- 大画面で映画やアニメを楽しみたい!
- でも大型テレビは高くて手が出ない...
- 持ち運び可能なモニターのようなものが欲しい...
上記のように考えている方も多いのではないだろうか。
同じ映画やアニメでも、大きな画面になればなるほど迫力が増し、通常よりも満足度の高い映像体験が可能になる。
しかし、大型モニター・大型テレビともなると価格が数十万円にもなるため、コスト的になかなか手を出しづらい方も多いだろう。
そこで今回は、コンパクト&軽量・リーズナブルな価格・大型画面でのメディア出力、の3点を満たすオススメのプロジェクター『ETOE E2 Pro』を紹介したいと思う。
600 ANSIルーメン対応のハイパフォーマンスモデル
今回紹介する『ETOE E2 Pro』は、4万円前後の比較的リーズナブルな価格に対して、最高1920×1080(フルHD)解像度、600 ANSIルーメンの輝度、最大200インチの投影サイズに対応するハイパフォーマンスプロジェクターだ。
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ブランド | ETOE |
モデル名 | ETOE E2 Pro |
搭載OS | Android TV 10.0 |
ディスプレイ解像度 | 1920 x 1080(HDR10対応) |
対応アスペクト比 | 16:9/4:3 |
明るさ | 600 ANSIルーメン |
入出力ポート | HDMI×1|USB-A×1|3.5mm AUX×1|DC×1 |
通信規格 | 2.4G+5GデュアルバンドWiFi, Bluetooth 5.1 |
投影方法 | フロント投影・リア投影・天吊りフロント投影・天吊りリア投影 |
その他の機能 | 自動垂直補正・電動水平補正・4点キーストーン補正(±45°) |
スピーカー | 8Wスピーカー×2 |
本体重量 | 約2.2kg |
本体サイズ | 18.3 x 13 x 21cm |
本製品はOSに「Android TV 10.0」を搭載しており、プロジェクター内にプリインストールされているGoogle Playストアより、8,000種類を超えるアプリをインストール可能。映画や番組、スポーツの生中継、ニュース、またはNetflix、NHK+、YouTube、そして膨大な楽曲をスムーズにストリーミング再生することができる。
▼Googleアシスタント内蔵で、音声による文字入力・検索に対応している。
▼ネットフリックスなどの映像配信サービスもプリインストール済み。
また、Chromecastを利用することでAndroid・iOSデバイスからプロジェクターへWi-Fi経由で映像の遠隔出力を行うこともできる。
解像度は1920×1080(FHD)に対応。輝度は600 ANSIルーメンに対応しており、明るく鮮明な映像を楽しめる。4K映像再生もサポートしている。
また、自動垂直補正・電動水平補正・4点キーストーン補正(±45°)などの機能を搭載しており、綺麗な垂直の壁面でなくとも自動で映像を補正し、最も自然かつ見やすい視聴体験を実現する。
筐体には8Wスピーカー×2基を内蔵しており、スタンドアローンで迫力あるサウンドを楽しめる。Bluetoothおよび3.5mm AUXケーブル接続に対応することで、外付けスピーカーやイヤホン、ヘッドフォンから音を出力することも可能だ。
そして何より、その優れた性能にもかかわらず筐体自体が18.3 x 13 x 21cm、約2.2kgというコンパクトなサイズに収まっており、自宅内だけでなく外出先へ持参して使用する用途にも適している。
▼アップグレードされた防塵設計により、レンズ部分にホコリが入り込むのを防ぐ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼付属品一式はキャリーバッグに収められている。
▼内容物一覧をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- プロジェクター本体
- 電源コード
- 電源アダプタ
- ユーザーマニュアル
- リモコン
- キャリーバッグ
▼ユーザーマニュアルは日本語にも完全対応している。
▼電源アダプタも比較的コンパクトなサイズで、持ち運びに適している。
