映像機器ブランドであるiWiMiUSは、Netflix公式ライセンス取得済みのプロジェクター『iWiMiUS P65』を販売しています。
通常価格は税込42,999円ですが、不定期開催のセール期間中は2万円台での購入が可能です。
公式Netflix・YouTube・Prime Videoが内蔵されたスマートプロジェクターで、多彩なストリーミングを楽しめます。1000ANSIルーメンの明るさと1080p(FHD)解像度/HDR10対応により、明るい部屋でも鮮明な映像を投影できます。
自動フォーカス・6D自動台形補正・障害物回避・自動画面調整を備え、設置場所を問わず常に最適な映像を映し出します。
20WデュアルHi-Fiスピーカー×Dolbyオーディオにより迫力のあるサウンド体験が可能。さらに双方向Bluetooth 5.3接続に対応し、外部スピーカーへ出力したり、プロジェクター自体をBluetoothスピーカーとして使うことも可能です。
こんな方におすすめ!
- 映像も音も妥協せず大画面で楽しみたい方
- ストリーミングを手軽に楽しみたい方
- 設置や操作をできるだけシンプルにしたい方
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
▼動画を投稿しました!使用感はコチラでもご確認いただけます。
『iWiMiUS P65』のスペック・仕様表
| ブランド | iWiMiUS |
| モデル名 | P65 |
| 搭載OS | Androidベース(Netflix公式ライセンス搭載) |
| 解像度 | 1920 x 1080(FHD) |
| 投影サイズ | 最大300インチ |
| 明るさ | 1000 ANSIルーメン |
| 騒音レベル | <35dB |
| 入出力ポート | HDMI/USB/AV/オーディオ出力 |
| 通信規格 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3 |
| その他の機能 | 自動台形補正/自動画面適応/自動障害物回避/自動フォーカス(ToFセンサー) |
| スピーカー | 20WデュアルHi-Fiスピーカー(Dolby Audio対応) |
| 投影方法 | フロント投影、リア投影、フロント天吊り投影、リア天吊り投影 |
| 本体サイズ | 23.37×19.3×7.87cm |
| 本体重量 | 公称値:約2.3kg 実測値:約1.391kg |
※参照元:Amazon商品ページ
『iWiMiUS P65』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼パッケージ内容をすべて取り出した様子
内容物一覧
- iWiMiUS P65本体
- ユーザーマニュアル
- クリーニングツール
- 電源ケーブル
- リモコン
- 保証書
クリーニングツールが付属しており、プロジェクターのメンテナンスに使うことができます。
プロジェクター遠隔操作用のリモコンも付属。単四乾電池×2本で駆動しますが、電池は付属していないので自前で用意する必要があります。
『iWiMiUS P65』本体の外観
▼筐体外観(360度)
プロジェクター本体は、グレーを基調としたスタイリッシュかつシンプルな見た目です。
本体サイズは23.37×19.3×7.87cmと、1000 ANSIルーメンの高出力に対して実にコンパクト。片手で持てるほどのサイズ感で、持ち運びにも適しています。
本体重量は実測で約1,391gと比較的軽量。設置場所をラクラク移動できます。
筐体正面にはレンズとIRレシーバー&フォーカス信号レシーバーが用意。
レンズカバーが付属しており、持ち運び時や収納時にレンズを保護できます。
両側面には排気口が用意。左側面には取り外し可能な防塵フィルターが備わっており、定期的な清掃が推奨されています。
背面には入出力ポートが集約されています。
IRレシーバー、USB Type-A、3.5mmオーディオ出力、HDMIポート、電源ボタン、DC電源ポートが用意。
底部には四隅にゴム脚が備わっており、設置時に滑って位置がずれるのを防ぎます。
中央にはスタンド等を取り付けられる穴(M4)が用意。
そして底部前方のネジを回して伸ばすことで、簡易的な角度調整用スタンドとして機能します。
