数々のモニターをリリースしてきた Key To Combat(KTC)は、27型ゲーミングモニター『KTC H27P6』を販売しています。
通常価格は税込62,980円ですが、不定期開催のセール期間中は税込5万円前後で購入できます。
4K FAST IPSパネルを採用し、4K/160HzとFHD/320Hzを自在に切り替えられるデュアルモードが魅力のモニターです。sRGB 125%/DCI-P3 97%/Adobe RGB 105%の広色域とHDR400に対応し、クリエイティブ用途にも活用できるレベル。
90W USB-C給電+映像出力、HDMI2.1×2、DP1.4など豊富な端子を搭載し、KVM機能で複数デバイスを一組のキーボード&マウスで操作可能。スタンドはチルト・スイベル・高さ調整・ピボットのすべてに対応するなど、実に使い勝手の良いモデルとなっています。
こんな方におすすめ!
- 高画質&高リフレッシュレートの両方を求める方
- 発色や色精度にこだわるクリエイターの方
- ノートPC・ゲーム機・複数デバイスをまとめて使いたい方
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
▼ショート動画を投稿しました。使用感はコチラでもご確認いただけます。
『KTC H27P6』の割引・セール情報
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『KTC H27P6』のスペック・仕様表
| ブランド | KTC |
| モデル名 | KTC H27P6 |
| ディスプレイ | 27インチ 非光沢 FAST IPSパネル |
| 解像度 | 3840×2160(4K) |
| リフレッシュレート | 4K@160Hz / FHD@320Hz |
| 縦横比 | 16:9 |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| 輝度 | 400cd/m² |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| ブルーライトカット機能 | 搭載 |
| 表示色 | 1.07B colors (8-bit + Hi-FRC) |
| 色域 | sRGB 125%、DCI-P3 97%、Adobe RGB 105%、HDR400対応 |
| 搭載ポート | DC電源、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C(90W給電対応)、USB-UP、USB Type-A 3.0×2、3.5mmオーディオジャック |
| スピーカー | 非搭載 |
| 調整範囲 | ・斜角度 (Tilt):前傾:-5°±3°/ 後傾:20°±3° ・水平回転 (Swivel):±45° ・中心軸回転 (Pivot):±90° ・昇降高さ (Elevation):130±5mm |
| VESA規格 | 100mm×100mm |
| 本体サイズ | 616mm×536mm×212.8mm |
| 本体重量 | ディスプレイ部のみ:約4,143g (実測値) ディスプレイ+スタンド+ベース:約6,204g (実測値) |
| 保証 | 3年間保証&12ヶ月交換サービス |
※参照元:Key To Combat公式サイト(H27P6製品ページ)
『KTC H27P6』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- モニター本体
- スタンド
- ベース
- ユーザーマニュアル
- キャリブレーションシート
- 電源アダプタ
- 電源ケーブル
- DisplayPortケーブル
電源アダプタは比較的大きめなため、設置場所には少々工夫が必要です。
▼モニターを設置するためのベース部分
▼ベースとモニターをつなぐためのスタンド部分。
モニター本体
▼モニター本体の外観。27インチ 非光沢 FAST IPSパネルを搭載。
▼背面の様子
背面中央にはスタンド取り付け用ポートが用意。100mm×100mmサイズの四つ穴も開いており、モニターアーム等を接続することも可能。
また、スタンド取り付け用ポートの上端を囲むようにLEDライトが内蔵されています。
▼背面左下には、操作スティック/電源ボタンが用意。
背面下部にはポート類が集約。画像左からDC電源、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C(90W給電対応)、USB-UP、USB Type-A 3.0×2、3.5mmオーディオジャックが用意。
ただ、モニターにはスピーカーが内蔵されていないため、サウンド出力には外付けスピーカーを用意する必要があります。
モニター本体部分のみの重量は、実測で約4,143g。ややズッシリ感があります。
