世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackview(ブラックビュー)の姉妹ブランドであるOscal(オスカル)は、2025年4月に、同ブランドの最新タフネススマートフォン『OSCAL MARINE 2』を発売した。
IP68&IP69K等級の防水防塵仕様、およびMIL-STD-810H等級に耐衝撃性能を備えた、頑丈なタフネススマートフォンだ。極端な気温下での使用にも耐え、水中撮影にも対応。
11,000mAhの大容量バッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能であり、アウトドアアクティビティの際に持参するにはうってつけのモデルとなっている。18W急速充電をサポートするほか、5Wリバースチャージ(逆充電)にも対応。緊急時のモバイルバッテリー代わりとしても機能する優れモノだ。
今回、メーカーより本製品(8GB+256GBモデル)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
ブランド | OSCAL |
モデル名 | OSCAL MARINE 2 |
カラー | オレンジ、ブラック |
ディスプレイ | 6.56インチ IPS液晶 (パンダガラス採用) |
解像度 | 1,612×720 |
リフレッシュレート | 最高90Hz |
OS | DokeOS 4.1 (Android 15ベース) |
CPU(SoC) | Unisoc Tiger T615 オクタコアプロセッサー |
RAM | 4GB / 8GB LPDDR4X ※最大16GBの仮想RAM拡張サポート |
ストレージ | 64GB EMMC 5.1 / 256GB UFS 2.1 |
マイクロSDカード | 最大2TBまでサポート |
SIMカード | デュアルnanoSIMサポート |
防水防塵仕様 | IP68&IP69K |
耐衝撃仕様 | MIL-STD-810H |
認証機能 | 顔認証、指紋認証(サイド) |
Widevine | L3 |
カメラ | フロント:8MP リア:16MP |
バッテリー容量 | 11,000mAh (18W急速充電、5W逆充電サポート) |
対応通信規格 | Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.2、4G VoLTE、NFC |
対応バンド | 2G Band: B2/B3/B5/B8 3G Band: B1/B8 4G Band: FDD:B1/B3/B7/B8/B19/B20/B28A/B28B TDD: B40/B41 |
位置測位 | GPS+GLONASS+Galileo+Beidou |
スピーカー | Smart-K Boxスピーカー内蔵 |
搭載ポート | USB Type-C |
本体サイズ | 179.8×83.1×18.3mm |
本体重量 | 公称値:395g 実測値:約390.58g |
『OSCAL MARINE 2』は、防水防塵・耐衝撃仕様のタフネスAndroidスマートフォンだ。
OSには最新のDokeOS 4.1 (Android 15ベース)を採用。
Gemini AI 2.0を搭載し、AI写真編集ツール、テキストからの画像生成、スマートバッテリーAIなど、日常からアウトドアまで幅広く活躍するAIアシスタント機能を豊富に用意している。
CPU(SoC)には「Unisoc Tiger T615 オクタコアプロセッサー」搭載、最大24GBまで拡張可能なLPDDR4X メモリ(RAM)と256GB UFS 2.1内部ストレージを採用。マイクロSDカードを挿入することで、最大2TBまでストレージ拡張が可能となっている。
筐体サイズは筆者の実測で179.8×83.1×18.3mm、重さは約390g(実測値)と、大型でズッシリとしている。
筐体カラーはオレンジ、ブラックの2種類が用意。MIL-STD-810H等級の耐衝撃仕様と、IP68&IP69K等級の高い防水防塵仕様となっており、水辺でも砂塵の舞う過酷な環境でも安心して使用できる。
▼水中撮影にも使用可能。
指紋認証(サイド)、顔認証によるロック解除に対応。左側面には様々な機能を割り当てることのできるカスタムボタンを搭載している。
6.56インチ IPS液晶ディスプレイを搭載。1,612×720(HD+)解像度と最高90Hzリフレッシュレートに対応しており、滑らかな映像を楽しめる。
▼ディスプレイにはパンダガラスを採用。擦り傷や衝撃に強い。
サウンド出力用には、Smart-K Boxスピーカーを内蔵。
前面に8MPフロントカメラを、背面に16MPリアカメラを備えており、高精細な写真撮影が可能。
Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.2、NFCなどの通信規格に対応。デュアルnanoSIMカードの挿入も可能であり、外出先でも4G VoLTE通信を行うことができる。
GPS+GLONASS+Galileo+Beidouの位置測位システムにも対応しており、登山やキャンプなどのアクティビティ時に自身の位置を正確に把握可能。