▼投影角度を調節可能
このように、比較的コンパクトな筐体に必要な機能がすべて詰め込まれた、洗練されたデザインとなっています。
『iWiMiUS P65』の使用開始手順
本製品の使用開始手順は非常に簡単です。
まず、プロジェクター背面に電源ケーブルを接続します。本製品の電源ケーブルは、アダプタが一体化されていないストレートACケーブルを採用しているため、プロジェクター周りをスッキリと収めることができます。
そして、電源ボタンを押すことでプロジェクターが起動します。
今回のレビュー時には、プロジェクタースタンドを接続し、壁面から約2m離して80インチほどの投影サイズで使用しました。
プロジェクターを起動したら、画面の指示に従って初期設定を進めていきましょう。
投影方法はフロント投影・リア投影・天吊りフロント投影・天吊りリア投影の4種類から選択できます。
初期セットアップが完了すると、トップ画面が表示されます。
初起動時点で主要な動画配信アプリがプリインストールされており、ログイン後すぐに幅広いコンテンツの視聴を開始できます。ただし、DAZNやTVerなどは確認できませんでした。
主要アプリ
- YouTube
- YouTube Kids
- Netflix
- Hulu
- Disney+
- Prime Video
- Meta X TV
ウェブブラウザ用のアプリも備わっており、最低限の品質ではありますが、ウェブサイトを閲覧することも可能です。
ストアから好みのアプリを追加することもできますが、海外アプリが大部分を占めており、日本向けコンテンツが少ない点が難点。
幸い本機はHDMIポートを備えているため、より多くのアプリでコンテンツを楽しみたい場合は、Fire TV Stick等の接続をオススメします。
『iWiMiUS P65』の映像品質確認
iWiMiUS P65の明るさは1000 ANSIルーメンと、このサイズのプロジェクターとしては明るい部類であり、昼間でも鮮やかで見やすい映像を投影できます。
以下の3つの条件で、映像品質を比較してみました。
ネイティブ1080Pながら、1000 ANSIルーメンの高輝度とHDR10対応のおかげで、特に夜間の視聴では映画館のような深いコントラストと鮮やかな色彩で映像コンテンツを楽しめました。
明るいシーンではキャラクターの輪郭やテキストもシャープに投影され、実に見やすいです。暗い部分もつぶれにくく、光のハイライトがしっかり映えるため、アニメから実写映画まで幅広いジャンルの視聴に適しています。
日中でもカーテンを半分閉めれば十分視聴できる明るさを維持しており、部屋を完全に真っ暗にしなくても楽しめる点は実用的です。
以下、夜間/消灯環境で投影した映像をいくつか紹介します。
▼投影映像(アニメ)
▼投影映像(自然風景)
▼投影映像(実写タイムラプス)
▼Miracastでスマホ画面をミラーリングした様子
なお、設定画面から画質プリセットの変更&カスタマイズが可能です。
総じて、手軽さと画質のバランスに優れたホームシアター向けプロジェクターと評価できます。初めてのプロジェクターとしても、ワンランク上の画質を求める方にも満足できるクオリティだと感じました。
HDMI接続で最新ゲーム機も投影可能
iWiMiUS P65の背面に備わっているHDMIポートを利用すれば、最新ゲーム機の映像を投影してゲームを大画面でプレイできます。
試しに「ニンテンドースイッチ2」と「PS5」を接続して遊んでみました。
▼ニンテンドースイッチ2を遊ぶ様子
▼PS5を遊ぶ様子
実際にいくつかのゲームをプレイしてみましたが、FHD解像度・60fpsの鮮明かつ色鮮やかな映像でゲームを楽しむことができました。
▼PS5を遊ぶ様子(手前視点)
大画面で最新ゲームタイトルを遊びたい場合にも、満足できる映像体験を提供してくれます。
ただし、入力に対する映像の遅延は若干あるため、コンマ数秒単位の反応が求められる格ゲーやFPS等ではゲームプレイにやや支障があるかもしれません。
内蔵スピーカーの音質は及第点レベル
本製品は20WデュアルHi-Fiスピーカー(Dolby Audio対応)を内蔵しており、スピーカー単体でのサウンド出力が可能です。
実際に様々な楽曲を再生してサウンド品質を確認してみました。
