スマート掃除機の研究開発、製造、販売を行うグローバル企業のDreame(ドリーミー)は、最新のコードレススティック型掃除機『Dreame X1 Air』を販売しています。
メーカー希望小売価格は税込49,800円。
本体重量わずか約0.9kgという、Dreame史上最軽量のハンディボディを採用したコードレススティック掃除機です。メインブラシ+延長ロッドを装着しても約1.4kgと軽く、高齢者や女性でも片手でスムーズに扱えます。
軽量ながら吸引力は最大80AWとパワフルで、12万回転/分モーターと8マルチコーンサイクロンによって微細なホコリまで効率よく分離。フローリングからカーペット、ペットの毛までしっかり吸い込みます。
取り外し可能なバッテリーを備え、最大約35分の連続稼働が可能。ワンルームから3LDK程度の掃除なら一度の充電で完了できます。
こんな方におすすめ!
- 軽い掃除機で腕への負担を減らしたい方
- コンパクトでもしっかり吸えるモデルが欲しい方
- 一台で家中をサッと掃除したい方
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
『Dreame X1 Air コードレス掃除機』のスペック・仕様表
| 製品名 | Dreame X1 Air |
|---|---|
| タイプ | コードレススティック掃除機(サイクロン式) |
| 定格出力 | 260W |
| 最大吸引力 | 80AW/23kPa |
| 吸引力切替 | ・エコモード ・オートモード ・ターボモード |
| バッテリー容量 | 3 x 2,850mAh(取り外し可能) |
| 最大稼働時間 | 約35分間 |
| 充電時間 | 約3時間 |
| ダストカップ容量 | 0.2L |
| フィルター方式 | 5層ろ過 + HEPA H14 フィルター |
| 付属アタッチメント | コンビネーションツール、ソフトダスティングブラシ、ソフトローラーブラシ、ミニモーターブラシ(4-in-1) |
| 本体サイズ | 約 103.8 cm × 22.6 cm × 25 cm(長さ × 幅 × 高さ) |
| 本体重量 | ・本体(ハンディ部):約894g(実測値) ・本体 + 延長ロッド + メインブラシ:約1,443g(実測値) |
| 発売日 | 2025年10月17日 |
『Dreame X1 Air コードレス掃除機』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼内容をすべて取り出した様子
内容物一覧
- 掃除機本体
- AirLite イルミネーションソフトローラーブラシ
- ミニモーターブラシ
- ソフトダスティングブラシ
- コンビネーションツール
- 延長ロッド
- 収納ベース
- 電源アダプタ
- ユーザーマニュアル
電源アダプタはコンパクトなサイズで場所を取りません。
メインのAirLiteイルミネーションブラシに加えて、ソフトダスティングブラシ、コンビネーションツール、ミニモーターブラシなどが付属。用途・場所に応じてツールを使い分けることができます。
わずか約0.9kg、軽量で部屋に馴染むスタイリッシュデザイン
Dreame X1 Air本体の外観はホワイトを基調としたシンプルなデザインで、どのような雰囲気の部屋にも馴染みやすい見た目です。
▼側面の様子
本体形状に無駄がなくスリム。サイクロン式掃除機特有のゴツさや圧迫感がないため、女性や高齢の方でも扱いやすく、収納性にも長けています。
▼前後の様子
そして本体部分のみの重量は実測で約894gと非常に軽く、片手で持ち上げても負担をほとんど感じません。
▼実際に持ち上げてみると、想像以上に軽くて驚きました。
マット仕上げの本体は指紋や皮脂、ホコリ汚れ等が目立ちにくく、手に取ると軽量ながらシッカリとした造りが感じられます。
本体の手前側には小型のLEDディスプレイが搭載されており、現在の吸引モード、バッテリー残量など、必要な情報を一目で確認できます。アイコンと数値で表示されるシンプルな仕様で、初めて扱う方でも分かりやすくなっています。
本体下部には取り外し可能なバッテリーを搭載。バッテリー側面にはDC電源ポートが用意されており、本体に装着したまま充電を行うこともできます。
そして本体上部にはダストカップが装着されており、吸引したゴミを最大0.2Lまで溜めておけます。
