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ガジェットレビュー スマートウォッチ・バンド

『Amazfit Bip 6』レビュー、1万円台でハイエンドモデル並みのスペックを備えた高コスパスマートウォッチ

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

数多くのスマートウォッチを世界中にリリースしてきたAmazfit(アマズフィット)は、2025年4月25日(金)に同ブランドの最新モデルとして『Amazfit Bip 6』をリリースした。

希望小売価格は14,800円(税込)

2023年9月にリリースされ、当サイトでも以前レビューした「Amazfit Bip 5」の後継機にあたるモデルだ。

大きめな1.97インチ有機ELスクリーンを搭載するほか、マイク&スピーカー内蔵でウォッチ越しに通話を楽しむことが可能。通常使用で最大14日間ものあいだ持続可能なバッテリーを備え、5衛星システムによる高精度の位置測位もサポート。

オフラインマップのダウンロードやルートナビゲーションにも対応するなど、同ブランドの1万円台スマートウォッチの中でも、非常に優れた機能性を実現した高コスパモデルとなっている。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。Amazfit Bip 6のアイコン画像

ブランド Amazfit(アマズフィット)
モデル名 Amazfit Bip 6 (アマズフィット ビップシックス)
カラー レッド、ブラック、ストーン、チャコール
ディスプレイ 1.97インチ AMOLED
解像度/PPI 390×450
ピーク輝度 2,000nits
内蔵センサー 健康:BioTracker 6.0 PPG 生体センサー (5PD+2LED)
動作・移動:加速度センサー、ジャイロスコープ、環境光センサー、地磁気センサー
測位システム 円偏波アンテナ技術・5衛星システム
(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)
モーター 回転子モーター
通信規格 Bluetooth 5.2、BLE
防水規格 5ATM
対応OS Android 7.0以上、iOS 14.0以上
対応アプリ Zepp App
マイク 搭載
スピーカー 搭載
音声通話 対応
サイズ 46.3×40.2×10.45mm
重量 約27.9g
タッチスクリーン 2.5D強化ガラス+指紋防止コーティング
ボディ素材 ・フレーム:アルミニウム合金
・ケース:繊維強化樹脂
バンド素材 クイックリリースシリコンバンド
バンド幅 22mm
手首周り長さ 130~195mm
バッテリー容量 340mAh
バッテリー持続時間 ・通常使用:最大14日間
・バッテリーセーブモード:最大26日間
・ヘビー利用:最大6日間
・GPS継続使用モード:最大32時間
充電時間 約2時間
充電方法 マグネット充電

Amazfit Bip 6のキービジュアル画像

今回紹介する『Amazfit Bip 6』は、1万円台のリーズナブルな価格に対して、「Amazfit T-Rex 3」などの上位モデルに負けず劣らずの機能を備えた、高コスパなスマートウォッチだ。

レッド、ブラック、ストーン、チャコールの4種類のカラーバリエーションを用意。

Amazfit Bip 6のカラーバリエーション

大きめな1.97インチ有機ELディスプレイを搭載。解像度は390×450を誇り、画面表示が鮮明で優れた視認性を実現している。ピーク輝度も2,000nitsと高く、日中の屋外でも視認性が損なわれることはない。

▼2.5D強化ガラス+指紋防止コーティングにより、優れた耐久性を備えている。

Amazfit Bip 6のディスプレイイメージ画像

筐体フレームにはアルミニウム合金を、ケースには繊維強化樹脂を採用。スタイリッシュで落ち着いた雰囲気を放ちつつ、シッカリとした高級感もあるデザインに仕上がっている。

▼バンド素材にはクイックリリースシリコンを採用。

各カラーのAmazfit Bip 6を展開したイメージ画像

5ATMの防水仕様となっており、手洗いや洗濯の際に水が付いても大丈夫。水辺でのアウトドアアクティビティ時にも安心して装着できる。

搭載機能は非常に充実しており、心拍数や消費カロリーの計測といったヘルスケア機能はもちろん、血中酸素レベル測定や睡眠モニタリングなどの健康管理機能をもれなく利用可能だ。

