2025年6月26日(木)、中国のXiaomi(シャオミ)社は、同ブランドの最新タブレット『REDMI K80 Ultra』を中国国内向けに発表しました!
6月26日より既に販売が開始されており、公式サイト等にて注文できます。
中国国内向けの価格は以下の通り。
| 構成(RAM/ROM) | 価格 |
| 12GB/256GB | 2,599元 (約52,000円) |
| 16GB/256GB | 2,999元 (約60,000円) |
| 12GB/512GB | 2,799元 (約56,000円) |
| 16GB/512GB | 3,299元 (約66,000円) |
| 16GB/1TB | 3,799元 (約76,000円) |
※価格は1元 = 20.17円換算(2025.6.28時点)
2024年11月にリリースされた「REDMI K80」の上位互換モデルです。
CPU(SoC)に「Mediatek Dimensity 9400+」を採用しており、比較的リーズナブルな価格に対して、ウルトラハイエンド級の非常に優れたパフォーマンスを発揮するモデルとなっています。
7,410mAhの超大容量バッテリーと、100W有線急速充電を組み合わせることで、最大2.26日の連続使用が可能。さらに「パススルー充電Plus」機能により、ゲーム中でも発熱を抑え、バッテリー劣化を軽減しながら充電可能です。
今回、本製品(16GB+256GB)を自前で購入したので、実際に使用した感想を基にレビューしていきます!
| 項目 | REDMI K80 Ultra |
| カラー | グレー系、ホワイト系、ブルー系、グリーン系 |
| OS | Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース) |
| ディスプレイ | 6.83インチ OLED |
| 解像度 | 1280×2772 |
| リフレッシュレート | 最高144Hz |
| ピーク輝度 | 3,200nits |
| CPU (SoC) | Mediatek Dimensity 9400+ オクタコアプロセッサー |
| GPU | Immortalis-G925 |
| RAM | 12GB / 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 |
| カメラ | フロント:20MP リア:50MP(f/1.9)メイン+8MP超広角 |
| スピーカー | ステレオスピーカー内蔵(Dolby Atmos対応) |
| バッテリー | 7,410mAh (100W有線急速充電サポート) |
| 搭載ポート | USB Type-C |
| 通信規格 | Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4, 4G/5G, NFC |
| 対応バンド | 5G:n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n26 / n28 / n66 / n38 / n40 / n41 / n48 / n77 / n78 4G:FDD-LTE :B1 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B26 / B28A / B28B / B66 TDD-LTE :B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 / B48 3G:WCDMA:B1 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19 2G:GSM:B3 / B5 / B8 |
| 位置測位 | GPS (L1+L5), BDS (B1I+B1C+B2a+B2b), GALILEO (E1+E5a+E5b), QZSS (L1+L5), NavIC, GLONASS |
| SIMカード | デュアルnanoSIMサポート |
| マイクロSDカード | 非対応 |
| 防水防塵規格 | IP68 |
| 本体サイズ | 163.1×77.9×8.2mm |
| 本体重量 | 公称値:219g 実測値:約223g |
『REDMI K80 Ultra』の特徴
『REDMI K80 Ultra』にはグレー系、ホワイト系、ブルー系、グリーン系の4つのカラーバリエーションが用意されています。
筐体サイズは163.1×77.9×8.2mm、重量は219gです。
フラッグシップ級のガラスファイバーバックパネルに、金属フレームとCorning Gorilla Glass 7iを採用した筐体は、軽さ・強度・質感のすべてを両立。IP68防水防塵にも対応し、アウトドアアクティビティなどの過酷な環境でも安心して使えます。
OSは最新のXiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)を搭載。
6.83インチOLEDディスプレイを搭載。1280×2772解像度と最高144Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめます。ピーク輝度は3,200nitにも達し、明るい日中の屋外でもディスプレイの見やすさが保たれます。
CPU(SoC)には「Mediatek Dimensity 9400+ オクタコアプロセッサー」を採用。12GB / 16GB LPDDR5X RAMを搭載し、一般的なスマホ用途はもちろん、軽めのゲーミング利用にも対応できる性能を備えています。
冷却機構に関しては、6500mm²の巨大ベイパーチャンバーと3Dダブルループ設計の冷却ポンプを採用。SoCの熱を効率よく分散することで、前世代機より最大3℃低温に抑える性能を実現し、長時間の高負荷利用時でも、発熱によるパフォーマンスへの影響を防ぎます。
ストレージは256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
顔認証に加えて超音波式の画面内指紋認証にも対応しており、利便性は抜群だ。
NFCに対応するほか、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、4G/5Gなどの高速通信規格の数々にも対応。デュアルnanoSIMカードの挿入もサポートしています。
