デスク上に設置されたGEEKOM GT13 Pro 2025エディション
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PC・モニター ガジェットレビュー

GEEKOM GT13 Pro 2025エディション 実機レビュー!Core i9搭載ミニPC、静音・高性能で仕事もゲームも快適

2025-10-11

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

数多くのPC関連商品を手掛けるメーカーのGEEKOM(台湾)は、高性能ミニPC『GEEKOM GT13 Pro 2025 Edition』を販売しています。通常販売価格は税込84,900円。

第13世代Intel Core i9-13900HK(最大5.4GHz)」を搭載し、ビジネスからクリエイティブ作業、中負荷程度のゲーミングまで、幅広い用途で妥協のないパフォーマンスを発揮するハイエンドミニPCです。

2024年にリリースされた人気モデル「2024年版」の仕様を、2025年向けに引き上げた上位互換モデルでもあります。

手のひらサイズのコンパクトさに対して、最大128GBメモリ、6TBまで拡張可能なPCIe Gen4x4 SSDを搭載。動画編集や大容量データ処理も圧倒的スピードでこなせる一台となっています。

こんな方におすすめ!

  • 5年先でも現役クラスで使える高性能ミニPCを求める方
  • 仕事・クリエイティブ・ゲームを1台でこなしたい方
  • 静音性とデザイン性を重視する方

デスク上でケーブルに繋がれたGEEKOM GT13 Pro 2025エディション

今回、メーカーより本製品(32GB+1TBモデル)を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューします。

▼ショート動画を投稿しました!使用感はコチラでも確認いただけます。

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』のセール・割引情報

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『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』のスペック・仕様表

GEEKOM GT13 Pro 2025エディション

ブランド GEEKOM
型名 GT13 Pro 2025 Edition
OS Windows 11 Pro (64bit)
CPU Intel 第13世代 i9-13900HK
RAM 32GB デュアルチャネルDDR4 260PIN 3200MHz SODIMM、最大128GB
ストレージ 1 × SSD(PCIe Gen 4×4)
1 x M.2 Key-M スロット(PCIe x4 Gen 4 NVMe SSD用)
1 x M.2 Key-B スロット(SATA用)
最大6TB
対応通信規格 Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2, 有線LAN(RJ45)
グラフィック Iris Xe グラフィックス
インターフェース 1 x 背面 USB 3.2 Gen 2 Type-A
1 x 背面 USB 2.0 Type-A
1 x 前面 USB 3.2 Gen 2 Type-A
1 x 前面 USB 3.2 Gen 2 Type-A
2 x USB 4 Gen 3 Type-C
1 x 前面 3.5mm ステレオヘッドセットジャック
1 x RJ45(背面パネル)
2 x HDMI 2.0(背面パネル)
1 x DC入力(背面パネル)
1 x 電源ボタン
1 x SDカードスロット
本体サイズ 112.2×112.2×38mm
本体重量 実測値:約434g

※参照元:GEEKOM公式サイト(GT13 Pro 2025エディション 製品ページ)

▼実機のバージョン情報

GEEKOM GT13 Pro 2025エディション実機のバージョン情報

なお、コマンドプロンプトで「slmgr -dli」を実行したところ、正規ライセンスのWindows 11 Pro(OEM版)を搭載していることを確認しました。起動後すぐにライセンス認証済みの状態で利用できます。

Windows 11 Pro(OEM版)である表示

2024年版と2025年版の違い

2024年版と2025年版の違いはCPUです。

項目 2024年版(GEEKOM GT13 Pro) 2025年版(GT13 Pro 2025 Edition)
CPU Intel Core i7-13620H / Core i9-13900H Intel Core i9-13900HK(最大5.4GHz)

2024年版の「Core i7-13620H/i9-13900H」構成から、2025年版ではより高クロックなCore i9-13900HK(最大5.4GHz)へと刷新され、処理性能と電力効率が向上しています。

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』のパッケージ内容

▼外箱の様子

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』の外箱

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』の箱を開けた状態

▼内容物をすべて取り出した様子

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』のパッケージ付属品一式

内容物一覧

  • GEEKOM GT13 Pro 2025エディション本体
  • 電源アダプタ
  • 電源ケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • VESAマウント金具&ネジ
  • HDMIケーブル

VESAマウント金具&ネジが付属しており、モニター裏に取り付けることで、デスク周りをさらに省スペース化できます。

電源アダプタは比較的コンパクトなサイズで場所を取りません。

電源アダプタを手に持っている様子

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』本体の外観&インターフェース構成

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』の本体サイズは、112.2×112.2×38mmと非常にコンパクト。上質なアルミニウム合金ボディで造られたシルバーの筐体には高級感があり、ビジネスデスクやリビングにも自然に溶け込むプレミアムな仕上がりとなっています。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの本体外観(真上アングル)

