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iPhoneに貼り付くSSDハブ?ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション 8-in-1を実機レビュー

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ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションをiPhone裏面に装着して使用している様子

中国・深圳(シンセン)を拠点とするPC周辺機器メーカーのORICO(オリコ)は、M.2 2230 NVMe SSDケースと8-in-1 USB-Cハブが一体化した『ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション』を販売しています。

iPhoneなどMagSafe対応スマホの背面に磁力で固定でき、ストレージ拡張とポート拡張を同時にこなせる便利なアクセサリーです。

HDMI 4K出力、最大10Gbps高速転送、SD/TFカードリーダー、オーディオ端子、さらにPD100W給電まで搭載。コンパクトな筐体に全部入りの構成で、撮影用途から外出先でのデータ管理まで幅広くカバーします。

こんな方におすすめ!

  • iPhoneで高画質動画を撮影し、外付けSSDへ直接保存したい方
  • USBハブとSSDケースを一体化したモバイル拡張ドックを探している方
  • 持ち運びやすい多機能ハブを使いたい方

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションをスマホ背面に付けて使用している様子

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。

『ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション』のスペック・仕様表

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション

項目 内容
製品名 ORICO マグネット式 M.2 ドッキングステーション 8-IN-1 USB-C ハブ(MG7)
ブランド ORICO
メーカー SHENZHEN ORICO TECHNOLOGIES CO., LTD
カラー シルバー / オレンジ / ブルー
サイズ 6.4×6.4×1.2cm
重量 公称値:約53g
実測値:約54g
接続方式 USB-C(フル機能USB-C端末推奨)
USB規格 USB 3.2 Gen 2(最大10Gbps)
M.2対応 M.2 NVMe 2230(SSD別売) / 最大2TB
推奨フォーマット exFAT(スマホで使用する場合、事前にPCでexFATフォーマット推奨)
ポート構成(合計) 8ポート
USBポート USB-C / USB-A(最大10Gbps)×(計4ポート)
HDMI HDMI 4K@60Hz ×1
カードリーダー SD / TF(microSD)カードリーダー(3.0)
オーディオ 3.5mm AUX ×1
PD充電 USB-C PD(最大100W)
マグネット MagSafe対応(付属マグネットリングで非MagSafe端末も固定可)
対応デバイス iPhone 17/16/15 Pro / Pro Max、MacBook Pro/Air、iPad Pro、Androidスマホ、ノートPCなど(フル機能USB-C機器)

※参照元:PRTimes(【新発売】ORICO マグネット式 M.2 ドッキングステーション 8-IN-1「MG7」登場)

『ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション』のパッケージ内容

▼外箱の様子

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションの外箱

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションのパッケージ付属品

内容物一覧

  • M.2 磁気ドッキングステーション
  • ユーザーマニュアル
  • 磁気リング
  • サーマルシリコン×2
  • USB-C to Cケーブル(13cm)
  • ドライバー
  • ネジ

充実のパッケージ内容で、購入後すぐに本格利用を開始できます。

磁気リングも付属しており、MagSafe非対応スマホでもドッキングステーションを背面に固定して持ち運べるようになります。

ドッキングステーション本体

ドッキングステーション本体のサイズは6.4×6.4×1.2 cmと非常にコンパクト。ズボンのポケットにも入るサイズ感で携行性に優れています。

角が丸みを帯びたシンプルなフォルム。サラサラした手触りで、指紋や皮脂汚れも目立ちづらいです。

マグネット式M.2ドッキングステーションを指で摘まんでいる(正面アングル)

マグネット式M.2ドッキングステーションを指で摘まんでいる(裏面アングル)

厚みは1.2cmと薄く、スマホ背面に取り付けても邪魔に感じません。

マグネット式M.2ドッキングステーションの厚みの確認

本体重量は実測で約54g。スマホへの取り付け前後で、体感的な重さはほとんど変わらないように感じられました。

マグネット式M.2ドッキングステーションを計量している

インターフェースについて見ていきます。

下部にはUSB-C(PC IN)USB-C(PD 100W)が用意。PD 100W 給電対応ポートを利用することで、ノートPCやスマホを充電しつつ、ドッキングステーションを使用できます。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションの下部インターフェース

