INNOCN GA27T1Mに映像を映している様子
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PC・モニター ガジェットレビュー

INNOCN GA27T1M 実機レビュー!330Hz×Mini LED×WQHDでFPSゲーマー必見のハイエンドモニター

2025-12-10

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

世界中に数多くのモニターをリリースしてきたINNOCNは、27インチ・WQHD(2560×1440)・330Hzというハイエンド仕様の最新ゲーミングモニター『INNOCN GA27T1M』を販売しています。

通常価格は税込68,500円ですが、不定期開催のセールにて5万円台後半での購入も可能です。

330Hzの超高速リフレッシュレートと0.5ms(MPCS)応答速度により、FPSやレーシングゲームなど動きの激しいタイトルでも、残像を抑えた非常に滑らかな映像を出力できます。

バックライトはMini LED (1152ゾーン) ×量子ドットという構成で、HDR1000にも対応。一般的な液晶モニターとは一線を画すコントラスト表現を実現しています。SDR高輝度モードも備え、通常作業や映像視聴時でも高い視認性を確保。

接続面ではHDMI 2.1 ×2 / DisplayPort 1.4 / USBハブ / 内蔵スピーカーなど充実したインターフェースを搭載。スタンドは高さ調整・ピボット・スイベル・チルトと可動範囲が豊富で、環境に合わせて柔軟に設置できます。

こんな方におすすめ!

  • 本機でFPS・TPSをプレイしたい競技志向のゲーマー
  • 圧倒的映像美でゲームも映像作品も楽しみたい方
  • モニターの設置性やデザイン性にもこだわりたい方

INNOCN GA27T1Mでウェブサイトを縦表示している様子

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。

▼ショート動画を投稿しました!使用感はコチラでもご確認いただけます。

『INNOCN GA27T1M』のスペック・仕様表

INNOCN GA27T1M

製品名 INNOCN GA27T1M
画面サイズ 27インチ(16:9)
パネルタイプ IPS液晶 / Mini LED(非光沢 / 広色域)
ローカルディミング 1152ゾーン
解像度 2560×1440(WQHD)
リフレッシュレート 最大330Hz
応答速度 0.5ms(MPCS)
視野角 178度
HDR性能 HDR1000対応
色域 DCI-P3 99%、Adobe RGB 99%、sRGB 99%
ピーク輝度 1200nits
コントラスト 2500000:1
スピーカー 内蔵
端子 USB 3.0 Type-A×2、USB Type-B、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、3.5mmオーディオジャック、DC電源ポート
調整機能 ・高さ調整:上下120mm
・チルト:-5 ~ +20度
・ピボット(縦横回転):90度
・スイベル:左右25度
VESAマウント 対応
本体サイズ 約61.4cm(幅)×23.9cm(奥行き)×51.6cm(高さ) ※スタンド含む
本体重量 ・ディスプレイ部:約4,524g(実測値)
・ディスプレイ+スタンド+ベース:約7,087g(実測値)

※参照元:INNOCN公式サイト(GA27T1M製品ページ)

『INNOCN GA27T1M』のパッケージ内容

▼外箱の様子

INNOCN GA27T1Mの外箱

INNOCN GA27T1Mの箱を開けた状態

梱包されているINNOCN GA27T1M

▼内容をすべて取り出した様子

INNOCN GA27T1Mのパッケージ付属品一式

内容物一覧

  • INNOCN GA27T1M本体
  • ベース
  • スタンド
  • ユーザーマニュアル
  • DisplayPortケーブル
  • USB Type-A to B ケーブル
  • 電源アダプタ
  • 電源ケーブル
  • キャリブレーションシート

▼電源アダプタのサイズはやや大きめ。設置時に工夫が必要です。

INNOCN GA27T1Mの電源アダプタを手に持っている様子

▼モニターを設置するためのベース部分

INNOCN GA27T1Mのベース

▼ベースとモニターをつなぐためのスタンド部分。

INNOCN GA27T1Mのスタンド

モニター本体

▼モニター本体の外観。27インチ非光沢IPS液晶パネルを搭載。

INNOCN GA27T1Mのディスプレイ部(正面)

