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ガジェットレビュー スマホ・タブレット

『Unihertz Jelly Star』レビュー | 3.03インチの超小型Androidスマートフォン

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きな中国在住WEBコンテンツクリエイター。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを分かりやすく紹介していきます。

数多くのスマートフォンを手掛けてきた中国メーカーのUnihertzは、超小型スマホの新モデル「Jelly Star」について、Kickstarterにおいてプロジェクトを開始する。

3.03インチディスプレイを搭載、95.1 × 49.6 × 18.7mm、約116gという超小型サイズスマートフォンだ。MediaTek Helio G99 オクタコアプロセッサーおよび8GB LPDDR4Xを搭載。ストレージには256GBを積んでおり、48MPのリアカメラを搭載するなど、コンパクトな筐体に対して充実したスペック構成のモデルとなっている。

Kickstarterでのバッカー募集は2023年6月13日(火)8時(日本時間13日21時)からを予定されており、SUPER EARLY BIRDでは39%オフの139USD(約1万9000円)となる。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしたいと思う。

ブランド Unihertz
モデル名 Jelly Star
ディスプレイサイズ 3.03インチ
解像度 854×480
リフレッシュレート 非公表
OS Android 13
CPU(SoC) MediaTek Helio G99 オクタコアプロセッサー
RAM 8GB LPDDR4X
ストレージ 256GB UFS 2.2
SIMカード デュアルnano SIM対応
マイクロSDカード 対応
搭載カメラ フロント:8MP
リア:48MP
生体認証 指紋認証・顔認証
バッテリー容量 2,000mAh
対応通信規格 Bluetooth、Wi-Fi、NFC, VoLTE
Felica 非対応
対応バンド 2G GSM (Band 2/3/5/8)
3G WCDMA (Band 1/2/4/5/6/8/19)
3G CDMA2000 (Band BC0/BC1)
4G FDD-LTE (Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66)
4G TDD-LTE (Band 34/38/39/40/41)
本体サイズ 95.1 × 49.6 × 18.7mm
本体重量 約116g

『Jelly Star』は、MediaTek Helio G99 オクタコアプロセッサー搭載のAndroid 13スマートフォンだ。筐体サイズは95.1 × 49.6 × 18.7mm、重量は約116gと非常にコンパクトかつ軽量なデザインが特徴的。

CPUには "MediaTek Helio G99 を採用しており、8GB LPDDR4X RAMを搭載。パワフルなパフォーマンスで大抵の作業を快適にこなすことが可能だ。

ストレージには256GB UFS 2.2を採用。マイクロSDカードの挿入にも対応している。

3.03インチディスプレイは854×480解像度に対応。画面は小さいものの、十分に精彩でクリアな映像を楽しむことが出来る。

通信規格はWi-FiとBluetoothに対応。デュアルnano SIMカードの挿入も可能。NFCに対応している一方で、Felicaには非対応となっている。

前面には8MPのフロントカメラ、背面には48MPのリアカメラが内蔵されており、高品質写真を撮影することが可能。

バッテリー容量は2,000mAhであり、この筐体サイズに対して優れた持続時間を実現している。

携行性の面ではこの上なく優れたモデルであり、緊急用のサブスマホとして携帯するにはうってつけのミニスマホだ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物一覧をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • スマートフォン本体
  • ユーザーマニュアル
  • ストラップ
  • カードスロット開閉用ピン
  • USB Type-Cケーブル
  • ガラス保護フィルム
  • 電源アダプタ

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応している。

▼スマホの外観。3.03インチディスプレイを搭載したコンパクトデザイン。

▼前面上部には8MPのフロントカメラが内蔵。

▼下部には3点ボタンが搭載。

▼背面の様子。

背面にはLEDライトが内蔵されており、プリインストールされているアプリから設定を行うことで、状況に応じて発光させることができる。

▼最大の明るさ設定だとかなり明るく、非常時の懐中電灯としても役立つだろう。

▼音楽のビートに合わせて点滅させることも可能。

▼背面上部には48MPのリアカメラが内蔵。その下には指紋認証ポートが用意されている。

▼下部にはNFCポートが用意されている。

指紋認証の精度は良く、登録した指を電源ボタンに少しかざすだけで、パッとロックが解除される。

▼95.1 × 49.6 × 18.7mm、約116gの筐体サイズは非常にコンパクトかつ軽量であり、手のひらにすっぽり収まる小ささ。

▼PCマウスよりも小さいサイズ。

▼厚みは一般的なスマホよりも分厚いが、ズボンのポケット等にも十分に入る薄さだ。

続いて、インターフェースについて紹介していく。

▼本体右側面。電源ボタンプログラマブルキーカードスロットType-Cポートが用意。プログラマブルキーは設定アプリから好きな機能を設定できる。

▼付属のピンを用いてスロットを開き、デュアルnanoSIMカードおよびマイクロSDカードの挿入が可能。

▼左側面には音量調節ボタンが用意。

▼上部には3.5mmイヤホンジャックが用意。

▼下部にはスピーカーが1基内蔵。

このように、コンパクトな筐体に最低限のポート類が搭載されたシンプルなデザインとなっている。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...

