今まで数多くのモバイル翻訳端末を手掛けてきたShenzhen Timekettle Technologies Co.,Ltd.(本社:TIAN LI、本社:中国深セン)は、2025年5月29日(木)、Timekettleブランド最新の翻訳デバイス『Timekettle 新発売T1 AI翻訳機』(以下、Timekettle T1)を発表した。
2022年9月にリリースされ、当サイトでも以前レビューした「Fluentalk by Timekettle T1」の改良型にあたるモデルだ。
"世界最速のオフライン翻訳デバイス" を謳っており、31組のオフライン言語パックを内蔵。従来よりも30%のオフライン翻訳精度向上を果たしており、最大90%の翻訳精度を実現。ネットワークのない環境でもオンライン翻訳に近い精度を実現している。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていく。
ブランド | Timekettle |
モデル名 | Timekettle T1 |
ディスプレイサイズ | 4インチ |
解像度 | 540×1080 |
本体サイズ | 116.8×58.6×11.2mm |
本体重量 | 公称値:115g 実測値:約117g |
充電時間 | 約1時間 |
連続稼働時間 | 最大4時間 |
待機可能時間 | 最大7日間 |
オンライン対応言語 | 最大133言語(40種類・93アクセント) |
オフライン対応言語 | 31組 |
写真翻訳 | 30言語対応 |
今回紹介するTimekettle T1は、ネットワーク接続不要で、最大95%ものリアルタイム翻訳を精度を実現した高性能翻訳機だ。
統合型AIエッジモデルを採用することで、0.2秒という超高速応答を実現。翻訳速度は業界平均の約3倍であり、長文にも対応し、スピーディかつリアルタイム性の高い翻訳を行うことができる。
従来比で精度が30%向上したオフライン翻訳エンジンを搭載し、山岳地帯・海上・密林など、通信困難な環境でも高精度な翻訳機能を利用可能。通信状況を自動検知してオフライン⇔オンラインモードをシームレスに切り替えることで、ネットワークの有無にかかわらず安定した翻訳を行うことができる。
▼従来モデルのT1ではオフライン翻訳に対応していたのは13組だけだったのに対し、本製品は31組ものオフライン翻訳に対応。なお、オフライン翻訳を利用するためには、事前にオフライン言語をダウンロードしておく必要がある。
製品には2年分のグローバル通信サービスが付属しており、Wi-Fi通信のない場所でも高精度なオンライン翻訳機能を利用可能。内蔵しているセルラー通信インテリジェントルーティング機能により、SIMカード不要で150以上の国と地域で無料ネットワークにアクセスできる。これにより、200以上の通信キャリアに自動接続し、いつでも・どこでも機能を最大限に活用することが可能だ。
オンライン翻訳は最大133言語(40種類・93アクセント)に対応。世界中の国・地域において、旅行から仕事まで、様々な場面で活用できるようになっている。
タイムゾーンや為替変動などは、移動に伴い、最新情報が自動的に更新される。手動で変更せずとも、現地時間を表示し、為替レートをリアルタイムで更新。現地に到着した際に、いちいち為替レートを検索する手間を省くことができる。
▼「道案内モード」や「画像撮影翻訳」など、様々な場面・用途に対応できる翻訳モードを用意。
筐体サイズは116.8×58.6×11.2mm、重量はわずか115gと非常にコンパクトかつ軽量で、携行性に優れている。
HD解像度対応の4インチディスプレイを備え、高感度タッチ操作に対応。スマホと同様の感覚で操作できる。
そして最大7日間の待機時間に対応したバッテリーを内蔵しており、必要な時にパッと取り出していつでも利用可能。連続4時間もの翻訳が可能であり、長引く会議やカンファレンスの際にも安心だ。
2022年モデル×2025年モデルの比較
2022年9月にリリースされた「Fluentalk by Timekettle T1」と、今回新たにリリースされた『Timekettle 新発売T1 AI翻訳機』とのスペック比較表は以下の通り。
▼Timekettleのスペック比較
項目 | ![]() |
![]() |
---|---|---|
オフライン翻訳対応組数 | 13組(英中韓など) | 31組(英日・中日・西日など) |
翻訳速度(長文) | 最速0.2秒 | 最速0.2秒(長文処理3倍速) |
翻訳モード | 会話翻訳、写真翻訳、録音翻訳、聴講モード、同時翻訳、チャットモードなど | 左記に加え、チャットモードが強化 |
その他のスペック | ほぼ同一 |
上記の通り、基本的なスペックに大きな変化はないものの、オフライン翻訳に関しては、2025年モデルの方が明らかに強化されている。
特にオフライン環境での実用性を求める方にとって、2025年の最新モデルはまさにうってつけの選択肢と言えるだろう。
▼2022年モデルのレビュー記事はコチラ
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『Fluentalk by Timekettle T1』レビュー | 93言語対応、オフライン翻訳も可能な高性能翻訳機
今まで数多くのモバイル翻訳端末を手掛けてきたShenzhen Timekettle Technologies Co.,Ltd.(本社:TIAN LI、本社:中国深セン)は、2022年9月、双方向の同時 ...
