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『Pixio PXC327 Advanced』レビュー | 32インチの高性能な湾曲ゲーミングモニター

2023-02-16

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

モニターの開発を手掛けるPixioは、同社が手掛けるブランドの最新ゲーミングモニターPixio PXC327 Advancedについて、2023年2月より販売開始した。

2560x1440(WQHD)解像度、最高165Hzリフレッシュレート対応の湾曲ディスプレイを搭載した32インチモニターであり、ゲーミングや動画視聴、作業用途まで幅広く活用できる高性能モデルとなっている。

今回、提携先より『Pixio PXC327 Advanced』を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

32インチの高性能な湾曲ゲーミングモニター

今回紹介する『Pixio PXC327 Advanced』は、最高165Hz・WQHD解像度対応の32インチ湾曲モニターだ。

ブランド Pixio
モデル名 Pixio PXC327 Advanced
ディスプレイサイズ 32インチ, 非光沢VAパネル
解像度 ‎WQHD(2560×1440) HDR対応
アスペクト比 16:9
湾曲率 1500R
色域 sRGB 122% / DCI-P3 95% / NTSC 91.27%
リフレッシュレート 最高165Hz
応答速度 1ms (GTG)
スピーカー 非搭載
インターフェース ・HDMI 2.0 [144Hz] ×1
・DisplayPort 1.2 [165Hz] ×2
・USB (メンテナンス専用) ×1
・3.5mmヘッドホンジャック
スピーカー 非搭載
調整範囲 チルト:-5°~ 15°
本体サイズ ‎幅71.1cm × 奥行25.1cm × 高さ52.5cm(スタンド含む)
全体重量 約5.9kg(スタンド含む)
発売時期 2023年2月

本体サイズはスタンドを含めて幅71.1cm × 奥行25.1cm × 高さ52.5cm、重量は約5.9kgである。

非光沢VAパネルで構成された高解像度ディスプレイは、プレイヤーに臨場感あふれる映像体験を提供する。広視野に対応しており、見る角度によって色やコントラストの変化は少なく、どの角度からでも鮮やかな映像を堪能することが可能。16:9の縦横比は人の目に適合し、快適な視覚体験をもたらすだろう。

▼1500Rの曲率を実現した湾曲ディスプレイを採用。

最高165Hzのリフレッシュレートに対応しており、一般的なモニターと比べて遥かに滑らかな描写が可能になるため、動きの速いシーンやゲーミング時において映像が遅れたり残像が生じるのを抑えることが出来る。

1msの高速応答により遅延のない映像を提供。コンマ数秒の反応が求められるシューティングゲームなどにおいても、満足度の高いゲームプレイが可能となっている。また、AMD FreeSync PremiumG-SYNC compatible対応により、画面のリフレッシュレートとコンテンツのフレームレート間のずれによって生じるティアリングを回避し、カクつきを減らすことが出来る。

また、sRGB122%の広色域対応することで、カラフルで鮮明な色合いを実現している。ブルーライトカット機能も用意されているため、ゲーミングだけでなく、動画・画像編集などのクリエイティブ用途にも適した設計だ。

筐体背面には充実したポート類が用意されており、最新ゲーム機やPCなど、幅広いデバイスとの接続に対応可能。

【インターフェース構成】

  • HDMI 2.0 [144Hz] ×1
  • DisplayPort 1.2 [165Hz] ×2
  • USB (メンテナンス専用) ×1
  • 3.5mmヘッドホンジャック

以上の通り、ハード面・ソフト面ともにゲーミングに適した設計がなされた、高性能モニターとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • モニター本体
  • 電源アダプタ
  • スタンド
  • DPケーブル
  • M4ネジ×2本

▼大判のクイックスタートガイドっぽいものが付属している。

▼電源ケーブルとアダプタは分かれている。DPケーブルも付属。

▼モニターを水平面に設置するためのベース&スタンド。

▼ベース&スタンドを組み立てるためのビス。プラスドライバーは付属していないため、自身で用意する必要がある。

続いてモニター本体について。

▼正面から見た様子。

▼曲率1500Rの綺麗な湾曲を見せるディスプレイ部分。

▼背面の様子。

▼背面中央にはスタンド取り付け用のポートが用意。VESA規格にも対応している。

▼盗難防止用ロック穴が用意。

▼背面左側面には電源ボタン 兼 操作用のアナログスティックが搭載。

そして背面下部にはインターフェースが集約されている。

DC電源ポートHDMI 2.0 [144Hz] ×1DisplayPort 1.2 [165Hz] ×2USB (メンテナンス専用) ×13.5mmヘッドホンジャックが用意。