そして11,000mAhの大容量バッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能であり、アウトドアアクティビティの際に持参するにはうってつけのモデルとなっている。18W急速充電をサポートするほか、5Wリバースチャージ(逆充電)にも対応。緊急時のモバイルバッテリー代わりとしても機能する優れモノだ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物を全て取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- OSCAL MARINE 2本体
- ユーザーマニュアル
- SIMカードピン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- ストラップ
▼スマホ本体の外観。6.56インチ IPS液晶ディスプレイを搭載した大柄なデザイン。
▼前面には8MPフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には16MPリアカメラを搭載。
▼本体重量は実測で約390g。
▼本体サイズは179.8×83.1×18.3mm。手に持つと、一般的なスマホよりもズッシリ感がある。
▼ダイヤモンドパターンのテクスチャがスタイリッシュさとグリップ感を両立。MIL-STD-810Hの耐衝撃規格に対応していることもあり、触るだけでその頑丈さが伝わってくる。
▼マットと光沢の要素を絶妙に組み合わせ、ビジュアルにもこだわった設計がなされている。無骨でタフなラインと、未来的で滑らかなフォルムを融合したデザインコンセプトだ。
▼本製品の厚みは約18.3mmであり、一般的なスマホと比べると10mmほど分厚い。
▼本製品(左) と iPhone 16 Pro(右) を並べた様子。本製品がいかに大柄かが分かると思う。
▼一般的なスマホと比べると、2倍ほどの厚みがある。
このように、一般的なタフネスモデルと同様に分厚くて重めのため、ズボンのポケット等に入れて持ち運ぶのには向いていないかもしれない。
続いて、インターフェースについて見ていく。
▼本体右側面。電源ボタンと音量調節ボタンが搭載。電源ボタンは指紋認証に対応している。
▼左側面にはカードスロット、スマートキー(オレンジ色)が用意。スマートキーには、設定より好みの機能を割り当てることができる(後述)。
カードスロットはキャップで保護されており、デュアルnanoSIMカード、もしくは最大2TBまでのマイクロSDカードを挿入できる。
▼上部の様子。
▼下部にはスピーカー穴と、Type-Cポートが用意。
▼Type-Cポートもキャップで保護されており、水滴や砂埃等の侵入を防ぐ。
▼右下端にはストラップ取付用の穴が設けられている。
▼パッケージに付属のストラップを取り付け可能。使用中のスマホ落下を防ぐことができる。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルなデザインとなっている。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は指紋認証(サイド)および顔認証に対応している。
▼右側面の電源ボタンをタッチして指紋を登録。
▼指紋認証の様子
いずれの認証精度も優れており、複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約31.7万点のスコアを記録した。
性能区分 | 総合スコア | 性能の目安 | |
---|---|---|---|
スマホ | タブレット | ||
エントリー | 30万点~50万点 | 20万点~40万点 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジ | 50万点~80万点 | 40万点~70万点 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジ | 80万点~120万点 | 70万点~100万点 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンド | 120万点~150万点 | 100万点~120万点 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップ | 150万点~170万点 | 120万点~140万点 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンド | 170万点~ | 140万点~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
比較的リーズナブルな価格のタフネススマホとしては、及第点とも言えるスコアを記録した。
ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なスマホ作業であれば問題なくスムーズにこなせるほか、軽めのゲーミングも楽しめるだろう。
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
IP68&IP69K等級の高度な防水防塵性能
本製品はIP68&IP69K等級の高度な防水仕様となっており、釣り場や海などの水場でも安心して扱うことができる。
▼シャワーを浴びせても壊れる心配はない。
