2025年5月20日(火)、数々のスマート家電を手掛けるSwitchBot(スイッチボット)は、同ブランドの最新照明器具として『SwitchBot フロアライト』を発売した。
通常販売価格は8,480円(税込)となっている。
狭いコーナーや隙間にもすっきり収まるスリムなフォルムのバーライトであり、縦置き・横置きのいずれも可能。寝室のムード照明としても、空間の間接照明としても利用できる。
3つのチップに1つのダイオードが含まれた「RGB・昼光色(CW)・電球色(WW)」LEDライトを採用し、最大1200lmの明るさで、やさしい白からカラフルな光まで、自然な発光で空間を美しく照らすことが可能。付属リモコンによる遠隔操作が可能なほか、SwitchBotスマホアプリから点灯パターンを変更したり、他のSwitchBotデバイスとの連携設定を行うこともできる。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきます。

| ブランド | SwitchBot (スイッチボット) |
| 商品名 | SwitchBot フロアライト |
| 電球タイプ | LED |
| LED数量 | 144LEDライト/m:48 x 5050RGB, 48 x 2835 (≤2700K), 48 x 2836 (≤6500K) |
| 光色 | RGB CW+WW(調節可能な冷白色+暖白色) |
| 設置方法 | 組み立て式 |
| 定格入力電圧 | 100~240V、 AC50/60Hz |
| 定格出力 | 12V/1.5A |
| 製品寿命 | 25000時間 |
| コード長さ | コントローラー:1m アダプター:1.5m |
| 通信方式 | 2.4GHzWiFi+Bluetooth Low Energy 、IEEE802.11以降 |
| Bluetooth範囲 | オープンエリアで100m |
| 赤外線範囲 | 6メートル |
| 長さ | 1.35m |
| 台座直径 | 20cm |
| 台座厚さ | 1.6cm |
| スタンド高さ(横置き用) | 約7.4cm |
| 製品重量 | 約1266g |
※参照元:SwitchBot公式サイト
今回紹介する『SwitchBot フロアライト』は、スリムなフォルムのバーライトだ。縦置き・横置きのいずれも可能であり、寝室のムード照明としても、空間の間接照明としても利用できる。
▼ベッドサイドの入眠用照明として利用したり、夕食時のロマンチックな空間を演出するなど、幅広いシーンで利用可能。
SwitchBotフロアライトは、3つのチップに1つのダイオードが含まれた「RGB・昼光色(CW)・電球色(WW)」LEDライトを採用。最大1200lmの明るさに対応しており、やさしい白からカラフルな光まで、多彩な光色で空間を美しく照らし出してくれる。
1600万色のカラーバリエーションと1%単位の調光で、色温度は2700~6500Kを無段階で調節可能。
点灯パターンも豊富に用意。特に音に合わせて光が躍り出す「ミュージックモード」は、パーティを盛り上げてくれるユニークな機能だ。
付属リモコンによる遠隔操作が可能なほか、公式のSwitchBotアプリを利用して、スマホからの点灯カスタマイズを行うこともできる。また、Alexa等のスマートスピーカーと連携することで、音声による操作もサポートする。
▼様々な操作方法に対応。
▼アレクサ、Googleアシスタント、Siriショートカットなどを活用した音声操作をサポート。
Matterにも対応。Apple・Google・Amazon・Samsungなど、異なるブランドのプラットフォーム上で連携でき、セキュアで使いやすいスマートホームを実現できる。
そして、2025年5月にリリースされた「SwitchBot ハブ3」および人感センサーと連携することで、ヒトの動きを感知すると自動的に点灯させることも可能に。夜間の足元灯としても機能するほか、防犯灯としても役立つだろう。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ベース
- ネジ×8本
- キャップ用ネジ×2本
- ドライバー
- 横置きスタンド×2
- スタンドキャップ
- ライトバーA×1
- ライトバーB×3
- 縦置きスタンド
- シリコンライト