右側面にはUSB-A(10Gbps)USB-C(10Gbps)が用意。いずれも最大10Gbps対応なので、スピーディなデータ転送が可能です。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションの右側面インターフェース

上部にはSD/TFカードスロットが用意。カメラで撮影した写真・動画の取り込みがワンステップで完了します。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションの上部インターフェース

左側面には3.5mmオーディオジャックHDMI(4K@60Hz)が用意。3.5mmオーディオ端子は動画/録音作業時の外部マイク接続にも対応。HDMIポートは、Macや最新ノートPCでのディスプレイ拡張で使えます。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションの左側面インターフェース

このように、コンパクトな筐体に充実のポート類が備わった8-in-1設計となっています。

ただ単に多いだけではなく、使いどころに応じた配置と種類がしっかり考えられており、ユーザー目線の設計が随所に感じられました。

M.2 2230 NVMe SSDスロットが用意

本機は内部にM.2 2230 NVMe SSDスロットを備えており、M.2 2230タイプのNVMe SSDを装着することでストレージ容量を拡張できます。

拡張スロットにアクセスするには、まず付属ドライバーで側面のネジを外します。

付属ドライバーで側面のネジを外している様子

続いて、カバーを外します。

ドッキングステーションのフタを外す様子

ただし、カバーが結構しっかりと固定されており、初めは素手で外そうとしましたが無理でした。

おすすめの方法は、MagSafe対応スマホの背面に固定して上部カバーを外すやり方です。磁力で簡単に外れるので、爪を痛める心配はありません。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションをスマホ背面に装着した状態

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションのカバーを外した様子

内部基板の中央にSSDスロットが設けられています。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションの内部基板
ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションのSSDスロット

付属のサーマルシリコンとネジを使って、SSDを安全に固定できます。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションの内部基板とネジとサーマルシリコン

SSDを増設すれば、スマホやPCの容量不足を気にせず、高速かつ直接データを保存できるようになります。

特にスマホを使って高解像度動画を撮影する機会の多い方は、保存容量に余裕が生まれるほか、転送待ちの時間が短縮され、作業効率を大きく高められるでしょう。

スマホに装着して自然に携行

ドッキングステーションをスマホに装着してみました。

ドッキングステーションをスマホに装着した様子(正面アングル)

磁石の吸着力は強く、力を入れないと外せないほどしっかり固定されます。使用中にスマホから落ちてしまうリスクは低く、安心して携行できました。

ドッキングステーションをスマホに装着した様子(正面アングル)

そして付属のUSBケーブルでスマホと繋ぐことで、ドッキングステーションのインジケータが点灯し、使用可能状態となります。

USBケーブルでマグネット式M.2ドッキングステーションとスマホをつないだ状態

分厚いスマホケースの上から装着しても、安定して固定されていました。

▼8-in-1 アクセサリーを貼り付けているとは思えないほど、スマートに持ち運べます。

スマホケースの上からマグネット式M.2ドッキングステーションを装着している状態(背面アングル)

約54gの軽さのおかげで、装着前後で体感的なスマホの重さはほとんど変わりません。着けたまま撮影しても負担はそこまで感じませんでした。

▼少し厚めのバッテリーパックを付けた程度の感覚。

スマホケースの上からマグネット式M.2ドッキングステーションを装着している状態(側面アングル)

外部ストレージを携行できるメリットが非常に大きい

本機を実際に使ってみて強く感じたのは、外部ストレージをそのまま携行できるメリットの大きさです。

本機はコンパクトな筐体に大容量SSDを内蔵できるため、特に動画撮影や高解像度写真を多く扱う場合、スマホ本体のストレージ残量を気にしながら運用するストレスがなくなります。

撮影データをその場で外部SSDへ保存できるため、容量を空けるためにデータ整理したり、クラウドへ転送する手間が減りました。空き容量に対する心理的余裕が生まれるだけで、実際、使い勝手がかなり変わります。

▼SD/TFカードをスロットに挿入しても、外部ストレージとしてスマホ側で正常に認識されていました。

マグネット式M.2ドッキングステーションにTFカードを挿入した様子

ストレージ状態

また、PDポートを使えば、スマホを充電しながらドッキングステーションを同時に利用できるため、長時間の撮影やデータ転送でもバッテリー残量を気にせず作業を続けられる点も安心です。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションのPDポートに給電している様子