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製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物を全て取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- Timekettle 新発売T1本体
- ストラップ
- USB Type-Cケーブル
- SIMカードピン
- ユーザーマニュアル
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。
Timekettle T1 本体
▼Timekettle T1 本体の外観。4インチディスプレイを搭載したシンプルかつスタイリッシュなデザイン。
▼本体重量は、実測で約117gと軽量。
▼筐体サイズは116.8×58.6×11.2mmと非常にコンパクト。手のひらに収まるほどのサイズ感だ。
▼金属製の背面は指紋などの汚れが付着しづらく、そこそこの高級感もある。
▼背面にはカメラが搭載されている。
▼厚みは11.2mm。
▼ズボンのポケットに入れても支障なく持ち運べるほどの大きさだ。
続いてインターフェース構成について紹介していく。
▼右側面の様子。画像左から母国語ボタン(赤色)、外国語ボタン(青色)、電源ボタンが搭載。
▼左側面には音量ボタン、カードスロットが用意。
▼付属のピンを用いてカードスロットを開き、nanoSIMカードの挿入が可能。
▼上部の様子。マイクが内蔵。
▼下部の様子。マイクとスピーカーに加えて、充電用Type-Cポート、ストラップホールが用意。付属のストラップを取り付けることで、落下を防止できる。
このように、コンパクトな筐体に必要最低限のボタン・ポート類が集約されたデザインとなっている。
スマホのように操作しやすいインターフェース
翻訳機を起動してみる。
▼電源長押しで翻訳機を起動。
▼インターフェースは、日本語をはじめとする幅広い言語に対応。
▼入力インターフェースは一般的なスマホと似ており、操作しやすい。
初期設定が完了するとメイン画面が表示される。
▼日付時刻が表示されており、ぱっと見ではスマホに近い印象を受ける。
▼画面を左にスライドすると、世界時計や為替レートが表示される。
タイムゾーンや為替変動などは、移動に伴い、最新情報が自動的に更新される。手動で変更せずとも、現地時間を表示し、為替レートをリアルタイムで更新。現地に到着した際に、いちいち為替レートを検索する手間を省くことができる。
▼一般的な旅行会話のテンプレートや、道案内モード、SOSモードなどもワンタップで利用可能。
▼そして右にスライドすると、各翻訳モードをはじめとする機能一覧が表示される。
製品には2年分のグローバル通信サービスが付属しており、Wi-Fi通信のない場所でも高精度なオンライン翻訳機能を利用可能。内蔵しているセルラー通信インテリジェントルーティング機能により、SIMカード不要で150以上の国と地域で無料ネットワークにアクセスできる。これにより、200以上の通信キャリアに自動接続し、いつでも・どこでも機能を最大限に活用することが可能だ。
▼ユーザー名&メールアドレスでログインすることで、無料のグローバル通信サービスを利用できる。
▼「利用ガイド」では、各機能の詳しい使い方を調べることができる。本機を他人に貸した場合でも、扱い方をスムーズに理解してもらえるだろう。
▼「SOS」では、各国の緊急連絡先を即座に表示できる。海外滞在中、有事に出くわした場合には非常に助かる機能だ。
▼「設定」からは、ネットワーク設定や各種機能設定を行うことができる。
▼ディスプレイの明るさや、文字の大きさなども調整可能。自身にとって最も扱いやすい環境を構築できる点は嬉しい。
以上の通り、スマホのようにスライド、スワイプ、タッチ操作を行うことで、各機能にスムーズにアクセスすることが可能だ。
普段からスマホを使いなれている方であれば、違和感なく翻訳機を扱うことができるだろう。
