スマート掃除機の研究開発、製造、販売を行うグローバル企業のDreame(ドリーミー)は、最新のコードレススティック型掃除機『Dreame X1 Slim』を販売しています。
メーカー希望小売価格は税込50,800円。
軽さと吸引力を高レベルで両立したコードレススティック掃除機です。同日にリリースされた「Dreame X1 Air」よりも大型で高出力なモデルとなります。
本体部分の重量はわずか約1.4kgと非常に軽量ながら、最大150AWのパワフルな吸引力を実現。高性能サイクロンシステムにより吸引力の低下を防ぎ、掃除の最初から最後まで安定したパフォーマンスを維持します。
また、0.1μm以上の微細粒子を99.99％捕集する高性能HEPAフィルターを含む5層ろ過システムを搭載。ハウスダストやペットのフケまでしっかり捕集します。
そして最大60分の連続稼働が可能な大容量バッテリーと豊富なアタッチメントを備え、床から家具、すき間まで家中をこれ一台でカバーできます。
こんな方におすすめ！
- ペットの毛やハウスダストまでしっかり除去したい方
- 軽くて扱いやすい掃除機を求める方
- 1時間近くバッテリーが長持ちするコードレス掃除機が欲しい方
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
『Dreame X1 Slim』のスペック・仕様表
| 製品名 | Dreame X1 Slim |
|---|---|
| タイプ | コードレススティック掃除機（サイクロン式） |
| 定格出力 | 450W |
| 最大吸引力 | 150AW/20kPa |
| 吸引力切替 | ・エコモード ・オートモード ・ターボモード |
| バッテリー容量 | 5 x 2,850mAh（取り外し可能） |
| 稼働時間 | 最大60分（エコモード時） |
| 充電時間 | 4時間 |
| ダストカップ容量 | 0.5L |
| フィルター方式 | 5層ろ過 + HEPAフィルター |
| 付属アタッチメント | コンビネーションツール、ソフトダスティングブラシ、照明付きソフトローラーブラシ2.0 |
| 本体重量 | ・本体(ハンディ部)：約1,397g（実測値） ・本体 + 延長ロッド + メインブラシ：約2,107g（実測値） |
| 発売日 | 2025年10月17日 |
『Dreame X1 Slim』と『Dreame X1 Air』の比較
今回レビューする『Dreame X1 Slim』には、同日にリリースされた兄弟機的な位置づけの「Dreame X1 Air」が存在しています。
2機種のおもなスペックの違いは以下の通りです。
| 項目 | Dreame X1 Air | Dreame X1 Slim |
|---|---|---|
| 外観 |  |
|
| タイプ | コードレススティック掃除機（サイクロン式） | コードレススティック掃除機（サイクロン式） |
| 定格出力 | 260W | 450W |
| 最大吸引力 | 80AW / 23kPa | 150AW / 20kPa |
| 吸引力切替 | エコ / オート / ターボ | エコ / オート / ターボ |
| バッテリー容量 | 3 × 2,850mAh（着脱式） | 5 × 2,850mAh（着脱式） |
| 最大稼働時間 | 約35分 | 最大60分 |
| 充電時間 | 約3時間 | 約4時間 |
| ダストカップ容量 | 0.2L | 0.5L |
| フィルター方式 | 5層ろ過 + HEPA H14 | 5層ろ過 + HEPA |
| 付属アタッチメント | 4種（ミニモーターブラシ含む） | 3種 |
| 本体重量 | ・本体(ハンディ部)：約894g（実測値） ・本体 + 延長ロッド + メインブラシ：約1,443g（実測値） |
・本体(ハンディ部)：約1,397g（実測値） ・本体 + 延長ロッド + メインブラシ：約2,107g（実測値） |
| 発売日 | 2025年10月17日 | 2025年10月17日 |