カードスロットやType-Cポートはキャップで保護されており、水気の侵入を効果的に防いでくれる。
MIL-STD-810Hの耐衝撃仕様も併せて、本製品はアウトドアでの使用に特化したタフネスモデルと言えるだろう。
NFCサポート
本製品はNFCをサポートしているため、Google Payなどのスマホ決済を利用できる。
一般的なスマホ作業は問題なし
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することができた。
▼画像多めのサイトでも瞬時に読み込まれる。
▼1,612×720(HD+)解像度のディスプレイでは、細かな文字まで十分に読みやすい。
▼設定アプリから、リフレッシュレートを最高90Hzまで上げることが可能。滑らかな描画でページスクロール時もスムーズに描画され見やすい。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合も、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼アニメから実写映画まで、満足度の高い視聴体験が可能。
ただし、WidevineがL3サポートな点はやや残念だ。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことができた。
▼設定アプリから16GBの仮想メモリ(RAM)拡張を行うこともできる。
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、最高579nitの明るさを得られた。
▼明るさ最大(自動明るさ調整:オン)にした状態で、真っ白なページの中央を測定。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
---|---|
0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
この価格帯の格安タフネススマホの中では、高めの輝度を実現できていると言える。アウトドア使用を前提としたタフネススマホであれば、正直もっと輝度がほしかった(最低でも700以上)ところだが、屋外でも日陰などであれば、極端な見づらさを感じることは無いだろう。
そこそこ音圧の強めなスピーカー
続いて、いくつかの音楽を再生してスピーカー品質を確認してみた。
▼サウンド確認の様子
中~高音域はそこそこ響くものの、音の解像度自体が低い。防水のため気密性を保つため仕方がないかもしれないが、スピーカーからの音が全体的にくぐもって聴こえるため、クリアなサウンドを期待してはいけない。低音に関しては完全に潰れてしまっており、音の重厚感や迫力が失われていた。
ただし、ボリュームを最大まで上げた際の音圧は強めだ。スピーカー穴が下部の一か所にしか用意されていないにもかかわらず、結構大きめの音を出せるため、山間部などで遭難した際に、自身の場所を伝える用途にも利用できるだろう。
▼なお、スピーカー穴にホコリや水が入り込んだ際に、クリーニングを行う機能も用意されている。
実用的な性能のカメラ
また、本機に搭載されているカメラの性能についても確認してみた。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことができていた。
発色も自然。ウェブ会議やオンライン授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼続いてリア(背面)カメラで撮影した写真。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(4倍)
フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色はやや青みがかったように見えるが、遠景から近景まで、明瞭に撮影することができた。
▼(参考)リアカメラで録画した動画
単純な映像記録用のカメラとしては、十分に役立つだろう。
スマートキーが便利
本製品では、筐体左側面に用意された赤色のスマートキーに、設定アプリから好みの機能を割り当てることができる。
▼スマートキー
▼1回押し、2回押し、長押し時の各パターンに別々の機能を割り当てられる。
このボタンを上手く活用することで、スマホ自体の利便性を向上させることが可能だ。
▼カスタムボタンから好みのアプリをクイック起動することができる。フラッシュライトやSOS発信などを即座に起動することも可能。
グローブモード搭載
本製品はグローブモードを搭載しており、ONにすることで手袋やグローブを装着した状態でもディスプレイのタッチ操作を行うことができる。
▼手袋を装着した状態でスマホ操作する様子
キャンプや登山など、アウトドアな場面でグローブを装着した状態でも、スムーズにスマホを利用したい方にとって、必須とも言える機能だろう。
屋外利用で役立つ機能を集めた「ツールボックス」
本製品には、屋外利用で役立つ機能を集めた「ツールボックス」がプリインストールされている。
▼方位磁針や高さ測定をはじめ、屋外での仕事からアウトドアアクティビティに役立つ機能が豊富に用意。
▼懐中電灯を起動すると、背面に内蔵された高輝度LEDライトが点灯し、応急の懐中電灯代わりとして周囲を照らし出すことができる。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『PUBG』プレイ時