前面に20Mフロントカメラを搭載。背面には50MP(f/1.9)メイン+8MP超広角の2眼構成リアカメラを搭載。優れた写真撮影性能を実現しています。
7,410mAhの超大容量バッテリーと、100W有線急速充電を組み合わせることで、最大2.26日の連続使用が可能。さらに「パススルー充電Plus」機能により、ゲーム中でも発熱を抑え、バッテリー劣化を軽減しながら充電可能です。
「REDMI K80」と「REDMI K80 Ultra」の比較
2024年11月に発売された下位モデル「REDMI K80」と、今回発売される「REDMI K80 Ultra」とのスペック比較表は、以下の通りです。
| 項目 | Redmi K80 | Redmi K80 Ultra |
|---|---|---|
| カラー | ブラック系、ホワイト系、ブルー系、グリーン系 | グレー系、ホワイト系、ブルー系、グリーン系 |
| OS | Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース) | Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース) |
| ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED | 6.83インチ OLED |
| 解像度 | 3200×1440(WQHD+) | 1280×2772 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大144Hz |
| ピーク輝度 | 3,200nit | 3,200nit |
| CPU(SoC) | Snapdragon 8 Gen 3 | Mediatek Dimensity 9400+ |
| RAM | 12GB / 16GB LPDDR5x | 12GB / 16GB LPDDR5x |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0 | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 |
| スピーカー | ステレオスピーカー(Snapdragon Sound) | ステレオスピーカー |
| カメラ | 前面:20MP / 背面:50MP(f/1.6)+8MP | 前面:20MP / 背面:50MP(f/1.9)+8MP |
| バッテリー | 6,550mAh(90W急速充電) | 7,410mAh(100W急速充電) |
| 認証機能 | 顔認証、画面内指紋認証 | 顔認証、画面内指紋認証 |
| 搭載ポート | USB Type-C | USB Type-C |
| 防水防塵 | IP68 | IP68 |
| 通信規格 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、NFC、4G/5G | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、NFC、4G/5G |
| 対応バンド | 5G n1〜n78等 / 4G B1〜B48等 | 5G n1〜n78等 / 4G B1〜B48等 |
| 位置測位 | GPS (L1+L5), GLONASS (G1), BDS, GALILEO, QZSS, NavIC | GPS (L1+L5), GLONASS, BDS, GALILEO, QZSS, NavIC |
| SIMカード | デュアルSIMサポート | デュアルnanoSIMサポート |
| マイクロSDカード | 非対応 | 非対応 |
| 本体サイズ | 160.26×74.95×8.12mm | 163.1×77.9×8.2mm |
| 本体重量 | 約206g | 219g |
上表の通り、「REDMI K80 Ultra」の方が純粋に性能が強化された上位版と言えます。
『REDMI K80 Ultra』の外箱&付属品一式
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
REDMI K80 Ultra本体
- スマホケース
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- SIMカードピン
▼スマホ本体の外観。6.83インチの大きめなディスプレイを搭載したスタイリッシュな外観。
▼正面には20MPフロントカメラが内蔵。
▼背面には50MP(f/1.9)メイン+8MP超広角の2眼構成カメラを搭載。
▼本体重量は実測で約223g。
▼本体サイズは163.1×77.9×8.2mm。やや大きめですが、持ち運びには十分に適したサイズ感と重量です。
▼今回のレビュー時にはホワイト色を使用しています。
フラッグシップ級のガラスファイバーバックパネルに、金属フレームとCorning Gorilla Glass 7iを採用した筐体は、軽さ・強度・質感のすべてを両立。IP68防水防塵にも対応し、アウトドアアクティビティなどの過酷な環境でも安心して使えます。
▼高級感と耐久性を併せ持ったデザイン。満足度の高い所有感があります。
▼厚みは8.2mm。ポケット等に入れて持ち運んでも支障になりません。
続いて、インターフェースについて見ていきます。
▼本体右側面。電源ボタンと音量調節ボタンが搭載。
▼左側面の様子。
▼上部の様子。スピーカー穴が用意。
▼下部にはカードスロット、Type-Cポート、スピーカーが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、デュアルSIMカードの挿入が可能。マイクロSDカードの挿入には対応していないので注意してください。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルなデザインとなっています。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応しています。
▼超音波式の指紋認証のため、非常にスピーディに識別されます。
▼超音波式の画面内指紋認証に対応しており、非常にスムーズな認証・ロック解除が可能。利便性は抜群です!