上部には光センサーが内蔵されており、モニター周囲の明るさに応じて画面輝度を自動調整できるようになっています(設定からオン/オフ切り替えが可能)。

光センサー

▼背面の様子

INNOCN GA27T1Mのディスプレイ部(背面)

背面中央にはスタンド取り付け用ポートが用意。75mm×75mmサイズの四つ穴も開いており、モニターアーム等を接続することも可能。

INNOCN GA27T1Mのディスプレイ背面中央

また、スタンド取り付け用ポートをぐるりと取り囲むようにLEDライトが内蔵されています

▼LEDのキレイな発色を楽しめます。発光の有無やパターンは設定から変更可能。

INNOCN GA27T1Mの背面LEDが点灯している様子

背面左下には、操作スティック、電源ボタンが用意。

INNOCN GA27T1Mの電源ボタンと操作スティック

背面下部にはポート類が集約。画像左からUSB-A ×2、USB-B(アップストリーム)、HDMI 2.1 ×2、DisplayPort 1.4、3.5mmオーディオジャック、DC電源ポートが用意。

INNOCN GA27T1Mのディスプレイ背面のインターフェース

また、ステレオスピーカーが内蔵されており、モニター単体でサウンド出力も可能です。

モニター本体部分のみの重量は、実測で約4,524g。ややズッシリ感があります。

INNOCN GA27T1Mのディスプレイ部を計量している様子

HDMI 2.1×2、DP 1.4×2を搭載し、最新のゲーム機やノートPCとも高い互換性を確保しています。ただ、上位互換モデルの「GA27V1M」とは異なり、給電対応のType-Cポートは備わっていません。

モニターの設置手順

モニターを組み立てる手順はいたって簡単です。

まず、モニター背面中央にスタンドを取り付けます。

INNOCN GA27T1Mのディスプレイ背面にスタンドを取り付けた様子

続いて、スタンド下部にベースを挿入して取り付けます。

INNOCN GA27T1Mのディスプレイ背面にベースを取り付けている様子

ベース底部に用意された固定用のネジは、素手でも簡単に締めることが可能。ドライバー不要で組み立てられるのでラクです。

ベースのネジを締めている様子

これだけで、モニターの組み立ては完了です。

モニター+スタンド+ベースの合計重量は、実測で約7,087g。27インチモニターとしてはやや重い部類に入りますが、Mini LED搭載の高性能ゲーミングモデルとしては標準的な重さといえます。

完成状態のINNOCN GA27T1Mを計量している様子

モニターの安定性は優れており、ちょっとやそっとの揺れで倒れることはありません。

完成状態のINNOCN GA27T1Mをデスク上に設置した様子(正面アングル)

▼真上から見た様子

完成状態のINNOCN GA27T1Mをデスク上に設置した様子(真上アングル)

▼真横から見た様子

完成状態のINNOCN GA27T1Mをデスク上に設置した様子(左側面アングル)
完成状態のINNOCN GA27T1Mをデスク上に設置した様子(右側面アングル)

▼背面の様子

完成状態のINNOCN GA27T1Mをデスク上に設置した様子(背面アングル)

ホワイトトーンで統一された筐体デザインにはスタイリッシュな印象を受け、どんなデスクにも自然に溶け込みます。一般的なブラック系ゲーミングモニターと比べても圧迫感がなく、インテリア性も高いです。

▼筐体外観(180°)

自在に動かせる可動域

本製品は自在に動かせる可動域を備えており、高さ・チルト・スイベル・ピボットを柔軟に調節することができます。

ディスプレイの高さは上下120mmの範囲で調整可能。

ディスプレイを一番下まで下げた状態
ディスプレイを一番下まで上げた状態

チルト(前傾/後傾)は-5° ~ +20°程度の範囲で調節可能。

ディスプレイを下向きにした状態
ディスプレイを上向きにした状態

スイベル(首振り)は、左右25°程度の範囲で調節可能。

ディスプレイを一番左に向けた状態
ディスプレイを一番右に向けた状態

そしてディスプレイ自体を、縦方向に90°回転(ピボット)させることも可能です。

ディスプレイを縦向きにした状態(正面)
ディスプレイを縦向きにした状態(背面)