5種類の優れた翻訳機能
実際に『Timekettle T1』を使用して、各翻訳機能を試してみた。
なお、今回のレビュー時には通話翻訳の際に外国人の知り合いを呼び、筆者(日本語)⇔ 知り合い(英語)の会話の翻訳をテストした。
翻訳機の操作画面より、以下の5種類の翻訳モードを選択できる。
- ワンタップ翻訳モード
- 聴講モード
- チャットモード
- 画像撮影翻訳
- 道案内モード
各モードには向き・不向きがあり、翻訳の場面に応じて柔軟に使い分けると良いだろう。
ワンタップ翻訳モード
「ワンタップ翻訳モード」は最もオーソドックスな翻訳モードだ。
ホーム画面の "ワンタップ翻訳" をタップするか、筐体右側面の 母国語ボタン(赤色)、外国語ボタン(青色)を押すことで瞬時に翻訳を行うことができる。
▼母国語ボタン(赤色)を押し続けている間は、自身が母国語として設定している言語の聞き取りを行う。
▼外国語ボタン(青色)押し続けている間は、会話相手が使用する言語の聞き取りを行う。
リアルタイムでの同時通訳会話を楽しめる、最もスタンダードなモードだと言える。一番自然なカタチで異言語会話を楽しめる。
▼側面ボタンを押さずに、話す側が交互に言語ボタンをタップすることで、リアルタイムに翻訳機能を利用することも可能だ。
実際にワンタップ翻訳モードを利用して英語話者との会話を行ってみたが、非常にスムーズな会話を実現できていた。翻訳の精度が高く、多少早口で喋っても会話内容がキチンと認識されるため、ストレスなく日本語⇔英語での会話を楽しめた。
さすがに特定のスラングや専門用語などを話すと正常に翻訳されないこともあるが、ハッキリと(各言語の)標準語を話すぶんには、互いに違和感なく相手の会話内容を認識することが可能であった。
▼話すスピードに合わせて、各言語のインターバル時間を調整可能。いちいち翻訳音声を再生したくない場合には、音声をオフにもできる。
内蔵スピーカーの音質も良好で聞き取りやすい。初めて会った異言語の方と『Timekettle T1』を使用する場合でも、支障なく会話を楽しめるだろう。
▼対応言語が非常に幅広い点も素晴らしい。
▼同一言語でも、国や地域に応じた区別が行われており、翻訳精度の高さに貢献している。
なお、本製品で翻訳を利用した履歴はすべて保存され、いつでも確認することができる。
聴講モード
「聴講モード」は、聴き取りたい相手の話を文字を起こしながら翻訳し続ける機能だ。
プレゼンや講義などで、登壇者の発言内容を翻訳しながら記録できる、非常に便利な機能となっている。
レビュー時には試しに、さまざまな分野の著名人による講演を視聴できる「TED(Technology Entertainment Design)」の音声を、この聴講モードで翻訳させてみた。
▼英語⇒日本語の翻訳の様子
上動画を観ても分かるとおり、非常に精度の高いリアルタイム翻訳を行うことができている。
公演の発言内容をかなり正確にヒアリングして、日本語へスピーディに翻訳。たまにヒアリング内容に細かな誤りが生じる場合もあるが、全体的な発言内容から細かなニュアンスまでを理解する分には、十分な精度を実現している。
なお聴講モードの場合も、翻訳された内容はアプリ内に記録され、いつでも過去の履歴を確認できる。発表会などにおける発言内容を、後から見直したい場合にも便利だ。
続いて、日本語から英語への翻訳も試してみた。
▼日本語⇒英語の翻訳の様子
日本語の場合も、発言内容を正確に聴き取り、翻訳できていることが分かる。
海外の学会発表やカンファレンス、会議などにおける発言内容を高精度に把握できる、非常に有用性の高い機能となっている。
チャットモード
「チャットモード」は、双方向の会話を同時翻訳する機能だ。
「ワンタップ翻訳モード」が交互に順番を守って発言する場面に適しているのに対し、「チャットモード」はお互いが好きなタイミングで発言し続けるような場面に向いている。
▼翻訳機を自身/相手側に向けて設置。
あとは翻訳機に向かって話すことで、相手側の画面に翻訳された内容が表示される。
