東芝(TOSHIBA)から最新のコードレスクリーナー『TOSHIBA VC-CLP54』が登場しました。オープン価格は税込48,640円。
“ラクに使える”ことを追求した掃除機であり、紙パック式ながら、サイクロン式に匹敵する吸引性能とメンテナンス性を両立。
最大の特徴は、ゴミが隅々までしっかり入る「ふくらむパック」で、約3か月分(1年で約4回交換)のゴミをまとめて収納可能。抗菌・消臭仕様により、ニオイや菌の発生も抑え、常に清潔な状態で使うことができます。
吸引面では、同ブランドの上位機種と同じ「Hi-Power DCモーター」を採用し、"床見極めセンサー plus" がフローリングからカーペットまで自動で最適制御。独自の「パワーキープ風路」により、ゴミが溜まっても吸引力が落ちにくい構造を実現しています。
こんな方におすすめ!
- ゴミ捨てやお手入れの手間を減らしたい方
- 軽い操作感でスイスイ掃除したい方
- 吸引力と清潔さを両立したい方
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
『TOSHIBA VC-CLP54』のスペック・仕様表
| タイプ | コードレスクリーナー/紙パック式 |
|---|---|
| 本体色 | シフォンベージュ |
| 形名 | VC-CLP54 |
| 集じん容積 | 0.7L |
| 連続運転時間 | 標準:約45分(ヘッド使用時。ヘッド不使用時は約60分) 自動:約10~20分 強:約8分 |
| 消費電力 | 本体充電時:約32W 充電完了後:約1.3W |
| 標準質量(本体質量) | 1.5kg(1.0kg) ※標準質量は本体・延長ノズル・ヘッド・バッテリーの合計。本体質量はバッテリー含む。 |
| ヘッドのタイプ | なめらか自走ヘッド(抗菌ブラシ) |
| センシング | 床見極めセンサー plus |
| 使いやすさ | らくわざフリーグリップ:負担なく握れるから操作がラク |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 使用時:258×151×1,066mm 収納時:288×288×1,051mm |
| 充電時間 | 約2.5時間 |
| バッテリーの種類 | 着脱式リチウムイオンバッテリー |
| 付属品 | 充電スタンド/ワンタッチブラシ/すき間ノズル/紙パック(VPF-31)1枚 |
デザイン性と使いやすさを両立した軽量・スマート設計
『TOSHIBA VC-CLP54』のカラーは落ち着いたシフォンベージュを採用しており、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴的です。
▼本体質量は約1.0kg(バッテリー含む)と軽量。片手でもラクラク持ち上げられます。
マット仕上げの本体は指紋や皮脂、ホコリ汚れ等が目立ちにくく、手に取ると軽量ながらシッカリとした造りが感じられます。手に取ると重心が程よく下にあり、持ち上げた際に前のめりにならないようバランスがとられています。
持ち手部分には「らくわざフリーグリップ」を採用。使う人がラクな角度で持てるようにデザインされており、左右どちらの手でも安定した操作が可能です。
持ち手の親指で届く範囲に、電源ボタン、吸引力切替ボタンが用意。また、充電残量やゴミ捨てタイミングを点灯色で知らせるランプも内蔵されています。
本体中腹のカバーを外すと、紙パック(ふくらむパック)が内蔵されています。スリムながらも大容量を確保しており、外観のスマートさと実用性を両立しています。
本体先端にはワンタッチブラシを搭載。延長ノズルを取り外すだけで簡単にブラシ掃除へ切り替えることができます。細かいホコリや静電気で付着したゴミもブラシでかき出せるため、サッと掃除したいときに非常に便利です。
▼スティック状態でもハンディ状態でも使用でき、掃除中にノズルをいちいち持ち替える手間が省けます。
本体後部には着脱式のリチウムイオンバッテリーを搭載。バッテリー自体の重量は実測で約370gと軽く、掃除中の重心バランスを保ちつつ操作性を損なわない軽さを実現しています。
▼レバーを引くだけでバッテリーを簡単に取り外し可能。
