SOUNDPEATS Air5 Pro+を左耳に装着している女性
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イヤホン・スピーカー ガジェットレビュー

SOUNDPEATS Air5 Pro+ 実機レビュー!最強1万円台イヤホン、音質・ANC・通話品質のすべてが進化

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

2025年10月27日、無線型のイヤホンを数多く手掛けるSOUNDPEATS(サウンドピーツ)から、最新ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS Air5 Pro+』が登場しました。

10mmダイナミックドライバー+xMEMS「Cowell」ドライバーを組み合わせたハイブリッド構成により、ワイヤレスイヤホンとは思えない繊細さと力強さを両立したモデルです。

LDAC・aptX Lossless・Snapdragon Sound・Hi-Res Wirelessに対応。ハイレゾ級の解像度を実現し、スタジオ品質のサウンドを楽しめます。

ノイズキャンセリングに関しては、最大55dB低減のAIアダプティブANCを搭載。外音取り込み機能や6マイク+AI通話ノイズリダクションも備え、通勤・通話・作業のいずれでも快適に利用できます。

急速充電にも対応し、10分充電で最大約120分の再生が可能。ケース込みで最大30時間の使用が可能であり、実用性も抜群です。

こんな方におすすめ!

  • ワイヤレスでも原音に近い高音質を楽しみたい人
  • 通勤・職場・カフェなど騒がしい環境でも集中したい人
  • スマホ・PC・タブレットを頻繁に切り替えて使う人

女性の右耳に装着されたSOUNDPEATS Air5 Pro+

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。

『SOUNDPEATS Air5 Pro+』のセール・割引情報

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『SOUNDPEATS Air5 Pro+』のスペック・仕様表

SOUNDPEATS Air5 Pro+

ブランド SOUNDPEATS
製品名 SOUNDPEATS Air5 Pro+
タイプ ワイヤレス
形状 カナル型
本体操作 タッチ
ドライバー ・ 10mmダイナミックドライバー(PU+PEEK複合振動板)
・xMEMS「Cowell」MEMSドライバー(専用パワーアンプIC駆動)
再生周波数帯域 60Hz ~ 100kHz(MEMS)
対応プロファイル HSP / HFP / A2DP / AVRCP
対応コーデック LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive / LC3 / AAC / SBC
Bluetoothバージョン 5.4
Bluetoothチップ Qualcomm QCC3091(S3プラットフォーム)
認証 Hi-Res Wireless / Snapdragon Sound 対応
ノイズキャンセリング ・AIアダプティブANC(最大55dB低減)
・風ノイズ抑制(防風メッシュ+L型キャビティ+アルゴリズム)
最大持続時間 ・イヤホン単体:約6時間(ANCオフ)
・イヤホン単体:約3時間(ANCオン)
・ケース併用:約30時間(AAC/40%音量/ANCオフ)
重量 ・イヤホン(片耳):約5.07g(実測値)
・イヤホン+充電ケース:約54.81g(実測値)
サイズ 充電ケース:66.88×48.33×26.92mm
充電コネクタ USB Type-C
内蔵マイク 左右計6マイク(AI通話ノイズリダクション)
急速充電 対応(10分充電 → 最大約120分再生)
イヤホンを探す機能 搭載
マルチポイント接続 対応
ゲームモード(低遅延) 搭載
専用アプリ SOUNDPEATS
防水性能 IPX5
発売日 2025年10月27日

※参照元:SOUNDPEATS(Air5 Pro+製品ページ)

『SOUNDPEATS Air5 Pro+』のパッケージ内容

▼外箱の様子

SOUNDPEATS Air5 Pro+の外箱

SOUNDPEATS Air5 Pro+の箱を開けた状態

▼内容物をすべて取り出した様子

SOUNDPEATS Air5 Pro+のパッケージ付属品一式

内容物一覧

  • 充電ケース
  • イヤホン本体(左右)
  • ユーザーマニュアル
  • 交換用イヤーチップ×3組(S/M/L)
  • PEATS君のステッカー
  • USB Type-Cケーブル

大きさの異なる交換用イヤーチップが付属。耳のサイズに応じて最適なものに変更できます。

充電ケース

製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねた、充電ケースが付属します。USB Type-C有線充電に対応する一方で、ワイヤレス充電は非対応です。

