常に最適な位置で維持できるようになっている。

▼ランバーサポートに負荷をかけることで、後部機構が上下して自動適応調整を行う。

ランバーサポートの駆動構造

▼ランバーサポート調整1

ランバーサポート調整の様子

▼ランバーサポート調整2

実際にSIHOO DORO C500に腰かけてランバーサポート調整している

リクライニング

リクライニングは、最大135度まで傾けることが可能。3段階の角度調整で、作業に集中したい時から休息まで、自在に切り替えることができる。

▼リクライニング調整

リクライニング調整

▼最大傾斜角は、座面右下のダイヤルで調整可能。

リクライニング調整ダイヤル

▼リクライニングの動作にかかる負荷の強さも、ダイヤルで調整可能だ。

リクライニングの動作にかかる負荷の強さを調整するダイヤル

6Dアームレスト

6Dアームレストは、上下・左右・前後・内外・回転・跳ね上げの6方向に対応。ゲーム・作業・リラックスなど、あらゆる姿勢に合わせて細かく調整できる。

▼6Dアームレスト調整

6Dアームレスト調整

座面スライド

座面は、前後2.5cmの範囲で調整可能。太ももの圧迫を防ぎながら最適な着座ポジションを実現し、小柄な方から大柄な方まで、快適に座ることができる。

▼座面右下のレバーを引きながら、座面を前後させる。

座面スライド調整レバー

▼座面スライド調整

座面スライド調整の様子

座面高さ

座面高さは、約10cmの範囲で上下調整が可能。身長に応じて最適な高さに合わせることができる。

▼一番高く上げた状態SIHOO DORO C500の座面を一番高くした状態

▼一番低く下げた状態SIHOO DORO C500の座面を一番低くした状態

フットレスト

フットレスト付きモデル(C500-JT)では、フットレストを、座面より前方約40cmほどまで延長することができる。

▼フットレスト展開の様子

フットレスト展開の様子

身長約180cmの筆者に加え、約160cmの女性スタッフも試座したが、座面の高さや背もたれの調整幅が十分にあり、体格に関係なく快適に座ることのできる設計となっている。

長時間座り続けても疲れを感じない快適さ

女性がSIHOO DORO C500に座ってデスクに向かっている

実際に約1か月間、仕事からゲームまで様々な場面で『SIHOO DORO C500』に座り続けた感想について紹介していく。

まず、日常のデスクワークにおいては、反重力メカニズムの恩恵を最も感じられた。

背中をゆっくりと預けると、まるで空中に浮かんでいるような感覚が得られ、そのままスッと動きが止まる。この感覚は、一般的なリクライニングチェアのような“ガクッ”と倒れる感じとはまったく異なり、身体の重心に合わせて自然に支えてくれるという安心感・安定感がある。

▼最大135度のリクライニングにより、そのまま眠ることができるほど快適な姿勢を実現できる。柔軟な調整範囲を備えた6Dアームレストなどのおかげで、最も快適に感じる位置に腕を置くことも可能であった。

SIHOO DORO C500を135度リクライニングさせている

▼ドミノ自動適応ランバーサポートにより、最も心地よい角度で腰に自動フィット。

ランバーサポートに腰を付けている

▼長時間のPC作業でも肩や腰への負担が少ない。姿勢が崩れにくく、集中力の持続にもつながっていると感じた。

SIHOO DORO C500に座りながら仕事をしている女性

そして何より特徴的なのが、座面と背もたれの“連動構造”だ。一般的なチェアの場合、リクライニング時に背もたれを倒すと、太もも裏が浮いてしまい姿勢が不安定になりやすいが、C500では背もたれと連動して座面も自然に動くため、腰から脚までしっかりとフィットし続ける。これにより、リラックス時でも体がブレることなく安定した姿勢を維持できた。

▼リクライニング時の、座面と背もたれの連動の様子。背もたれやランバーサポートだけでなく、座面全体が大きく動いているのが分かる。

リクライニング時の、座面と背もたれの連動の様子

体を後方に倒すと座面が前方へスライドするため、座面が太もも裏を圧迫することもなく、長時間座っていても疲れにくい。このおかげで、体勢を変えるたびに細かく座り直す必要がなくなり、長時間の作業でも無意識のうちに快適な姿勢を保ち続けることができた。

