稼働中のSwitchBot 温湿度管理パネル
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SwitchBot 温湿度管理パネル 実機レビュー!壁貼り付けで簡単スマートホーム化、家電自動化を実現

2025-10-04

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

数々のスマート家電を手掛けるSwitchBot(スイッチボット)から、最新スマートホームデバイスの『SwitchBot 温湿度管理パネル』が登場しました。通常販売価格は税込6,980円。

ハブと組み合わせて使うことでエアコンや家電の操作をより直感的にするスマートパネルです。従来のリモコンでは難しかった「状態の見える化」と「シーン操作」を可能にし、家族全員が迷わず快適に使えるのが大きな特徴です。

例えば、「帰宅時に玄関のパネルにワンタッチすることで、エアコン・照明・カーテンが自動で起動し、快適な部屋が迎えてくれる」といった環境を実現出来ます。

こんな方におすすめ!

  • 家電のリモコンやスマホ操作が面倒に感じる方
  • 家族みんなで快適にスマートデバイスを使いたい方
  • 本格的にスマートホーム化を進めたい方

SwitchBot 温湿度管理パネルを操作している女性

※本製品は「SwitchBotハブ製品」と組み合わせて使う必要があります。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。

『SwitchBot 温湿度管理パネル』のスペック・仕様表

SwitchBot 温湿度管理パネル

項目 内容
製品名 SwitchBot 温湿度管理パネル
価格 6,980円(税込)
本体寸法 84 × 84 × 21 mm
梱包サイズ / 重量 105.6 × 105 × 39.1 mm / 180 g
本体重量 125 g(電池含む)
素材 / 色 ABS+PC(UV耐性) / ホワイト
電源 単4電池 × 4(各 1.5V / 1,300mAh)
バッテリー持続時間 約1年(標準使用時)※残量20%で本体・アプリ通知(ハブ接続が必要)
動作温度 / 湿度 -20~65℃ / 相対湿度 0~99%RH
接続方式 / 通信距離 Bluetooth Low Energy / 最大約120 m(見通し)
必須要件 SwitchBotハブ製品と組み合わせて使用(赤外線家電操作・Matter接続はハブ経由)
エアコン制御 各パネルで制御できるエアコンは1台のみ(状態表示・オン/オフ・温度・風量・モード)
センサー 温度 / 湿度 / 照度 / 人感(近接でLEDバックライト自動点灯)
設置方法 壁掛け(付属ブラケット・粘着テープ対応)/配線不要
データ記録 温湿度を日・週・月・年単位でグラフ化(アプリ)
認証 CE / FCC / RoHS / TELEC / NCC / 航空・海上輸送識別・分類レポート
同梱物 本体、取扱説明書、単4電池×4(内蔵)、取付けブラケット、サポートカード

※参照元:SwitchBot公式サイト(温湿度パネル 商品ページ)

『SwitchBot 温湿度管理パネル』のパッケージ内容

▼外箱の様子

SwitchBot 温湿度管理パネルの外箱

▼内容物をすべて取り出した様子

SwitchBot 温湿度管理パネルのパッケージ付属品一式

内容物一覧

  • SwitchBot 温湿度管理パネル本体
  • ユーザーマニュアル
  • 単4電池×4(内蔵)
  • 取付けブラケット
  • サポートカード

日本語完全対応のユーザーマニュアルのほか、壁面設置用のブラケット(両面テープ付き)が付属しています。

▼取付けブラケットは強力な両面テープで貼り付ける仕組み。工事不要で賃貸住宅でも問題なく設置できます。

取付けブラケットを手に持っている(表側)

取付けブラケットを手に持っている(裏側)

『SwitchBot 温湿度管理パネル』本体の外観

SwitchBot 温湿度管理パネル本体のサイズは84×84×21mmと小型。

正面にはディスプレイとセンサー、2つの物理ボタンが用意されたシンプルなデザインです。

SwitchBot 温湿度管理パネルの外観(正面アングル)

本体重量は実測で約125gとほぼ公称値通り。非常に軽量で壁取付に適しています。

SwitchBot 温湿度管理パネルの重量を計量している様子

片手に収まるほどのサイズ感。壁面に設置しても邪魔に感じにくいです。

SwitchBot 温湿度管理パネルを手に持っている

SwitchBot 温湿度管理パネルを指で掴んでいる(側面アングル)