▼取っ手付きのキャリーバッグが付属するため、収納や外出先への持ち運びにも便利だ。
▼キャリーバッグ内はプロジェクター本体と付属品を収める部分が分かれており、収納しやすい。
▼専用リモコン
▼リモコンには一般的なインターフェースのほか、Googleアシスタントボタン、ネットフリックスボタン、Amazon Primeビデオボタンなどが用意されている。
▼リモコンは単四電池(別売り)で稼働する。
プロジェクター本体
▼プロジェクター本体。白を基調としたスタイリッシュなデザイン。
▼正面の様子。レンズとセンサーが仕込まれている。なお、正面下部の穴からは排熱が行われる。
▼上部の様子。
▼上部には電源ボタンが用意。
▼両側面の様子。デュアルスピーカーが内蔵されており、立体的で迫力のあるサウンドを楽しめる。
▼背面の様子。電源ポート、USB-Aポート、HDMIポート、3.5mm AUXポートが用意。
▼下部の様子。ゴム製の滑り止めが施されているほか、スタンドを装着できる穴が用意。
▼このような三脚を取り付けることで、角度や方向調整が容易になる。
このように、プロジェクター自体はスタイリッシュなデザインとなっている。色合い的にもオシャレなためインテリア性も高い。
軽くてコンパクト、持ち運びに適したサイズ
本製品は18.3 x 13 x 21cm、約2.2kgという軽くてコンパクトな筐体サイズとなっており、持ち運びに適したプロジェクターだと言えるだろう。
▼片手で掴めるほどのサイズ。
キャリーバッグが付属する点も踏まえて、実に持ち運びに適した製品だと言える。設置場所の限られた狭い室内にも難なく設置することが出来るだろう。
簡単セットアップ
本製品は設置から利用開始まで、簡単な手順を行うことが可能だ。
まず付属の電源ケーブルをコンセントに接続したうえで、プロジェクター上部の電源ボタンを押す。
▼プロジェクターが起動し、映像が投影される。
初期状態では焦点が合っておらず映像がぼやけるため、リモコンのフォーカスボタンを押して、映像がクッキリと映るよう焦点距離を調節しよう。
▼リモコンの左右ボタンを押して焦点距離を調節する。
また、照射映像がきれいな長方形になっていない場合(台形になってしまっている場合)、リモコンのホームベースボタンを押して設定を開き、台形補正を "垂直自動" に設定しよう。
▼自動補正機能により、綺麗な垂直・水平の壁に照射せずとも、綺麗で見やすい長方形の映像が描画されるよう自動的に調節される。
なお、設定画面では4点補正の項目も用意されており、最適な調整を行うことでより鮮明な画像を得ることが出来る。
▼スクリーンセーバーの開始時間等も変更可能。
▼天井から吊るして、上下逆さまに照射する場合のための投影法も用意。
映像が最も鮮明に映るよう、これらの設定項目を調節しよう。
照射設定が完了したら、画面の指示に従ってセットアップ作業を完了させていく。
▼2.4G+5GデュアルバンドWiFiに対応。
セットアップが完了すると、メインメニューが表示される。
▼メインメニュー。インストール済みのアプリから好みの映像を再生可能。
▼プリインストールされているGoogle Playストアから、好みのアプリを自由に追加することも可能だ。
▼主要動画配信サービスのアプリからゲームアプリまで、非常に幅広いアプリをインストール可能。
600 ANSIルーメンの輝度による、鮮明でカラフルな映像を楽しめる
実際に本プロジェクターを使用して、様々な動画配信サービスの映像を再生してみた。
600 ANSIルーメンの輝度に対応していることもあり、プロジェクターを壁面から2メートルほど離し80インチほどのサイズで照射した場合でも、非常にクッキリと鮮明な映像を楽しむことが出来た。
▼1920×1080(FHD)解像度で描画される映像は美しく、発色も良好。同サイズのディスプレイで描画される映像と遜色ないクオリティの映像を照射することが可能であった。
ただ、さすがに部屋が明るい状態でもクッキリとした映像を得ることが出来るほどではなく、鮮明な照射映像を楽しむには室内を十分に暗くする必要がある点に注意が必要だ。
▼部屋を真っ暗にした状態。
▼部屋の照明を1つ点けてやや明るくした状態。
