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『VANKYO P31』レビュー | PC利用も可能な2-in-1のお得なタブレット

2021-03-30

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

  • リモートワークやオンライン授業用にタブレットを用意したい!
  • PCみたいに使える、キーボードが付属するモデルがいいな...

最近では新型コロナウイルスの影響により、自宅でリモートワークに励んだり、オンライン授業を行う人々が増えてきた。

それに伴い、タブレット端末の需要も一気に高まりつつある。

タブレットの利点と言えば簡単に持ち運べるコンパクトさが挙げられるが、その反面、PCのように文字をスムーズに入力することが出来ないため、本格的な作業には向かないという欠点がある。

タブレットとPC,両方のメリットが受けられるガジェットがあれば...、そう思う人も多いのではないだろうか。

そこで今回は、タブレットとしてもPCとしても利用できる、2-in-1タイプのVANKYO P31 タブレットについて紹介したいと思う。

お得な2-in-1タブレット『VANKYO P31』

『VANKYO P31』は、キーボード付きケースとタッチペンが付属する、お得な2-in-1タイプのタブレットだ。

タブレットとして持ち運ぶも良し、PCのようにバリバリ作業用途に用いるのも良しのオールインワン製品となっている。

ブランド Vankyo
シリーズ MatrixPad P31
画面サイズ 10.1インチ
メモリ(RAM) 4GB
OS Android10
ストレージ 64GB SSD
CPU Octa-CoreA55 8コア
梱包サイズ 35.6 x 20 x 5 cm
梱包重量 1.48kg
通信規格 Wi-Fi, Bluetooth

日本語配列キーボードがケースと一体化しており、普段使用しているPCのキーボードと同様に文字を打ち込むことが出来る。

10.1インチ、フルHD解像度のディスプレイを搭載しており、オクタコアのCPUプロセッサー、および4GBのメモリ(RAM)を搭載しているため、大抵の作業は快適に行うことが可能だ。

▼AnTuTuスコアは実測で11万点ほど。安定したブラウジングや動画視聴が可能な性能。

通信規格としてはWi-FiおよびBluetoothに対応。一方で、SIMカードスロットが非搭載なため、LET通信を行うことが出来ないのは残念。

ストレージには64GBを用意しており、もしも容量に不足を感じた場合には、マイクロSDカードを挿入して増量することが出来る。

前面・背面にそれぞれ5メガピクセル・13メガピクセルのカメラを搭載しており、リモートワークやウェブ会議、オンライン授業と言った用途にも対応できる。

さらに直感的に文字・イラストを描くことのできるタッチペンまで付属しているなど、まさにオールインワンのお得なタブレットセットとなっている。

外出先でも本格的な作業を行いたい方には是非オススメしたいタブレットだ。

本体および付属品について

▼外箱の様子。

▼フタを開けるとタブレット本体および付属品がきっちり収まっている。

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

内容物一覧

  • タブレット本体
  • キーボード付きケース
  • タッチペン(電池付き)
  • USB Type-Cケーブル
  • 充電用アダプタ
  • カードスロット開閉用ピン
  • 説明書一式
  • 保証書一式