| メーカー希望小売価格 | 49,800円 | 50,800円 |
▼X1 AirとX1 Slimのサイズ比較(実機)
デザイン的にはあまり違いは感じられませんが、実際に並べてみるとX1 Airの方が一回り小さくて軽いです。
価格差が小さいため、「ダストカップ容量・稼働時間・吸引力」を重視するならX1 Slimが明確に上位互換といえます。一方で「軽さ・コンパクトさ」を重視するのであればX1 Airが選択肢に上がってくるでしょう。
2モデルの選び方
- X1 Air：日常の軽い汚れやホコリを手軽にサッと掃除したい人、できるだけ軽くて疲れづらい掃除機を求めている人
- X1 Slim：吸引力・稼働時間・ダスト容量を重視し、広い部屋やカーペット・ペットの毛までしっかり掃除したい人
▼『Dreame X1 Air』のレビュー記事はコチラ
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『Dreame X1 Slim』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼付属品をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- 掃除機本体
- 照明付きソフトローラーブラシ2.0
- コンビネーションツール
- ソフトダスティングブラシ
- 延長ロッド
- 充電・収納スタンド
- 電源アダプタ
- ユーザーマニュアル
電源アダプタはコンパクトなサイズで場所を取りません。
メインの照明付きソフトローラーブラシ2.0に加えて、ソフトダスティングブラシ、コンビネーションツールが付属。用途・場所に応じてツールを使い分けることができます。
手に馴染みやすい約1.4kgのスタイリッシュデザイン
Dreame X1 Slim本体の外観はホワイトを基調としたスタイリッシュなデザイン。どのような雰囲気の部屋にも馴染みやすい見た目です。
▼側面の様子
無駄がない流線形のスリムなフォルム。サイクロン式掃除機特有のゴツさや圧迫感がないため、女性や高齢の方でも扱いやすく、収納性にも長けています。
▼前後の様子
そして本体部分のみの重量は実測で約1.4kgと比較的軽く、片手で持ち上げても負担をあまり感じません。
マット仕上げの本体は指紋や皮脂、ホコリ汚れ等が目立ちにくく、手に取るとシッカリとした造りが感じられます。
本体の手前側にはLEDディスプレイが搭載されており、現在の吸引モード、バッテリー残量など、必要な情報を一目で確認できます。アイコンと数値で表示されるシンプルな仕様で、初めて扱う方でも分かりやすくなっています。
本体下部には取り外し可能なバッテリーを搭載。バッテリー側面にはDC電源ポートが用意されており、本体に装着したまま充電を行うこともできます。
そして本体上部にはダストカップが装着されており、吸引したゴミを最大0.5Lまで溜めておけます。
▼ボタンを押しながら引っ張って取り外し可能。
ダストカップは簡単に分解可能。フィルターやカップを簡単に洗うことができ、常に綺麗な状態を保てます。
また、下部のレバーを押すことでダストカップのフタが開き、手を汚さずに中身を捨てることができます。
このように、掃除機本体部分はシンプルかつ洗練されたデザインとなっています。
メインブラシ+延長ロッド装着でも約2.1kg
本体部分に延長ロッドとメインブラシ（照明付きソフトローラーブラシ2.0）を装着することで、一般的な掃除機のスタイルとなります。
延長ロッドとメインブラシの重さは、実測でそれぞれ約182gと約528gだったので、本体にすべて装着した状態でも約2.1kg。「Dreame X1 Air」(フル装備で約1.4kg)と比べるとやや重量はあるものの、コードレス掃除機の中では比較的軽い部類です。
長時間の掃除や高い場所の掃除でも、腕や手首への負担が少ない点は優秀です。
▼片手で簡単に持ち上げられる軽さ。
ちなみに、バッテリー上部には滑り止めゴムが備わっており、掃除を途中で中断し、一時的に壁へ立てかけても倒れにくいようになっています。
このような細かな気配りが、日々の掃除のストレスを減らしてくれます。