▼BioTracker 6.0 PPG 生体センサーによる優れたモニタリング精度。

Amazfit Bip 6の搭載センサーのイメージ画像

スポーツ時の運動計測機能も充実しており、140を超える種類の運動に対応している。5ATM等級の高い防水規格に対応しているため、水泳の計測にも利用できる。Google FitやApple Healthなど、サードパーティのフィットネスアプリと連携してデータを同期することも可能だ。

スポーツ時にAmazfit Bip 6を着用しているイメージ画像

円偏波アンテナ技術と、5衛星システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)を搭載しており、高精度な位置トラッキングが可能。

そして、1万円台のスマートウォッチとしては珍しく「オフラインマップ」にも対応しており、オフライン環境でも使えるマップデータを無料でダウンロード可能。ベースマップ、スキーマップの2種類から好みのマップを保存できるため、運動時のルート案内から、アウトドアアクティビティの際の位置確認まで、幅広い場面で活用する。

オフラインマップを利用するイメージ画像

また、OpenAIのGPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵しており、音声でスマートウォッチを自在に操作可能。Androidデバイスと連携すれば、LINEやSMSの返信入力を音声で行うこともできる。

Zepp Flowの機能説明画像

さらに、Zeppアプリの新機能である「家族機能」も利用可能。Amazfitのスマートウォッチを装着する家族の歩数や移動距離、消費カロリー、入眠時刻、睡眠時間、起床時間など、日々の健康状態をリアルタイムで確認可能。離れていても家族の健康や安否をいつでも見守ることができ、万が一の際にも素早く気付くことができる、非常に有用性の高い機能だ。

▼「家族機能」は、Amazfitの既存機種であればすべてで利用可能。

家族機能の説明画像

340mAhのバッテリーを内蔵しており、通常利用であれば最大14日間、バッテリーセーブモードであれば最大26日間もの連続使用が可能。充電速度も素早く、2時間程で満充電を完了できるなど、全体的に利便性に優れたスマートウォッチとなっている。

充電されているAmazfit Bip 6のイメージ画像

前モデル『Amazfit Bip 5』とのスペック比較

本製品『Amazfit Bip 6』と、前モデル『Amazfit Bip 5』とのスペックを比較した表を以下に示す。

Bip 6 機種名 Bip 5
1.97″ AMOLED ディスプレイ
常時点灯ディスプレイ
302 PPI, 最高輝度 2,000 nit, 390×450 解像度
ディスプレイ 1.91″ TFT-LCD ディスプレイ
非常時点灯ディスプレイ
260 PPI, 最高輝度 600 nit, 320×380 解像度
BioTracker™ 6.0 (5PD + 2LED)
RestoreIQ™ 睡眠アルゴリズム
PulsePrecision™ 心拍数アルゴリズム
健康センサー BioTracker™ 3.0 (1PD + 2LED)
14日間 バッテリー
(通常使用)
10日間
アルミニウム合金フレームと繊維強化ポリマーケース 材質 プラスチックボディ
5 ATMの防水性能 防水 IP68 防水
6軸のジャイロスコープと周光センサー 運動センサー 非搭載
Zepp Flow 音声操作システム搭載 音声アシスタント 音声操作システム非搭載
レディネス & HRV 測定サポート 高度な健康測定 サポート無し
Added Zepp Coach™ と強化されたトレーニング機能
(25種類のエクササイズ動作を自動認識)
トレーニングコーチ 非搭載
140以上 スポーツモード 120以上
オフラインマップとルートナビゲーション搭載
夜間用Display設定機能あり
ナビゲーション・マップ サポート無、非搭載
Zepp OS 4.5 搭載OS Zepp OS 2
GPSの位置情報非公開機能 セキュリティ 非搭載
400以上 ウォッチフェイス 70以上
200以上 ミニアプリ 70以上