バッテリー不足による接続切断や書き込み中断のリスクも抑えられます。

さらに便利なのは、SSDにデータを保存後、本機をそのままPCに接続すれば、すぐに編集やバックアップに移ることができる点です。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションをノートPCに接続した様子

スマホ→クラウド→PCといった段階的な転送が不要になり、データ移動の時間と手間をまとめて削減できるメリットはかなり大きいと感じました。

このように、大容量の外部ストレージをコンパクトに持ち運べるだけでなく、その後のワークフロー全体の効率化にもつながる、非常に便利な製品だと思います。

ただし、長時間スマホと接続して使用していると、ドッキングステーション本体がやや熱を帯びてきます。

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション に手を当てて発熱を確認している様子

発熱によるパフォーマンス低下は体感できるほどではありませんでしたが、常時接続で使い続けるよりも、必要なときだけ接続する運用のほうが安心だと感じました。

『ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション』の良かった点・悪かった点

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション

『ORICO マグネット式M.2ドッキングステーション』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。

良かった点

  • 小型・軽量で携行性が高い
  • MagSafeスマホの背面に固定して携行可能
  • ポート構成が充実
  • NVMe SSDの拡張をサポート
  • PDポート対応で充電しながら使用できる
  • スマホから外部ストレージへ直接保存可能
  • HDMIポート搭載で、ディスプレイ拡張にも使える

悪かった点

  • 長時間使用すると本体がやや発熱する
  • SSDの取り付けカバーが固く、最初は開けにくい

よくある質問(FAQ)

読者さん
QどのSSDでも使える?

Aいいえ。本製品は M.2 2230サイズのNVMe(PCIe)SSDのみ対応です。2242や2280などの長いサイズや、SATAタイプのM.2 SSDは使用できません。スマホで使う場合は、事前にexFAT形式でフォーマットしておく必要があります。
TikGadget編集部

読者さん
QiPhoneから外部SSDへ直接保存できる?

AUSB-C搭載のiPhone(15以降のPro/Pro Maxなど)であれば、外部ストレージとして認識され、写真や動画の直接保存が可能です。高ビットレート動画の外部保存にも対応しますが、SSDの消費電力が高い場合はPDポートからの給電が必要です。
TikGadget編集部

読者さん
Q充電しながら同時に使える?

Aはい。PD対応USB-Cポート(最大100W)を備えているため、スマホやノートPCを充電しながらドッキングステーションを同時使用できます。長時間の撮影やデータ転送でも、バッテリー切れや電力不足による切断を防げます。
TikGadget編集部

総評:スマホの使い勝手を一段引き上げてくれる製品

ORICO マグネット式M.2ドッキングステーションをiPhone裏面に装着して使用している様子

本機は、スマホの使い勝手を一段引き上げてくれる製品だと感じました。

外部SSDを内蔵したままスマホに装着して運用できるため、インフルエンサーやクリエイターなど、スマホで高解像度動画を大量に撮影する方にとって、まさに救世主のような存在ではないでしょうか。

撮影後はそのままPCに繋げば、編集やバックアップにすぐ移れる流れがとてもスムーズでした。MagSafeマグネットの固定力も強くて安定感があり、持ち運び時の不安はほとんど感じません。

もちろん、長時間使用時の発熱や、2230 NVMe限定といった制約、SSDを別途用意する必要があるなど、注意点もあります。

それらを踏まえても、スマホで動画撮影や大容量データを扱う人、外出先でも効率よくデータ管理したい人にとっては、これ一台で作業ルーチンが変わるほど実用的なドッキングステーションだと言えます。

◎おすすめできる人

  • スマホで高画質動画や大量の写真を撮影する人
  • コンパクトなストレージ拡張ドックを持ち歩きたい人
  • 出先でもデータ転送・バックアップ・モニター出力までまとめて行いたい人

▲おすすめできない人

  • 大容量データを扱わず、ストレージ拡張の必要がほとんどない人
  • NVMe SSDを別途用意するのが手間・コストに感じる人
  • 長時間の連続接続や据え置き用途を前提に使いたい人

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この記事を書いた人

レイ

著者:

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。TikGadgetの管理・運営者。理工学修士。元大手デベロッパー勤務。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットを実機レビューしています。スペック比較やベンチマーク、使用感まで含めて、電子機器や家電を分かりやすく丁寧に紹介します。