Type-C(90W給電)やHDMI 2.1×2、DP 1.4を搭載し、最新のゲーム機やノートPCとも高い互換性を確保しています。
モニターの設置手順
モニターを組み立てる手順はいたって簡単です。
まず、モニター背面中央にスタンドを取り付けます。
続いて、スタンド下部にベースを挿入して取り付けます。
ベース底部に用意された固定用のネジは、素手でも簡単に締めることが可能。ドライバー不要で組み立てられるのでラクです。
これだけで、モニターの組み立ては完了です。
モニター+スタンド+ベースの合計重量は、実測で約6,204g。27インチモニターとしてはやや重い部類に入りますが、一人でも簡単に移動できます。
モニターの安定性は優れており、ちょっとやそっとの揺れで倒れることはありません。
▼真上から見た様子。
▼真横から見た様子。
▼背面の様子。
ホワイトトーンで統一された筐体デザインにはスタイリッシュな印象を受け、どんなデスクにも自然に溶け込みます。一般的なブラック系ゲーミングモニターと比べても圧迫感がなく、インテリア性も高いです。
▼筐体外観(360度)
自在に動かせる可動域
本製品は自在に動かせる可動域を備えており、高さ・チルト・スイベル・ピボットを柔軟に調節することができます。
ディスプレイの高さは、設置面から約4.7cm~17.7cmの範囲で調整可能。
チルト(前傾/後傾)は -5°±3 ~ 20°±3°の範囲で調節可能。
スイベル(首振り)は、左右45°程度の範囲で調節可能。
そしてディスプレイ自体を、縦方向に90°回転(ピボット)させることも可能です。
設置場所や用途に応じて柔軟な調整ができる点も、本製品の大きなメリットの1つです。
4K FAST IPSパネルの圧倒的な鮮明さ
『KTC H27P6』を使ってウェブサイトを閲覧したり動画を視聴してみると、まず感じるのは画面全体の圧倒的な鮮明さです。
4K FAST IPSパネルのおかげで、ウェブサイトの文字はとてもシャープに表示されます。小さなフォントでも輪郭がにじまず、ニュース記事やブログ、資料作成といった文字主体の作業をとても快適におこなうことができました。
白背景のページでも発色が自然で、過度に青白くなることもありません。また、視野角も広いため、斜めから見ても色の変化が少なく、デュアルディスプレイ環境でも違和感なく使えるでしょう。
そして動画視聴時には、HDR400+広色域(sRGB125%)の強みがしっかり体感できる仕上がりと感じられます。NetflixやYouTubeの4K映像では、風景の陰影や夜景の光まで鮮やかに描画されます。
派手すぎない自然な色再現で、アニメから実写映画まで幅広く“見栄えの良い画質”を楽しめました。
▼非常に鮮明かつカラフルな映像表現
▼4K高解像度により、背景の草木の葉一つまで鮮明に描画されます。
▼陰影の表現が素晴らしく、臨場感のある映像を楽しめます。
▼動画視聴の様子
▼ゲームプレイ時の様子(4K/60Hz)
総じて、映像美・色精度・滑らかさの三拍子が揃った4Kモニターという印象です。HDR400+広色域のおかげで、クリエイティブな用途にも問題なく活用できるでしょう。
なお、実際にデジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用してHDR時のピーク輝度を測定したところ、画面中央で498nits、画面端でも393nitsを記録しました。
公称値の400cd/m²を上回る数値です。500nits前後の輝度は4K HDRモニターとして十分に強力。端部でも約400nitsが維持されており、輝度ムラが大きく感じられない点も優秀です。
ベゼル幅は一般的なレベル
本製品のベゼル幅(非描画部分)は約10mmであり、一般的な厚みです。
狭額縁(フレームレス)とは言い難いですが、一般的な用途において気になる厚みではありません。ただ、複数台を横に並べてデュアルディスプレイ化した場合、つなぎ目がやや目立つかもしれません。
縦表示に対応
本製品はディスプレイを90°回転させて、映像の縦表示が可能です。
SNSの投稿など、縦に長く連なる情報を表示させたい場合や、Excelなどの表計算ソフトにおいて、複数行にわたってデータ入力する場合にもうってつけの形態となっています。
4Kの映像美と高速応答による満足度の高いゲーミング体験
KTC H27P6でゲームをプレイした際の感想を述べていきます。
本機は「4K@160Hz」と「FHD@320Hz」をワンタッチで切り替えできるAIデュアルモードを備えており、グラフィック重視から反応速度重視のプレイまで柔軟に対応できます。
4K/160Hzプレイ時 | 映像の美しさと滑らかさを両立
▼FPSゲームプレイの様子(4K/160Hzモード)