上表の通り、『Amazfit Bip 6』が前モデルから大きな進化を果たしていることが分かる。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物を全て取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • Amazfit Bip 6本体
  • 充電アダプタ
  • ユーザーマニュアル

ウォッチ本体

▼スマートウォッチ本体の外観。

Amazfit Bip 6本体の外観(正面アングル)

46.3×40.2×10.45mmの筐体に、1.97インチ AMOLEDタッチスクリーンが搭載されている。

Amazfit Bip 6のディスプレイ

▼真横から見た様子。左側面にはスピーカー穴が用意。

Amazfit Bip 6の外観(左アングル)

▼右側面には2つの物理ボタンマイク穴が用意。ボタンは公式アプリで機能を自由にカスタマイズできる。

Amazfit Bip 6の外観(右アングル)

Amazfit Bip 6の物理ボタン2つ

▼後ろから見た様子。クイックリリースシリコンバンドを採用。クラシックピンバックル式となっている。

Amazfit Bip 6の外観(背面アングル)

▼バンドを展開した様子。

バンドを展開した状態のAmazfit Bip 6

バンドは、手首周り長さ130~195mmに対応。

バンド上部

バンド下部

▼裏面の手首にあたる部分には、装着者の生体情報を読み取る端子と、充電ポートが用意。

Amazfit Bip 6の裏面

▼バンド付け根のレバーを引くことで、バンドを簡単に取り外して交換できる。

バンド付け根のレバー

取り外されたバンド上部

▼バンドを装着した状態のAmazfit Bip 6は、実測で約43.51gと軽量。

Amazfit Active 2を計量している

自然かつ快適な装着感

『Amazfit Bip 6』の装着感は実に快適であり、クイックリリースシリコンバンドが手首へ優しくフィットする。

▼強めに締め付けた場合でも、皮膚との擦れなどはほとんど生じなかった。

Amazfit Bip 6を装着した左腕(正面から撮影)

▼余裕のあるバンド長で、どのような太さの手首にも柔軟にフィットする。

Amazfit Bip 6を装着した左腕(横から撮影)

▼バンドには穴が無数に空いており、通気性は良好。長時間の装着後でも蒸れて痒くなったり、不快感を覚えることは無かった。

Amazfit Bip 6を装着した左腕(裏から撮影)

普段から自然な気分で装着し続けることが可能となっている。

また、アルミニウム合金製のフレームと、繊維強化樹脂製のケースで構成されたウォッチボディは鈍い光沢を放っており、スタイリッシュさと高級感とを併せ持っている。

Amazfit Bip 6を装着した左腕(手前側から撮影)

▼高級感がありつつも主張しすぎないデザインのおかげで、仕事から社交の場まで、幅広いシーンで装着できるようになっている。

Amazfit Bip 6を間近から撮影

また、5ATMの防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、シャワーを浴びても故障することはない。

Amazfit Bip 6をシャワーをあてている

Amazfit Bip 6のバンドにシャワーをあてている

公式アプリのインストールでスマホと同期

本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホやタブレット端末へ、事前に公式アプリをインストールしておこう

▼公式アプリ(iOS・Android対応)

Zepp

Zepp
開発元:Zepp Inc.
無料
posted withアプリーチ

側面の物理ボタンを長押しするとスマートウォッチが起動し、ペアリングスタンバイ状態となる。

▼インターフェース言語は日本語にも完全対応。

Amazfit Bip 6の言語設定画面

アプリでQRコードを読み取り、ペアリングを開始。アプリ画面上の手順に従って接続を完了させよう。

ペアリングが完了すると、端末アプリ上でスマートウォッチの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどを行うことが可能となる。