▼充電ケースの外見。サラサラとした手触りで指紋や皮脂汚れは目立ちづらいです。

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースの外観(正面アングル)

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースの外観(裏面アングル)

充電ケースは手のひらで包み込めるほど非常にコンパクトなサイズ

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースを手のひらに載せている

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースを指で摘まんでいる様子(正面アングル)

ケース&イヤホン込みの総重量は、実測で約54.81gと非常に軽量。

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースを計量している様子

厚みも薄く、ズボンのポケットなどに入れても支障なく持ち運べます。

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースを指で摘まんでいる様子(側面アングル)

ケース底部には充電用のUSB Type-Cポートペアリングボタンが用意。

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースのUSB Type-Cポートとペアリングボタン

ケースのフタをパカっと開けると、両耳のイヤホンがスッポリ収まっています。

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースのフタを開けた状態

このように、充電ケース自体は無駄のないシンプルなデザインとなっています。

デザインが洗練されたカナル型イヤホン

SOUNDPEATS Air5 Pro+の充電ケースからイヤホンを取り出した状態

イヤホン本体はシンプルなカナル型デザイン。

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン(側面側)

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン(内側)

イヤホン単体は実測で約5.07gと非常に軽量です。

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン単体を計量している様子

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン単体を手のひらに載せている様子

イヤーチップは、付属の交換用チップと簡単に付け替えることが可能。

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン単体を指で摘まんでいる様子(内側アングル)

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン単体を指で摘まんでいる様子(底部アングル)

イヤホン側面にはタッチ式の操作パネルを内蔵しており、左右イヤホンのタッチパネルを利用して、各機能へ瞬時にアクセスできます。

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン単体を指で摘まんでいる様子(側面アングル)

デバイスとの接続(ペアリング)方法

『SOUNDPEATS Air5 Pro+』はBluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプル。

充電ケースのフタを開け、イヤホンが収まった状態でペアリングボタンを長押しするとインジケーターが点滅し、すぐにペアリングスタンバイ状態となります。

イヤホンが収まった状態でペアリングボタンを長押しする様子

するとデバイス側で "SOUNDPEATS Air5 Pro+" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了します。

デバイス側で "SOUNDPEATS Air5 Pro+" が表示された様子

わずか2ステップで接続が完了。

次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるでしょう。

SOUNDPEATS Air5 Pro+のフタを開いてペアリングしている様子

使い終わった際は、充電ケースに収納することでBluetooth接続が自動的に解除され、充電が開始されます。

一連の使用の流れが非常にスムーズなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能です。

専用アプリのインストールを推奨

ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことでイヤホン機能の様々な調節を行うことができます。

▼公式アプリ『SOUNDPEATS』

SOUNDPEATS

SOUNDPEATS
開発元:勇 杨
無料
posted withアプリーチ

イヤホン起動中にアプリを開くと、"SOUNDPEATS Air5 Pro+" を追加できます。

アプリにデバイスを追加すると、スマホ上でバッテリー残量をリアルタイムで確認できるほか、各種パラメータの調節などを行うことができます。

アプリトップ画面(上部)
アプリトップ画面(下部)

ゲーム(低遅延)モード」やノイズキャンセリングモードの切り替えも可能。

ゲームモードをオンにした状態

そして「イヤホンを探す」機能も用意。マップ上にイヤホンの位置が表示されるほか、イヤホン本体から大きな音を発生させて位置を特定することができます。イヤホンがどこに行ったのか分からない場合に、見つけ出すのに便利です。