※設定で「サラウンドサウンド」をオンにしています。
▼POP系(女性ボーカル)
▼EDM系
▼Jazz系
正直なところ、音質は及第点レベルといったところです。
音圧は強め、中~高音域に関してはある程度解像度が高く、空間の隅々まで音が響き渡ります。
一方で低音がほとんど響きません。ズンズンと響く感じが無く、特に映画視聴時などでは迫力が損なわれてしまいます。
登場人物のセリフを聴き取る分には問題ありませんが、迫力のある音響体験を期待しない方が良いでしょう。
▼設定から音響モードを選択可能。個人的には標準モードが最も高音と低音のバランスが良いと感じました。
音響面でも満足度の高い体験を求めるのであれば、筐体側面に用意された3.5mmジャックやBluetooth機能を利用して、外付けスピーカーの併用をオススメします。
自動映像調整機能が便利
本製品は、自動台形補正/自動画面適応/自動障害物回避/自動フォーカスなどの自動映像調整機能を備えており、プロジェクターの設置場所を変更しても、自動的に映像品質が調整されます。
▼自動映像調整の様子
上動画のように、プロジェクターの設定位置を上下左右に移動させた場合でも、映像が綺麗な長方形でクッキリ映るよう、自動的に調整が行われます。
プロジェクターの位置を変更する度に、いちいち手動で調整する必要がないため、実に便利です。ただ、オートフォーカスは優秀な一方で、台形補正に関しては若干精度が劣る印象を受けました。
自動調整後の映像に不満を感じる場合は、手動での調整も可能です。
発熱は心配なし、稼働音はやや大きめ
長時間の映画鑑賞やゲームプレイを続けた後でも、本体の発熱はよく抑えられており、触ってもほんのり温かさを感じる程度で、過度な熱さは生じませんでした。
一方で、ファンの動作音はやや大きめで、静かなシーンでは「フォーッ」という排気音が気になることがあります。
▼稼働音確認の様子
とはいえ、映画や音楽を通常の音量で再生していればほぼ気にならず、使用シーンを選べば快適に楽しめます。
『iWiMiUS P65』の良かった点・悪かった点
『iWiMiUS P65』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- 1000 ANSIの強力な出力
- 出力に対してコンパクトかつ軽量な筐体デザイン
- 1000ANSI×HDR10の高画質
- 優秀な自動補正機能
- 昼間でも比較的映像が見やすい
- HDMI接続で最新ゲーム機もプレイ可能
- 優れた排熱機構
- 2万円台(セール価格)のリーズナブルな価格
悪かった点
- アプリストアが海外向け中心で、日本向けアプリが少ない
- 内蔵スピーカーは低音が弱い
- ファン音がやや大きめで静かなシーンでは気になる
- 自動台形補正の精度が低め
よくある質問(FAQ)



総評:「手軽さ・画質・使い勝手」のバランスが非常に優れたスマートプロジェクター
iWiMiUS P65は、「手軽さ・画質・使い勝手」のバランスが非常に優れたスマートプロジェクターです。
Netflix・YouTube・Prime Videoといった主要VODが最初から使えるため、電源を入れればすぐに視聴できる快適さは大きな魅力です。ただ、アプリストアは海外向け中心で日本向けアプリが少ないため、必要に応じてFire TV Stickなどの併用をオススメします。
画質面では、1000 ANSIルーメン×FHD×HDR10により、鮮やかで深みのあるコントラストの映像を楽しめます。AIによる自動フォーカス・6D台形補正・障害物回避の精度も高く、投影位置を動かしてもすぐに最適な映像に整えてくれるため、プロジェクター特有の「設置の面倒さ」がありません。
サウンドは日常視聴なら十分ですが、低音が弱く、映画視聴時の迫力は弱めです。基本的な映像視聴に支障はありませんが、映画館のような体験を求める場合は外付けスピーカーの使用が推奨されます。
それでも、この価格帯で映像・音響・自動補正・携帯性・ストリーミング対応をすべて備えているモデルは貴重で、ホームシアターの入門にも、手軽に大画面環境を作りたい方にもオススメできる一台です。
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