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの本体外観(斜め正面アングル)

手触りはサラサラして心地よく、指紋や皮脂汚れも目立ちづらいです。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディション天板の近写

▼筐体外観(360度)

手のひらに載せられるほどのサイズ感で携行性もGOOD。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションを手に持っている様子(真上アングル)

厚みは3.8cmと薄く、カバンなどに入れて外出先へ気軽に持ち運ぶことも可能です。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションを手に持っている様子(正面アングル)

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションを手に持っている様子(側面アングル)

底部の四隅にはゴム脚が備わっているほか、VESAマウント金具を取り付けるための穴も用意されています。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションを手に持っている様子(底部アングル)

本体重量は実測で約434gと比較的軽量です。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの重量を計量している様子

小型デザインのおかげで、実際にデスク上に設置してもスペースを取らず、邪魔には感じません。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションをデスク上に設置している様子

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションをデスク上に設置している様子(ズーム)

マウスと並べると、ミニPCの小ささが際立ちます。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションとマウスを並べている様子

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』のインターフェースについて見ていきます。

正面には電源ボタン、3.5mmイヤホンジャック、USB 3.2 Gen 2 Type-A、USB 3.2 Gen 2 Type-Aが用意。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの正面インターフェース

左側面にはSDカードスロットが用意。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの左側面インターフェース

右側面には特に何もなし。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの右側面インターフェース

後部にはDC電源ポート、USB 4 Gen 3 Type-C×2、HDMI 2.0×2、RJ45 LANポート、USB 3.2 Gen 2 Type-A、USB 2.0 Type-Aが用意。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの後部インターフェース

限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっていますType-A、Type-C含めUSBポートが多く用意されているので、幅広いデバイスを同時接続できる点は便利です。

なお、HDMIポート×2、USB 4 Gen 3 Type-C×2を併用することで、最大4画面同時出力が可能です。

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』の拡張性

ミニPCの底部のゴム脚を強く引っ張って外すと、ネジが現れるのでドライバーを使って外していきます。

ミニPCの底部のゴム脚を強く引っ張って外している様子

ミニPCの底部のネジをドライバーで外している様子

そして最後に、内部金属プレートの四隅のネジをドライバーで取り外します。

なお、内部基板からの配線がプレートに繋がっており、金属カバーを外す際に力を入れ過ぎると線が抜けてしまうので要注意。

内部基盤からの配線がプレートに繋がっている

配線を外さないよう注意しながらカバープレートを外すと、内部基板にアクセスできます。拡張ポートにアクセスしづらい点がややネックです。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの内部基板

最大128GBまでのRAM拡張、最大6TBまでのSSD増設をサポート。拡張性はかなり優れています。

なお、1TBモデルの内蔵ストレージは、初期状態で857GB分が使用可能領域となっていました。

内蔵ストレージの初期状態

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』のベンチマークテスト結果

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』で、各種ベンチマークテストを行った結果を紹介していきます。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

▼Windowsエクスペリエンスインデックスの実測結果

項目 スコア
プロセッサ 9.3
メモリ(RAM) 9.3
グラフィックス 8.3
ゲーム用グラフィックス 未計測
プライマリディスク 9.6
TikGadget
CPUとメモリ性能は9.3と非常に高い水準で、日常作業から動画編集まで快適に動作します。PCIe Gen4×4 SSDによるディスクスコア9.6も突出しており、アプリ起動やデータ転送は体感的にも非常に高速です。コンパクト筐体ながらハイエンドノート級のパフォーマンスを実現しており、ミニPCとしてトップクラスの仕上がりです。

CrystalDiskMarkの結果

CrystalDiskMarkの結果

▼CrystalDiskMarkの実測結果

項目 Read(MB/s) Write(MB/s)
SEQ1M Q8T1 6031.34 4992.62
SEQ1M Q1T1 4505.46 4130.61
RND4K Q32T1 1088.27 796.63
RND4K Q1T1 68.01 336.56
TikGadget
読み込み最大約6,000MB/s、書き込み約5,000MB/sという非常に高速な結果を記録。
PCIe Gen4 SSDらしい圧倒的なスループットにより、OS起動や大容量データ転送が一瞬で完了するレベルの快適さを実現。総じて、ミニPCとしてはトップクラスのストレージ性能を備えているといえます。