「イヤホンを探す」機能

マルチポイント接続に対応

PC画面とスマホ画面

本製品はマルチポイント接続に対応しており、イヤホンを最大2台のデバイスと接続可能。

一台目のデバイスに接続した状態でイヤホンをケース内に収納し、ペアリングボタンを長押しすることで、2台目のデバイスでもBluetooth接続を行うことができます。

イヤホンが収まった状態でペアリングボタンを長押しする様子

サウンドを聴くデバイスを変更したい場合に、いちいち接続解除⇒再接続の面倒な作業を繰り返す必要がないので便利な機能です。

ただし、2デバイス同時再生(2つのデバイスのサウンドを同時に聴くこと)はできず、最初に再生したデバイス側の音声が優先される点に注意してください。

軽量で快適な装着感

実際にイヤホンを装着してみました。

ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にはめます。

女性が右耳にSOUNDPEATS Air5 Pro+を装着している様子

イヤホン単体が約5.07gと非常に軽いため、耳穴に装着しても重さはほとんど感じられず、長時間使用し続けても疲れは感じられませんでした。

イヤーピースの密着性も良好で、軽く装着しても自然にフィットします。耳道にスッと入るため、装着した瞬間の異物感が少なく、初めて使う人でも馴染みやすい形状です。

ノズル(イヤーピース部分)の長さがやや浅めのため、耳が圧迫される感じが苦手な方にも向いています。

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホン単体を指で摘まんでいる様子(内側アングル)

さすがにランニングなど激しい動きでは外れてしまう可能性がありますが、ウォーキングや筋トレ程度の動きで落ちる心配はありません。

密閉感と開放感のバランスが良く、「しっかり聴きたいけれど、キツい密閉型は苦手」 という方にはうってつけのモデルといえます。

中高音から低音までバランスの良い高品質サウンド

Spotifyの音楽再生画面

Air5 Pro+の音質は、この価格帯のワイヤレスイヤホンとして非常に完成度が高く、特に中〜高音域のクリアさが際立っています。

ボーカルの抜けが良く、シンバル・ストリングス・アコースティックの細かなニュアンスまで自然に伸びていき、xMEMSドライバーの恩恵が感じられます。高音が刺さるような不快感が全くなく、長時間聴いても耳が疲れにくい心地よさが魅力です。

女性がSOUNDPEATS Air5 Pro+で音楽を視聴している様子

そして、10mmダイナミックドライバーを搭載することで、低音はワイヤレスイヤホンとしてはかなりの迫力を実現。EDMやロックではしっかり躍動感を出しつつ、他の音を邪魔しません。AirPods Proほどの深く沈み込む重低音こそないものの、価格帯を考えれば十分以上の音圧と厚みだといえます。日常使いから音楽鑑賞まで幅広く楽しめるチューニングです。

なお、開封直後は音の背景でわずかにプチプチとした微細なノイズが聞こえましたが、再生を続けるうちに完全に消えました。おそらく初期エージングや接続の安定化に伴う一時的な現象と思われます。もし使用初期で気になる方は、修理に出す前にそのまま十数分ほど再生し続けて様子をみることをオススメします。

ハイブリッド構成(xMEMS + 10mmダイナミック)の特性をしっかり体感できる、満足度の高い音質となっています。個人的に、1万円前後の価格帯のワイヤレスイヤホンとしてはトップクラスの音質と感じました。

音漏れは軽微

女性の左耳に装着されたSOUNDPEATS Air5 Pro+

『SOUNDPEATS Air5 Pro+』はカナル型で密閉性が高いため、音漏れは最小限に抑えられています。実際に低音と高音が入り乱れるEDM楽曲でテストしたところ、ボリュームを80%以上に上げると高音や低音の響きによってわずかに音漏れを感じる場面はありましたが、周囲が騒がしい環境ではほとんど気にならないレベルでした。

一方で、70%以下の音量であれば音漏れはほぼ無く、静かな図書館や公共交通機関でも安心して使える印象です。大音量派の方は注意が必要ですが、一般的なリスニング用途では音漏れの心配は少ないと言えます。

様々な音楽体験が可能なイコライザー機能を用意

本製品にはイコライザー機能が用意されており、公式アプリより調整できます。

プリセットイコライザー

プリセットイコライザー一覧

プリセットEQでは、低音カットや低音ブースト、ポップ、クラシックなど、視聴する音楽種別に最適なサウンド環境をワンタッチで実現できます。

選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが可能。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていました。

音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高いですが、このようにプリセットがいくつも用意されているおかげで、音の変化を気軽に楽しめるのは嬉しいです。

カスタムイコライザー

カスタムイコライザー

カスタムイコライザーでは、パラメーターを手動で細かく調節できます。

音響の知識のある方は、こちらの機能を利用すると良いでしょう。

アダプティブイコライザー

アダプティブイコライザー

アダプティブイコライザーでは、周囲の環境に応じて最適な視聴環境を実現できます。静かな場所でイヤホンを装着し、約1分間のテストを実行することで、自動的に調節が完了します。