- 電源アダプター&ケーブル(コントローラー付き)
- リモコン
▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応。組み立て手順が図付きで解説されており、誰でも簡単に組み立てることができる。
▼電源アダプタ&ケーブル。ケーブルにはリモコンが一体化している。
▼ライトバーを縦置きするためのベース部分。直径:20cm、厚さ:1.6cm。
▼底部は擦っても床面を傷つけない素材で設計されている。
▼ライトバーA×1、ライトバーB×3。ライトバーを真っすぐ固定するために使用する。
▼横置きスタンド×2。ライトバーを横置きして使用したい場合に用いる。
▼組み立てに用いるネジ&ビス類が付属。ドライバーも同梱されており、別途自前で用意する必要がない点は嬉しい。
▼赤外線式の専用リモコンが付属。半径6メートルの範囲で、ライトバーを遠隔操作できる。
▼開封時点で電池はすでに内蔵されており、すぐにでも使用可能。
シリコンライト本体
▼シリコンライト本体。3つのチップに1つのダイオードが含まれた「RGB・昼光色(CW)・電球色(WW)」LEDライトを採用。
シリコン製のライトには可とう性があり、柔軟に折れ曲がる。割れたりする心配はない。
▼ライトバーに沿ってシッカリ固定できるように、溝が設けられている。
▼先端からは電源供給用の端子が伸びている。
『SwitchBot フロアライト』の組み立て手順
『SwitchBot フロアライト』の組み立て方法はいたって簡単だ。
ただ、縦置きと横置きの場合で組み立て方法が若干異なる。今回のレビュー時には縦置きで利用した際の様子を紹介する。
まず最初に、ベース部分を組み立てる。
次に、ライトバーA×1、ライトバーB×3をベース中央部に接続していく。
ライトバー同士の接合部に、付属のドライバーを使用してネジ留めしていく。
なお、付属するネジには長・短の2種類があるが、ライトバーの組み立てには短い方を使用するので注意したい。
▼ライトバーを組み立てた様子。
そして、組み立てたライトバー正面の溝に沿って、シリコンライトを収めていく。
▼電源端子が下に来るように装着する。
そして最後に、スタンドキャップでシリコンライト先端の露出部を隠す。
以上でフロアライトの組み立ては完了だ。
どの部品も軽く、組み立ての際に強い力を入れる必要もないため、一人で難なく組み立てることができた。
▼完成したフロアライト
あとは、下部から伸びている端子に電源アダプタ&ケーブルを接続し、コンセントに挿すことでライトを利用できる。
フロアライトの高さは、ベース部分を含めて約1.43m。一般的な成人女性よりもやや低い程度だ。
実際の使用感・点灯性能の確認
本製品は3つのチップに1つのダイオードが含まれた「RGB・昼光色(CW)・電球色(WW)」LEDライトを採用。最大1200lmの明るさに対応しており、やさしい白からカラフルな光まで、多彩な光色で空間を美しく照らし出してくれる。
実際に最大の明るさで点灯させてみたところ、9畳ほどの部屋全体を照らし出すほどの明るさはないものの、読書時の手元灯や、夜間に目覚めてトイレなどへ向かう際の足元灯としては、十分すぎるほどの輝度があると感じた。
また、最大輝度に設定しても、目に刺さるような刺激的な光ではなく、周囲をやわらかく包み込むように照らしてくれる。そのため、発光部が露出しているにもかかわらず、長時間点灯していても不快感がない。就寝前の読書や、リラックスタイムの間接照明として非常に適していると言える。
▼スクリーンのそばに設置しても、映像の視認性が損なわれることはない。
そして付属の赤外線リモコンからは、明るさや色温度、RGBカラーの調整などを直感的に行うことが可能。シーンに応じて細かく調整できるため、寝室のムード照明としてだけでなく、作業灯やパーティ照明など、さまざまな用途に活用できる汎用性の高さも魅力のひとつだ。
▼非常に多彩な点灯色を楽しめる
いずれの点灯色も発色が非常に美しく、色味がはっきりとしているため、カラーを変えるだけで部屋全体の雰囲気をがらりと変えることができる。
▼点灯中、内蔵されているLEDのドットもまったく目立たない。
無段階の明るさ&色温度調整(2700~6500K)も可能であり、単なる照明としてだけでなく、空間演出の一部としても機能してくれるだろう。
▼ただ、リモコンのデザインには若干の安っぽさが感じられるため、個人的にはもう少し改善してほしいと思った。