▼ボタンを押しながら引っ張って取り外し可能。
ダストカップは各部品を簡単に分解することが可能。フィルターやカップを簡単に洗うことができ、常に綺麗な状態を保てます。
このように、掃除機本体部分は軽量かつ洗練されたデザインとなっています。
メインブラシ+延長ロッド装着時もわずか約1.4kg
本体部分に延長ロッドとメインブラシ(AirLite イルミネーションソフトローラー)を装着することで、一般的な掃除機のスタイルとなります。
延長ロッドとメインブラシの重さは、実測でそれぞれ約215gと約334gだったので、本体にすべて装着した状態でも約1.4kgと、コードレス掃除機の中でもかなり軽い部類です。長時間の掃除や高い場所の掃除でも、腕や手首への負担が少ない点は優秀です。
▼片手で簡単に持ち上げられる軽さ。子供やお年寄りでもラクラク扱えるでしょう。
バッテリーの平らな面を壁に付けることで、自立させることもできます。
メインブラシの回転ローラーには短めの毛足(ソフトローラー)を使っており、フローリングやフラットな床を傷めずに、細かいゴミやホコリ、髪の毛、ペットの毛などをしっかり掃きとることができます。
絡まり防止構造として、ローラー内部に55本の「コーム(櫛状)構造」を備えており、髪の毛やペットの毛の絡まりを抑制。メンテナンスしやすく、毛や糸くずなどが絡まって動かなくなるトラブルが起きにくいよう設計されています。
そして正面には広角の照明機能「CelesTect LEDライト」が組み込まれており、床や家具の下、ソファの下、家具の裏側など、暗くてゴミが見えにくい場所でも掃除しやすくなっています。
軽量モデルながら、このように実用性を重視した構造になっている点は、Dreameのこだわりを感じます。
ベース設置でスマートに収納&充電
本機には収納ベースが付属しており、掃除機本体と付属アタッチメントをまとめて省スペースで収納できます。
掃除後は本体をスタンドに差し込むだけで自立し、さらにミニモーターブラシや隙間ノズル、コンビネーションツールなど複数のアタッチメントも一緒に立てかけられるよう設計されています。これによって「パーツがバラバラで散らばる」「どこに何をしまったか分からなくなる」といったストレスがありません。
掃除機含めすべてのパーツが約31cm×約28.5cmの収納ベース内に収まるので、狭い部屋に設置しても邪魔に感じられず、スペースが奪われません。
そして電源アダプタを掃除機後部のバッテリーに接続すれば、ベースに設置した状態で充電を開始できます。
前述した通りバッテリーは取り外し可能なので、別の場所で充電することもできます。
ベースに関しても、利便性とデザイン性の両面で優れています。
実際に使って感じた『Dreame X1 Air』の使用感レビュー
実際に『Dreame X1 Air』を使って、部屋を掃除しました。
軽くて腕が疲れづらい
本体に延長ロッドとメインブラシを装着した状態で部屋全体を掃除してみましたが、約1.4kgという軽さのおかげでも腕が重くなるような負担がほとんどありません。
階段や窓際のちょっとした段差など、一般的なコードレス掃除機だと腕への負担が出やすい場所でも、X1 Airはスッと持ち上げてスムーズに動かせるので、掃除に対する億劫さが軽減されたように感じられます。
▼実際に掃除している様子(フローリング)
▼実際に掃除している様子(カーペット)
手持ち部分はフレームで囲われているため、強く握らなくても滑り落ちず、安定して操作可能。手に軽く乗せるように持つだけでスムーズに掃除ができ、腕や手首への負担を最小限に抑えられる設計となっています。
強力な吸引力&広角ライトでホコリを隅々まで除去
軽量モデルでありながら、吸引力は想像以上に強力でした。
フローリングの細かいホコリや髪の毛はもちろん、ラグに入り込んだ微細なゴミまでしっかり吸い取ってくれます。8マルチコーンサイクロンによる強い遠心力でホコリを効率よく分離するため、連続2週間ほど使用していますが、現時点で吸引力の落ちはほとんど感じません。
▼カーペットに絡まった髪の毛や、見えないほど小さなゴミまで逃さず除去。
部屋の四隅に溜まりがちなホコリや、家具下の暗くて見えづらいホコリも、メインブラシに搭載された140°広角ライトによってしっかり照らし出され、吸い残しが出にくい点も実用的です。
