家電メーカーのcado(カドー)から、最新加湿器の『cado STEM 500H』が登場。
2025年9月27日(土)10:00より、Makuakeにて先行販売が開始されました(販売期間は11月9日(日)22:00まで)。
タンク内を約70℃で自動加熱除菌する、史上初の「オートクリーン機能」を搭載。1シーズンお手入れ不要のメンテナンスフリー構造を実現しました。
さらに、必要な分だけ水を加熱する超省エネ設計により、スチーム式加湿器と比べて電気代を約1/6に抑えながら、清潔に潤すことができます。
デザイン性と清潔さ、そして使いやすさを兼ね備えた最新の加湿器です。
こんな方におすすめ!
- 空気の質にこだわる方
- デザイン性と機能性の両立を求める方
- お手入れの手間を減らしたい方
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
『cado STEM 500H』のスペック・仕様表
| メーカー | cado(カドー) |
| 製品名 | STEM 500H |
| 加湿量 | 最大500mL/h |
| 適用床面積(急速モード) | 木造和室:8.5畳、プレハブ洋室:14畳 |
| タンク容量 | 5L |
| 運転音 | 最小35dB、最大39dB |
| 消費電力 | 最小20W、最大42W |
| 運転モード | オート/ナイト/急速/マニュアル(3段階) |
| 本体サイズ | (直径)約245×(高さ)約315mm |
| 本体重量 | 約3.1kg |
| 付属品 | ユーザーマニュアル(保証書)、電源コード、フィルターカートリッジ |
※参照元:Makuake(STEM 500Hプロジェクトページ)
『cado STEM 500H』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- cado STEM 500H本体
- ユーザーマニュアル
- 電源コード
- フィルターカートリッジ
パッケージにはフィルターカートリッジが1つ付属します。
フィルター内部には高性能イオン交換樹脂を使用。水道水に含まれるカルシウム成分による「ホワイトダスト」の発生を99%以上抑制します。
なお、推奨使用期間は「約半年」となっています。
『cado STEM 500H』本体の外観
cado STEM 500H本体は直径約245mm×高さ約315mmの円筒フォルム。5Lの大容量タンクを備えつつサイズを抑えており、リビングや寝室のインテリアに溶け込みやすいデザインです。
▼今回のレビューではクールグレー色を使用しています。
本体下部はマットな質感の台座部で、半透明な上部タンク部との異なる質感の組み合わせが、上品で安定感のあるデザインを際立たせています。
正面下部には操作パネルおよび表示灯が用意。LED表示で湿度変化や運転モードを視覚的に知らせる仕様です。
左右には窪みが設けられており、手をかけることで加湿器本体を簡単に持ち運べます。
そして後方下部には電源端子が用意。穴が下部に設けられているため、ケーブル接続時に邪魔になりづらいです。
底部には中央にフィルターカバー(吸気口)、4隅に排水穴が用意。
フィルターカバーを外してエアフィルターを手軽に掃除できます。
そして上部のタンク部を持ち上げると、下部と分離できます。
タンク部はタンク蓋・ノズル(吹き出し口)・タンクに分解できます。
▼5Lの大容量水タンク
▼下部の様子
下部からはリフレクターとダクトを取り外し可能。
このように各パーツを簡単に分解して掃除できる点も、本製品のメンテナンス性をいっそう高めています。
『cado STEM 500H』の使用開始手順
『cado STEM 500H』の使用開始手順は、いたってシンプルです。
まずタンク底部にフィルターカートリッジを取り付けます。
次に、タンクへ水を注ぎ入れます。水道水の使用が推奨されており、蒸留水やアルカリイオン水等は逆に雑菌が繁殖する原因となるので使用を避けましょう。
▼MAX線まで注ぎ入れます
そして給水済みのタンクを加湿器本体に載せます。
なお、蛇口から直接給水するのが難しかったり、使用途中に水を追加したい場合には、ジョウロなどを使用して注ぎ入れることも可能です。