PCMark 10の結果

PCMark 10の結果

▼PCMark 10の実測結果

項目 スコア
総合スコア 5,443
Essentials 8,594
Productivity 7,280
Digital Content Creation 6,997
TikGadget
総合スコアは5,443点で、ビジネス用途からクリエイティブ作業まで快適にこなせる高性能ミニPCといえます。「Essentials」は8,594点、「Productivity」は7,280点と非常に高く、WebブラウジングやOfficeソフトの操作はもちろん、マルチタスク環境でも軽快に動作します。
さらに「Digital Content Creation」は6,997点を記録しており、画像編集や軽めの動画編集もスムーズに処理できます。

Cinebench 2024の結果

Cinebench 2024の結果

▼Cinebench 2024の実測結果

項目 スコア
シングルコア 102 pts
マルチコア 550 pts
TikGadget
第13世代Intel Core i9-13900HK搭載モデルとして標準的〜やや高めの水準で、単一処理から並列タスクまで安定した性能を発揮しています。シングル性能の高さにより、アプリの起動やブラウジング、軽作業が快適で、マルチコア性能も十分高く、動画編集やレンダリングなどCPU負荷の高い作業もスムーズにこなせます。

3DMarkの結果

3DMarkの各テスト結果を紹介していきます。

Time Spy & Night Raid

Time SpyTime Spyの結果
Night RaidNight Raidの結果
テスト 総合 グラフィックス CPU
Time Spy 1,799 1,577 9,012
Night Raid 16,231 18,178 10,103
TikGadget
Time Spyで総合1,799・グラフィックス1,577・CPUスコア9,012を記録し、Iris Xe搭載機としては非常に健闘した数値となっています。また、Night Raidでは総合16,231・グラフィックス18,178・CPU10,103と高スコアをマークし、内蔵GPUとしてはトップクラスのパフォーマンスを確認できました。
軽量~中量級の3Dゲームやクリエイティブ用途において、安定した描画性能と十分なCPU処理能力を発揮します。

Fire Strike

Fire Strikeのテスト結果

▼Fire Strikeのスコア結果

スコア
総合スコア 1,840
グラフィックススコア 5,432
物理スコア 21,169
TikGadget
Fire Strikeの結果では、総合スコア1,840・グラフィックススコア5,432・物理スコア21,169を記録。内蔵GPUであるIntel Iris Xeとしては良好な結果で、軽めの3DゲームやGPU支援を利用するアプリケーションも快適に動作します。
また、物理スコアが2万点を超えており、CPU性能の高さが際立っています。グラフィック処理とCPU処理のバランスに優れたオールラウンドな性能を備えているといえます。

CPUプロファイル

CPUプロファイルのテスト結果

▼CPUプロファイルの実測結果

項目 スコア
最大スレッド数 4,892
16スレッド 4,556
8スレッド 3,880
4スレッド 3,020
2スレッド 1,798
1スレッド 962
TikGadget
スレッド数を増やすごとにスコアが滑らかに伸びており、Core i9-13900HKの高いマルチコア性能と効率的なスレッドスケジューリングが確認できます。
特に16スレッドで4,556、8スレッドで3,880と安定した伸びを示しており、動画編集やレンダリングなど並列処理を多用する作業でも高い処理能力を発揮します。
一方で1スレッド性能も優秀で、アプリ起動や軽作業など日常動作のレスポンスも非常に良好です

Storage Benchmark

Storage Benchmarkのテスト結果

▼Storage Benchmarkの実測結果

Storage Benchmark 結果
総合スコア 3,089
各テスト項目の詳細
テスト内容 帯域幅(MB/s) アクセス時間(μs)
Battlefield Vを読み込む 1037.53 73
Call of Duty: Black Opsを読み込む 706.70 93
Overwatchを読み込む 481.37 49
ゲームをインストール 267.48 50
ゲームを録画 199.96 43
ゲームを保存 250.89 30
ゲームを移動 2414.96 110
TikGadget
ゲームのロードやデータ処理を中心としたテストにおいて、全体的に高い帯域幅と低いアクセス時間を示しており、PCIe Gen4 SSDの実力を十分に発揮しています。ゲーミングやクリエイティブ用途にも十分対応できる高速ストレージ性能を備えており、アプリ起動や大容量ファイルの展開もストレスなくこなせる仕上がりです。

Steel Nomad Lightのストレステスト

Steel Nomad Lightのストレステストの結果

▼Steel Nomad Light ストレステストの実測結果

項目 結果
ストレステスト安定性 97.8 %
ベストループスコア 1222
ワーストループスコア 1195
実行ループ数 20
選択ループ数 20
TikGadget
安定性97.8%を記録。20回のループ実行中、ベストスコアは1,222、ワーストスコアは1,195で、スコア変動がわずか約2%以内に収まる非常に安定した結果となっています。ファンノイズを抑えつつ熱暴走を防ぐ設計が優秀で、動画編集や3Dレンダリングなどの連続高負荷作業にも安心して使用できる安定性を備えています。冷却効率と静音性のバランスが極めて良好な高信頼モデルといえるでしょう。

