日本に拠点を置くNotta(ノッタ)は、2025年6月16日(月)に同ブランドの次世代AIボイスレコーダー『Notta Memo』を発売しました！
通常販売価格は23,500円(税込)です。録音・文字起こし・翻訳・要約を1台でこなす多機能モデルです。
4つのMEMSマイクと骨伝導マイクによる高音質録音、最大98.86％の精度を誇る文字起こし、58言語対応のリアルタイム翻訳など、会議や取材、語学学習まで幅広く活躍します。
こんな人におすすめ！
- 会議や商談の内容を正確かつ効率的に記録したいビジネスパーソン
- 取材・インタビューで音声の文字起こし作業を短縮したいライター
- 海外取引や多言語会議で即時翻訳を活用したい人
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想をレビューしていきます！
『Notta Memo』のスペック＆仕様
| ブランド | Notta(ノッタ) |
| 型番 | Notta Memo |
| 本体サイズ | 幅：86.1 mm × 高さ：55.1 mm × 厚さ：3.5 mm |
| 本体重量 | 約28g |
| 内蔵マイク | MEMSマイク x4 + 骨伝導マイク x1 |
| フル充電時間 | 約1.5時間 |
| バッテリー容量 | 470mAh |
| 持続時間 | 録音時：約30時間 待機時：約28日 |
| 充電方式 | マグネット充電 |
| 内蔵ストレージ | 32GB |
| データ同期方式 | Bluetooth & Wi-Fi |
| 有効録音範囲 | 3メートル以内 |
製品外箱＆付属品一式
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- Notta Memo本体
- マグネットケース
- ユーザーマニュアル
- マグネットリング
- 充電ケーブル
ユーザーマニュアルは日本語にも完全対応。図付きで扱い方が分かりやすいです。
マグネットリングが付属。MagSafe非対応スマホの背面に貼り付けることで、付属のマグネットケースをスマホ背面に装着し、スマートに携行できるようになります。
▼専用マグネットケース。MagSafe対応スマホの背面に磁力で装着可能。
Notta Memoの外観
Notta Memo本体のサイズは幅：86.1 mm × 高さ：55.1 mm × 厚さ：3.5 mmと非常にコンパクトかつ薄型です。
本体正面には立体感のあるダイヤモンドパターンを採用。持つたびに質感の良さを感じられるデザインです。
正面上部には、画像左から録音モード切替スイッチ、状態表示スクリーン、電源/録音ボタンが用意。
▼側面の様子。
▼背面の様子。
背面には充電用端子が用意。
デザイン自体は実にシンプルで、質感的にも高級感があります。
本体重量は、実測で約29.4gと軽量。
▼クレジットカードと並べた様子。大きさ的にはほぼ同じ。
▼厚みは、クレジットカード2枚を重ねた場合と同程度。
手のひらに収まるほどのサイズ感で、衣服のポケットに入れて持ち運んだり、スマホの背面に貼り付けて携行しても、邪魔に感じることはありません。
スマホ背面に貼り付けて携行可能
付属の専用マグネット吸着ケースにNotta Memoを入れることで、スマホ背面に貼り付けて携行できるようになります。
ケースに入れた状態でも裏面の端子が露出するため、ケースに入れた状態で充電できます。
ケースをMagSafe対応スマホの背面に近づけると、磁力でピタッと吸着します。
▼MagSafe対応スマホケース越しでも取り付け可能。
磁石による吸着力は強く、ちょっとやそっとの衝撃で落ちてしまうことはないでしょう。
▼ケースに入れた状態でも非常に薄いため、背面に取り付けてもスマホ自体の携行性を損ねることはありません。
このようにスマホ背面に装着することで、普段から自然な感覚でNotta Memoを持ち歩くことができます。
ただ、一度ケースにNotta Memoを入れると内部でキツく固定されるため、ケースから取り出す際に結構苦労する点に要注意。