続きを見る

結果として、約30万点超えのスコアを記録することが出来た。

この価格帯のスマホとしては、かなり頑張ったスコア結果であると言える。

ウェブブラウジングや動画視聴はもちろん、大抵の作業を快適にこなせるだけの性能だ。

仕事や動画視聴、ゲーミング用のスマホを探している方にもオススメできるモデルである。GPUスコアも十分に高いため、『原神』など処理の重い3Dゲームアプリでも、設定を抑えることである程度スムーズに動作するだろう。

それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。

小さいが操作しやすい3.03インチディスプレイ

本製品のディスプレイサイズは3.03インチと非常に小さいが、操作性に関しては一般的なスマホと遜色はなく、タッチ文字入力の際も誤入力を起こすことは少なかった。

▼仮想キーボードは小さいが、意外にも入力時にミスタッチを起こすことはあまりなかった。

▼スマホのメイン画面。ディスプレイが小さいため、一度に少数のアプリのみ表示可能。

ディスプレイ解像度は854×480だが、画面も小さいため、十分に鮮明でクリアな映像を楽しむことができた。

▼ウェブサイト閲覧時。一度に表示される情報量が限られるため何度も画面をスクロールする必要があるが、小さな文字までクリアに描画されるため、閲覧自体に支障はなかった。

▼ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。

大抵の作業を快適にこなせる性能

本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。

▼高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。

サウンド品質はイマイチ

本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。

本製品は下部にスピーカーを1基内蔵しているのみだが、低音こそ響きが悪いものの、中~高音域に関しては明瞭に響くため、映画やアニメ視聴時において、セリフを聞き取る分には全く問題ないだろう。

ただし音に立体感はなく、音圧も弱い。音質に関しても、正直良いとは言えない。

迫力のあるサウンドを楽しみたい場合は、イヤホン等の利用をオススメする。

実用的なフロント・リアカメラ

また、本機に搭載されていカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。

発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。

自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。

▼リア(背面)カメラで撮影した画像。

背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。

上画像を見ても分かる通り、近景に関してはクリアに撮影することができた。ただし5倍以上のズーム撮影時は流石に画質が悪くなる。

それでも、旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質だと言える。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まず『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。

▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。

▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。

クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。

多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。

▼マイクラのようにシンプルな操作性のゲームであれば、3.03インチ画面でもそこそこ快適に操作することが可能であった。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HD』までを選択することが出来た。

実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。

▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。

ただ、PUBGのように煩雑な操作を要求されるゲームでは、3.03インチ画面は狭く感じ、誤操作を起こしやすかった。

『原神』プレイ時

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では設定さえ調整すればスムーズにプレイすることが可能であった。

▼画質設定はデフォルト状態で "最低" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。

▼画質設定を "" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。

▼さすがに画質設定を中以上に上げると顕著なフレームレート低下が発生した。

低画質設定でも、十分に綺麗な映像でゲームを楽しむことが可能だ。

中画質以上の設定ではフレームレート低下が生じまともなプレイは難しいが、低画質であれば、激しく動いた場合でもカクつきや遅延を感じることはほとんどなかった。

ただ、やはり原神も複雑な操作を要求されるゲームのため、画面上の仮想コントローラでプレイするには限界を感じた。

便利なプログラマブルキー

本製品の右側面には、ユーザーが自由な機能を割り当てることのできるプログラマブルキーが用意されている。

▼赤色のボタン。

▼設定アプリよりキーの設定が可能。

短押し時・長押し時・ダブルクリック時の3種類の操作方法に対して、それぞれ好みの機能を割り当てることができる。

このボタンを上手く活用することで、スマホ自体の利便性を向上させることが可能だ。

SOS機能などを割り当てておくと、瞬時にそれらにアクセスできる。

他のスマホ機種にも是非採用してほしい機能であると感じた。

バッテリーはあまり長持ちしない

本製品には2,000mAhのバッテリーが内蔵されている。

筐体サイズを考えると容量的には頑張ったと言えるだろうが、いかんせん持続時間が短く、スタンバイ状態でも1日持続できなかった。

ゲームアプリを遊んだり、動画を再生した場合では、3時間ほどで残り10%まで低下してしまった。

少しでもバッテリーを長持ちさせたい場合は、背面LED点灯を完全にOFFにするなどの対策が必要だろう。

『Jelly Star』のまとめ

今回紹介した『Jelly Star』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 携行性に優れたサイズ
  • 意外にもタッチしやすいディスプレイ
  • 便利なプログラマブルキー
  • 実用的なスペック
  • ゲームアプリもある程度快適に遊べる
  • 性能の高い内蔵カメラ
  • 3.5mmイヤホンジャック搭載

悪かった点

  • スピーカー品質はイマイチ
  • バッテリーの持ちが悪い
  • 複雑な操作を要求されるゲームには向かない(画面が小さいため)

以上の通り、非常にコンパクトなサイズに対して、十分に実用的な性能を擁するミニスマホとなっている。

携行性に優れており、メインスマホとしては心もとないが、デュアルnano SIMの挿入に対応しており、サブスマホとしては十分に使えるだろう。NFC対応や3,5mmイヤホンジャックが用意されている点も嬉しい。

ディスプレイの発色はカラフルで美しく、ウェブブラウジングからゲームプレイ、動画視聴まで満足度の高い体験が可能であった。カメラはフロント・リアのいずれに関しても優れており、記念撮影、オンライン通話など幅広い用途に活用できだろう。

基本的なスペックも高く、原神レベルのゲームアプリでも設定次第ではスムーズに遊ぶことができた。ただし画面が小さいため、複雑な操作を要求されるゲームには向いていないだろう。

また、バッテリー持続が悪い点が気になった。スタンバイ状態でも1日持続しないため、いちいち充電を行う必要がある点が面倒だ。

何はともあれ、とにかく携行性に優れ、性能も実用的なスマホを1つ持っておきたいのであれば、本製品は選択肢の1つに入れて良いだろう。

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