右側面にはスピーカー穴が用意。

SwitchBot 温湿度管理パネルの上部のスピーカー穴

裏面にはブラケット取付用の穴、電池投入部が用意。

SwitchBot 温湿度管理パネルの外観(背面アングル)

個人的には、「SwitchBot CO2センサー 温湿度計」のように、卓上設置できるスタンドが欲しかったです。

購入時点ですでに単4乾電池×4本が入っており、絶縁テープを取り除くことで使用を開始できます。

SwitchBot 温湿度管理パネルの背面に単四乾電池が入っている様子

SwitchBot 温湿度管理パネルのディスプレイが表示されている様子

このように、本体デザインはいたってシンプルです。

無駄な装飾やボタン類が一切無いため、壁面に設置しても部屋の雰囲気を損ねることはありません。

『SwitchBot 温湿度管理パネル』を壁面に設置

『SwitchBot 温湿度管理パネル』を壁面に設置する手順はいたって簡単です。

まず、付属の取付けブラケット裏面の両面テープを剥がし、パネルを設置したい壁面に貼り付けます。

取付けブラケットを手に持っている

そして、SwitchBot 温湿度管理パネルの背面の穴を、ブラケット上部の突起に嵌めるかたちで取り付ければ、設置は完了です。

SwitchBot 温湿度管理パネルを手に持っている

壁面に取り付けたSwitchBot 温湿度管理パネル

これだけの手順で設置が完了しました。

壁への穴あけや配線工事は一切不要なので、誰でも簡単に取り付けることができます。ブラケットの両面テープの強度は強いので、自重で勝手に落ちてしまうことはありません。

ただし、粘着力が強力過ぎるあまり、剥がすときに壁紙や塗料まで一緒に剥がれてしまう可能性があります。特に賃貸物件に住んでいる場合は注意した方が良いでしょう。

▼壁面に埋め込まれているほかの器具類と一緒に並べても、違和感がありません。

壁面に設置されたSwitchBot 温湿度管理パネル

「SwitchBotハブ製品」の事前準備が必要

なお、本製品の使用にあたり、「SwitchBotハブ製品」を事前に設置しておく必要があります。

▼SwitchBot ハブ3

設置されたSwitchBot ハブ3

SwitchBot 温湿度管理パネルの設定を開始する前に、事前にハブの設置~設定までを完了させておきましょう。

▼『SwitchBot ハブ3』のレビュー記事はコチラ

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SwitchBotアプリと連携

設置が完了したら、SwitchBotアプリとの連携を行います。

▼公式無料アプリ(iOS・Android対応)

SwitchBot

SwitchBot
開発元:wonderlabs, Incorporated
無料
posted withアプリーチ

「デバイスの追加」から「温湿度管理パネル」を選択できます。

温湿度管理パネルのデバイス追加画面

追加が完了すると、アプリ上でおもに以下の機能を利用できます。

アプリ上で利用できる機能

  • リアルタイムの温度・湿度を確認
  • 制御するエアコンを設定(パネルごとに1台まで)
  • パネルの物理ボタンに、制御するSwitchBot製品を設定
  • 人感/照度センサーに連動するデバイス動作(シーン)の設定

▼温湿度管理パネルの設定画面

温湿度管理パネルの設定画面

機能①:制御するエアコンを設定

SwitchBot 温湿度管理パネルには、直接制御したいエアコンを1台まで設定できます。

実際に筆者のリビングに設置されているエアコンを設定してみました(リモコンはハブ3に登録済み)。

天井に設置されているエアコン

エアコンをハブ製品に登録しておけば、パネルの設定画面よりワンタップでエアコンを登録できます。

エアコンの登録画面

登録完了後、パネルのディスプレイ下部にエアコン情報が表示されるようになり、点灯するタッチパネルから電源オン/オフ、温度調節、運転モード切替、風量調節といった操作を行えるようになります。

