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ソニー『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』レビュー | Tempest 3Dオーディオ技術を体験

2021-05-25

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

  • PS5用の高機能ヘッドセットが欲しい
  • 3Dオーディオ対応のヘッドフォンを使ってみたい

2020年11月に発売開始され、半年が経過した現在(記事執筆時点)においても入手困難な状況が続いている『プレイステーション5(PS5)』。

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PS5は美しい映像でゲームコンテンツを遊んだり、高速読み込み(ローディング)への対応で快適なゲームプレイが実現している。

そしてPS5のもう1つの大きな特徴として、ソニー独自のオーディオ技術である "Tempest 3Dオーディオ" に対応している点が挙げられる。

Tempest 3Dオーディオ技術とは?

音が立体的に感じられるサウンドのことだ。CGと同じように、音が発する場所を3D空間内に配置し、「中心にいる自分からどのように聞こえるのか」を再現することで、リアルな聞こえ方を目指す技術のこと。

参考:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

3Dオーディオ対応タイトルでは、従来よりはるかに没入感の高いゲーム体験が可能となる。

ただし、体験するためには3Dオーディオ対応のヘッドセット(ヘッドフォン)が必要だ。

そこで今回は、PS5の3Dオーディオ向けに最適化されたソニーの純正製品であるPULSE 3D ワイヤレスヘッドセットについて、実際に使用した感想を元に紹介していく。

Tempest 3Dオーディオ対応ヘッドセット

今回紹介する『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』は、PS5のTempest 3Dオーディオ技術に対して最適化された、3Dオーディオ対応のヘッドセットである。

製品名 PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット
メーカー ソニー(Sony)
梱包サイズ 22.6 x 22.3 x 13.3 cm; 603 g
発売日 2020/11/12
電源 リチウムイオン電池内蔵(充電式)

Amazonで詳細を見る

PS5用ヘッドセットとして推奨されている製品だが、PS4やWIndows・Mac OSのPCに対しても使用することが可能だ。

Bluetoothによるワイヤレス接続、3.5mmオーディオケーブルによる有線接続のいずれにも対応しており、ヘッドセット本体には最大12時間の連続使用が可能なリチウムイオンバッテリーが内蔵されている。

▼Bluetooth接続のためのワイヤレスアダプタ(同梱)。

そしてヘッドセット本体には多くのボタン・スイッチ類が搭載されており、ヘッドセットを装着したまま、片手で様々な操作を行うことも可能だ。

▼公式の紹介トレーラー。

PS5の次世代3Dオーディオを体験するには、まさにうってつけのヘッドセットである。

価格も1万円前後と、リーズナブルで買い求めやすい値段となっている。

本体および付属品

▼製品外箱。

▼フタを開けるとヘッドセット本体および付属品一式が収まっている。

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

内容物一覧

  • ヘッドセット本体
  • 説明書一式
  • USB Type-Cケーブル
  • 3.5mmオーディオケーブル
  • ワイヤレスアダプタ

ヘッドセット本体はやや大きめだが、重量自体は軽いため、首が疲れることはないだろう。

▼PS5本体との大きさの比較。

▼側面から見た様子。デザインとカラーはPS5に合わせて、流線形で乳白色のシンプルなものになっている。

▼アーム部には、長さを調節するための機構は備わっていない。

▼下から見た図。

▼イヤーパッド部分は、耳がスッポリと収まるよう大きめに空いている。クッションも柔らかく、長時間装着し続けても痛みを感じづらい。

▼頭頂部に当たる部分はゴム製のヘッドバンド型になっており、アタマの大きさやカタチに合わせて伸縮する。

このように、ヘッドセット本体はシンプルかつ高級感のあるデザインとなっている。PS5本体のデザインとも親和性が高いため、一緒に飾っておいても違和感は無いだろう。

スイッチ・ボタン類

ヘッドセット本体に搭載されているスイッチ・ボタン類について紹介していく。

『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』の左耳側には、360度をグルっと囲むように、多数のボタン・スイッチが搭載されている。

  • ① 内蔵マイク:フレンド達とボイスチャットを楽しむことが出来る
  • ② 電源スイッチ:スライドさせて本体のON/OFFを切り替える
  • ③ 3.5mmイヤホンジャック:外部デバイスからの音声入力が可能

  • ④ USB Type-Cポート:ヘッドセット本体への給電(充電)に使用
  • ⑤ ミュートボタン:ヘッドセットの内蔵マイクをミュート状態にできる
  • ⑥ ボリューム調節ボタン:ヘッドセットのサウンド音量を調節できる

  • ⑦ MONITORスイッチ:内蔵マイクに拾われる自身の声を、ヘッドセット越しに聴くことが出来る
  • ⑧ CHAT/GAMEボタン:ボイスチャット音声かゲーム音声のどちらを優先するか切り替えられる
  • ⑨ 内蔵マイク:フレンド達とボイスチャットを楽しむことが出来る2つ目のマイク