▼普段は見えづらいホコリもライトがしっかり可視化。
▼ヘッドは水平に近い角度まで倒せるため、狭い家具下もスイスイ入れます。
ライトによって浮かび上がる細かいホコリを見ると、「こんなに残っていたのか」と驚くほどで、それらを取り除くことで掃除の満足度がかなり高まりました。
吸引モードの切り替えが可能
LEDディスプレイに備わっているボタンを押すだけで、吸引力をエコモード⇒オートモード⇒ターボモードの3段階で切り替え可能。現在のモードはディスプレイ表示で確認できます。
▼バッテリー残量もリアルタイムで表示。
フローリングの軽いホコリならエコモード、ラグやカーペットの奥に入り込んだゴミにはターボモードと、掃除する場所に合わせて最適なパワーに調整できます。いちいち変更するのが面倒な場合はオートモードが最適。
▼モード切替の様子
日常的な掃除ではエコモードが一番使いやすく、バッテリーの持ちも良いため広範囲の掃除も一気に完了できました。一方、フローリングにこびりついたゴミが気になる場所ではターボモードに切り替えることで、一気に出力が増して取り除けます。
バッテリーと吸引力のバランスを自分の生活に合わせて最適化できる点がとても便利だと感じました。
稼働音は標準的
ターボモードでは、吸引力に相当する音が出ますが、一般的なコードレス掃除機と同等レベルで、特別ウルサイと感じるほどではありません。ただし、テレビを見ている背後で動かされるとセリフが多少聞き取りにくくなります。
一方でエコモードに切り替えると音量はある程度下がりますが、それでも静音と呼べるほどではありません。深夜帯の集合住宅や、家族が寝ている時間に使用するには控えたほうが良いと感じました。
なお実際にデジタル騒音計を使い、1mの距離で測定した際の稼働音は、エコモードで最大64dB前後、ターボモードで最大70dB前後でした。
▼騒音レベルの例(比較表)
| 音の大きさ(dB) | 具体例 | 体感イメージ |
| 30 dB | 図書館の静けさ、夜の住宅街 | 非常に静か |
| 40 dB | 静かなオフィス、ささやき声 | 静かだが生活音は感じる |
| 50 dB | 普通の会話、エアコンの室内機 | 日常でよくある音量 |
| 60 dB | 普通の会話、静かな掃除機 | 少し気になるが許容範囲 |
| 70 dB | 一般的な掃除機、ドライヤー | 明確にうるさく感じるが日常範囲 |
| 80 dB | 交通量の多い道路、地下鉄車内 | 長時間だとストレスを感じる |
| 90 dB | 大声の叫び、芝刈り機 | うるさく、短時間でも注意が必要 |
| 100 dB | 電車の通過音、工事現場の騒音 | 耳への負担が大きい |
軽量ボディと高回転モーターを組み合わせたモデルのため、どうしても一定の駆動音は避けられませんが、日中の掃除であればとくに問題なく使えるレベルです。
用途・場所に応じてツールを使い分け可能
本製品にはメインブラシを含め計4種類のアタッチメントが付属しており、掃除する場所に応じて最適なツールを使い分けられる点も魅力です。
▼左からコンビネーションツール、ソフトダスティングブラシ、ミニモーターブラシ。
アタッチメント交換はスムーズに行うことができ、日常的な使い勝手は良好。
棚の上やテレビ周りなど、傷つけたくないデリケートな場所には「ソフトダスティングブラシ」が最適で、細かいホコリを優しく払うように吸い取れます。
▼筆者はシーリングファンの羽根に積もった埃を吸引する際に重宝しています。
▼延長ロッドを外してハンディモードに切り替えることで、キーボード掃除用としても利用できます。
また、「コンビネーションツール(隙間ノズル)」は、窓のサッシや家具の隙間など細部の掃除に便利で、普段は手が届きにくい場所まで手軽に掃除できます。
▼洗濯機の横など、普段は手が届かず掃除しづらい場所では超便利。
そしてソファやベッド、クッションの表面など柔らかく波打ちやすい箇所では「ミニモーターブラシ」が活躍。入り込んだ髪の毛や貼り付いたホコリを効果的に除去できました。
それぞれのツールの役割が明確に差別化されているため、床・布製品・家具まわり・細部、そして車内にまで掃除の幅が広がり、本製品一台で家中・車内をまるごとカバーできます。
実用的なバッテリー持続力
本機のバッテリー持続力は、スペック上で最大約35分となっています。