何はともあれ、大画面で満足できるクオリティの映像を視聴する役割に関しては、十分に果たしていると言えるだろう。
▼実際にプロジェクターで上映した際の様子
最新ゲーム機も快適にプレイ可能
PS5やニンテンドースイッチといった最新ゲーム機を接続した場合でも、満足できるゲーム体験が可能であった。
▼PS5接続時。
▼映像出力情報。FHD・60Hzで描画された。
▼PS5プレイ時の様子。
▼ニンテンドースイッチ接続時。
▼Switchプレイ時の様子。
激しい操作を伴うアクションゲームプレイ時にも、映像に操作遅延は一切感じられなかった。
大画面で最新ゲームタイトルを遊びたい場合にも、満足できる映像体験を提供してくれるだろう。
綺麗に響き渡る内蔵デュアルスピーカー
本製品は8Wデュアルスピーカーを内蔵しており、スタンドアローンでサウンド出力が可能となっている。
実際に様々な映像・音楽を再生してみたところ、中~高音域に関しては明瞭に響き渡り、実にクリアなサウンドを楽しむことが出来た。音圧が強く、低音に関してもズンズンとそこそこ心地よい音を響かせるため、外付けスピーカーを利用せずとも十分に満足度の高い音を実現出来ていると感じた。
▼実際にサウンドを再生している様子。
より優れたサウンド体験を求める場合は、筐体背面のAUXポートへ外付けスピーカーを有線接続するか、Bluetoothでスピーカーとペアリングして再生することも可能だ。
Googleアシスタント内蔵
映像を視聴する際、リモコン操作で仮想キーボードをいちいち入力してタイトル検索するのは非常に面倒だ。
そこで本製品に内蔵されたGoogleアシスタントを利用することで、スムーズな音声文字入力を多なうことが可能となっている。
▼リモコン中央のGoogleアシスタントボタンを押し、リモコンのマイクに向かって話しかけることで、プロジェクター上へ文字が入力される。
排気音はそこそこ大きい
本製品は筐体前面に空いた穴から、内部の熱気が排気される機構となっている。
▼長時間使用し続けていると、正面が熱を帯びてくる。
発熱に関しては問題ないが、排気音はやや大きく、静かな室内でユーザーのそばにプロジェクターを設置していると、内部ファンの回転音とフォーンという排気音が目立つ。
▼排気音の確認。
プロジェクターの設置場所を3mほど離せばほぼ聴こえない程度の排気音だが、視聴者の間近に設置する場合は、サウンド体験が多少損なわれる可能性があるため注意した方が良いかもしれない。
『ETOE E2 Pro プロジェクター』のまとめ
今回紹介した『ETOE E2 Pro プロジェクター』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量で持ち運びに適した筐体サイズ
- 高級感が感じられ、インテリア性もあるデザイン
- キャリーバッグが付属
- Googleアシスタント内蔵で文字入力が容易
- 暗い部屋でクッキリと鮮明な映像を楽しめる
- 内蔵デュアルスピーカーによる満足度の高いサウンド体験
- 映像の自動補正機能が充実
悪かった点
- 室内が明るいと映像の鮮明さが損なわれる(明所でもクッキリ映るほどの輝度ではない)
- 排気音がやや大きめ
以上の通り、4万円前後というプロジェクターとしては比較的リーズナブルな価格に対して、優れた性能・デザイン・機能充実度を併せ持った高コストパフォーマンスなプロジェクターとなっている。
筐体自体は軽くてコンパクトなデザインとなっており、デザイン的にも高級感が感じられ、インテリア性もあるためオシャレな室内にも違和感なく溶け込むだろう。専用キャリーバッグが付属しているため、片づけや持ち運びの点についても優れている。
600 ANSIルーメンの輝度のおかげで、100インチ以上の大きな画面で映像を出力した場合でも、そこそこ暗い部屋であればクッキリと明瞭かつカラフルな映像を楽しむことが出来た。
内蔵デュアルスピーカーの品質も優れており、スタンドアローンで満足度の高いサウンドを楽しめるだろう。
この価格帯のプロジェクターとしては、全体的に優れたバランスの良モデルであると言える。
出来るだけリーズナブルで実用的な性能のプロジェクターを探している方には、是非オススメしたい一品だ。
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