設置場所や用途に応じて柔軟な調整ができる点も、本製品の大きなメリットの1つです。

Mini LED × 広色域による圧倒的な描画

INNOCN GA27T1MでWindowsトップ画面を表示している様子

INNOCN GA27T1M の映像品質は、同価格帯のゲーミングモニターと比較しても頭ひとつ抜けていると感じました。

まず目を引くのは、Mini LEDバックライトによる優れた明暗表現です。1152ゾーンのローカルディミング対応で細かいエリアごとに輝度を独立制御できるため、暗いシーンでは黒がしっかり沈み込み、明るい部分はHDR1000の高輝度で力強く輝きます。これにより、液晶とは思えないほどのコントラスト表現が可能となっています。

▼黒の完全な沈み込みという点では有機ELに一歩及ばないものの、液晶方式としてはトップクラスのコントラストを実現

INNOCN GA27T1Mで水族館の映像を映している様子

また、量子ドット技術による発色も素晴らしく、人物の肌の色から背景に至るまで、自然かつカラフルに描画されます。表示色域はDCI-P3 99%、Adobe RGB 99%、sRGB 99%とクリエイター用途にも十分対応できる水準です。

INNOCN GA27T1Mでホライゾンの動画を再生している様子

INNOCN GA27T1MでBF6の動画を再生している様子

▼RGBの発色が非常に鮮やかで、ゲームはもちろん、写真閲覧や動画制作などクリエイティブ用途にもうってつけ。

INNOCN GA27T1Mでゲーム動画を視聴している様子

INNOCN GA27T1Mで水族館動画を視聴している様子

視野角も178度と広く、斜めから見ても色味の変化がほとんどありません。

INNOCN GA27T1Mのスクリーンを斜めから見ている様子

▼動画視聴の様子①

▼動画視聴の様子②

そしてWQHD解像度(2560×1440)は27インチとの相性が良く、文字の輪郭やUIはシャープで見やすい一方、ゲームではGPU負荷を抑えつつ高い描写密度を得られるバランスの良さがあります。

▼WQHDでも十分に鮮明な画像を得られます。

INNOCN GA27T1Mでウェブサイトを閲覧している様子

▼ゲームプレイ時の様子(WQHD/60Hz)

総じて、Mini LEDならではのダイナミックレンジ、IPSの安定した色再現性、広色域の鮮やかな発色を一台で満たしたハイエンドディスプレイと言えます。FPSゲーマーから映像クリエイターまで、幅広いユーザーにおすすめできる映像完成度だと感じました。

なお、実際にデジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用してHDR時のピーク輝度を測定したところ、画面中央で約1,104nits、画面端でも約1,100nitsを記録しました。

デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面中央の輝度を測定している様子
デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面端の輝度を測定している様子

公称値(最大1,200nits)に近い結果であり、Mini LEDの高輝度性能をしっかり体感できました。中央と端の輝度差がほとんどなく、Mini LEDの均一性の高さが確認できます。

Mini LEDモニターとして完成度が高いと言えるでしょう。

ただし、全画面が明るい映像を表示した際には、自動的に輝度がやや下がる挙動が見られました。恐らく内部の電力・発熱制御(ABL/自動輝度リミッター)によるものだと思われ、Mini LEDモニターでは一般的な仕様です。

ベゼル幅は一般的なレベル

本製品のベゼル幅(非描画部分)は約8mmであり、一般的な厚みです。

INNOCN GA27T1Mのベゼル幅を計測している様子

狭額縁(フレームレス)とは言い難いですが、一般的な用途において気になる厚みではありません。複数台を横に並べてデュアルディスプレイ化した場合でも、つなぎ目は目立ちにくいでしょう。

縦表示に対応

本製品はディスプレイを90°回転させて、映像の縦表示が可能です。

INNOCN GA27T1Mで縦表示している様子

SNSの投稿など、縦に長く連なる情報を表示させたい場合や、Excelなどの表計算ソフトにおいて、複数行にわたってデータ入力する場合にもうってつけの形態となっています。