そして、ライト本体にはシリコン素材のカバーが使用されており、手で触れるとムニムニとした柔らかい質感が伝わってくる。
▼柔らかいシリコン素材のため、衝撃による破損の心配は皆無。
▼ライトバーの全長に対して、ベース部分は軽く小面積で設計されているため、15度ほど傾けると倒れてしまう点には注意したい。
また、シリコンライト自体が高い熱を持つことはなく、長時間の連続稼働後に発光部を触れても、熱さはほとんど感じられなかった。
▼発光中に触れたり、握りしめても問題なし。
万が一ライトバーに物をぶつけたり、倒してしまっても破損の心配が少なく、発光部が高熱を放つこともないため、ペットや小さな子どもがいる家庭でも安心して使える点は嬉しい。
様々な点灯パターンが用意
本製品には固定光だけでなく、点滅やグラデーションなど様々な点灯パターンが用意されている。
以下、各パターンの実際の点灯の様子を紹介していく。
▼固定光
▼ストロボ
▼フラッシュ
▼フェード
▼スムーズ
上動画を観ても分かる通り、各々がしっかりと差別化されているため、好みに応じて照明の演出を自在に楽しめる。ゆっくりと色が移り変わるパターンや、リズミカルに点滅するモードなど、シーンや気分に応じて選択できるのが嬉しい。
点灯色が自動的に切り替わるパターンでは、動で色を変える必要がなく、見ているだけで自然とさまざまなカラーを楽しめるため、リラックスタイムの演出やBGMに合わせた雰囲気づくりにも最適だ。
単色点灯では得られない、ダイナミックで多彩な光の演出が楽しめる点は、一般的なフロアライトにはない大きな魅力だと言える
音楽に合わせて点滅する「ミュージックモード」
また、本製品には音に合わせて光が躍り出す「ミュージックモード」が用意されている。パーティを盛り上げてくれるユニークな機能だ。
▼ミュージックモード点灯の様子
上動画のように、音に合わせてライトが点滅し、点灯色も変化するため、音楽視聴時の雰囲気をより一層盛り上げてくれた。
特に低音域のズンズンと響くようなサウンドに反応しやすく、重低音を含む楽曲では、光と音がしっかり連動して空間に一体感が生まれる。一方で、高音や細かいリズムに対しては反応がやや鈍く、点滅が楽曲のテンポに完全にシンクロするようなリズミカルさはあまり感じられなかった。
ただし、リモコンに内蔵されたマイクの位置に注意すれば、十分にテンポに合った点灯を楽しむことができた。音源に近づけるなど工夫をすれば、より楽曲と連動した演出が可能だ。
▼ケーブル一体型リモコンのマイク穴を塞がないように注意しよう。できるだけ音源の方に向けると、精度が向上する。
ビートに合わせて光を楽しむというよりは、音楽とともに空間全体のムードを演出したい場合に最適な機能と言える。パーティやリラックスタイムの演出として活用すれば、音楽体験に没入感を与えてくれるだろう。
ちなみにミュージックモードの感度は、後述する公式アプリ上から調整することが可能だ。
SwitchBotアプリ連携でより多彩な機能を利用可能
スマホのSwitchBotアプリと連携することで、より多彩な機能を利用できるようになる。
▼SwitchBotアプリ(iOS・Android対応)
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スマホからSwitchBotアプリを起動すると、「デバイスの追加」から「RGBWWフロアライト」を選択できる。
なお、本製品をアプリ経由で利用するためには、2.4GHzのWi-Fiに接続する必要がある。5GHzなどは非対応なので注意したい。
画面の指示に従って接続を完了させると、トップ画面にフロアライトが追加され、アプリ経由での操作が可能となる。
アプリ連携の手順はいたって簡単なため、この手のデバイスの扱いになれていない方でも、問題なく初期設定を完了できるだろう。
▼操作トップ画面。付属リモコンと同様に、フロアライトの明るさや点灯色・パターンなどを遠隔操作できる。
各点灯パターンの詳細な調整が可能
アプリ上では、各点灯パターンにおける明るさや点灯色などを、付属リモコン以上に細かく調整できる。
▼明るさや色温度の無段階調整が可能。
▼様々なシーンに応じた点灯パターンが用意。
▼前述したように、ミュージックモード利用時の感度を調整することも可能。
