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『ELECAENTA ポータブル電源 S600W』レビュー | バッテリー交換に対応した便利な家庭用蓄電池

2021-09-24

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

  • 地震や台風などの災害による停電対策として、蓄電池を用意しておきたい
  • 実用的なバッテリー容量を備えたモデルが良い
  • 価格もリーズナブルだと嬉しい

上記のような考えで、ポータブル電源(家庭用蓄電池)を探している方も多いのではないだろうか。

昨今の日本では甚大な被害をもたらす台風や地震などの災害が多発しており、ヒトによっては非難を余儀なくされる場面に出くわした方もいるだろう。

しかし新型コロナウイルスが蔓延するコロナ禍では、ヒトの密集しがちな避難所への非難は可能な限り避けたいのが本音だ。

災害に伴う停電が発生した場合でも自宅で快適に過ごすためには、蓄電池などを用意しておくとかなり心強い。

そこで今回は、災害時からキャンプなどのアウトドアな場面まで役立つオススメの家庭用蓄電池ELECAENTA ポータブル電源 S600Wについて紹介したいと思う。

バッテリー交換も可能な利便性の高いポータブル電源

今回紹介する『ELECAENTA ポータブル電源 S600W』は、実用的なバッテリー容量を備えたうえで、バッテリー自体を交換することの出来る利便性の高い家庭用蓄電池だ。

▼200000mAh/740Wh大容量バッテリー搭載

ブランド ELECAENTA
型名 ‎S600W
バッテリー寿命 約1,000回
バッテリータイプ 高質リチウムイオン電池
容量 200000mAh, 740Wh(3.7V)
出力電圧 110 ボルト (AC)
充電目安時間 約3時間
本体サイズ 29cm×16cm×19.8cm
本体重量 約7.5kg

本製品は200000mAh/740Whの大容量バッテリーを搭載しており、満充電の状態であれば、ノートパソコン(50w)が約12回、ニンテンドースイッチを(16W)が約37回、車載冷蔵庫(10W)が約6時間、車載炊飯器(50W)が約12時間、ドローン(68W)を約9回分は満充電できる電気容量を誇っている。

▼非常用電源からキャンプなどのアウトドアアクティビティ用電源まで、幅広い用途に活用可能。

AC/DCポートやUSBポートなど、幅広い機器に対応できるポート類を搭載したインターフェースを備えており、急速充電にも対応しているため、どのような電気機器に対しても素早く充電(給電)を行うことが可能だ。

▼2WAY急速充電にも対応。

またポータブル電源自体に対しても、自宅コンセントのほかにカーチャージャーやソーラーパネルから充電を行うことが可能となっている。停電時の非常用電源としてはうってつけの設計であると言える。

▼多種多様な充電方法に対応。

そして本製品は、内蔵バッテリーの交換が可能であるという特徴がある。これにより、ポータブル電源と一緒に充電済みのバッテリーを複数持ち歩くことで、定格以上の電気容量を確保することが可能だ。

▼4ステップでバッテリーをラクラク交換可能。

また高い安全性も備えており、PSEの他にも過電流保護機能も搭載。安心して利用することが可能だ。

以上の通り、非常用電源からアウトドアアクティビティ用のポータブル電源まで、幅広い用途に活用できる便利なモデルとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子。

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • ポータブル電源本体
  • 説明書(日本語対応)
  • ACアダプタ&ケーブル
  • シガーソケット充電器

▼説明書は日本語にも対応しているため、扱い方に困ることは無いだろう。

▼ポータブル電源本体の外観

ポータブル電源本体はスタイリッシュでコンパクトなデザインとなっており、場所をとらない。

本体重量は約7.5キログラムと軽く、上部の取っ手を掴んで片手で十分に持ち運べるサイズ感だ。

▼左側面の様子。内部の熱を排熱するための排気口が開いている。下部はバッテリーの取り外しポートが用意(後述)。

▼右側面の様子。ディスプレイとポート類一式が用意されている。

▼ディスプレイにはバッテリー残量などの情報が表示される。液晶パネルで見やすい。

▼底面の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されている。

デザイン自体はコンパクトかつ軽量で、持ち運びには適している。

ただし、他製品と比べるとLEDライトが非搭載である点は少々残念だ。

搭載ポート

本体右側面には、主要ポートがすべて用意されている。

【搭載ポート】

  • XT60出力 ×1
  • カーシガーソケット出力 ×1
  • DC出力 ×2
  • USB出力 ×4(QC3.0, PD100W)
  • AC出力 ×2
  • DC入力 ×1

急速充電に対応したUSB3.0ポートを3つも備えているため、スマートフォンやタブレット端末に対してスピーディに給電を行うことが可能だ。

また、多数ポートを同時使用した並行充電も行える設計となっている。ワイヤレス給電に対応していない点は残念だが、十分に実用性の高いインターフェース構成であると言える。