内蔵スピーカーの品質は最低限レベル

『INNOCN GA27T1M』にはステレオスピーカーが内蔵されており、モニター単体でもサウンド出力が可能です。

▼サウンド品質の確認

実際にさまざまな音源を再生してみましたが、スピーカーの音質は必要最低限といった印象です。

低音は厚みがほとんど出ず、映画の重低音シーンやゲームの爆発音などは迫力に欠けます。音圧も控えめで、音量を最大にしても一般的なテレビの25%程度の響きに留まります。

一方、中〜高音は比較的クリアで、セリフやナレーションといった人の声は聞き取りやすく再生されます。ただ、全体的な解像度は外付けスピーカーや高品質ヘッドホンには及ばず、わずかにこもったような印象も受けます。

総じて内蔵スピーカーはあくまでオマケ程度といった位置付けであり、音楽鑑賞や映画をしっかり楽しみたい場合は、外部スピーカーやヘッドホンの使用をおすすめします。

330Hzでワンランク上のヌルヌルゲーミングを体験

本機の最大の魅力であるWQHD解像度 × 330Hzの組み合わせは、実際にゲームをプレイするとその凄さが一瞬でわかりました。

▼なお、初期設定では320Hzが上限であり、本機のOSDメニューから「ゲーム設定 → 画像補正 → オーバークロック」をオンにすることで330Hz出力が可能になります。

WQHD解像度+330Hzリフレッシュレート表示

まず感じたのは、動きの滑らかさが普段とは別次元である点です。筆者は普段プライベートでゲームを遊ぶ際に120Hzのモニターを使っており、それでも十分滑らかで満足していました。しかし本機で330Hzを体験すると、視界の追従性が格段に向上しており、視点移動時の映像のブレがほとんどありません。

INNOCN GA27T1MでFPSをプレイしている様子

特にFPSタイトルでは恩恵が大きく、敵の移動やカメラの旋回が非常に滑らかで、エイム時の微細な操作も正確に反映されます。0.5ms(MPCS)の応答速度も相まって残像がほとんどなく、索敵も非常に快適。屋内で敵と出会うなど素早い状況判断が求められるシーンでは、明らかにプレイングが向上していることを実感できました。

▼FPSゲームプレイの様子

330Hzという超高リフレッシュレートでありながら、解像度はWQHDの高精細さをしっかり維持しており、遠方のオブジェクトやキャラクターもくっきり描画されるため、視認性を損なうことがありません。Mini LEDの高コントラスト表示により、暗所と明所の境界がハッキリ見えるため、暗がりに潜む敵も認識しやすくゲームプレイそのものが有利になります

もちろんFPSゲームだけでなく、アクションゲームやレースゲームでも330Hzの恩恵は存分に感じられます。スピード感のある動きでも視界がブレず、WQHDの描写力とMini LEDの明暗表現が加わることで、臨場感のレベルが一段上がったと感じました。

競技ゲーマーはもちろん、滑らかな描画と高解像度の両立を求めるユーザーにとっても、ワンランク上のプレイ環境を提供してくれる一台です。

豊富な項目が用意されたメニュー画面

背面の操作スティックを押し込むと、メニュー画面を呼び出すことができます。

メニュー画面では、明るさやコントラストといった一般的な設定から、ゲーミング用の機能まで、豊富な項目が用意されています。

▼複数種類の映像プリセットが用意。

ゲーム設定項目

ピクチャー設定項目

ゲーム設定項目

▼ゲーミングを補助する機能も充実。

ゲーミング補助機能一覧

▼背面LEDの点灯パターンや色、強度を変更したり、消灯することもできます。

eスポーツ設定項目

オーディオ設定項目

そのほか、PIP・PBP機能も用意されており、2つのソースからの映像を同時出力できます。

PIP・PBP機能

▼PIP機能利用時

PIP機能利用時

▼PBP機能利用時

PBP機能利用時

以上の通り、一般的な映像品質設定からゲーミング向けの機能まで非常に豊富な項目が用意されており、モニターを自身の用途で最適な状態にカスタマイズできます

『INNOCN GA27T1M』の良かった点・悪かった点

INNOCN GA27T1M

『INNOCN GA27T1M』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。

良かった点

  • ホワイト統一のスタイリッシュな見た目
  • ゲーミング環境から仕事デスクまで溶け込みやすいデザイン
  • 高さ・チルト・スイベル・ピボット対応スタンドで、設置自由度が非常に高い
  • WQHD × 330Hz × 0.5ms(MPCS)でゲーミングに適した仕様
  • Mini LED+HDR1000+量子ドットで、液晶とは思えない高コントラスト&広色域表示
  • 実測ピーク輝度が約1,100nits前後と高く、輝度ムラもない
  • HDMI 2.1 ×2、DP 1.4、USBハブなどインターフェースが充実
  • PIP・PBP、ゲーミング補助機能、背面LEDなど、付加機能が豊富