基本操作
Notta Memoの基本的な扱い方はシンプルです。
まず、正面上部に用意された電源/録音ボタンを長押しすることで本体が起動します。
起動すると、スクリーンにバッテリー残量やBluetooth接続状況、録音状況などが表示されます。
左側のスイッチから「通話録音モード(赤色)」と「会議録音モード(灰色)」に切り替えることができます。
- 通話録音モード ⇒ 電話やオンライン通話向け
- 会議録音モード ⇒ 複数人会議や取材向け
▼使用シーンや用途に応じてモードを切り替えましょう。
通話録音モード
会議録音モード
あとは、電源/録音ボタンを短押しすることで録音が開始されます。
アプリ連携で主要機能を利用可能
Notta Memoは、専用アプリとBluetooth接続で簡単にペアリングでき、録音したデータをスムーズに同期できます。アプリに転送された音声は、AIによる高精度な文字起こしや翻訳、要約を行うことが可能。
▼公式アプリ（iOS・Android対応）
初回接続時はアプリ画面の指示に従ってペアリングを完了させます。
アプリとペアリングすると、スマホからNotta Memoを操作できるようになります。バッテリー残量もリアルタイムに把握可能。
Nottaアプリで利用できるおもな機能は以下の通りです。
| Nottaアプリで利用可能な機能 | 説明 |
| 高精度文字起こし | 最大98.86％の精度で58言語に対応、話者自動識別にも対応 |
| リアルタイム翻訳 | 多言語会議や海外取引を即時翻訳 |
| AI要約＆AIチャット | 議事録やTODOリストを自動生成、質問にも瞬時に回答 |
| 高音質録音 | 4つのMEMSマイク＋骨伝導マイクで360度全方位から集音 |
| オフライン録音対応 | ネット環境がない場所でも長時間利用可能 |
| 軽量コンパクト設計 | 500円玉サイズ・約28gで持ち運びラクラク |
| 生涯無料スタータープラン | 月300分の文字起こしとAI機能を追加費用なしで利用可能 |
これらの機能を利用することで、おもに以下のような活用例が考えられます。
活用シーン例
- 会議・商談：リアルタイム文字起こしとAI要約で議事録作成の手間を削減。
- 取材・インタビュー：高音質録音で声を逃さず、後から正確に文字起こし。
- 語学学習：英語などの多言語音声を録音し、その場で翻訳して内容を理解。
- 講義やセミナーの記録：オフライン録音で長時間の講義も確実に保存。
実際に使ってみた感想（文字起こし・翻訳・要約）
Notta Memoの主要機能である「文字起こし」「翻訳」「AI要約」を実際に試してみました。
なお、Notta Memoには「スタータープラン」が特典として付属しており、300分/月までの文字起こし時間とAI機能（要約・チャット・テンプレート・リアルタイム翻訳など） を無料で利用できます。
追加課金なしで初日からAI文字起こしや翻訳機能を使える仕組みは、大きな魅力です。
▼より長時間利用できるプレミアムプランも用意されています。
文字起こし
Notta Memoの電源を入れ、発言内容を録音しました。
▼録音の様子
▼Notta Memoのマイクで拾った音声
4つのMEMSマイクと骨伝導マイクを組み合わせた5マイク構成を採用しているおかげで、周囲の環境音を効果的に抑制し、話者の声をクリアに録音することができました。
録音データはアプリ内に同期され、いつでも再生可能。
録音後、アプリ上で自動的に文字起こしが行われます。
音声認識の精度は非常に高く、実際の発言と照らし合わせても、ほぼ発言通りに文字化されていました。
ほとんど修正が不要なため、会議で使用すれば議事録作成の手間を大幅に削減可能です。多人数の会話や雑音のある環境でも精度が落ちにくいのも大きな利点。
文字起こし機能は、十分に実用的な精度となっています。
ただ、高度な専門用語が含まれる会話の場合は、正しく文字起こしされないことがあります。その場合は文字起こし文を手動で修正できます。
翻訳
