2025年9月末、中国のXiaomi(シャオミ)から、最新タブレット『Xiaomi Pad 8』が登場しました。
中国国内における販売価格は以下の通り。
| モデル | メモリ/ストレージ構成 | 価格 |
| 通常版 | 8GB+128GB | 2,199元 (約46,800円) |
| 8GB+256GB | 2,499元 (約53,200円) | |
| 12GB+256GB | 2,799元 (約59,600円) | |
| 柔光版 | 8GB+256GB | 2,699元 (約57,400円) |
| 12GB+256GB | 2,999元 (約63,800円) |
※2025.10.22時点のレートで計算(1元=21.30円)
「Snapdragon 8s Gen 4」を搭載したハイエンドタブレットです。厚さわずか5.75mm、重量485gのスリムなボディに、11.2インチ・3.2K(3200×2136)解像度・144Hz対応の高精細IPS液晶を搭載。
9,200mAhの大容量バッテリーを内蔵し、45W急速充電と22.5Wの有線リバースチャージに対応。さらに、Dolby Atmos+Hi-Resオーディオ対応のクアッドスピーカーを備え、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
こんな方におすすめ!
- 動画視聴やクリエイティブ作業も快適にこなせるタブレットが欲しい方
- ノートPCのように作業したいビジネスユーザー・学生の方
- コスパ重視で高性能タブレットを探している方
今回、提携先より本製品(通常版・8GB+256GBモデル)を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
▼ショート動画を投稿しました!使用感はコチラでもご確認いただけます。
『Xiaomi Pad 8』のスペック・仕様表
| 項目 | Xiaomi Pad 8 |
| カラー | ブラック、ブルー、グリーン |
| OS | Android 16(Xiaomi HyperOS 3) |
| ディスプレイ | 11.2インチ IPS LCD |
| 解像度 | 3200×2136 |
| リフレッシュレート | 最大144Hz |
| ピーク輝度 | 800nits |
| CPU (SoC) | Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4(4nm/SM8735) |
| GPU | Adreno 825 |
| RAM | 8GB(LPDDR5X 8533Mbps)/12GB(LPDDR5T 9600Mbps) |
| ストレージ | 128GB(UFS 3.1)/256GB(UFS 4.1) |
| カメラ | フロント:8MP(f/2.3、1/4インチ、1.12µm) リア:13MP(f/2.2、1/3.06インチ、1.12µm、PDAF) |
| スピーカー | 4スピーカー構成(Dolby Atmos対応) Hi-Res/Hi-Res Wireless Audio認証取得 |
| マイク | 4マイク(ノイズリダクション・音声通話対応) |
| バッテリー | 9,200mAh(最大45W有線+最大22.5Wリバース充電対応) |
| 搭載センサー | 加速度センサー/ジャイロスコープ/環境光センサー(前後)/色温センサー/フリッカーセンサー/地磁気センサー/ホールセンサー/近接センサー/ステータスLED/赤外線リモコン |
| 搭載ポート | USB Type-C |
| 通信規格 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| SIMカード | 非対応 |
| マイクロSDカード | 非対応 |
| 本体サイズ | 251.2×173.4×5.75mm(柔光版:5.8mm) |
| 本体重量 | 公称値:485g(通常版)/494g(柔光版) 実測値:485g(通常版) |
※参照元:Xiaomi公式サイト(Xiaomi Pad 8製品ページ)
「Xiaomi Pad 8 Pro」とのスペック比較
同時期に発売された「Xiaomi Pad 8 Pro」と、今回レビューする『Xiaomi Pad 8』のスペック比較表を以下に示します。
▼比較表(スペックに差異のある項目を掲載)
| 項目 | Xiaomi Pad 8 | Xiaomi Pad 8 Pro |
| 価格(基本モデル) | 2,199元 | 2,799元 |
| ネットワーク | Wi-Fi専用(セルラー非対応) | Wi-Fi専用(セルラー非対応) |
| サイズ | 251.2 × 173.4 × 5.75mm(柔光版:5.8mm) | 251.2 × 173.4 × 5.8mm |
| 重量 | 485g(通常版)/494g(柔光版) | 485g/494g |
| 素材構成 | ガラスフロント/アルミフレーム/アルミバック | ガラスフロント/アルミフレーム/アルミバック |
| ディスプレイ | 11.2インチ IPS LCD 3.2K(3200×2136) 144Hz/800nits |
11.2インチ IPS LCD 3.2K(3200×2136) 144Hz/800nits |
| チップセット | Snapdragon 8s Gen 4(4nm) | Snapdragon 8 Elite(3nm) |
| CPU | 最大3.21GHz(Cortex-X4+A720/A520構成) | 最大4.32GHz(Oryon V2 Phoenix L+M構成) |
| GPU | Adreno 825 | Adreno 830 |