▼自分側に表示される画面。
▼相手側に表示される画面。
画像撮影翻訳
「画像撮影翻訳」は、書かれている文字を背面カメラで読み取って、画像から翻訳を行う機能だ。
▼文字を翻訳機の背面カメラで撮影。
すると、写真に写った文字が瞬時に翻訳される。
海外に行った際に、飲食店のメニューや街中の看板などで書いてある内容が分からない、といった場合には便利な機能だ。
なお、画像撮影翻訳の履歴(ログ)は内部ストレージに保存することが可能。いつでも過去の撮影画像を読みだして、異なる言語で翻訳しなおすこともできる。
道案内モード
「道案内モード」は、その名の通り道案内を頼むことのできる機能だ。
▼事前に用意されているテンプレ文章を、機会音声で読み上げる。音声付きでパッと相手に提示できるため、時間のない時に道案内をお願いしたい場合などには便利な機能となっている。
なお、テンプレートは自分で自由に作成・編集可能。使用頻度の高いテンプレートを作成しておくことで、海外旅行や出張の際に、即座にコミュニケーションを取ることができるようになる。
▼「道案内モード」利用時の様子
その他の便利機能
以上で紹介した5つのモード以外にも、便利な機能が用意されている。
一般的な旅行会話
本製品には、一般的な旅行会話のテンプレートが用意されており、場面に応じて機会音声による読み上げ付きで会話を投げかけることができる。
▼ジャンルごとにテンプレートが用意されている。
▼汎用性の高いテンプレートが多数用意されており、初めて海外旅行に行く際などには心強い味方となるだろう。
▼「一般的な旅行会話」機能利用の様子
音声メモ
「音声メモ」は、その名の通り発言内容を音声メモとして保存しておくことのできる機能だ。
▼スマホのメモ帳機能のように、発言内容を文字起こしして残しておくことができる。
会議中の発言内容を記録するボイスレコーダー代わりや、日常生活のリマインダーなど、幅広い用途に活用できる機能だろう。
「ワンタップ翻訳モード」と「聴講モード」が非常に便利
実際にTimekettle T1の各機能を利用した中で、最も便利だと感じたのは「ワンタップ翻訳モード」と「聴講モード」の2種類だ。
「ワンタップ翻訳モード」に関しては、トランシーバーのように話者たちが互いに話すタイミングを調節するため、チャットモードよりも翻訳精度が高いように感じられた。おそらくワンタップ翻訳モードでは交互に落ち着いて丁寧に喋るようになるぶん、AIが会話内容を認識しやすいのだろう。
会話内容に齟齬が許されない重要な場面などにおいては、ワンタップ翻訳モードの使用をオススメしたい。
また「聴講モード」では、聴き取った発言内容の翻訳文が、画面上にノンストップで文字起こしされていく。異言語の相手側からの一方的な説明を理解したい場合に活用できるのはもちろん、リアルタイムで途切れることなく翻訳が行われるため、異言語の映画やドラマを視聴する場合にも活用できるモードだ。
たまに細かな点で翻訳のおかしな部分が見受けられるものの、発言内容の大筋は十分に掴むことのできる翻訳精度であった。言語学習を行う場合にも適した機能であると言える。
もちろん、チャットモードなど他の機能を使用した場合の翻訳精度も高く、十分に自然な会話を楽しむことができた。統合型AIエッジモデルを採用することで、0.2秒という超高速応答を実現。翻訳のタイムラグがほぼなくリアルタイムで途切れることなく翻訳できる点は素晴らしい。
各モードの癖・特長をよく理解したうえで使い分けることで、正確で自然な翻訳会話を楽しめるようになるだろう。
▼各モードの利点・欠点まとめ
モード名 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
ワンタップ翻訳モード | ・リアルタイムで双方向の会話が可能 ・翻訳精度が非常に高い(交互に話すため誤認識が少ない) ・音声再生のON/OFF切替が可能 |
・交互に発言する必要がありテンポが遅くなることも ・自然なフリートークにはやや不向き |
聴講モード | ・講演や説明の同時通訳に最適 ・リアルタイムで文字起こし&翻訳表示 ・翻訳履歴を後から確認可能 |