ヘッド&ノズル装着時もわずか1.5kg | 長時間の掃除もラクラク
そして、付属のヘッドと延長ノズルを装着することで、一般的な掃除機のスタイルとなります。
本体・延長ノズル・ヘッド・バッテリーをすべて装着した状態でも1.5kgと、コードレス掃除機の中でもかなり軽い部類です。長時間の掃除や高い場所の掃除でも、腕や手首への負担が少ない点は優秀です。
▼片手で簡単に持ち上げられる軽さ。子供やお年寄りでもラクラク扱えるでしょう。
ヘッド部は、東芝独自の「なめらか自走ヘッド」を搭載。ヘッドが自走するように前進するため、カーペットでも軽い力でスイスイ進みます。また、床見極めセンサー plusによって床に応じて自動で吸引力とブラシ回転数を調整してくれるので、フローリングから絨毯まで快適に掃除できます。
ブラシには抗菌仕様のからみレスブラシを採用。特殊な編み込み構造により髪の毛やペットの毛がブラシ根元に絡まりにくく、メンテナンスの手間が最小限に抑えられます。家具の下にも入り込みやすい床ピタ設計(約6.3cmの隙間対応)も優秀で、ソファ下やベッド下のホコリも逃さず吸引できるようになっています。
パッケージには、狭いすき間やサッシ、家具の間のホコリを吸い取るのに便利な「すき間ノズル」も付属。用途に応じてツールを素早く切り替えられる点も便利です。
ちなみに、バッテリー上部には滑り止めゴムが備わっており、掃除を途中で中断し、一時的に壁へ立てかけても倒れにくいようになっています。この点は東芝らしい細やかな配慮といえます。
以上の通り、『TOSHIBA VC-CLP54』は軽量ボディながら剛性感があり、持ち手やボタン配置など細部まで使いやすさを重視した設計が魅力的です。
さらに、紙パック収納部や着脱式バッテリー、くるっと回すだけで使用できるワンタッチ展開式ブラシなどがデザインに自然に組み込まれており、見た目のスマートさと実用性を両立することにも成功していると感じました。
スタンドに置いてスマートに収納&充電
本機には専用の充電スタンドが付属しており、掃除後はスタンドに立てかけるだけで自動的に充電を開始できます。掃除機本体にはいちいちプラグを挿す必要がないため、使用後の片付けが非常にスムーズです。
スタンド本体も、掃除機と同じシフォンベージュ色で統一されており、リビングや廊下に出しておいても部屋の雰囲気を損ないません。背面にはコードをすっきりと配線できる溝が設けられており、見た目にもスマートかつ省スペースな設計です。
さらに、スタンドには付属品の収納スペースも用意されており、すき間ノズルや予備の紙パックを一緒に保管できます。必要なときにすぐ取り出せるうえ、付属パーツが散らからないのは嬉しいポイントです。
スタンドに関しても、利便性とデザイン性の両面で優れています。
実際に使って感じた『TOSHIBA VC-CLP54』の使用感レビュー
実際に『TOSHIBA VC-CLP54』を使って、部屋を掃除しました。
とにかく軽くて扱いやすい
本機を使用してまず感じるのが、とにかく軽くて扱いやすいということです。
フル装備状態の本体を持ち上げても「おっ?軽い!」と感じるレベルで、一般的なスティック掃除機と比べても、腕や手首の負担がほとんどかかりません。
自走式ヘッドの滑りも実に良好。まるでヘッドが自ら進んでいくような感覚で、フローリングでもカーペットでもスイスイ前進してくれるため、力を入れずラクに掃除できました。
▼実際に掃除している様子
そして、持ち手部分には「らくわざフリーグリップ」を採用し、快適な握り心地と優れた操作性を実現しています。
持ち手の先端には突起が設けられており、小指側から手をしっかり支えてくれるため、強く握らなくても安定して操作可能。手に軽く乗せるように持つだけでスムーズに掃除ができ、腕や手首への負担を最小限に抑えられる設計となっています。
優れた吸引力で細かなホコリまで逃さず除去
本機は同ブランドの上位機種と同じ「Hi-Power DCモーター」を採用しており、吸引力は非常に強力。紙パック式ながら、サイクロン式に匹敵する吸引性能を発揮しており、フローリングの小さなホコリや髪の毛、カーペットの奥に入り込んだホコリまでしっかり除去できます。