高度なノイズキャンセリング能力

アプリより「ノイキャンモード」をタップするか、イヤホン側面を1.5秒長押しする(初期設定)ことで、ノイズキャンセリングモードを起動できます。

▼バリエーション豊かなノイキャンモードが用意。

ノイズキャンセリングモード一覧

周囲の環境に応じて、複数のモードから好みのノイキャンモードを選択可能。周囲の環境に応じて自動的にノイキャン強度を調節するアダプティブモードも用意されています。

ブランド史上トップクラスとされる最大55dB低減の“AIアダプティブANC”を搭載しており、周囲の環境音を高度にシャットアウト。室内で使用したところ、エアコンの低周波ノイズはしっかり抑えられ、環境音がスッと消える感覚があります。音楽を流していれば周囲の音がまったく気にならないレベルです。

また、カフェや公共交通機関(地下鉄駅など)でも使用してみましたが、中高域のノイズも比較的よく抑制されるため、完全な無音とまではいかないものの、騒音を効果的に除去して音楽に集中できる環境を得ることができました。耳栓代わりにイヤホンを使用する場合にも有効です。

そして風切り音への対策も優秀で、従来のANCイヤホンが苦手とする自転車走行時や屋外の強風時でも、防風メッシュ+L字キャビティ構造+風ノイズ低減アルゴリズムの組み合わせにより、「ブォォ」という風の当たり音がシッカリと抑えられていました。

逆に、イヤホンを装着しつつ外部の音にも気を配りたい時のために、外部音取り込み機能も用意されています。

外部音取り込み機能

外音取り込みモードをオンにした場合、「ボーカルブースト」と「標準外音取り込み」のモードを選択できます。

外音取り込み機能も効果が高く、イヤホンサウンドを楽しみつつ、外部音を効果的に聴き取ることが可能でした。

この機能を利用すれば、駅のアナウンスや街中での会話など、必要な情報を逃さずにキャッチできるようになります。また、外でジョギングやランニングを行う際にも、車や他の歩行者の接近音に気を付けつつ、音楽を楽しめるでしょう。

AI通話ノイズリダクション対応マイク

本製品には計6基(片耳3基ずつ)のマイクが内蔵されており、AI通話ノイズリダクションに対応。イヤホン越しに高品質なハンズフリー通話を行うことが可能です。

ノイキャン効果は高く、周囲のノイズを効果的に取り除き、装着者の声のみをクリアに拾い上げることができていました。

▼音声を収録している動画(iPhone 16 Proで撮影)

▼SOUNDPEATS Air5 Pro+の内蔵マイクで拾った音声

スマホで録画した音声と、イヤホンで録音した音声を比べると、差がはっきりと分かります。AI通話ノイズリダクションが働くことで、空調音や外音などのノイズが効果的に遮断されており、発言者の声のみをクリアに拾い上げることができています。

屋外での音声通話はもちろん、ビデオ会議やオンライン授業にも安心して使える品質です。

タッチ機能のカスタマイズが可能

本製品は、両耳イヤホンの側面をタッチすることで、様々な機能へ瞬時にアクセスできます。

SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤホンをタッチ操作している様子

そして、タッチ操作を行った際の機能は、アプリ上より自由にカスタマイズ可能です。

シングルタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、長押しの各操作に対し、電源ON/OFF、音量調節、曲送り/曲戻しなどの機能を割り当てることができます。

タッチ機能のカスタマイズ画面

タッチ機能のカスタマイズ画面(長押し時)

▼様々な機能を自由に設定し、瞬時にアクセス可能。

タッチ操作に割り当て可能な機能一覧

ただユーザーによっては、イヤホンのタッチパネルに誤って触れて誤操作が起きてしまい、ストレスを感じることがあるかもしれません。ストレスを感じることがあるかもしれません。そのような場合を考慮して、タッチ機能を無効にすることも可能です。

タッチ機能を無効にした状態

長期間の連続使用が可能

本製品は、イヤホン単体のスタンドアローン状態で最大6時間(ANCオフ)のあいだ利用でき、ケースを含めると最大30時間(AAC/40%音量/ANCオフ)の連続使用が可能です。