まず「4K/160Hzモード」でFPSゲームをプレイして感じたのは、4K特有の細かな描写と高次元での滑らかさが両立していることでした。遠距離の敵や背景オブジェクトのエッジまで非常にクリアに描画されます。視界内の情報密度が高く、マップの奥行きや地形の細部まで把握できます。
描写品質を優先したいプレイヤーには理想的なモードといえます。
FHD/320Hzプレイ時 | 動きの滑らかさが別次元
▼FPSゲームプレイの様子(FHD/320Hzモード)
※Ryzen 7 9800X3D + GeForce RTX 4090環境で300fps前後を実現しています。
続いて「FHD/320Hzモード」で感じたのは、とにかく動きの滑らかさが別次元であるという点です。視点移動やフリック(照準合わせ)が一瞬で反映され、エイムの微調整も実にスムーズに行えます。
特に至近距離の撃ち合いや高速で左右に動き続ける敵を狙う場面では、320Hzの高フレームレートがはっきりと効いており、カーソルが手の動きと完全に同期する感覚があります。
FHD解像度のため、描画は4Kほど綺麗ではありませんが、そのぶん負荷が軽いので、反応速度や視点の追従性を何より優先したいプレイヤーには大きなアドバンテージとなるでしょう。競技系FPSや格ゲーを本気でやり込みたい人にとって、まさにうってつけのモードだと感じました。
ただし、160Hzでも十分に滑らかで反応の良いゲーミング体験が可能なため、高リフレッシュレートへ特段のこだわりが無い限り、4K/160Hzでも快適にゲームを楽しめるでしょう。
充実した設定項目 | KVM機能も搭載
背面の操作スティックを押し込むと、メニュー画面を呼び出すことができます。
メニュー画面では、明るさやコントラストと言った一般的な設定から、ゲーミング用の機能まで、豊富な項目が用意されています。
▼複数種類の映像プリセットが用意。
▼ブルーライトフィルターが備わっており、仕事用モニターとしても活躍します。
▼ゲーミングを補助する機能も充実。
▼背面LEDの点灯パターンや色、強度を変更したり、消灯することもできます。
特筆すべきは、KVM機能を標準搭載している点です。1組のキーボード&マウスを使って、複数のPCやデバイスをモニター側で切り替えて操作できるため、仕事用PCとゲーミングPCを行き来するようなデュアル環境では実に役立ちます。
USB-C(90W給電対応)でノートPCを接続すれば、映像出力・給電・USB機器の切替をケーブル一本で完結できるのも大きな利点です。
豊富な設定項目とKVMの利便性が合わさることで、これ一台でゲームも仕事も快適にこなせるモニターに仕上がっていると感じました。
『KTC H27P6』の良かった点・悪かった点
『KTC H27P6』を使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- スタイリッシュでデスク上に溶け込む筐体デザイン
- 豊富な入出力ポート
- スタンド可動域が広く、設置自由度が高い
- 4K解像度の鮮明な描画
- 発色・色精度が高い
- 輝度ムラがほとんどない
- 4K/160Hz&FHD/320Hz のデュアルモードが便利
- KVM機能が非常に便利で複数PCの切替がスムーズ
悪かった点
- スピーカー非搭載
- 電源アダプタがやや大きめで配線まわりの工夫が必要
- ベゼルは一般的で、デュアル構成では境目が目立つ
よくある質問(FAQ)



総評:ゲームも作業も1台で完結させたい人にオススメしたいモデル
KTC H27P6は、4K FAST IPSの高精細な映像美と、最大320Hzの圧倒的な滑らかさを一台で使い分けられる、非常に完成度の高いゲーミングモニターです。
4K解像度・広色域・ΔE<2・HDR400対応と画質は申し分なく、輝度ムラが抑えられているなど、クリエイティブ用途でも安心して使えるレベルに仕上がっています。
ゲーム面では、4K/160Hzでの圧倒的な視認性と、FHD/320Hzでの競技性の高さが両立。FPSから格ゲー、RPG、動画視聴まで幅広いジャンルに強い万能型といえます。
さらに90W USB-C、HDMI2.1×2、DP1.4、KVM機能など接続性もトップクラスで、仕事用PC・ゲーム機・ノートPCを一つの環境にスッキリまとめられるのも大きな魅力。
スピーカー非搭載や電源アダプタの大きさなど小さな弱点はあるものの、総合的な満足度は非常に高く、「高画質と高リフレッシュレートを両立したい」というニーズに応えるモデルとなっています。
ゲームも作業も1台で完結させたい人にとって、強くおすすめできる4Kゲーミングモニターです。
【Amazon割引クーポンコード】
- Amazon商品ページ
- 割引クーポンコード:10TTPP27
- 割引率:10%OFF
- 有効期限:2025年9月15日(月)22:00 ~ 12月31日(水)23:59
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