▼上段に現在の温度・湿度情報・快適度、下段にはエアコンの運転情報が表示。

上段に現在の温度・湿度情報が、下段にエアコンの運転情報が表示されている

パネルを触れるだけでエアコンを操作でき、リアルタイムの温度・湿度も把握可能。いちいちエアコンのリモコンを探したり、スマホを取り出す手間が省けます。

▼パネル上でエアコンを操作する様子

機能②:パネルのボタンに、制御するSwitchBot製品 / シーンを設定

パネルのディスプレイ横に備わっている2つの物理ボタンには、制御したいSwitchBot製品、もしくはシーンを設定できます。

SwitchBot 温湿度管理パネルのボタンを押している様子

▼ONボタン / OFFボタンにそれぞれ異なる機能を割り当て可能。

ボタン機能の設定画面

使用頻度の高いSwitchBot機器の割り当てておくことで、ワンタッチで即座に起動できるようになります。個人的には「ロック Ultra」などを割り当てておけば、来客時にスムーズに解錠できて便利だと感じました。

デバイスの選択画面

また、ハブ製品で複数家電を組み合わせた「シーン」を作成しておけば、パネルのボタンに割り当てることができます。

たとえばエアコン・照明・サーキュレーターをまとめてONにする「帰宅シーン」を登録しておけば、ワンタッチで理想的な部屋の状態を完成することも可能です。

シーン管理画面

機能③:人感照度センサーに連動するデバイス /シーンの設定

SwitchBot 温湿度管理パネルには人感照度センサーが内蔵されており、人の動き、もしくは部屋の明るさに連動してデバイス/シーンを起動することができます。

センサー動作設定画面

人感センサーでは動体検出/未検出時、照度センサーでは明るくなる/暗くなるのパターンで起動タイミングを設定可能。

センサー設定画面

「人感=在宅・不在の判定」「照度=昼夜の判定」として活用することで、エアコン・照明・カーテン・家電の動作をシーンにまとめられます。上手に設定すれば、宅内の家電をほぼ全自動化できる、非常に便利な機能です。

▼人感センサー動作の様子(動体検出⇒照明点灯)

なお、人感センサーの感知距離、および照度センサーの検知感度はアプリ上で調節できます。

人感センサーの感知距離設定画面

『SwitchBot 温湿度管理パネル』を実際に使った感想

実際にSwitchBot 温湿度管理パネルを自宅リビングの壁面に設置して、1週間ほど使ってみました。

自宅リビングの壁面に設置されたSwitchBot 温湿度管理パネル

パネルの反応はキビキビしており、ワンタップでエアコンのオン/オフや温度変更がすぐ反映されます。アプリを開く手間がないので「その場でサッと操作」できるのは想像以上にラクです。

SwitchBot 温湿度管理パネルを操作している女性

室温・湿度・快適度を同じ画面で確認できるため、体感とのズレを判断しやすく、無駄な上下調整が減りました。結果として、冷やし過ぎ・暖め過ぎの抑制にもつながっていると感じます。

人感照度センサー連動は実用性が高く、帰宅時の自動オン、不在時の自動オフが自然に働きます。

▼動体検出 ⇒ 正面点灯 の簡単なシーン設定だけでも、自宅のどの照明にも簡単に自動点灯機能を付与できます。

センサー動作を設定した画面

個人的には、夜間の廊下やリビングでは「暗い+人を検知」で最小限の照明だけ点けるシーン設定が便利なのでオススメです。

乾電池で約1年間駆動、定期的な充電は不要

バッテリー(単4乾電池×4)の持ちが非常に長い(公称で約1年間駆動する)点はかなり実用的です。残量が20%を切るとパネル本体とアプリの両方で通知してくれるため、「いつの間にか電池切れで使えない」という心配は不要。

配線工事や定期的な充電も不要で、壁面に貼り付けたまま気軽に使い続けられるのは大きなメリットだと感じました。

アプリの設定項目が充実

さらに設定項目の充実ぶりもGOOD

アプリの設定画面からは「アラート設定」「人感センサー」「快適度」「NFC」「サードパーティーサービス」など多彩な項目にアクセスでき、細かいカスタマイズが可能です。

SwitchBot 温湿度管理パネルの設定画面

たとえばアラート設定では、温度・湿度の閾値を超えたときや露点温度・VPD(蒸気圧差)などの高度な条件でも通知を受け取れます。これにより、ペットや植物の管理にも活用できると感じました。