いずれの認証精度も優れており、複数の認証方法を選択できる点は嬉しいですね。
スマホケースが付属
本製品にはパッケージにスマホケースが付属する。
特にケースにこだわらないのであれば、そのままメインケースとしても十分使い続けられる品質だ。
▼スマホケースを装着した様子
▼四隅のエッジ部分が微妙にディスプレイより前に出ており、スマホを落としてしまった場合でも画面を守ることができます。
『REDMI K80 Ultra』のAnTuTuベンチマークテスト結果
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約276万点のスコアを記録することが出来た。
旧モデルの「REDMI K80」が約208万点だったのに対し、約70万点もスコアが向上しています。
仕事や動画視聴はもちろん、ゲーミング用のスマホを探している方にも幅広くオススメできるウルトラハイエンドモデルです!この価格帯でこれだけのスコアを記録したのは素直に驚きですね。
1280×2772解像度・144Hzの美しく滑らかな描画
本機のディスプレイは1280×2772解像度、最高144Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能です。
▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができます。
高解像度出力のおかげで、ウェブサイト閲覧時も細かい文字まで明瞭に表示され見やすいです。また、高リフレッシュレートによるページスクロールもなめらかで心地良いです。
▼AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめました。
映像コンテンツ視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、間違いなく満足できるでしょう!
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、屋内では最高623nit、直射日光の当たる屋外では最高1,412nitの明るさを得られました(明るさ自動調整オン時)。
▼明るさ最大(自動明るさ調整:オン)にした状態で、真っ白なページの中央を測定。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
| 明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
|---|---|
| 0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
| 150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
| 300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
| 500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
| 700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
| 1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
| 1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
| 2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
| 3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
本製品のディスプレイは、日中の屋外でも十分に見やすい輝度を備えています。
あらゆる作業を快適にこなせる性能
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証しました。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することができました。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示されます。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能でした。
▼最高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することができます。
▼発色も良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能です。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことができました!
ちなみに、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめます。
サウンド品質は良好
本機のスピーカーについて、音質を確認してみました。
▼音質確認の様子
本製品にはステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)が内蔵されており、音質は想像以上に良かったです。
低音こそほとんど響かないものの、中~高音域に関しては非常にクリアなサウンドを楽しむことができました。音楽視聴だけでなく、アニメ・映画視聴やゲーミングの際にも満足度の高い視聴体験が可能です。
そしてスピーカー穴が上下に用意されているので、音に多少の立体感も生まれています。
スマホ内蔵スピーカーとしては、かなり高品質なスピーカーとなっています!
▼なお、設定から「Dolby Atmos」と「Xiaomi Sound」で切り替えることが可能。
▼サウンドエフェクトの切り替えも可能。視聴するコンテンツに応じて音質をカスタマイズできます。
高品質フロントカメラ&リアカメラ
本機に搭載されているカメラの性能について確認してみました。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
20MPフロントカメラに関して、画質は非常に良好です。
全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことができていました。発色も自然で肉眼で見た場合に近く、激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもありませんでした。
自撮りだけでなく、ウェブ会議やオンライン授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質です。
▼(参考)フロントカメラで撮影した動画
続いてリアカメラについて。
▼リア(背面)カメラで撮影した写真。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(広角)
▼屋外撮影(5倍)
▼屋外撮影(10倍)
▼屋外撮影(20倍)
このように、50MP(f/1.9)メイン+8MP超広角の2眼構成リアカメラを搭載していることもあって、近景から遠景にいたるまで非常に鮮明で美しい写真を撮影できました!
望遠撮影に関しては、20倍ズーム時でも遠くの被写体の輪郭を鮮明に捉えることができていました。接写時にも、肉眼ではほとんど見えないようなサボテンの細かな毛を一本一本映し出すことができます。
▼(参考)リアカメラで撮影した動画
フロントカメラ・リアカメラのいずれにおいても、実に鮮明で自然な発色の写真撮影が可能でした。過剰な色演出ではなく、リアルに近いトーンで撮影できるカメラとなっています。
日常のスナップ撮影から映像記録まで、幅広い用途で活躍できるでしょう!
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認しました。
なお、ゲームプレイ時には本機のゲーム最適化機能より「Smart frame rate」をオンにした状態でパフォーマンスを検証しています。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することができました!
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じません。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることはありませんでした。
▼フレームレートは常時144fps前後安定でプレイできていました。
▼マインクラフトプレイの様子
(「Backbone One 第2世代」を使用)
クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能でした。
多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作でゲームを楽しめるでしょう!