例えば、玄関まわりのフローリングの溝に入り込んだ細かな砂など、通常の掃除機では吸い残しがちなゴミも一度でスッと吸引できました。筆者の使用環境では、吸い残しを感じる場面はほとんどありませんでした。
また、独自の「パワーキープ風路」により、ゴミが溜まっても吸引力の低下を最小限に抑えることが可能。吸引力重視で掃除機を選んでいる方でも満足できるモデルとなっています。
ヘッドの可動域が広く、狭い場所でもスムーズ
「なめらか自走ヘッド」はスイング連動機構を備えており、手元の動きに合わせてヘッドが自在に動きます。
方向転換がスムーズなため、テーブルや椅子の脚まわりなどの狭い場所や壁際でも、横滑り状態でしっかりとゴミを吸い取ることができました。
さらに、ヘッドが浮かずに家具下など約6.3cmの低いすき間にも入り込める「床ピタ設計」を採用しているため、ソファ下やベッド下でもスイスイ掃除できました。
▼床に掃除機本体がピタッと張り付くほど、水平に近い角度で掃除することが可能。
自動吸引調整で床を問わず効率的に掃除
本機では手元ボタンの自動/切から運転モードが選べます。
また、「床見極めセンサー plus」が搭載されており、フローリング・畳・カーペットなど、床の種類に応じて吸引力とブラシ回転数を自動で調整してくれます。
▼吸引力自動調整の様子
動画を見るとわかるように、カーペットからフローリングへと掃除箇所を移動した瞬間に、吸引音が変化しているのが確認できます。吸引力も明らかに変化しており、内部で出力を自動制御していることがはっきりとわかりました。
カーペット上では出力を上げて、粒の大きいゴミや髪の毛をしっかり吸い上げます。かといって、カーペットの繊維を巻き上げすぎることもありませんでした。
一方、フローリングではブラシの回転数を自動的に抑えることで、ホコリの舞い上がりやゴミの弾き飛ばしを防止。細かな粉塵も確実に吸い取ることができていました。
このように、フローリング・カーペット・畳といった異なる床面の部屋が混在する家庭でも、いちいちモードを切り替える手間なしで使える点は大きなメリットだと感じました。また、自動的に出力を調整することで、バッテリー効率の改善にもつながっています。
標準モードなら稼働音はかなり静か
本機の稼働音は、モードによって印象が大きく変わります。
"強モード" では、サイクロン式ほどではないものの、一般的な掃除機と同程度の音量になります。高音の「キーン」というモーター音もやや混ざるため、特に夜間や集合住宅では使用を控えた方がよいでしょう。
一方で、"標準モード" では驚くほど静かです。同じ部屋でテレビをつけたまま掃除しても、会話やテレビ番組の音を妨げることはなく、動作音が気になることもほとんどありませんでした。実際に試した限りでは、マンションなど集合住宅でも、遮音性が極端に低い建物でない限り夜間使用も問題ない程度の静音性だと感じました。
▼動作音の確認(強⇒標準⇒強⇒標準)
先に述べたように、標準モードでも優れた吸引力を発揮します。出力と静音性のバランスが優れており、「できるだけ静かに、できるだけゴミを吸う掃除機が欲しい」といった方でも満足できるモデルといえます。
用途・場所に応じてツールを使い分け可能
メインの「なめらか自走ヘッド」が床面の掃除に適している一方で、本体先端の「ワンタッチブラシ」は、ちょっとしたホコリ取りや家具上の掃除に最適です。
延長ノズルを外してハンディモードに切り替えることで、テーブルや棚の上などもサッと手軽に掃除できます。
▼我が家では、キーボードのホコリ掃除で重宝しています。
また、「すき間ノズル」はメインヘッドが入り込めないサッシや家具のすき間、車内など細かい場所の掃除で活躍します。
掃除場所に応じてノズルを簡単に交換できるため、これ1台で家中あらゆる箇所を効率的に清掃できる点は便利です。
ゴミ捨ての手間を最小限にできる「ふくらむパック」
本機には東芝独自の「ふくらむパック」が採用されています。
これは従来のようなヒダ付き構造ではなく、内部が隅々までしっかり膨らむ設計になっており、約3か月分ものゴミをためられる大容量タイプです(※使用頻度による)。年間でわずか4回程度の交換で済むのはかなり便利といえます。
▼パックの端までシッカリとゴミが溜められる構造