| RAM | 8GB/12GB(LPDDR5X/LPDDR5T) | 8GB/12GB/16GB |
| ストレージ | 128GB(UFS 3.1)/256GB(UFS 4.1) | 128GB〜512GB(UFS 3.1/UFS 4.1) |
| リアカメラ | 13MP(f/2.2、PDAF) | 50MP(f/1.8、PDAF、色温センサー付き) |
| フロントカメラ | 8MP(f/2.3) | 32MP(f/2.2、超広角) |
| 通信 | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4(LDAC/LHDC対応) | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4(LHDC 5対応) |
| センサー | 加速度/ジャイロ/環境光/地磁気/赤外線 | 加速度/ジャイロ/地磁気/指紋認証(側面)/赤外線 |
| バッテリー | 9,200mAh(45W急速充電)+22.5Wリバースチャージ | 9,200mAh(67W急速充電)+22.5Wリバースチャージ |
| カラー | ブラック/ブルー/グリーン | グレー/ブルー/グリーン |
「Xiaomi Pad 8」は、Snapdragon 8s Gen 4を搭載しつつも価格を抑えた高コスパなスタンダードモデルとなっています。11.2インチ・144Hzディスプレイや9,200mAhバッテリーなど、基本性能は上位機と同等。
一方の「Xiaomi Pad 8 Pro」は、より強力なSnapdragon 8 Eliteや最大16GB RAM/512GBストレージを備え、カメラ性能(50MP+32MP)や充電速度(67W)も強化された上位互換モデルです。クリエイティブ作業やゲーム、写真・動画編集など、すべてにおいてワンランク上の性能を求めるユーザーに適した一台です。
Xiaomi Pad 8シリーズの特徴
- Xiaomi Pad 8:価格を抑えつつ幅広く使えるオールラウンダーモデル
- Xiaomi Pad 8 Pro:ハイエンド用途にも対応するプロ仕様モデル
『Xiaomi Pad 8』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- Xiaomi Pad 8本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
45W電源アダプタが付属。急速有線充電を行うことができます。
『Xiaomi Pad 8』本体の外観
タブレットの本体サイズは251.2×173.4×5.75mm。11.2インチディスプレイを搭載したスタイリッシュな外観です。
前面中央には8MP(f/2.3、1/4インチ、1.12µm)フロントカメラを搭載。
▼背面の様子。
背面には13MP(f/2.2、1/3.06インチ、1.12µm、PDAF)リアカメラを搭載。
別売りのキーボードを接続するための端子も用意されています。
背面は金属特有の鈍い光沢が見られ、手触りもサラサラして指紋や皮脂汚れも目立ちづらく、高級感があります。
本体重量は実測で約485g。11.2インチクラスのタブレットとしては比較的軽量な部類に入ります。
長時間持ち続けても腕が疲れづらいです。携行性は十分に優れていると言えます。
厚み5.75mmの超薄型ボディ
本機は5.75mmとかなりの薄型です。
カバンなどに入れて持ち運んでも邪魔にはならないでしょう。
一般的なスマホよりも薄いレベルで、手に持つと実にスタイリッシュな印象を受けます。
インターフェース構成
続いてインターフェースについて紹介していきます。
右側面には音量調節ボタンに加えて、タッチペン装着用のマグネットポートが用意。
▼左側面の様子
上部には電源ボタン、2基のスピーカーが用意。
下部にはUSB Type-Cポート、2基のスピーカーが用意。
以上の通り、薄型の筐体に最低限のポート類のみが搭載されたインターフェース構成となっています。
上下に計4基のスピーカーを内蔵。Dolby Atmos+Hi-Res対応により、映像視聴やゲームプレイ時により没入感のある体験が可能となっています。
一方でカードスロットが用意されていないため、マイクロSDカードやSIMカードの挿入に対応していない点に注意が必要です。
『Xiaomi Pad 8』のAnTuTuベンチマークテスト結果
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみました。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約230万点のスコアを記録しました。
現行Androidタブレットの中でも最上位クラスに迫るスコア結果となりました!4万円台から購入できるタブレットとは思えないほどの性能の高さです。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも、最高画質設定で快適に遊ぶことのできる性能の高さです。仕事や動画視聴、ゲーミング用のタブレットを探している幅広い方にオススメできるウルトラハイエンドモデルとなっています。
▼これまでにレビューしたスマホ&タブレットのベンチマークスコア一覧はこちら
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【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)
更新履歴 2025/11/19:ベンチマーク表に「Blackview ZENO 10」を追加しました。 2025/11/06:ベンチマーク表に「REDMI K90 Pro Max」を追加しました。 2 ...