▼シガーソケットポートから電気を取り出すことも出来る。

バッテリー交換が可能な設計

上述した通り、本製品はバッテリーを交換できる設計となっている。

▼交換用バッテリーは別売りされている。

▼交換用バッテリー

▼バッテリー外観。

▼バッテリー本体には充電用ポートが用意されているため、バッテリー単体を充電しておくことが可能となっている。

▼バッテリー本体に取っ手が付いているため、持ち運びにも便利だ。

バッテリー交換の手順はいたってシンプル。

▼まずポータブル電源本体底面のネジを緩める。

▼そして側面の取っ手を持ち、バッテリーを引き出す。

▼あとは交換用バッテリーを代わりに挿入して、ネジを締め直すことで交換が完了する。

このように、予備のバッテリーを持ち運ぶことで長時間のポータブル電源使用が可能となる

非常用電源としては実に優秀な設計であると言えるだろう。

外部への出力機能

ポータブル電源を用いて、外部機器へ出力(給電)する方法について紹介していく。

AC(コンセント)出力の場合

外部出力の方法はいたって簡単だ。

まずAC(コンセント)出力の場合、ACボタンを押したうえで、デバイスとケーブルで接続するだけだ。

これだけで、デバイスへの給電が開始される。

▼給電状況などはポータブル電源のモニター上で確認できる。

AC出力でノートPCの充電を試した場合は、1時間半ほどで満充電を行うことが出来た。

その際、ポータブル電源本体の電気は15%しか使用しなかったため、電気を満タンに溜めておけば、ノートPCを6~7回ほどは満充電できるだろう。

USB出力の場合

USB出力の場合も、AC充電と同様にUSBボタンを押した状態でケーブル接続を行うだけだ。

これだけで、デバイスへの給電が開始される。

▼複数ポートを同時に使用して充電を行うことも当然可能だ。

なお、Androidタブレットで試した場合、15~20分ほどで50%分の充電が可能だった。

通常の家庭用コンセントに引けをとらないくらいの充電速度であり、十分実用的であると言える。

多数ポートを同時使用した場合でも充電速度に変化は見られなかったため、安定した同時充電を行うことも可能である。

ポータブル電源への充電

続いてポータブル電源自体への充電方法について紹介していく。

AC(コンセント)充電の場合

最も一般的な充電方法として、ACケーブルを使用して自宅コンセントから充電する方法が挙げられるだろう。

▼自宅の100Vコンセントであれば、3~4時間ほどで満充電を完了することが出来る。

▼充電状況はディスプレイからリアルタイムに確認可能。

アウトドアな場面にポータブル電源を持参するときなど、電気を充電する余裕のある場合は、この方法でポータブル電源を充電すると良いだろう。

ソーラーパネル充電

そして本製品はソーラーパネルを用いた充電も可能だ。

▼今回は同ブランドの120Wソーラーパネルを使用して充電を行ってみた。

▼持ち運びにも適したポータブルソーラーパネル。

快晴時、自宅ベランダにソーラーパネルを設置した。

パネルに太陽光が当たっていれば、DC入力ポートにケーブルを接続した途端に充電が開始される。

▼太陽光発電の出力状況はモニター上に表示される。

【充電テストを行った条件】

  • 夏(9月中旬)
  • 快晴
  • 気温28℃
  • 午前11時~ 

上記の条件下で太陽光充電を行ってみたところ、2時間ほどで30%分の電気を溜めることが出来ていた。

今回のテスト時のような恵まれた天候であれば、6時間ほどで満充電が可能だろう。

災害による停電時でも、『ポータブル電源』と『ソーラーパネル』の2つのアイテムを所有していれば、電子機器の充電残量を心配する必要も軽減されるだろう。日々を安心して過ごすためには、まさに必要不可欠なアイテムであると言える。

『ELECAENTA ポータブル電源 S600W』のまとめ

今回紹介した『ELECAENTA ポータブル電源 S600W』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ持ち運びに適したデザイン
  • 幅広い機器に対応できるポート類を搭載
  • 実用的な電気容量
  • バッテリーの交換が可能
  • 安定した充電(給電)が可能

悪かった点

  • LEDライトを非搭載
  • 交換用バッテリーが高い(約4万円前後)

上記の通り、充実したインターフェース、実用的なバッテリー容量、そして安定した給電性能を兼ね備えた、非常用電源としてはうってつけのポータブル電源となっている。

200000mAh/740Whの大容量バッテリーを搭載しているうえに、バッテリー自体の交換が可能であるため、バッテリーを多数台持参すればかなり長時間のあいだポータブル電源を使用し続けることが可能だろう。

ただし、交換用バッテリー自体がかなり高額(4万円前後)である点がやや難点だ。予備バッテリーがもう少し手ごろな価格であれば、より多くの方が求めやすいポータブル電源となるだろう。

また、個人的にはLEDライトが非搭載である点が気になった。LEDライトを備えていれば停電時の非常灯としても役立つため、他のモデルに対してこの点では劣っていると言える。

それでも、バッテリー交換が可能なタイプはかなり珍しい。実用性の高いポータブル電源を求めているのであれば、本製品は間違いなく選択肢の1つに入れて良いだろう。

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