上記の通り、片耳側に様々な操作を行うことが出来るボタン・スイッチ類が集約されている。

ゲームに集中しながら片手でほとんどの調節が行えるため使いこなせると便利だが、初めのうちは誤操作を起こしがちになるため、多少の慣れが必要である。

ちなみに、『CHATボタン』と『VOLUME -ボタン』を同時に押すことで、ヘッドセットのバッテリー残量が確認できるなど、サブ機能が多く実装されている

詳細は付属の説明書に載っているため、使用前に目を通しておくと良いだろう。

ワイヤレスアダプタを挿し込むだけ簡単ペアリング

本製品をPS5やPCと接続(ペアリング)する方法は非常に簡単だ。

本製品はプラグアンドプレイに対応しており、付属のワイヤレスアダプタをデバイス側に差し込むだけで、自動的にペアリングが完了する。

▼ワイヤレスアダプタ

PS5にワイヤレス接続した場合

▼PS5に接続した場合。

PS5にワイヤレスアダプタを挿し込んだうえでヘッドセットの電源をONにすると、自動的にヘッドセットが接続される。

3D対応ヘッドセットを接続した場合、PS5の『設定』⇒『サウンド』⇒『音声出力』において、3Dオーディオに関する設定項目が選択可能状態になる。

▼ "3Dオーディオを有効にする" の項目がONになっていることを確認しておこう。

▼また、3Dオーディオの聞こえ方に関する調節を行うことも大切だ。ヘッドセットを初めて接続した際に調節を完了しておこう。

PCにワイヤレス接続した場合

上述した通り、付属のワイヤレスアダプタを挿し込むことで、Windows・Mac OSのPCでも使用することが可能だ。

USB端子にワイヤレスアダプタを挿し込むと、自動でセットアップが完了する。

アダプタのセットアップが完了したら、あとはヘッドセット本体の電源を入れるだけで自動で接続される。

ヘッドセットの使用開始にドライバやソフトウェアのインストールは不要であるため、この手のデバイスの扱いに慣れていない方でも安心して使用することが可能だ。

有線接続の場合

ワイヤレス(無線)接続以外にも、付属の3.5mmオーディオケーブルを用いることで、外部デバイスと有線接続して利用することも可能だ。

▼PS5のデュアルセンスコントローラに有線接続して利用することも出来る。

もしもBluetooth接続時のオーディオの安定性に不満のある場合は、有線接続を試してみると良いだろう。

圧倒的な没入感を誇る3Dオーディオ

それでは、実際に『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』を装着した状態で、PS5の3Dオーディオ対応タイトルをプレイした際の感想について紹介していく。

今回は、対応タイトルの中から『デモンズソウル』(リマスター版)をプレイしてみた。

3Dオーディオを体験してまず最初に感じるのは、圧倒的な音の立体感だ。

従来のような、ただ単に音源の方向から音が聞こえてくるだけでなく、音の回折から空間の広さに対する反響の違いまでがリアルに再現されている。

例えば周囲のオブジェクトの少ない屋外空間においては、音がそこまで反響せず、鈍い効果音が短く響くだけである。

しかし広い空間においては、音が空間に広がりに合わせて鋭く反響するため、音によって空間の広がりを認知することが可能となっている。

▼自分がいかに広々した空間に居るのかを再認識できるため、同時にゲーム空間のスケール感がひしひしと伝わってくる。

このスゴさを言葉で説明するのは難しいが、3Dオーディオ技術を一言で言い表すのであれば、"音の反響・回折・減衰を極限までリアルに近づけた技術" であると言えるであろう。

ゲーム内のオブジェクトの物理的な配置に影響されて音の響き方変化するため、現実(リアル)に近いサウンド体験が可能となっており、実に没入感の高いゲーミングが可能となる。

この没入感の高さは従来のステレオサウンドとは比べものにはならない。

グラフィックの向上が頭打ちとなっている昨今のゲームにおいて、Tempest 3Dオーディオ技術はゲーミングを新たなレベルにまで引き上げるだろう

非対応タイトルでも迫力のあるサウンドを体験可能

また、3Dオーディオ非対応タイトルにおいても、『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』を使用すれば十分に迫力のある立体サウンドを体験することが可能だ。

例えばFPSゲームの場合、敵の方向や距離を、足音や銃声から把握できるようになるため、圧倒的に有利に立ち回ることが可能となる。

▼物陰から飛び出してくる敵に対しても、足音から事前に把握できるためワンテンポ先に対処することが可能だ。

また、『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』の音質自体も良好であり、低音~高音に至るまでクリアに響き渡るため、普通にゲームをプレイしていても映画のような迫力を感じることが出来る。

▼映画やドラマを実際に操作しているかのような迫力・没入感を味わうことが可能。

3Dオーディオ目的だけでなく、迫力のあるゲーミングを体験したい場合にもオススメのヘッドセットだ。

これ1台でボイスチャットも可能

上述した通り、本製品には2機のマイクが内蔵されており、このヘッドセット1台だけでフレンドとのボイスチャットを楽しむことも可能だ。

実際にPS5で友人とパーティを組んでボイスチャットを試してみたが、十分にクリアで聞き取りやすい音声を伝えることが出来ていた。

また、MONITORスイッチをONにすることで、自身の声をヘッドセットのスピーカー越しに確認することも出来る。

ボイスチャットだけでなく、生放送など配信サービスにおける自身の声の聞こえからを確認したい場合にも便利だ。

『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』のまとめ

今回紹介した『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • シンプルかつスタイリッシュなデザイン
  • 品質に対してリーズナブルな価格
  • Tempest 3Dオーディオ技術を最大限楽しむことが出来る
  • 長持ちするバッテリー(最大12時間)
  • 根本的なサウンド品質が良い
  • プラグアンドプレイ対応で接続(ペアリング)が簡単

悪かった点

  • 頭部への締付け感が気になる

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この通り、PS5の "Tempest 3Dオーディオ技術" を体験するには、まさにうってつけのヘッドセットとなっている。

3Dオーディオは従来技術と比較して圧倒的な没入感を実現しており、一度体験すると手放せなくなるほどだ。

また、完全ワイヤレス使用に対応している一方で、内蔵バッテリーの持ちが良く、10数時間は充電無しで使用できる点が素晴らしい。

プラグアンドプレイ対応で接続も簡単であり、この手のデバイスの扱いに慣れていない方でも問題なく使用できるだろう。

PS5の3Dオーディオが気になっている方には、ぜひ本製品を購入して次世代ゲームサウンドを体験してもらいたい。

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