実際に "エコモード" で掃除した場合、筆者の住まい(63㎡)の部屋全体を一通り掃除してゴミを取り切っても、まだ40%ほど残っていました。軽く床全体を掃く普段の掃除程度であれば、バッテリー切れを心配せず掃除を終えられます。
▼バッテリー残量が低下した場合、ディスプレイに表示が出ます。
ただ、高吸引力のターボモードを使うとバッテリーの消耗が早く、多用していると10分も持たずに0%になってしまいました。
対して、オートモードはバッテリー効率の面で優れています。必要以上に強モードを使わず、汚れに合わせて力を入れるので、バッテリー消耗を抑えながら掃除できる点が大きなメリットだと感じました。
特にしつこい汚れが残る場所ではターボモードを使用し、普段の軽い掃除にはオートモードを活用。静音性やバッテリー持ちを重視したい場面ではエコモードを選ぶ、というように使い分けることで、日々の掃除効率を最大限に高めることができるでしょう。
優れたメンテナンス性
本製品はメンテナンス性も優れており、ダストカップ・フィルター・ローラーブラシのすべてを簡単に取り外して水洗いできます。
掃除後、ダストカップを取り外して溜まったゴミを捨て、フィルターやブラシ部をさっと水洗いすればあっという間にキレイに。特にペットの毛やホコリが多い家庭では、ゴミやニオイ、吸引力の低下を防ぐためにこの「ささっと洗える構造」は大きなメリットといえるでしょう。
吸い取ったゴミやホコリが本体に溜まったままだと不快感を覚えるという方にとって、清潔さを簡単に維持できる点は嬉しいポイントです。
『Dreame X1 Air コードレス掃除機』の良かった点・悪かった点
『Dreame X1 Air コードレス掃除機』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- スタイリッシュで部屋に溶け込みやすいデザイン
- 非常に軽量で腕が疲れづらい
- 付属ツールで多彩な場所の掃除に対応可能
- 収納ベースでコンパクトに片付け
- 強力な吸引力
- 3段階のモードを搭載
- 暗い場所も掃除できる広角ライト搭載
- ダストカップ・フィルター・ブラシが丸ごと水洗い可能
- ゴミ捨てやメンテナンスが簡単
悪かった点
- ダストカップ容量が控えめ(0.2L)で、ゴミが多い家庭だと頻繁に捨てる必要がある
- 吸引音は一般レベル(静音モデルというわけではない)
- ターボモードだとあっという間にバッテリー切れになる
よくある質問(FAQ)



総評:軽さ × 吸引力 × 使い勝手のバランスが非常に優れた実用特化モデル
『Dreame X1 Air』は、0.9kgという圧倒的な軽さに加え、80AW・23kPaの十分な吸引力、140°広角LEDライト、付属ツールの充実など、軽さ × 吸引力 × 使い勝手のバランスが非常に優れた一台です。
このタイプの軽量スティック掃除機は「軽い代わりに吸引力が弱い」ことも多いですが、本機ではそのような弱点を感じにくく、フローリング、カーペット、家具下まで細かなゴミを逃さず吸引。実際に使ってみると、取り回しのしやすさと吸引性能のバランスが非常に良く、毎日の掃除の負担が明らかに軽減されました。
また、約31×28.5cmの収納ベースに本体とツール一式がコンパクトに収まるため、狭い部屋でも置き場に困らず、見た目もスッキリ。
一方、ダストカップ容量が0.2Lと小さめでこまめなゴミ捨てが必要な点、深夜使用には向かない騒音レベルなど細かなデメリットも見受けられますが、軽量モデルとしては許容範囲内だと感じました。
「軽さ・取り回し・扱いやすさ」を重視する方にとっては、非常に満足度の高いモデルだと思います。
特に、ワンルーム〜3LDK程度の広さの一般家庭や、ペットの抜け毛が気になる家庭、毎日こまめに掃除したい方にはおすすめできる一台です。
◎おすすめできる人
- とにかく軽い掃除機で腕や手首の負担を減らしたい人
- 毎日こまめに短時間でサッと掃除したい人
- フローリング・カーペット・家具下・ペットの毛など幅広く1台で掃除したい人
▲おすすめできない人
- 大容量のダストカップで頻繁なゴミ捨てを避けたい人
- 紙パック式の掃除機が好きな人
- 深夜や早朝など、できるだけ静音で掃除したい人
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