▼アプリのメイン画面。

アプリのメイン画面

▼アプリ上には、ウォッチの機能に関わる非常に豊富な設定項目が用意。自身の使い勝手が良くなるよう、柔軟な調節が可能だ。

デバイス設定画面

▼2つ用意されている物理ボタンを押した際の機能も、自由にカスタマイズ可能。

ボタン機能設定画面

非常に豊富な機能を利用可能

本製品には、一般的なスマートウォッチ以上に豊富な機能が用意されている。

ホーム画面から上下左右にスワイプしたり、計2つの物理ボタンを押すことで、各アプリや機能を利用できる。

▼高輝度ディスプレイのおかげで、明るい室内や屋外でも画面が見やすい。

起動したAmazfit Bip 6

ディスプレイ上に表示するウィジェットは、連携済みの公式アプリ上で自由にカスタマイズ可能だ。

▼アプリ一覧から、好みの機能にアクセス。

アプリ一覧1

アプリ一覧2

アプリ一覧3

アプリ一覧4

アプリ一覧5

アプリ一覧6

アプリ一覧7

アプリ一覧8

ヘルスケア機能全般からアラーム、メッセージ&着信通知、天気予報、そのほか便利機能など、一般的なスマートウォッチで利用できるほとんどの機能が用意されている。

▼現在地のリアルタイムの天気、週間天候情報を確認できる。

天候情報

快適指数

週間天気情報

音楽コントロール機能も搭載。連携中のスマホの音楽に対し、再生/停止、音量調整、曲送り/戻しといった操作を行うことができるほか、内蔵ストレージに保存された楽曲をウォッチのスピーカーから流すこともできる。

音楽操作画面

音楽ソース選択画面

▼ウォッチのスタンドアローン音楽再生の様子

スピーカー音質は及第点レベルだが、ボリュームを最大まで上げた場合の音圧はそこそこ強いため、筋トレなどの運動中にウォッチで音楽を楽しむ用途等では十分に活用できるだろう。

また、「会員カード」という機能が用意されており、登録済みのQRコードをウォッチ上へ瞬時に表示することが可能だ。

▼アプリ上で、会員証などのQRコード、もしくはバーコードを登録。

バーコード登録画面

そしてスマートウォッチと同期することで、ウォッチ上で会員証のQRコードやバーコードを表示させることができる。

ウォッチ上でバーコードを表示している

この機能をうまく活用することで、電子名刺交換や、一部のQRコード決済などをスムーズに行えるようになるだろう。

GPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵

Zepp Flowの聞き取り画面

本製品はOpenAIのGPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵しており、音声でスマートウォッチを自在に操作することが可能となっている。

利用方法は簡単。ウォッチより「Zepp Flow」を起動すると音声聴き取りが開始されるので、利用したい機能を声で伝えよう。

ランニングを開始したいと伝えた画面

話し終えると、内蔵AIが自動で内容を発言内容を識別し、最適な機能を案内してくれる

ランニングの案内画面

2025年の最新モデルらしい、最先端機能が盛り込まれている。

いちいち画面をタッチ操作せずとも、声で目的の機能を起動できるため、両手が塞がっている場面などにおいても役立つ機能だ。

▼届いたメールやメッセージをAIに読み上げてもらうこともできる。

AIに読み上げ指示を出した画面

Zeppのアプリストアから機能を自由に追加可能

本製品はZepp OSを搭載しているため、アプリ上のストアから様々な機能を自由に追加することが出来る。

▼公式アプリストアから、豊富な機能を自由に追加可能。

Zeppのアプリストア画面

ユニークな機能も用意されており、新しいものがどんどん更新されている。今後も新機能が続々と更新されることが予想され、デフォルトで多機能なだけでなく、拡張性にも優れたスマートウォッチとなっている。