続きを見る
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していきます!
3200×2136解像度・144Hzリフレッシュレートの美しい描画
Xiaomi Pad 8の11.2インチ IPS LCDは、ウェブサイト閲覧や動画視聴、ゲーミング、そしてペイント作業まで、あらゆる用途において優れたパフォーマンスを発揮してくれます。
3200×2136解像度、最高144Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能。リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができます。
高解像度の大型ディスプレイでは、ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすいです。高リフレッシュレートのおかげでウェブサイトのページスクロールもなめらかで、ストレスなく閲覧できました。
ディスプレイの発色も良好。ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめます。
ベゼル幅(非表示領域の幅)は約8.5mmと比較的薄いため、画面占有率が高まり、映像への没入感を高めることに成功しています。
映像コンテンツ視聴をメイン目的にタブレットの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能でしょう。
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、最高624nitの明るさを得られました。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
| 明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
|---|---|
| 0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
| 150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
| 300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
| 500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
| 700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
| 1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
| 1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
| 2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
| 3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
直射日光の当たる日中の屋外では、やや画面の見づらさを感じるかもしれません。しかし、屋内や強い日差しの当たらない屋外では、十分に見やすい輝度を実現できています。
あらゆる作業を快適にこなせる性能の高さ
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証してみました。
ウェブブラウジングは非常に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであってもスムーズに閲覧することができました。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示されます。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能でした。
▼最高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することが可能。
前述したように発色も実に良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能でした!
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、基本的なタブレット用途においては何の問題もなく快適に行うことができました。
ちなみに、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめます。
優れたスピーカー品質
本機のスピーカーについて、音質を確認してみました。
▼音質確認の様子
クアッドスピーカー(4スピーカー)構成+Dolby Atmos対応により、タブレットとして非常に満足度の高いサウンド体験を実現しています。
実際に洋楽ポップスやジャズを再生してみると、中〜高音域が非常にクリア。ボーカルや弦楽器などの繊細な音が鮮明に再現されます。映画やライブ映像では、クアッドスピーカー搭載により音の広がりがしっかり感じられ、空間全体に響くような立体的な音を楽しむことができました。
また、低音の厚みもタブレットとしては優秀で、外付けスピーカーほどの重低音はないものの、音の迫力をしっかり感じられます。音圧も十分にあり、動画視聴やゲームプレイでも満足度の高いサウンド体験が得られました。
個人的には、この価格帯のタブレットの中でも最高クラスの音質であると感じました。
なお、設定アプリにはサウンド効果の調整項目が用意されており、イコライザーのプリセット等を切り替えることができます。
「Dolby Atmos」と「Xiaomi Sound」の2種類からサウンドエフェクトの切り替えも可能です。
優れたカメラ性能
本機に搭載されているカメラの性能について簡単に確認しました。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
8MPフロントカメラに関して、画質は実に良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことができています。発色も自然で肉眼で見た場合に近く、激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもありませんでした。
自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質です。
▼(参考)フロントカメラで録画した動画
▼リア(背面)カメラで撮影した画像。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(6倍)※最大ズーム
13MPリアカメラでは、フロントカメラ以上に非常に鮮明な写真を撮影できました。さすがに最大6倍までズームすると画像がやや粗くなるものの、3~4倍ズーム程度であれば十分にクリアな遠景も撮影可能です。
▼(参考)リアカメラで録画した動画
発色もフロントカメラ以上に良好であり、旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっています。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することができました!