アラート設定画面

また、人感センサーの動作履歴をアプリから確認できるため、防犯的な観点でも役立ちます

▼家族の帰宅を確認したり、不審者の出入りがないかどうかチェックする用途でも活躍するでしょう。

人感センサーの動作履歴

さらに、Amazon AlexaやGoogle Assistant、Siri、IFTTT、Matterといった主要スマートホームサービスとの連携にも対応しており、既存のスマート家電システムに自然に組み込めます。

外部連携サービス一覧

このように、単なるエアコン操作パネルにとどまらず、「通知・履歴・外部連携」まで幅広く網羅している点は非常に便利です。スマートホーム環境を本格的に構築したい人にとって魅力的な製品だと感じました。

『SwitchBot 温湿度管理パネル』の良かった点・悪かった点

SwitchBot 温湿度管理パネル

『SwitchBot 温湿度管理パネル』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な筐体設計
  • シンプルで部屋に溶け込みやすいデザイン
  • パネル操作が直感的で反応も速い
  • 人感/照度センサー連動で、帰宅時オン・不在時オフなどの自動化が実用的
  • 室温・湿度・快適度を同時表示
  • 物理ボタンにデバイス/シーンを割り当ててワンタッチ実行できる
  • 設定項目が充実
  • Alexa/Google/Siri/IFTTT/Matter等との連携に対応
  • 配線不要・両面テープで簡単設置(賃貸物件でも利用可)
  • 単4電池×4で約1年駆動

悪かった点

  • ハブ前提の設計(赤外線家電操作やMatter連携はハブ必須)
  • 1パネルで制御できるエアコンは1台のみ
  • 付属の両面テープが強力で、剥がす際に壁紙を傷める可能性がある
  • 卓上用スタンドが付属しておらず、設置方法が壁貼り付けのみ

よくある質問(FAQ)

読者さん
Qハブは必須?

Aはい。赤外線家電の操作やMatter/Alexa/Google/Siri/IFTTTとの連携はハブ経由で動作します
TikGadget

読者さん
QSwitchBot以外の家電も操作できる?

Aはい、可能です。SwitchBotハブと組み合わせれば、赤外線リモコン対応の家電(エアコン・テレビ・照明など)をまとめて操作できます。また、Matterにも対応しているため、対応する他社スマート家電とも連携できます。
TikGadget

読者さん
Qセンサーの精度や反応はどう?

A人感センサーは人の動きに反応して照明や家電を自動でオン/オフでき、照度センサーは部屋の明るさを基準に動作を切り替えられます。感知距離や感度はアプリで細かく調整できるため、誤検知を減らし、環境に合わせて最適な設定が可能です。
TikGadget

総評:幅広い機能を一台に集約した「スマートホームの司令塔」的なデバイス

稼働中のSwitchBot 温湿度管理パネル

『SwitchBot 温湿度管理パネル』は、単なる温湿度計にとどまらず、エアコン操作・センサー連動・シーン呼び出し・外部サービス連携までを一台に集約した「スマートホームの司令塔」的なデバイスです。

壁面に設置すれば、パネルに触れるだけでエアコンや照明を即操作できる快適さに加え、リアルタイムで温湿度を確認できるので、体感と環境を見比べながら効率的に家電を稼働させることができます。

人感照度センサーを組み合わせれば、不在時の自動オフや夜間の自動点灯なども簡単に実現可能。結果として、家電操作の手間削減・省エネ・快適性アップにつながります

また、単4電池で約1年間持続し、配線工事や充電が不要な点は大きなメリット。賃貸物件でも問題なく利用できる点は嬉しいです。

さらに、アプリ上の設定項目はかなり充実しており、通知条件やセンサー感度の調整、外部サービスとの連携など、ユーザーの環境に合わせた細やかなカスタマイズも可能です。

一方で、利用にはSwitchBotハブ製品が必須であること、設置は壁掛け前提で卓上スタンドが付属しないことなど、多少の制約はあります。

しかし、それらを踏まえても、本格的にスマートホーム化を進めたい人には非常にオススメ度の高い製品だと感じました。

「手間なく快適な環境を作りたい」「家族みんなが直感的に使えるスマートパネルが欲しい」という方に特におすすめです。

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