Notta Memoは、文字起こしした文章を好みの言語に高精度で翻訳できます。英語・日本語をはじめ58言語に対応しており、会議や取材、語学学習まで幅広く活用可能です。
翻訳の精度は高く、体感ではChatGPT-4と同等レベルの自然な文章に仕上がります。
また、外国語の発言内容を文字起こしし、日本語に翻訳することも可能です。
▼英語スピーチの録音の様子
英語の場合も、日本語と同様にほぼ発言通りに文字化されていました。
さらに、英語で文字起こしした文章を日本語に翻訳すれば、語学学習にも活用できます。
加えて「リアルタイム翻訳」をオンにしておけば、文字起こしと同時に翻訳が行われます。
これにより、Notta Memoを携帯翻訳機としても利用でき、外国人との商談や旅行先でのコミュニケーションにも役立ちます。
AI要約
長文になった文字起こしデータも、NottaのAI要約機能を利用すれば、要点を一目で把握できます。会議やインタビューなど、短時間で内容を整理したい場面で特に便利です。
I要約には複数のテンプレートが用意されており、文字起こしした内容に適したジャンルを選択することで、要約精度をさらに高められます。
レビュー時に録音した300文字程度の会話内容であれば、約30秒で要約が完了。最初にAIによる会話内容の分析結果が表示され、その後チャプターごとに重要ポイントが整理されます。
議事録作成や情報共有の効率化に役立つのはもちろん、打ち合わせ後の振り返りや、学習用の講義要約などにも応用できます。
以上の通り、Notta Memoは「録音」「文字起こし」に加えて「要約」まで一貫して行えるため、情報整理の時間を大幅に削減できます。
長持ちするバッテリー
非常にコンパクトかつ薄型な筐体サイズに対し、本製品には470mAhのバッテリーが内蔵されています。
これにより、連続録音の場合は最大30時間、連続スタンバイ状態の場合は最大28日間ものバッテリー持続時間が可能。
実際に数十分の録音に使用した程度であれば、ほとんどバッテリーを消耗していませんでした。
▼マグネット端子による充電に対応。
長期間のスタンバイ状態維持が可能なため、いざ久しぶりに使おうと思ったときに充電が切れていた、という事態を避けることができるでしょう。
Notta Memoの良かった点・悪かった点
今回紹介した『Notta Memo』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 軽量・薄型で高級感あるデザイン
- スマホ背面装着で常時携行可能
- 録音〜文字起こし〜翻訳〜要約を1台で完結
- 高精度な音声認識と翻訳
- 58言語対応
- リアルタイム翻訳に対応
- オフライン録音可
- 無料スタータープラン付き
- 長持ちするバッテリー
悪かった点
- マグネットケースから取り出しにくい
- 録音範囲は3m以内
- 専門用語は誤認識の可能性あり
よくある質問（FAQ）
総評：音声の記録から内容整理までを一貫して効率化できるツール
以上の通り、Notta memoは会議や取材、語学学習など、音声の記録から内容整理までを一貫して効率化できる非常に優れたツールです。
高精度な文字起こしや翻訳、AI要約機能は実用性が高く、特にビジネスシーンや情報共有のスピードが求められる場面で強みを発揮します。
リアルタイム翻訳をサポートしているため、翻訳機代わりとしても利用可能。ビジネスの場だけでなく、海外旅行でも活躍してくれます。
何より、非常に軽量かつ薄型のため、携行性が抜群。マグネットケースに入れてスマホ背面に貼り付ければ、特に意識せずとも毎日持ち歩くことができます。
さらに製品には「スタータープラン」が付属しており、追加課金なしで初日からAI文字起こしや翻訳機能を使えることを考えると、コストパフォーマンスは非常に高い製品と言えるでしょう。
録音から文字起こし、翻訳、要約までをスムーズに行いたい方に、自信を持っておすすめできる1台です！
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