普段使いは非常に快適

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションでディスプレイに映像を出力している様子

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションでウェブサイトを閲覧したり、動画サイトを視聴して、普段使いの快適さを検証しました。

なお、レビュー時にはウルトラワイドモニターに接続し、3440×1440解像度・100fpsで出力しています。

まずはウェブサイト閲覧時について。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションでウェブサイトを閲覧している様子

画像の多いサイトから、スクリプトを多用したサイトまで閲覧してみましたが、どのサイトでもページ遷移・読み込みはスムーズであり、終始快適に閲覧することができました。

一般的なウェブサイト閲覧において、ストレスを感じることはありません。

続いて、YouTubeやNetflixなどで動画を視聴してみました。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションでBF6の動画を再生している様子

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションでYouTube動画を再生している様子

最高4K画質で動画を再生しましたが、カクつきが生じたり、動画が途中でストップしてしまうことはなく、快適に視聴できました。

そしてOfficeソフト等を用いた作業について。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションで表計算ソフトを使用している様子

WordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリの動作も軽快で、資料作成や表計算、スライド編集がストレスなく行えました。

Officeソフトとウェブブラウザを同時に立ち上げても処理落ちすることなく、ビジネス用途でも安心して活用できます。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションで2ウィンドウ同時表示している様子

なお、3画面同時出力の場合でも、処理パフォーマンスの低下は感じられませんでした。

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションで3画面同時表示している様子

総じて、日常的な利用シーンでの使用感は快適で、性能不足を感じる場面はありませんでした。

軽めのPCゲームであれば設定次第でプレイ可能

本機は内蔵GPUに「Intel® Iris® Xe グラフィックス」を採用しており、AAA級の重量級タイトルを快適に遊ぶのは難しいものの、軽めのPCゲームであれば設定次第でスムーズに楽しめる性能を備えています。

DQ10のベンチマークテスト結果

DQ10のベンチマークテスト結果

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 最高品質
  • フルスクリーン

ドラゴンクエストX (DQ10)でベンチマークテストを行った結果、"FHDフルスクリーン×最高品質" で 「とても快適」という結果が得られました。

MMORPG系でも、DQ10のようなライトタイトルであれば、最高品質でも快適に遊べることが分かります。

FF14のベンチマークテスト結果

FF14のベンチマークテスト結果(標準品質)
FF14のベンチマークテスト結果(高品質)

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質(デスクトップ) / 高品質(デスクトップ)
  • ウィンドウモード

画質を "標準品質" に抑えれば、「普通」という結果を得られました。

設定を調整すれば、FF14レベルの大規模MMORPGでも基本的なプレイ自体は問題ありません。

フォートナイトを実際にプレイしてみた

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションでフォートナイトをプレイしている様子

実際にフォートナイトをプレイしたところ、序盤のプレイヤーが密集する場面では一時的にフレームレートが多少落ちることがありましたが、中画質でも常時60fps以上を維持できていました。

▼中画質設定時のfps

フォートナイトプレイ中のfps表示

▼フォートナイトをプレイする様子(中画質設定時)

描画は安定しており、操作レスポンスも良好で、実用的には十分スムーズに遊べるレベルです。

内蔵GPU搭載ミニPCとしては十分に健闘しており、画質設定を "中" 以下に調整すれば、eスポーツタイトルとしてのフォートナイトでも十分スムーズにプレイ可能であることが確認できました。

優れた静音性&放熱性能

計5時間ほど、各種ベンチマークテストや日常利用におけるパフォーマンスを確認した後、HWMonitorで筐体の発熱を確認してみました。

▼計測値(室温27℃、Cinebenchや3DMarkなど実行後)

HWMonitorの計測結果

Cinebenchや3DMark実行後という高負荷状態にもかかわらず、CPUパッケージ温度が80℃前後で安定している点は非常に優れています。

Pコアが一時的に94℃まで上がるものの、Eコアや全体温度が抑えられていることから、GEEKOM独自の「IceCool 2.0」冷却システムがしっかり効いていることが分かります。

筐体内部のエアフローが最適化されたことで、SSD温度も60℃未満に収まっています。静音性と冷却性能を両立しており、動画編集や3Dレンダリングなどの長時間高負荷タスクでも安定稼働が期待できる設計だといえます。