このとき、専用液剤(フォレストウォーター、シトラスウォーター)を添加することで、香りを付与することもできます。
給水が完了したら、タンクに蓋をして使用準備は完了です。
ちなみに、MAX線まで給水した状態の加湿器の全体重量は、実測で約8.1kg。持ち運び時にややずっしり感はあるものの、その分しっかりとした安定感があり、使用中に倒れる心配はありません。
設置場所を決めて使うタイプの加湿器としてはちょうど良いバランスです。
あとは電源コードとコンセントに繋ぎ、操作パネルの電源アイコンをタップすれば、加湿が開始されます。
『cado STEM 500H』の加湿性能と使い心地
実際に『cado STEM 500H』を使用して、室内を加湿してみました。
レビューの際の使用環境は以下の通り。
- 時期:10月下旬の乾燥し始める頃
- 設置場:所洋室(約10畳)のデスク上
- 給水状態:タンク満水(5 L)に近い状態で運転開始
電源を入れると、本体下部のライトが点灯してタンク内の水をやわらかく照らし、数十秒ほどで内部の加熱が始まります。
そして数秒後には、上部のノズルから水蒸気が立ち上がりはじめます。ミストは非常にきめ細かく、目視で確認できる一方で触れてもほとんど熱を感じません。スチーム式のような熱気や勢いではなく、空気にすっと溶け込むように広がっていく(拡散していく)印象です。
▼ミスト噴出の様子
操作パネルの加湿量切替ボタンをタップすると、加湿量を 間欠⇒弱⇒強 の3段階で切り替えることができます。
弱モード運転時でも、約10畳ほどの部屋全体が数分でしっとりとした空気に包まれ、加湿の立ち上がりも早い印象です。
実際に間欠モードで運転したところ、約1時間で室内の湿度が53%から57%へ上昇し、短時間でしっかりと効果を体感できました。
一般的な家庭用加湿器(スチーム式・超音波式・ハイブリッド式)の加湿速度は、おおむね1時間あたり湿度+3~4%が目安とされているため、間欠モード(出力を抑えた断続運転)でこの結果を得られたことから、本機の加湿能力は優秀な部類に入るといえます。
ミスト粒子が極めて細かいため、床や家具が濡れることもなく、空気だけを効率的に潤してくれます。
また、加湿と同時に内部の水を約70℃で加熱除菌するオートクリーン機能により、常に清潔なミストを維持できるのも大きな魅力です。運転を停止しても12時間ごとに自動で加熱除菌が行われるため、タンク内のぬめりや臭いが発生しにくくなっています。
実際に1週間連続で運転していますが、現時点でタンク内や吹き出し口にぬめりや異臭などは一切なく、常に清潔な状態が保たれています。給水さえしておけば、加湿も除菌も自動で完結し、日々のメンテナンスをほとんど意識せずに使える点は非常に快適です。
▼頻繁なお手入れをしなくても、常に清潔な状態で使い続けられる本機は、冬場に加湿器を多用する我が家にとって非常に助かる存在です。
「1シーズンお手入れ不要」という謳い文句も、決して大げさではないと感じました。
また、本機のサイズは直径約24.5cm・高さ約31.5cmと、5Lサイズの加湿器としては比較的コンパクトな部類。広めのテーブルであれば作業用デスク上に設置してもギリギリ邪魔にならないサイズ感です。
デザインも主張しすぎず、仕事や作業の邪魔をしない存在感も好印象です。
シーンに応じて運転モードを切り替え可能
本機にはオート・ナイト・急速の3種類の運転モードが搭載されており、操作パネルのモードボタンを押すだけで簡単に切り替えることができます。
各モードの特徴は以下の通りです。
運転モードの特徴
- オート:日常使用に最適。室内環境をセンサーで検知し、自動で加湿量を調整します。
- ナイト:就寝時に最適。タンク下部のインジケーターが消灯し、静音かつ控えめな加湿で快適な眠りをサポートします。
- 急速:短時間で素早く加湿したい場合に適しています。30分後に自動でオートモードへ切り替わります。
シーンに合わせてモードを柔軟に切り替えられる点は非常に便利で、状況に応じた最適な加湿運転を実現できます。
なお、オフタイマー機能も備わっており、1時間 / 4時間 / 8時間 の刻みで自動電源オフを設定できます。
『cado STEM 500H』の運転音は静か