・発話者が複数いると聞き取りにくくなる可能性あり ・双方向会話には非対応 |
チャットモード | ・自由なタイミングで会話できる(交互でなくてもOK) ・相手に翻訳内容を画面で直接提示可能 ・自然な会話スタイルに適応 |
・音声同士のかぶりや早口に弱く、誤認識しやすい ・ワンタップ翻訳に比べて精度はやや下がることも |
画像撮影翻訳 | ・看板やメニュー、書類などの翻訳に便利 ・翻訳結果は履歴保存でき、あとから再翻訳可能 |
・文字が手書きや崩れていると精度が落ちる ・暗所や反射などの撮影環境に影響されやすい |
道案内モード | ・事前テンプレートで素早く伝えられる ・音声付きで提示でき、急いでいる時に便利 ・テンプレートはカスタマイズ可能 |
・テンプレ内容が限定的で臨機応変な会話は不可 ・相手の返答には別モードへの切替が必要 |
オフライン翻訳機能も用意
上述した翻訳例はすべてオンライン環境で実施したものだが、インターネット接続のできないオフライン環境でも、翻訳機能を利用することが出来る。
▼飛行機の中など、通信が制限される環境でも翻訳機能を利用可能。
ただ、オフライン翻訳機能を利用するためには、オフライン翻訳言語パッケージをダウンロードしておく必要がある。
言語パッケージをダウンロードしておくことで、例えば飛行機の中など、インターネット接続できないオフライン環境でも、オンライン環境と同様の高度な翻訳機能を利用できるようになる。
2022年モデルでは、オフライン翻訳に対応する言語は13組のみであった。しかし今回の2025年モデルでは31組まで増加しており、オフライン翻訳機能の実用性が大幅に向上している。
翻訳頻度の高い言語ペアに関しては、いざという時のためにオフライン用パッケージをダウンロードしておいた方が良いだろう。
『Timekettle 新発売T1 AI翻訳機』のまとめ
今回紹介した『Timekettle 新発売T1 AI翻訳機』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 翻訳精度が非常に高い
- 翻訳速度が非常に速い(最速0.2秒)
- オフライン対応言語ペアが従来の13組から31組に大幅増加
- グローバル通信サービス(2年無料)付き
- コンパクトで携行性に優れている
- 多彩な翻訳モードを搭載
- スマホのように直感的な操作性
- 会話履歴や画像翻訳の履歴をいつでも閲覧可能
- 為替・現地時間が自動更新される旅行向け機能
悪かった点
- スラングや専門用語の翻訳には弱い場面もあり
- チャットモードでは会話が被ると誤認識することがある
以上の通り、2022年モデルから大きく進化し、オフライン環境下でも高い翻訳精度を実現したAI翻訳端末となっている。
多くの翻訳モードを備えており、使用シーンに応じて柔軟な選択が可能。特に「ワンタップ翻訳モード」と「聴講モード」の使い勝手は非常に優れており、旅行先での会話はもちろん、ビジネスシーンや講義・プレゼンなどの場面でも重宝するだろう。
翻訳スピードも驚くほど高速で、異言語話者とのあいだで会話のテンポを崩すことなく、自然なコミュニケーションを楽しむことができた。スラングや専門用語など、まだ完璧ではない面があるものの、それを補って余りある利便性と汎用性を備えた一台であることには違いない。
さらに製品には2年分のグローバル通信サービスが付属しており、SIM不要で150カ国以上に対応するグローバル通信を行うことができる点も嬉しい。
そして何より、筐体自体が非常にコンパクトかつ軽量であり、スマホ以上に携行性が優れている。最大7日間の待機が可能なバッテリーも備えており、必要な時にサッと出して使いやすい。
海外旅行や出張、異言語話者との交流などを予定している方で、コミュニケーションに不安を感じている場合、本製品は間違いなく頼れる相棒となってくれるだろう。
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