バリエーション豊かなウォッチフェイステーマ

アプリからテーマをインストールすることで、ウォッチフェイスのデザインを自由に変更することが可能だ。

▼有料/無料を含め、公式が配布するテーマを自由にインストールできる。

ウォッチフェイステーマのダウンロード画面

クール系からビジネス系、デザイナーズ系まで幅広いバリエーションが用意されており、常に新しいテーマが更新されている。

▼デザイン性を重視するか、見やすさを重視するか、好みのテーマを適用しよう。

デジタル系テーマ

クリエイティブ系テーマ

シンプル系テーマ

常時表示に対応

『Amazfit Bip 6』はディスプレイの常時表示に対応しており、設定から切り替えが可能だ。

常時画面表示設定

▼常時表示画面

常時表示画面

常時表示画面のテーマは複数種類から選択可能。いずれも最低限の情報のみを表示する簡易的なデザインとなっている。

常時表示をオンにすることでバッテリー消耗スピードは上がるが、時刻情報を常に表示しておけるため、必要に応じてオン・オフを切り替えると良いだろう。

高度な健康管理が可能

運動計測の様子

本製品では、アプリと組み合わせることで高度な健康管理を行うことができる。

運動(ワークアウト)計測

本製品は140種類以上の運動(ワークアウト)の記録・計測に対応している。

ワークアウト選択画面1

▼思いつく限りの多彩なアクティビティ計測に対応。

ワークアウト選択画面3

5ATM等級の防水規格を備えているため、水泳などのウォーターアクティビティ計測にも活用できる。

ワークアウト選択画面2

運動終了後は、ワークアウトデータを保存し、スマートウォッチ上やアプリ上でいつでも過去の記録を閲覧できる。

ワークアウトデータ確認画面

なお、円偏波アンテナ技術と、5衛星システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)を搭載しており、高精度な位置トラッキングが可能だ。

▼ワークアウトルートの保存が可能。

ワークアウトルートの保存画面

このように、自身がどの程度の運動を行ったかを詳細に確認できるようになっている。

記録として積み上げていくことで、今後のモチベーション維持にもつながるだろう。

ルートデータの共有が可能

記録したルートデータはエクスポート(出力)して、他の人と共有できる。

ルートデータの出力

他の人から共有してもらったルートトラッキングデータを基に、ナビゲーション機能を利用して同じルートを辿って運動することも可能だ。

▼ナビゲーション機能も利用できる。

ルートトラッキング中の画面表示

運動ルートを共有しあって、互いにタイムを競う楽しみ方も良いだろう。

Zepp Coach ™でランニングプランを作成

『Amazfit Bip 6』は「Zepp Coach ™」に対応しており、 AI の力を利用して、ユーザーの目標に合わせた個別のランニングプランを提供する。

公式アプリからZeppコーチを起動し、自身に最適なランニングプランを作成してみた。

Zepp Coach起動画面

▼目的に応じて、2種類のトレーニングプランから選択可能。

トレーニングプランの選択画面

▼AIが様々な質問をしてくるので、順に答えていく。

AIが様々な質問をしてくる様子

回答が完了すると、AIが最終的なランニングプランを作成してくれる。

Zepp Coach計画生成画面

このように、AIの指示に従って回答していくことで、自身の身体状態と目標に最適なランニングプランを自動生成してもらうことが可能だ。

むやみに運動するよりも、プランに従って規則正しい運動を行うことで、最短で目標を達成できるだろう。

健康モニタリング機能

本製品には健康モニタリング機能が備わっており、ストレス・睡眠・心拍数・血中酸素飽和濃度などの数値を24時間監視(トラッキング)し、データとして可視化・保存しておくことが出来る。

▼危険値を検出するとアラート(警告)を発する機能も搭載。

ヘルスモニター設定画面1

ヘルスモニター設定画面2

▼自身の健康パラメータを、ワンタッチで簡単に計測できる。

心拍数測定画面

血中酸素濃度測定画面

ストレス測定画面

また、ワンタッチで全ての健康指標を測定できる機能も用意されている。

ワンタッチ測定機能

ワンタップで計測画面1

ワンタップで計測画面2

日々の健康状態が可視化されることで、体調管理を意識することができ、生活習慣を正すことで健康促進にもつながる。

上記で紹介した以外にも、ストレス管理機能や、女性の方向けに生理周期の記録機能なども用意されている。

本製品を使いこなすことで、日々の健康習慣を改善・向上させることが出来るだろう。

外部アカウントとの連携も可能

Zeppアプリはヘルスケアやadidas Running、Stravaといったサードアプリアカウントとの連携に対応しており、今までに記録してきた健康データ、運動データを共有できる。