実際に本機を2週間ほど使用しましたが、現時点では体感で全体の約1割ほどしか溜まっておらず、容量にはまだかなりの余裕があります。
また、紙パック自体が抗菌・消臭仕様になっているため、サイクロン式(ダストカップ式)掃除機とは異なり、長期間使っても嫌なニオイがこもりにくい点もメリットです。
ゴミを捨てる際はワンタッチでパックを外せる「らくらく着脱」構造を採用しており、ゴミやホコリに直接触れることなく廃棄できるのも衛生的。
総じて本機の紙パックは、「吸引力を保ちつつ、ゴミ捨ての手間を最小限にする」という理想的なバランスを実現しており、紙パック式に抵抗のあるユーザーにもぜひ試してほしい完成度となっています。
実用的なバッテリー持続力
本機のバッテリー持続力は、実際に使ってみても十分に実用的だと感じました。
満充電状態からの連続使用時間は、公称値で標準モード:約45分(最長約60分)/自動モード:約10〜20分/強モード:約8分となっています。
筆者が自宅の掃除を自動モードで行った場合、2LDK(約73㎡)の部屋全体を一度に掃除してもバッテリー切れにはなりませんでした。
標準モードであれば、さらに広い家でリビングや寝室、廊下などをまとめて掃除してもまだ余裕があり、一回の充電で日常的な掃除は十分にこなせるでしょう。
ただ、強モードだと約8分しか持続しないため、よほど頑固な汚れが集中している箇所のみに使用を限ることをオススメします。
充電時間については約2.5時間と短め。スタンドに立てかけるだけで自動的に充電されるため、使いたいときには常にフル充電状態で待機しているのも便利です。
なお、着脱式バッテリーを採用しているため、予備バッテリー(別売)を用意すれば実質的に連続運転時間を2倍に延ばすことも可能です。
『TOSHIBA VC-CLP54』の良かった点・悪かった点
『TOSHIBA VC-CLP54』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- シンプルかつ洗練されたデザイン
- フル装備でも約1.5kgと軽量
- 強力な吸引力
- 「床見極めセンサー plus」で自動的に吸引最適化
- ふくらむパックで約3か月ゴミ捨て不要
- 抗菌・消臭パックでニオイがこもりにくい
- パワーキープ風路でゴミが溜まっても吸引力が落ちにくい
- 標準モードでは稼働音が静か
- スタンドでスマートに収納&充電
悪かった点
- 強モードの連続運転は約8分と短め
- 自動モードでも約10~20分の稼働時間(広めの家では標準モードを推奨)
- 強モード時は音量が上がり高音も混ざるため、夜間使用は非推奨
- 紙パックの交換/購入の手間・費用は生じる
よくある質問(FAQ)



総評:軽さ・吸引力・清潔さの三拍子がそろったオールマイティな一台
『TOSHIBA VC-CLP54』は、軽さ・吸引力・清潔性のバランスが優れたコードレス掃除機です。
フル装備状態で約1.5kgという軽量ボディながら、上位機種と同等のモーター性能を搭載し、カーペットやフローリングの細かなホコリまでしっかり吸引。さらに、床材を自動で検知して最適化する「床見極めセンサー plus」により、効率的な掃除を誰でも簡単に実現できます。
独自の「ふくらむパック」は抗菌・消臭仕様となっており、長期間使っても清潔さを保てます。また、大容量で約3か月間ゴミ捨て不要なため、メンテナンスの手間を大幅に減らせる点は大きなメリットです。
静音性も高く、標準モードであれば夜間でも問題なく使用可能。スタンド付属で充電や収納もスマートにこなせるなど、使いやすさ重視の細やかな配慮が随所に感じられます。
総じて、「軽くて扱いやすいコードレス掃除機が欲しい」「吸引力と静音性を両立させたい」「紙パック式で清潔に使いたい」という方には、まさにぴったりの一台といえるでしょう。
◎ おすすめできる人
- 軽くて扱いやすいコードレス掃除機を探している人
- ゴミ捨てやお手入れの手間を減らしたい人
- 吸引力と静音性の両立を重視する人
△ おすすめできない人
- 紙パックの交換・購入がどうしてもメンドクサイ人
- サイクロン式(ダストボックス式)にこだわる人
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