悪かった点

  • 内蔵スピーカーの音質は最低限レベル
  • 自動輝度制御(ABL)により輝度が少し下がる挙動が見られる
  • 電源アダプタがやや大きめ

よくある質問(FAQ)

読者さん
QPS5でも330Hzでプレイできる?

Aいいえ、PS5は最大120Hzまでの出力に対応しているため、本機では最大1440p/120Hz表示までとなります。330Hzをフルに活かしたい場合は、対応GPUを搭載したゲーミングPCとのDisplayPortまたはHDMI 2.1接続が必要です。
TikGadget

読者さん
Q330Hzを有効にするには、どのような設定が必要?

AまずGPU側でWQHD(2560×1440)+高リフレッシュレートに対応していることを確認したうえで、DisplayPort 1.4またはHDMI 2.1で接続してください。そのうえで、本機のOSDメニューから「ゲーム設定 → 画像補正 → オーバークロック」をオンにすることで、最大330Hzが選択可能になります。
TikGadget

読者さん
Qゲームだけでなく写真・動画編集などのクリエイター用途にも向いている?

Aはい。Mini LED+量子ドット採用に加え、DCI-P3 99%/Adobe RGB 99%/sRGB 99%と非常に広い色域をカバーしており、付属のキャリブレーションシートも同梱されています。厳密な色管理が必須のプロ用途でなければ、ゲームと制作作業を一台で兼用したいクリエイターにも十分対応できる性能だと感じました。
TikGadget

総評:映像美と高速描画のどちらも妥協したくないゲーマーに最適な一台

INNOCN GA27T1Mに映像を映している様子

INNOCN GA27T1M は、5万円台後半(セール価格)に対して、WQHD × 330Hz × Mini LED という非常に贅沢な構成を備えた、現行ゲーミングモニターの中でも突出した一台です。

1152ゾーンのローカルディミングによる高コントラスト表現は液晶の枠を超えており、実測ピーク輝度も約1,100nitsとHDR1000クラスの性能をしっかり発揮。量子ドットによる広色域とIPS特有の安定した発色も相まって、ゲームから映画鑑賞まで、あらゆるシーンで高い映像美を楽しめました。

ゲーミング性能に関しては、330Hzの圧倒的な滑らかさと0.5msの応答速度により、FPS・TPSなど動きの速いタイトルでは、視認性の良さがプレイングの向上に直結することを実感できました。WQHD解像度の高精細さとMini LEDの明暗表現が組み合わさることで、高リフレッシュレート機と高精細な描画を両立しています。

デザイン面でも、筐体からスタンドまで統一されたホワイトカラーはデスクに映え、可動域の広いスタンドやUSBハブなど実用性も良好。USB-C給電こそ非搭載ですが、HDMI 2.1×2を含む接続端子は十分で、ゲーミングPC・PS5どちらでも使いやすい構成になっています。

総じて、本機は映像美と高速描画のどちらも妥協したくないゲーマーに最適な一台といえます。

競技志向のFPSプレイヤーから、アニメや映画鑑賞時に没入感の高い映像を楽しみたい方まで、幅広い層におすすめできるハイエンドモニターです。

◎おすすめできる人

  • 330Hzの高速描画でFPS・TPSを有利に進めたいゲーマー
  • Mini LEDの高コントラスト映像で映画・動画を美しく楽しみたい人
  • 高さ・スイベル・ピボット調整など、設置自由度の高いモニターを求める人

▲おすすめできない人

  • モニター単体で高音質を求める人(内蔵スピーカーは最低限)
  • USB-C給電(映像+充電)を必須とするノートPCユーザー
  • 軽量かつ薄型モニターを求める方

▼ショート動画を投稿しました!使用感はコチラでもご確認いただけます。

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