DP利用時は最大165Hz、HDMIポート利用時は最大144Hzのリフレッシュレートに対応する。

このように、モニター自体はスタイリッシュなデザインとなっている。

なお、スピーカーは内蔵されていないため、サウンドを楽しむには別途外付けスピーカーを用意する必要がある。

▼オススメの外付けスピーカー

モニターの組み立て手順

本製品を組み立てる手順はいたって簡単だ。

背面にスタンドを取り付ける。

続いてスタンド下部にベースを挿入し、付属のビスを用いてしっかりと固定する。

▼プラスドライバーで底部からシッカリと固定しよう。

これだけの手順で、モニターの組み立てが完了する。誰でも簡単に設置できるだろう。

▼実際に組み立てた様子。安定性は優れており、ちょっとやそっとの振動や揺れで倒れることは無い。

▼曲率1500Rの綺麗な湾曲を描くディスプレイ。

▼ベゼルは約8mmの薄さ。

▼設置面からディスプレイ下端までの高さは約10.5cm。

▼真上から見た様子。

本製品は前傾・後傾のみの調節が可能だ。

高さや左右角度の調節が出来ない点がやや残念だ。

色合いの鮮やかな2560x1440(WQHD)解像度ディスプレイ

実際にモニターを利用した感想について紹介していく。

▼PCと接続した様子

2560x1440(WQHD)解像度対応のディスプレイで映し出される映像は、綺麗で見やすい。

▼湾曲ディスプレイの視野角は広く、いずれの角度からでも鮮明に見える。

ウェブサイト閲覧時でも細かな文字まで鮮明に描画されるため、見やすくて目が疲れづらく感じた。

▼ディスプレイサイズが大きいため、作業用モニターとして利用する際は座席からやや離れた距離に設置することをオススメする。近すぎると端までが見づらい。

YouTubeで動画を再生してみたが、高い色域カバー率とコントラスト比によって、深みのある色鮮やかな映像を楽しむことができた。

▼VAパネルの発色は良好だ。

▼HDR対応の高コントラスト比により、細部まで深みのある色合いでカラフルかつ明瞭に描画される。映像視聴目的でも満足度の高い体験が可能だろう。

気になる色ムラなども見られず、ゲーミング、動画視聴などでも満足度の高い映像体験が可能となっている。

充実したオプション項目

背面のアナログスティックを押し込むと、オプション画面を呼び出すことができる。

▼メニュー画面上部には、現在の描画情報が表示される。

オプション画面では、明るさやコントラストと言った一般的なモニター設定が用意されている。

▼インターフェースは日本語にも対応しているため、問題なく扱えるだろう。

▼用途別の映像プリセットも充実。

▼一般的な設定項目から詳細なオプションまで幅広い項目が用意。

▼FreeSync Premium機能も用意。

▼ユーザーごとに設定内容を分けて保存することも可能だ。

その他、ゲーミングに適した機能も多数用意されている。

▼クロスヘアー機能が用意されており、画面中央にマークを表示させることが可能だ。

シューティングゲームなどで、中央に照準を合わせる際に便利な機能だ。

以上の通り、一般的な映像品質設定からゲーミング向けの機能まで、豊富な機能が用意されている。

ただし、PIP(ピクチャ・イン・ピクチャ)機能およびPBP(ピクチャ・バイ・ピクチャ)機能など、マルチウィンドウ機能は用意されていないので注意したい。

高リフレッシュレートで滑らかなゲーミングが可能

本製品は最大165Hzのリフレッシュレートに対応しており、PCゲームや家庭用ゲーム機などで滑らかな描画のゲーミングを楽しむことが可能だ。

▼PCゲームプレイ時

▼ゲーム側の設定で高リフレッシュレートを指定。

▼ディスプレイ側の描画も自動的に同期される。

一般的な60Hzモニターと比べて、非常に滑らかな映像でゲームを楽しむことが出来た。

▼激しいアクション(動き)やエフェクトなどもヌルヌル描画されるため、ゲームプレイ時の爽快感が圧倒的に増す。

▼激しい動きでも残像等は発生せず、画面酔いなどもしづらい。

続いてPS5と接続してみた。

▼PS5接続時の映像出力情報。モニターは‎WQHD(2560×1440)解像度までにしか対応していないが、なぜか4K(3840×2160)解像度として表示されていた。

PS5などの次世代ゲーム機では、対応タイトルでのみ100Hz以上のリフレッシュレートでプレイすることが可能となっている。

▼対応タイトルの1つである『レインボーシックスシージ』をプレイ。

▼ゲーム内設定で『パフォーマンス優先」を選択。

これにより、PS5でも120Hzでゲームを楽しめるようになる。

高リフレッシュレートでプレイするゲームは非常に滑らかで遅延もなく、画面を激しく動かした場合でも酔いを感じづらい。

▼咄嗟の反応を求められるゲームなどにうってつけ。

ゲームを本気で楽しみたい方にもオススメできるゲーミングモニターだ。

『Pixio PXC327 Advanced』のまとめ

今回紹介した『Pixio PXC327 Advanced』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュな薄ベゼルデザイン
  • どの角度からも鮮明さを損なわない湾曲ディスプレイ
  • 組み立てが簡単かつシンプル
  • WQHD解像度の鮮明な描画
  • 最高165Hzリフレッシュレート対応
  • AMD FreeSync Premium & G-SYNC compatible対応

悪かった点

  • スピーカーが非搭載
  • PIP、PBPなどマルチウィンドウ機能は非搭載

以上の通り、ゲーミングから仕事、動画視聴まで、幅広い用途に活用できる湾曲モニターとなっている。

2560x1440(WQHD)の非光沢VAパネルで描画される映像は実にクリアで、細かな文字まで鮮明に描画されるため見やすい。HDR対応、および高コントラスト比のおかげで明暗にメリハリが生まれており、ゲーミングや動画視聴時に、映画館のような臨場感のある映像を楽しめる。

そして何より、最高165Hzリフレッシュレート対応により、PCゲームや次世代ゲーム機において、滑らかで遅延のないゲーミングを楽しむことが可能だ。

一方で、PIP、PBPなどマルチウィンドウ機能は非搭載であるため、複数の映像ソースを同時出力したい方は注意した方が良いだろう。

また、スピーカーが内蔵されていないため、サウンド出力には別途外付けスピーカーを用意する必要がある。

いずれにせよ、リーズナブルな価格を考慮しても全体的にコスパに優れた湾曲モニターであり、高リフレッシュレート対応のゲーミングモニターを探している方にもぜひオススメしたい一品だ。

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