第三者アカウント連携画面

複数アカウント間で健康管理データを共有したい場合に便利な機能だ。

「Zepp Aura」機能を利用可能

Zepp Aura起動画面

アプリから、「Zepp Aura」機能を利用できる。

「Zepp Aura」とは、音の健康効果とAI技術を組み合わせ、リアルタイムで個人に合わせた音風景を提供し、ユーザーが睡眠、休息、集中し、最終的にはより良いホリスティックな健康を実現するのを支援するサービスだ。

▼AIを駆使して個人に合わせた音楽を作成し、素早く眠りに就くのをサポートし、睡眠品質の改善を図る。

Zepp Aura管理画面

なお、Zepp Auraを利用するためには有料サブスクリプションへの登録が必要となる(新規ユーザー限定で、最大14日間の無料特典が用意)。

日々のストレスを軽減したい方、睡眠の質を改善したい方は利用を検討してみても良いだろう。

Zeppアプリの新機能「家族機能」

スマートウォッチを装着している腕を並べている

『Amazfit Bip 6』では、Zeppアプリの新機能である「家族機能」を利用できる。

これは、Amazfitのスマートウォッチを装着する家族の歩数や移動距離、消費カロリー、入眠時刻、睡眠時間、起床時間など、日々の健康状態をリアルタイムで確認できる便利機能だ。

▼Zeppアプリの「家族」から、家族のZeppアカウントを追加。

Zeppアプリの「家族」

▼追加された家族は一覧で表示される。名称なども自由に変更可能。

追加された家族

家族を追加すると、その人物が装着するAmazfitスマートウォッチが計測したデータがアプリ上に同期され、歩数や消費カロリー、睡眠時間などの情報を、家族全員が把握できるようになる。

家族の健康状態確認画面

離れていても家族の健康や安否をいつでも見守ることができ、万が一の際にも素早く気付くことができるだろう。

なお「家族機能」は、Amazfitの既存機種であればすべてで利用できる。

オフラインマップのダウンロードが可能

本製品はアプリ経由でオフラインマップをダウンロードし、ウォッチ上で表示することができる。

記事執筆時点において、市場で販売されている2万円以下のスマートウォッチでは、このような本格的なオフラインマップ機能を搭載している製品はほとんど存在しないため、本製品は貴重だと言える。

▼ダウンロードしたい地域をマップ上で枠内に収めて保存。あまりに広範囲だと、ダウンロード時間がかなり長くなるので要注意。

オフラインマップのダウンロード画面

▼ウォッチにマップをダウンロード

ウォッチにマップをダウンロードする画面

ウォッチにマップデータを保存することで、オフライン環境でもマップを呼び出して表示できるようになる。

マップ選択画面

▼もちろん、マップの拡大・縮小や、表示位置の移動なども自由自在。

オフラインマップを表示している

マップを事前にダウンロードしておくことで、ランニングやスキーなどのアクティビティを最大限楽しむのに役立つだろう。遭難対策としても重宝する。

通知連動機能がとても便利

スマートウォッチを利用している中で、個人的に最も重宝している機能が "スマホ通知連動" である。

通知設定画面

これはスマホ上に通知された着信、メッセージ受信、その他SNSアプリ等のプッシュ通知を、スマートウォッチ上でも確認できる機能だ。

LINE通知の確認画面

この機能を利用すると、音声着信はもちろん、メッセージ受信時に内容を確認することも可能となる。LINEやSkype、E-mailなど、メッセージアプリで届いたテキストの内容をディスプレイで確認することもできる。

Gmailの通知画面

▼大きめな高輝度・高解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字まで明瞭に描画されて非常に読みやすい。