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できました。
▼フレーム設定はウルトラを選択可能。
実際に何度か試合に参加してみましたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはまったく生じず、終始快適なゲームプレイが可能でした。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画されます。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどありません。
▼滑らかなゲームプレイが可能。高解像度ディスプレイによる鮮明な描画のおかげで、遠方も索敵しやすいです。
▼現時点で最高設定の『ウルトラHDR』の場合でも、フレームレートは常時60fps前後安定でプレイできていました。
▼PUBGプレイの様子
この通り、『PUBG』に関しても十分に満足度の高いゲームプレイが可能でした。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』ですが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能です。
▼画質設定はデフォルト状態で "High(高)" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "Highest(最高)" まで上げるとデバイス負荷も高まりますが、依然としてスムーズな動作が可能でした。
▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィック&高リフレッシュレートで原神を遊べます。
▼激しく動いた場合でもカクつきや操作遅延を感じることはほとんどありませんでした。
そして、"最高" 画質設定の状態でも、144fps前後安定のスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができました。
▼原神プレイの様子(最高画質)
(「Backbone One 第2世代」を使用)
このように、『原神』クラスの激重ゲームでも144Hz高リフレッシュレートでこれだけ快適に遊べるのであれば、ほとんどのゲームアプリがスムーズに動作するでしょう!
ゲーミングスマホとしての本格的な運用にも十分に適しています。
ゲームターボ機能が用意
『REDMI K80 Ultra』には、Xiaomiの従来モデルと同様に "ゲームターボ(Game Turbo)" 機能が用意されており、スマホ処理をゲーム向けに最適化することができます。今回のパフォーマンス確認時には、この機能を活用してパフォーマンスを最適化したうえで、ゲームをプレイしました。
▼ゲームアプリをプレイ中に、画面左端をスワイプすることで、ゲームターボのメニュー画面を呼び出すことが可能。
ゲームターボ画面では、パフォーマンスの切り替えから、画面録画、着信OFF、ボイスチェンジャーなど、ゲーミングに関する様々な便利機能を利用できます。また、パフォーマンスモードをオンにすることで、バッテリー消耗スピードが速くなりますが、そのぶん処理能力が飛躍的に向上。ヘビーなゲームアプリでも高fpsを保ったまま遊べます。
本気でゲーミングを楽しみたい方にとっても、役立つ機能が豊富に搭載されたスマホとなっています。
▼ただし、高負荷の連続使用時にはスマホ背面が熱を持つので、発熱対策は用意しておいた方が良いでしょう。
100W高速有線充電に対応
本製品は7,410mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際にウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なスマホ用途で使用してみたところ、約18時間のあいだ、充電なしでバッテリーが持続しました。バッテリーの持続力としては十分に実用的なレベルだと言えます。
▼稼働モードを「バッテリーセーバー」もしくは「ウルトラバッテリーセーバー」に変更すれば、さらに長持ちさせることが可能。
外出先に持参しても、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつだろう。
そして100W有線急速充電をサポートしており、わずかな充電時間であっという間にバッテリーを回復できる点も嬉しいですね!
ただ、個人的にはワイヤレス充電にも対応してほしかったです。
まとめ:『REDMI K80 Ultra』の良かった点・悪かった点
今回紹介した『REDMI K80 Ultra』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 高級感ある筐体デザイン
- AnTuTuスコア約276万点の超高性能
- 性能に対してリーズナブルな価格
- 6.83インチOLED×144Hz×3200nitsの美麗ディスプレイ
- 7,410mAhの大容量バッテリー
- 100W急速充電対応
- 高性能カメラ構成(50MP+8MP+20MP)
- 144Hzリフレッシュレートゲーミングに対応
悪かった点
- 解像度が前機種「REDMI K80」からやや落ちている
- ワイヤレス充電非対応
- 背面が高負荷時に熱くなる
以上の通り『REDMI K80 Ultra』は、5万円台〜という手を出しやすい価格帯でありながら、AnTuTuスコア276万点を叩き出す驚異的なパフォーマンスと、洗練されたデザイン、高精細ディスプレイ、大容量バッテリー、急速充電対応など、まさに全部入りともいえる完成度を誇る1台となっています。
ゲーミングスマホとしての資質も非常に高く、『原神』のような重めのゲームアプリでも144Hz高リフレッシュレートのスムーズな描画を楽しめる点は大きな魅力です。ただ、高負荷連続使用時には背面が多少の熱を帯びるため、本格的なゲーミング利用時には冷却対策を用意しておくことをオススメします。
SDカード非対応やワイヤレス充電非搭載といった弱点もあるものの、それを補って余りあるスペックの高さを実現しています。この価格でここまでの完成度を実現したXiaomiの技術力には脱帽です。
ゲームも映像視聴も妥協したくない人にとって、まさに「コスパモンスター」と呼ぶにふさわしいモデルです。高性能スマホをコスパ重視で探している方には、間違いなくオススメできます!
ぜひ日本でもリリースしてほしいです。
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