そして静音性に関しても優秀で、5時間連続稼働後でもファン音は非常に静か。ベンチマークテスト実行時など高負荷状態でこそファンの回転音が若干大きくなることはあるものの、その後はすぐ静音状態に戻ります。

▼稼働音の確認(室温27℃、Cinebenchや3DMarkなど実行後)

オフィス作業や動画視聴時には耳を近づけてもほとんど気にならないレベルでした。

長時間のベンチマークや実用作業を行っても、熱による性能低下や過剰発熱はなく、静音・安定動作が維持できている点は好印象。

安心して長時間の作業用途に利用できるミニPCであると言えます。

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』の良かった点・悪かった点

GEEKOM GT13 Pro 2025エディション

『GEEKOM GT13 Pro 2025エディション』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。

良かった点

  • 高級感のある筐体デザイン
  • コンパクトかつ軽量な筐体サイズ
  • 充実のインターフェース構成
  • 日常利用~軽めのクリエイティブ作業まで快適にこなせる性能の高さ
  • 軽めのPCゲームであれば快適にプレイ可能
  • 優れた静音性と冷却性能
  • 最大4画面の同時出力をサポート

悪かった点

  • 内部拡張時のアクセス性がやや悪い(底面ゴム脚・複数ネジ・配線に注意が必要)
  • 映像出力がHDMI 2.0止まり
  • 瞬間的にPコア90℃台へ達するため、特に夏場は設置環境に多少配慮が必要

よくある質問(FAQ)

読者さん
Qどの程度のゲームが快適に遊べる?

AフォートナイトはFHD・中設定で60fps以上を維持できました。3DMarkはTime Spy 1,799/Night Raid 16,231で、eスポーツ系や軽~中量級タイトルは設定調整で快適です。一方で、重量級AAAは厳しめです。
TikGadget

読者さん
Q静音性と発熱は大丈夫? 長時間負荷でも性能は落ちない?

A室温27℃・ベンチ後でもCPUパッケージは約80℃前後、SSDは~57℃で推移しました。Steel Nomad Lightのストレステストは安定性97.8%で、長時間の高負荷でも性能維持が確認できました。普段使い時は静音です
TikGadget

読者さん
QNAS(ホームサーバー)としての運用にも適している?

Aはい。2.5GbE有線LAN・Wi-Fi 6Eを搭載しており、高速かつ安定したデータ転送が可能です。省電力かつ静音性に優れているため、常時稼働のファイルサーバーやバックアップ用ミニNASとしても実用的です。RAMやSSDの拡張性も高く、長期運用にも向いています。
TikGadget

総評:処理性能・静音性・デザイン性の三拍子がそろった完成度の高いモデル

デスク上に設置されたGEEKOM GT13 Pro 2025エディション

『GEEKOM GT13 Pro 2025 Edition』は、第13世代Core i9-13900HKを搭載したハイエンドミニPCとして、処理性能・静音性・デザイン性の三拍子がそろった完成度の高いモデルです。

ベンチマークでは、PCMark 5,443点・Cinebenchマルチ550pt・3DMark Time Spy 1,799点と、コンパクトPCながらデスクトップ級のパフォーマンスを発揮。日常作業やビジネス用途はもちろん、動画編集などのクリエイティブ作業も快適にこなせる性能を備えています。

冷却システム「IceCool 2.0」による放熱効率も高く、長時間の高負荷でも80℃前後で安定稼働しました。ファンノイズも控えめで、静音性と冷却性能のバランスが優れています

拡張性も優れており、最大128GB RAM/6TB SSDまで増設可能。2.5GbE LANやWi-Fi 6E、USB4×2など、最新規格をしっかり押さえた豊富なインターフェース構成で、NAS運用やマルチディスプレイ環境にも柔軟に対応できます。

軽~中量級のタイトルなら十分楽しめる一方で、内蔵GPU(Iris Xe)の限界上、AAA級の重い3Dゲームには不向きです。ゲーミング専用機としての運用は避けた方が良いでしょう。

総じて、本機は「静音・高性能・拡張性」をすべて高水準で実現したオールマイティミニPCと言えます。長く快適に使えるハイエンドモデルを探している方に、間違いなくオススメできる一台です。

おすすめできる人

  • 高性能かつ静音性に優れたミニPCを探している人
  • 仕事・クリエイティブ・軽ゲーミングを1台で済ませたい人
  • 長期運用やNAS用途にも耐える拡張性を求める人

おすすめできない人

  • 重量級のPCゲームを快適に遊びたい人
  • コンパクトさよりも拡張性やカスタマイズ性を重視する人
  • とにかく安価なPCを求める人

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