『cado STEM 500H』は静音性の面でも優れています。
弱モードや間欠モードでは、稼働していることを忘れるほどの静かさで、耳を近づけてようやく動作音がかすかに聞こえる程度。
強モードにするとわずかに噴出音が大きくなりますが、加湿器から1メートルも離れればほぼ気になりません。
▼加湿量ごとの運転音の確認
※動画内では空調音などの環境音も拾ってしまっている点にご容赦ください。
メーカー公称値では運転音は35〜39dBAとされていますが、実際の使用環境でもその数値どおりに感じられます。他の家電(空気清浄機やPCファンなど)の動作音にかき消されるほどの運転音に抑えられています。
加湿器特有の「ポコポコ音」や「噴霧ノイズ」もほとんどなく、長時間運転しても耳にストレスを感じません。
静音性を重視する方や、睡眠時・作業中に使いたい方にもオススメです。
イルミネーション機能付きのインジケーターライトが搭載
『cado STEM 500H』のタンク下部には、イルミネーション機能付きのインジケーターライトが搭載されています。
水の中をほのかに照らすやわらかな光が広がり、暗めの室内ではまるでモダンな照明器具のように機能します。加湿器としての実用性だけでなく、空間に溶け込む上質なインテリア性を感じることができました。
操作パネルの照度切り替えボタンから、照明の明るさを強・中・弱・消灯の4段階で変更可能。就寝時や作業中など、シーンや好みに合わせて自在に切り替えられる点も嬉しいです。
▼照度切り替えの様子
また、モードボタンを押したまま照度切り替えボタンを押すことで、イルミネーション機能を詳細に設定可能。
グラデーション変化 → 任意色点灯 → 任意色ゆらぎの順に切り替えられ、気分やインテリアに合わせた演出を楽しめます。
さらに、初期設定ではライトの色が現在の室内湿度を可視化するインジケーターとして機能します。
| 点灯色 | 現在の湿度 |
| 青 | 約50%以上 |
| 緑 | 約30〜50% |
| 黄 | 約30%以下 |
| 赤 | 湿度に関係なく給水のお知らせ |
このように、機能美とデザイン性が見事に両立しています。
実用性とインテリア性を兼ね備えたcadoらしい美しい仕上がりといえるでしょう。
『cado STEM 500H』の良かった点・悪かった点
『cado STEM 500H』を使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- スタイリッシュでインテリア性も高いデザイン
- 優れた加湿能力
- 加湿立ち上がりが早い
- 約70℃のオートクリーン加熱除菌でメンテナンスフリー
- ミスト粒子が非常に細かく、床・家具が濡れにくい
- 優れた静音性
- 湿度状態をLEDインジケーターの色で把握可能
- 分解清掃が容易
- シーンに応じた運転モードが用意
悪かった点
- 満水時の総重量が約8.1kgと、ややズッシリ感がある
- 約半年ごとに専用カートリッジの交換が必要
よくある質問(FAQ)



総評:清潔さ・静音性・デザイン性を兼ね備えた次世代加湿器
『cado STEM 500H』は、清潔さ・静音性・デザイン性を兼ね備えた次世代加湿器です。
タンク内の水を約70℃で自動除菌することで、従来の加湿器のように頻繁な掃除をしなくても清潔な状態を保てる点が非常に魅力的です。
加湿性能も申し分なく、間欠モードでも1時間で湿度が約4%上昇するなど、実測でも優秀な加湿効率を発揮。さらに、運転音は最小35dBAと非常に静かで、就寝時や作業中でも気にならないレベルに抑えられています。
また、柔らかく水を照らすLEDインジケーターの光がインテリア性を高めるアクセントとなっており、リビングや仕事場に設置しても雰囲気を損ねません。
分解・清掃がしやすい構造や、タイマー/モード切り替えなどの充実した機能も含めて、使い勝手とデザイン性の両立が実感できる一台だと感じました。
カートリッジ交換など多少の手間はあるものの、「清潔さ」「静音性」「デザイン性」を重視する方には、現時点で最も完成度の高い加湿器のひとつといえるでしょう。
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