まずは『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、比較的綺麗に描画される。
激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
▼画面も大きく、十分に迫力のあるゲーミングを楽しめる。
▼PUBGプレイの様子
スマホゲーを楽しみたい場合にも、そこそこ満足度の高い体験が可能だろう。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもあまり重さを感じない。
▼大規模なチャンクの読み込みなどに多少の時間はかかるが、移動自体は比較的スムーズだ。
大規模なバイオームを読み込む際などには、多少のカクつきやフレームレート低下を感じることはあった。しかし全体的にパフォーマンスは安定しており、終始スムーズなゲーミングが可能であった。
▼マインクラフトプレイの様子
以上の通り、『PUBG』や『マインクラフト』レベルのゲームアプリであれば、問題なく快適に遊べることが確認できた。
『原神』プレイ時
最後に激重ゲームとして知られる原神について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では設定さえ調整すればプレイすることは可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "最低" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "低" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
さすがに画質設定を中以上に上げると負荷は "非常に高い" の状態となり、顕著なフレームレート低下が発生した。
『OSCAL MARINE 2』では、"低" 画質程度まで設定を抑えれば、原神を比較的スムーズに遊べるという結果であった。
▼低画質設定でも、十分に綺麗な映像でゲームを楽しむことが可能だ。
▼原神プレイの様子
中画質以上の設定ではフレームレート低下が生じ、まともなプレイは難しいが、低画質であれば、激しく動いた場合でもカクつきや遅延を感じることはあまりなかった。
このように、原神クラスのゲームアプリでも、設定次第ではそこそこ快適に遊べることが確認できた。
アウトドアな場面での活躍だけでなく、自宅でたまにゲームアプリを楽しみたい場合にも活用できるスペックを備えている。
逆充電も可能な、11,000mAh大容量バッテリー
本製品は11,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、普通に使用する分には、丸1~2日間は充電なしで利用し続けることが可能であった。バッテリーセーバーを起動すれば、より長時間のスマホ利用が可能となる。
いちいち充電する手間を省くことができるため、アウトドアな場面に持参する用途に適していると言える。
▼18W急速充電対応により、スピーディに充電できる点もGOOD。
そして本製品は5Wリバースチャージ(逆充電)にも対応しており、緊急時のモバイルバッテリー代わりとしても活用できる。アウトドア時に他の携行デバイスのバッテリーが低下した際には重宝するだろう。
『OSCAL MARINE 2』のまとめ
今回紹介した『OSCAL MARINE 2』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 優れた防水・防塵・耐衝撃性能
- 頑丈で頼りがいのあるフォルム
- 一般的なスマホ作業は快適にこなせる
- そこそこ実用的なカメラ性能
- 実用的なスマートキー
- 高輝度バックライトを搭載
- グローブモードなど、アウトドア向け機能が充実
- 設定次第でゲームアプリも快適にプレイ可能
- 11,000mAh大容量バッテリー内蔵
- リバースチャージ(逆充電)に対応
- 比較的リーズナブルな価格
悪かった点
- スピーカー品質はそこそこレベル(音圧は強め)
以上の通り、過酷な環境でも使用に耐えうる強固な造りと、実用的な性能、そして大容量バッテリーを兼ね備えたタフネススマホとなっている。
ただ頑丈なだけでなく性能も充実しており、動画視聴や仕事目的、ゲーミングに至るまで大抵の作業を快適にこなすことが可能だ。高解像度ディスプレイの発色はカラフルで美しく、ウェブブラウジングから軽めのゲームプレイ、動画視聴まで満足度の高い体験が可能であった。
グローブモード対応にも対応しているなど、アウトドア用途に適した機能が充実している点が非常に魅力的だ。
何より、11,000mAh大容量バッテリーの持ちは非常に良好。いちいちバッテリー残量を気にせずに外出先でも安心して利用できる。5Wリバースチャージ(逆充電)にも対応しており、緊急時のモバイルバッテリー代わりとしても活用できる。アウトドア時に他の携行デバイスのバッテリーが低下した際には重宝するだろう。
また、価格が比較的リーズナブルな点も魅力的だ。
アウトドア利用に適したタフネススマホを求めている方であれば、現時点で選択肢に入れても良いモデルだと言える。
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