また、ゲームや映画に長時間没頭するような時でも、背中や腰が自然に支えられているため、疲労感を感じるまでの時間が明らかに伸びた。一般的なチェアでは1~2時間ほどで一度姿勢を変えたくなっていたが、C500では気が付くと3時間以上座っていても快適なままだった。

▼ゲームプレイ時や映画視聴時にも、快適なリラックス姿勢を維持できる。

SIHOO DORO C500に座りながらPCゲームをプレイしている

SIHOO DORO C500に座りながら、プロジェクター映像を視聴している

このように、反重力メカニズムと連動構造は単なるユニークなギミックではなく、実際の作業効率や姿勢保持、リラックス感にしっかりと貢献してくれる設計となっている。力をほとんど入れることなく、集中姿勢とリラックス姿勢をスムーズに入れ替えることのできる感覚は、一度体験すると癖になる。

通気性良好、耐久性はいまのところ問題なし

SIHOO DORO C500の座面

記事執筆時点でC500を連続1ヶ月間ほど使用しているが、毎日10時間ほど座り続けていても、今のところギシギシとした軋み音が鳴ったり、座面やランバーサポートのメッシュがほつれたり破れるといった事態はまったく生じていない。各パーツの剛性感も維持されている。

メッシュの通気性も良好で、連日30度を超える梅雨時でも、長時間座り続けて蒸れによる不快感を感じることはなく、汗による汚れがメッシュに付着することもない。

ヘタリやメッシュの伸びといった経年劣化については、今後さらに長期的な検証が必要だが、現時点では長期間にわたって安心して使い続けられそうな堅牢性を感じている。

『SIHOO DORO C500 オフィスチェア』のまとめ

SIHOO Doro C500のアイコン画像

今回紹介した『SIHOO DORO C500 オフィスチェア』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 組み立てやすく付属品が充実
  • 優れたデザイン性
  • 自然な姿勢保持が可能な反重力メカニズム
  • 座面と背もたれの連動構造による、安定した座り心地
  • 高弾力・高密度メッシュ採用
  • 多彩な可動域と調整機構
  • 高い剛性と耐久性
  • 仕事・ゲーム・映画鑑賞・リラックスタイムなど幅広いシーンに最適化

悪かった点

  • 各パーツがやや重いため、組み立てには2人作業が理想的
  • 座面スライドの最大調整幅(2.5cm)がやや狭め
  • 価格面でエントリーユーザーにはハードルがある(10万円超え)

以上の通り、高級感のあるデザインや豊富な可動域だけでなく、実際に長時間座り続けても疲れにくい「反重力メカニズム」や「連動構造」など、機能面でもしっかりと実用性が伴った一台となっている。

ヘッドレストやアームレストをはじめとした各部位の調整自由度が非常に高く、細部に至るまで人間工学に基づいて緻密に作られている印象を受けた。見た目もスタイリッシュで、オフィスにも自宅にも自然と馴染むデザイン性の高さも大きな魅力のひとつだ。

何より、反重力メカニズムと連動構造は単なるユニークなギミックではなく、実際の作業効率や姿勢保持、リラックス感にしっかりと貢献してくれる設計となっている点が素晴らしい。力をほとんど入れることなく、集中姿勢とリラックス姿勢をスムーズに入れ替えることのできる感覚は、一度体験すると癖になる。

耐久性についても、1日10時間以上の使用を1か月続けても軋みなどの異常は見受けられず、今後も長期にわたり使い続けられそうな安心感がある。蒸し暑い時期でも蒸れにくい高通気性も、実用性の高さを後押ししている。

全体的に、価格相応の非常に完成度の高いオフィスチェアに仕上がっていると感じられた。

オフィスチェアに「快適さ」「調整の自由度」「耐久性」「デザイン性」のすべてを求める方にとって、本製品は間違いなく選択肢の一つに入れても良い一台だ。

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