タブレット本体のデザイン

タブレット本体は、実に軽くてコンパクトなサイズ感となっている。

▼長時間持ち続けても疲れづらい軽さ。

▼厚みは9ミリほど。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

▼前面上部には5メガピクセルのカメラが搭載。

▼背面上部には13メガピクセルのカメラ、および発光部が搭載。

▼本体右側面。画像右側から『リセット穴』『電源ボタン』『ボリューム調節ボタン』『3.5mmオーディオジャック』が用意。

▼本体上部。『マイクロSDカードスロット』『USB Type-Cポート』が用意。

▼カードスロットは、付属のピンを使用することで開けることが出来る。

▼本体底部。サウンド出力用の穴が2つ開いている。

▼本体左側面。付属のキーボード付きケースと接続するための端子が用意されている。

キーボード付きケース

続いてキーボード付きケースについて。

▼キーボードがケースと完全に一体化しており、外れて落ちるといったことはない。

▼キーボード自体は日本語配列に対応しているため、普段から使い慣れた操作方法で使用することが可能だ。

▼タッチパッドも付いているため、マウスなどを用意しなくても操作できる。

▼そして中腹の端子にタブレットを接続することで、キーボードが認識され使用可能となる。

Bluetooth接続ではなく、キチンと専用の端子に接続して使用する形式のため、安定したキーボード入力が可能となっている。

キーの深さもある程度設けられているため、タイピングの際に気持ちの良い打ち込み感があって良い。

▼ケースは立てかけ用の架台としても機能する。角度が調節できないのがちょっと残念

そして付属のタッチペンも、ケースに収納しておくことが可能だ。

▼持ち運び時には便利。

▼ケースを閉じた様子。

▼非常にコンパクトな収まりとなるため、持ち運びには非常に便利だ。

このように、全体的なデザイン性としては、使いやすさ・携行性のいずれの点もクリアした洗練されたものになっている。

自宅での使用のみならず、外出先でも快適な作業を行うことが出来るだろう。

それでは以下からは、実際に使用した感想を紹介していく。

快適なブラウジング・動画視聴が可能

まずウェブブラウジングについては、概ねスムーズに閲覧することが出来た。

▼画像が多めのサイトでも快適に閲覧できる。

フルHD解像度に対応しているため、細かな文字でも鮮明に表示される。

一方で、Javascriptを多用しているような多めのサイトでは、表示までに時間がかかることがあった。その場合には、多少のストレスを感じるかもしれない。

続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみた。

この場合も、基本的に快適な再生が可能であった。

▼フルHD画質設定でもスムーズに再生される。

▼ネットフリックスの動画もスムーズに読み込む。

▼発色の点でも、十分に美しくカラフルな映像を楽しむことが出来た。

このように、ウェブサイトの閲覧や動画視聴に関しては、概ねスムーズに行うことが出来た。

ただし、処理の重いサイトや長時間の動画に関しては、多少の読込遅延やカクつきなどが見られたことも事実だ。

もしも完全にスムーズな状態で楽しみたいという場合には、より性能の良い『Teclast M40』あたりをオススメする。

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音質はそこそこ、出力方向に若干の偏りが

続いて、動画再生じやSpotifyでの音楽再生時のサウンド品質について確認してみた。

基本的にはクリアな音質であるが、サウンド出力が片方(タブレット下部)側に偏っているため、出力方向に若干の偏りが感じられた

また、中~高音域に関してはクリアに聞こえるものの、低音に関しては完全につぶれてしまっており、ほとんど響かない。

そのため、EDMや映画の爆発シーンなどにおいて、そこまで迫力のあるサウンドを期待しない方が良いだろう。

もしも音質に不満を感じる場合は、イヤホンやヘッドセットなどを使用することをオススメする。

タッチペン感度は良好

タッチペンによる操作は、感度が良好で快適だ。

ペイントアプリなどでも、自身の思った通り直感的に文字などを描くことが出来る。

ただし、入力に対して若干の遅延が見られる。

本製品にペンタブレットと同様の応答性を求めるのは酷だが、それでも本格的にイラストを描くためのタブレットとして購入するのはオススメしない。

あくまで、メモ帳的な感覚でタッチペンを使用すると良いだろう。

PCと同じくらい快適なタイピング

ケースに付属するキーボードのタイピングは快適で、一般的なPCとほぼ同等の速度でタイピングすることが可能だ

実際に私も本記事を『VANKYO P31』のキーボードを使って執筆しており、初めはキーの大きさの違いに戸惑ったものの、慣れてしまえば普段のPCと同様の速度で打つことが出来ている。

仕事用の資料やレポート作成など、本格的な文字作業用途にも十分に向いていると言える。

なお、本製品購入時にはキーボード設定が英語配列向けとなっているため、初自動後に自身で言語設定を変更する必要がある。注意してほしい。

ゲーミング性能

そして最後に、ゲームアプリプレイ時のパフォーマンスについても確認してみた。

PUBGの場合

まずは人気バトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。

グラフィック設定では『標準』までを選ぶことが出来た。

▼実際に試合に参加してみる。

実際に試合に参加してみたが、概ねスムーズに動作することが出来ていた。

ただし、プレイヤーが密集する場所などにおいては、若干のカクつきが見られた。

エンジョイ勢として普通にプレイする分には問題ないパフォーマンスだ。

一方で、ランキング上位を目指すガチ勢プレイヤーにとっては、満足できるパフォーマンスとは言えないだろう

マインクラフトPEの場合

続いて人気ゲーム『マインクラフトPE』の場合。

実際にワールドを作成して冒険してみたが、コチラの場合も基本的にはスムーズにプレイできた。

一方で、大きなバイオームを読み込む場合や、木々の密集するジャングルバイオームなどにおいては、頻繁にフレームレート低下・カクつきが発生していた。

この場合も、普通に遊ぶ分には問題は無いが、アスレチックステージなど、正確な操作を求められる場合においては少々キツいかもしれない。

『VANKYO P31』のまとめ

今回紹介した『VANKYO P31』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • キーボード付きケースとタッチペンが付属するお得なセット
  • リーズナブルな価格
  • コンパクトかつ軽量なデザイン
  • ブラウジングや動画視聴など、一般的な用途に関しては快適
  • PCと同様にスムーズなタイピングが可能な日本語配列キーボード
  • フルHD解像度の美しい映像が楽しめる

悪かった点

  • サウンド出力方向に偏りが感じられる
  • 重めのゲームアプリではカクつきが発生する
  • タッチペン入力時に多少の遅延が発生する

以上の通り、PCとタブレット両方の特徴を併せ持った、お得な2-in-1タブレットとなっている。

特にキーボードが日本語配列に対応しているため、普段のPCと同様の感覚でタイピングできる点は大きい。

ウェブサイトの閲覧や動画視聴に関しても、概ね快適に動作した。

一方で、ゲームプレイ時にはフレームレート低下が顕著に発生したため、重めのゲームを遊ぶ用途には向かないだろう

ちょっとした空き時間にタブレットで動画を観たり、外出先でもバリバリ文字入力作業を行いたい方には、是非オススメしたい2-in-1タブレットだ。

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