よほどヘビーに利用しなければ、1週間ほどは連続して使用できます。実際に1週間ほど試用してみましたが、1日に4時間程度使用する分には、1週間で1回充電を行うだけで事足りました。いちいち充電する手間を省くことができる点は実に嬉しいです。

▼なお、充電ケースは急速充電にも対応しており、わずか10分の充電で2時間使用できる分のバッテリーを回復できる点がGOOD

充電中のSOUNDPEATS Air5 Pro+のケース

ただ、個人的にはワイヤレス充電にも対応してほしかったです。

『SOUNDPEATS Air5 Pro+』の良かった点・悪かった点

SOUNDPEATS Air5 Pro+

『SOUNDPEATS Air5 Pro+』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な充電ケース
  • 軽くて装着感が良いイヤホン
  • 音漏れは軽微
  • 10mmダイナミック+xMEMSハイブリッド構成で中高音から低音まで高音質
  • LDAC / aptX Lossless / Snapdragon Sound / Hi-Res Wireless対応
  • 最大55dB低減のAIアダプティブANCで環境音をシャットアウト
  • 風ノイズ対策が優秀
  • 外音取り込み機能も用意
  • 高品質なAI通話ノイズリダクションマイク
  • 専用アプリで様々なカスタマイズが可能
  • ケース併用最大30時間のバッテリー持ち

悪かった点

  • ワイヤレス充電(Qi)には非対応
  • 音量80%以上にすると、静かな場所ではわずかに音漏れが気になる場面がある
  • 開封直後にプチプチとしたノイズが乗ることがある(使用継続で消滅)

よくある質問(FAQ)

読者さん
QLDACやaptX LosslessはiPhoneでも使える?

Aいいえ、iPhoneでは利用できません。iPhoneはAACコーデックのみ対応のため、LDAC・aptX Lossless・aptX Adaptive はAndroid専用となります。iPhoneでも十分高音質で聴けますが、Air5 Pro+の実力を最大限引き出すならAndroid端末がおすすめです。
TikGadget

読者さん
Qノイズキャンセリングはどの程度効く?

A低音の遮音はかなり強力ですが、総合値ではAirPods Proなどのハイエンド価格帯モデルには一歩届かない印象です。とはいえ55dB低減のAIアダプティブANCは非常に優秀で、空調音やカフェの雑音などはしっかり抑えてくれます。価格を考えると十分満足できるレベルです。
TikGadget

読者さん
Qランニングでも使える?落ちない?

A軽い運動やウォーキング、筋トレでは安定しますが、ランニングのような激しい動きでは外れる可能性があります。装着感は快適で長時間使用向きですが、スポーツ向けの“完全固定型”ではないため、激しい運動中の使用はあまり推奨しません。
TikGadget

総評:同価格帯のワイヤレスイヤホンの中でも頭ひとつ抜けた完成度を感じるモデル

SOUNDPEATS Air5 Pro+を左耳に装着している女性

『SOUNDPEATS Air5 Pro+』は、同価格帯のワイヤレスイヤホンの中でも頭ひとつ抜けた完成度を感じるモデルでした。

xMEMS「Cowell」と10mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成によって生み出される高解像サウンドがかなり素晴らしく、中高音の透明感や低音の響きは、この価格帯では頭ひとつ抜けていると感じました。高音が刺さらないため長時間聴いても疲れにくい点もポイント。

また、最大55dB低減のAIアダプティブANCは空調音やカフェの雑音などを効果的に抑えてくれるため、日常の騒音環境で使う分には十分に満足できる性能です。さらに、左右合計6マイクとAI通話ノイズリダクションによる収音性能も優秀で、周囲の環境音がうるさくても声がクリアに伝わるため、リモート会議や通話用途でも安心して利用できる品質となっています。

バッテリー持続力が優れているうえ、10分間で2時間分のバッテリーを回復できる急速充電対応など、実用性の面でも申し分なし。ただ、個人的にはワイヤレス充電に非対応な点が残念でした。

それでも、1万円前後という価格を考えれば、本機の音質・機能・快適性のバランスは非常に優秀といえます。「音質を最優先にしつつ、ノイズキャンセリングも通話品質も妥協したくない」という方には、強くおすすめできる一台といえます。

価格以上の価値をしっかり感じられる、完成度の高いワイヤレスイヤホンです。

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