1600万色のカラーバリエーションと1%単位の調光で、自分好みの発光色を実現できる。
点灯スケジュールの設定が可能
アプリ上では点灯スケジュールを設置することもできる。
▼決められた時間に、決められた頻度で点灯させることが可能。
室内灯の自動化を実現できるほか、防犯灯としての役割も果たしてくれるだろう。
サードパーティーサービスとの連携で音声操作が可能
そしてサードパーティーサービスと連携することで、音声操作も可能となる。
実際にAlexaと連携させて試してみたところ、「アレクサ、フロアライトをつけて」などのコマンドでスムーズに点灯・消灯を行うことができた。明るさの変更も音声で操作できるため、手がふさがっているときや就寝前などでも非常に便利に使える。
▼声でフロアライトを操作している様子
ただし、点灯色を声で変更することはできなかった。
そして本製品はMatterにも対応している。Apple・Google・Amazon・Samsungなど、異なるブランドのプラットフォーム上で連携でき、セキュアで使いやすいスマートホームを実現できる点は、将来的な有用性も高いと言える。
人感センサーによる自動点灯もサポート
2025年5月にリリースされた「SwitchBot ハブ3」および人感センサーと連携することで、ヒトの動きを感知すると自動的に点灯させることも可能になる。
▼SwitchBot ハブ3
夜間の足元灯としても機能するほか、防犯灯としても役立つだろう。
▼「SwitchBot ハブ3」のレビュー記事はコチラ
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まとめ:『SwitchBot フロアライト』の良かった点・悪かった点
今回紹介した『SwitchBot フロアライト』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スリムかつスタイリッシュなデザイン
- 縦置き・横置きのいずれにも対応
- 組み立てが簡単で、工具不要(同梱ドライバー付き)
- 発色が自然で綺麗
- 最大1200lmの明るさで、読書や足元灯としては十分な照度
- 点灯色のカラーバリエーションが非常に豊富(1600万色、色温度2700~6500K調整可能)
- 空間演出に役立つミュージックモード
- 柔らかいシリコン素材の発光部で、衝撃や発熱の心配がなく安全性が高い
- SwitchBotアプリからさらに細かな設定が可能
- Alexa・Google・Siriなどの音声アシスタントによる操作に対応
- Matter対応
- SwitchBot ハブ3+人感センサーと連携すれば、自動点灯にも対応
悪かった点
- リモコンのデザインがややチープに感じられる
- ベースが小さくて軽いため、15度ほど傾けると倒れやすい
以上の通り、スリムなデザインと美しい発色、豊富な点灯パターン、そしてスマートホーム連携を高いレベルで実現した、完成度の高いフロアライトとなっている。
RGB・昼光色・電球色を自在に使い分けられるLEDライトに加え、豊富な点灯パターンとミュージックモードにより、シーンや気分に応じた演出が可能。読書や作業のための手元灯としてはもちろん、リラックスタイムやパーティー、ナイトライトや防犯灯まで、幅広く柔軟に活用できる点が嬉しい。
付属リモコンによる手軽なコントロールから、SwitchBotアプリによる細かな設定、AlexaやGoogleアシスタントといった音声アシスタントとの連携まで、ユーザーの使い方に応じた柔軟な扱い方が可能。さらに、Matter対応や人感センサーとの連携によって、スマートホームの中核として組み込むこともできるだろう。
そして何より、シリコン製の発光部は柔らかく、発熱も抑えられており、小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使用可能。組み立ても簡単で、初めてこうしたデバイスを使う方でもすぐに使い始められるのも嬉しいポイントだ。
照明としての性能、スマート機能、デザイン性、安全性、どれを取っても高水準であり、コストパフォーマンスも良好。
空間の雰囲気を自由自在に調整したい方や、スマートホーム化に向けて雰囲気のある照明を探している方には、ぜひおすすめしたい一台だ。
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