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じません。
処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきは一切感じませんでした。
▼フレームレートはおおよそ60fps前後安定でプレイできていました。
▼マインクラフトプレイの様子
クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズにプレイできました。
多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作でゲームを楽しめるでしょう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できました。
▼フレーム設定はウルトラを選択可能。
実際に試合に参加してみましたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはまったく生じず、終始快適なゲームプレイが可能でした。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画されます。
激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはありませんでした。
滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。大きめの11.2インチ画面と鮮明な描画のおかげで、遠方も索敵しやすく、仮想コントローラー上のボタン同士のマージンも広いため、余裕をもってタップ操作できます。
▼現時点で最高設定の『ウルトラHDR』でも、フレームレートはおおよそ60fps前後安定でプレイできていました。
▼PUBGプレイの様子
この通り、『PUBG』に関しても十分に満足度の高いゲームプレイが可能でした。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』ですが、本機では問題なくスムーズにプレイすることが可能でした。
画質設定はデフォルト状態で "High(高)" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
画質設定を "Highest(最高)" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
最高画質設定にすることで、ゲーミングPC並みの高品質グラフィック&高リフレッシュレートで原神を遊べます。
激しく動いた場合でも、カクつきや操作遅延を感じることはほとんどありませんでした。
▼ "最高" 画質設定でも、60fps前後安定のスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができます。
▼原神プレイの様子
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、ほとんどのゲームアプリがスムーズに動作するでしょう。ゲーミングタブレットとしての運用にも適しています。
ゲーミング向け機能が充実
ゲームアプリプレイ時に、ディスプレイ端を中央に向けてスワイプすることで、ゲーミング用のツールウィンドウを表示できます。
パフォーマンスの切り替えから、画面録画、ボイスチェンジャーなど、ゲーミングに関する様々な便利機能を利用することが可能です。
▼パフォーマンスに関する詳細な設定も可能。
本格的にゲームを楽しみたい方にとっても、役立つ機能が豊富に搭載されたタブレットとなっています。
冷却性能は前モデルから改善
本機よりも3ヶ月前にリリースされたハイエンドモデル「Xiaomi Pad 7S Pro 12.5」では、高負荷状態で連続使用した際に、発熱注意の表示が出現するほど筐体が熱をもつことがありました。
しかし、本機では高負荷な3Dゲームを長時間プレイした際でも、背面がわずかに温かくなる程度で、前モデルのように心配になるレベルの熱は発生しませんでした。
筐体全体に熱を拡散する設計が効いており、パフォーマンスの低下やフレームレートの落ち込みも確認されません。
発熱管理が優秀なため、快適にゲーム等を楽しめるタブレットとなっています。
長時間使用できる9,200mAh大容量バッテリー
本製品には9,200mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、長時間の連続利用が可能です。
実際に満充電の状態から5時間ほど処理の重いゲームアプリを連続して遊んでみたところ、30%ほどしかバッテリーが減っておらず、1日以上持続可能な充電残量を残していました。
▼バッテリーセーバーモードに変更することで、より長時間の連続使用が可能となります。
普通にタブレットを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないでしょう。
また、本製品は45Wの高速有線充電にも対応しており、わずかな充電時間であっという間にバッテリーを回復できる点も嬉しいです。実際に40~50分も充電すれば、1日中使えるだけのバッテリーを回復できました。
そして22.5W有線リバースチャージをサポートしているため、モバイルバッテリー代わりとして、他のデバイスに給電することも可能です。
『Xiaomi Pad 8』の良かった点・悪かった点
『Xiaomi Pad 8』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- スタイリッシュかつ高級感のあるデザイン
- 約485g・5.75mmの極薄筐体で優れた携行性
- AnTuTu約230万点のウルトラハイエンド性能
- クアッドスピーカー(Dolby Atmos/Hi-Res)で優れた音質
- 発熱管理が良好
- 高負荷ゲーミングも余裕
- 長持ちする大容量バッテリー
悪かった点
- microSD/SIM非対応
- カメラは実用十分だが汎用的(ズーム撮影は3~4倍が限度)
よくある質問(FAQ)



総評:ウルトラハイエンド級の実力を備えた高コスパタブレット
『Xiaomi Pad 8』は、価格を抑えつつも、明らかにウルトラハイエンド級の実力を備えた高コスパタブレットです。
Snapdragon 8s Gen 4×3.2K/144Hzディスプレイ、クアッドスピーカー搭載により、動画視聴・ウェブサイト閲覧・仕事・重めのゲームまで、あらゆる作業を快適にこなせます。音質はこの価格帯のタブレットとしてトップクラスです。
AnTuTu約230万点の性能により、『原神』レベルの高負荷ゲーミングも余裕。発熱管理も良好なため、ゲーム専用タブレットとしても運用できるでしょう。
そして5.75mm・約485gの薄軽ボディは取り回しがよく、デザイン的にもスタイリッシュかつ高級感があります。ガジェット好きの方は満足できる所有感を味わえるでしょう。
一方で、microSD/セルラー非対応やカメラ性能は汎用的である点は割り切りが必要です。
カメラ/充電速度/基礎性能の高さをより求めるなら上位モデルの『Pad 8 Pro』が最適ですが、総合的な満足度とコスパで選ぶなら本機がちょうどいい一台といえます。
学習・ビジネスのノートPC代替からゲーム用途まで、メイン機として長く頼れる完成度に仕上がったタブレットだと感じました。
▼ショート動画を投稿しました!使用感はコチラでもご確認いただけます。
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