Gmailの内容確認画面

各種通知をスマートウォッチ上で確認できるため、スマホを出さずとも内容を把握できるので便利だ。

▼アプリごとに通知のON/OFFを切り替えられる点もGOOD。

通知アプリ選択画面

実際に利用してみると、実に便利で重宝する機能だ。

ウォッチ越しでの通話に対応

着信画面

本製品はマイク&スピーカーを内蔵しており、スマートウォッチ越しに会話(通話)を楽しむことができる。

▼通話中の様子

通話中のウォッチ画面

マイクとスピーカーの品質は良好で、スマホでスピーカー越しに通話するのと同じ感覚で、相互の発言内容をハッキリと聞き取ることができていた。

▼ウォッチ越しの通話の様子

2週間近く持続するバッテリー

付属の専用充電ベースを利用することで、ウォッチを充電できる。

▼ウォッチ裏面へ、磁力でカチッと吸着する。

ウォッチ裏面と充電器を並べている

充電中のウォッチ

充電スピードは非常に素早く、残量がゼロに近い状態からでも、2時間足らずで満充電を完了できる。

そしてバッテリー持続力が非常に優れており、一般的なウォッチ利用であれば、充電なしで2週間程度は連続使用することが可能だ。

実際に筆者が、満充電状態から毎日就寝時以外は常に装着し続けてみたところ、ちょうど1週間経った今でも、まだバッテリー残量が約40%残っていた(常時表示機能はオフ)。

いちいち充電する手間を省ける点は、非常に嬉しい。アウトドア利用にもうってつけのウォッチだと言える。

『Amazfit Bip 6』のまとめ

Amazfit Bip 6のアイコン画像

今回紹介した『Amazfit Bip 6』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュで高級感のある筐体デザイン
  • 軽量で快適な装着感
  • 高輝度・高解像度・大きめで、明るい屋外でも見やすいディスプレイ
  • 非常に充実した機能を利用可能
  • GPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵
  • オフラインマップのダウンロードが可能
  • 優れたトラッキング精度
  • ワークアウトマップデータの共有が可能
  • オフラインマップの保存が可能
  • 24時間の健康モニタリング機能
  • 家族機能を利用可能
  • マイク&スピーカー内蔵でウォッチ越しの通話が可能
  • 長持ちするバッテリー
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 決済機能に非対応

以上の通り、1万円台という比較的リーズナブルな価格に対して、高級感のある筐体・優れた機能充実度・高精度位置トラッキング・オフラインマップ対応などを実現した、高コスパなスマートウォッチとなっている。

装着感は実に快適であり、クイックリリースシリコンバンドが手首へ柔軟にフィットする。軽量かつ薄型の筐体は主張しすぎないスタイリッシュなデザインとなっており、職場から社交の場にまで、装着して行っても違和感はないだろう。

スマートウォッチとして基本的な機能は一通り用意されている。5衛星システムにより、運動時の正確なルートトラッキングを行えるため、スポーツ用ウォッチとしても十分に活用できる。

バッテリー持続時間も長く、一般的な利用方法であれば2週間近くは充電なしで使用し続けることが可能であった。いちいち充電する手間を省くことができる点は実に嬉しい。

マイク&スピーカー内蔵で、ウォッチ越しに通話可能。着信のたびにいちいちスマホを手繰り寄せる必要は無くなるだろう。

そして何より、この価格帯のスマートウォッチとしては珍しく「オフラインマップ」の機能を利用できる点は注目だ。ウォッチにマップを保存しておくことでモバイルデータ通信の圏外でアウトドアアクティビティを楽しむ際に位置を確認したり、遭難対策として活用することができるだろう。

1万円台のリーズナブルな価格に対して、「Amazfit T-Rex 3」などの上位モデルに負けず劣らずハード・ソフトの両面でクオリティが高く、買って後悔しない高コスパウォッチだと感じられた。

この価格帯で使い物になるスマートウォッチを探しているのであれば、本製品は間違いなく選択肢の一つに入れても良いモデルだ。

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