メインブラシの回転ローラーには短めの毛足（ソフトローラー）を使っており、フローリングやフラットな床を傷めずに、細かいゴミやホコリ、髪の毛、ペットの毛などをしっかり掃きとることができます。
絡まり防止構造として、ローラー内部に「コーム（櫛状）構造」を備えており、髪の毛やペットの毛の絡まりを抑制。メンテナンスしやすく、毛や糸くずなどが絡まって動かなくなるトラブルが起きにくいよう設計されています。
そして正面には広角の照明機能「CelesTect LEDライト」が組み込まれており、床や家具の下、ソファの下、家具の裏側など、暗くてゴミが見えにくい場所でも掃除しやすくなっています。
充電・収納スタンドが付属（ただし壁面固定式）
本製品には充電・収納スタンドが付属し、掃除機本体および付属パーツ一式をコンパクトに収納できます。
▼ブラシ一式を差し込んで収納可能
▼掃除機本体もコンパクトにまとめておけます
ただし、スタンドを使うためには、付属のネジやビスを使って壁面に固定する必要があります。そのため、賃貸物件などでは設置しづらいのが難点です。
対策として、強力な両面テープでスタンドを壁面に固定する方法もありますが、掃除機の自重によって脱落する可能性があるので注意が必要です。
設置性に関しては、スタンドを床置きできる「Dreame X1 Air」に軍配が上がると感じました。
実際に使って感じた『Dreame X1 Slim』の使用感レビュー
実際に『Dreame X1 Slim』を使って、部屋を掃除しました。
長時間の掃除でも腕が疲れづらい
本体部分（ハンディ部）は約1.4kg、延長ロッド+メインブラシを装着した状態でも約2.1kgに収まるため、長時間使っても腕への負担を感じにくいです。
実際に使ってみると、ソフトローラーブラシ下部に備わっているローラーと吸引力によってヘッドが自然に前へ進み、無理に押し付けなくてもスムーズに掃除できました。手首や前腕に力を入れる必要が無く、広範囲の掃除を長時間続けても疲れが溜まりにくいと感じました。
▼実際に掃除している様子(フローリング)
▼実際に掃除している様子(カーペット)
手持ち部分はフレームで囲われているため、強く握らなくても滑り落ちず、安定して操作可能。手に軽く乗せるように持つだけでスムーズに掃除ができ、腕や手首への負担を最小限に抑えられる設計となっています。
最大150AWのハイパワー吸引 | LEDライトで微細なホコリも見える化
Dreame X1 Slimは、コードレス掃除機としてはトップクラスの150AWというパワフルな吸引力を誇ります。
実際に使用してみると、フローリングの細かな砂粒や畳の奥に潜む微細なゴミ、さらにはカーペットに絡まった髪の毛まで、一度通るだけでしっかり吸い取れていました。一般的なスティック掃除機では取り残しやすいカーペット内のチリも、何度も往復することなく簡単に取り除けるので非常にスッキリします。
▼カーペットに絡まった髪の毛や、見えないほど小さなゴミまで逃さず除去。
部屋の四隅に溜まりがちなホコリや、家具下の暗くて見えづらいホコリも、ソフトローラーブラシに搭載されたCelesTect LEDライトによってしっかり照らし出され、吸い残しが出にくい点も実用的です。
▼パッと見では綺麗に見える家具下も...
▼ライトで照らすと大量のホコリが確認できます
このように、暗い家具の下や壁際など、普段見落としがちな部分に潜む微細なホコリを視覚化してくれるので、掃除中の見逃しをかなり減らすことができました。
▼ヘッドは水平に近い角度まで倒せるため、狭い家具下もスイスイ入れます。
単に数値としての吸引力が高いだけでなく、吸引力を最大限に活かすための "見える化" サポートも両立しているため、掃除の効率と仕上がりの満足度が非常に高いと感じました。
吸引モードの切り替えが可能
LEDディスプレイに備わっているボタンを押すだけで、吸引力をエコモード⇒オートモード⇒ターボモードの3段階で切り替え可能。現在のモードはディスプレイ表示で確認できます。
▼バッテリー残量もリアルタイムで表示。
フローリングの軽いホコリならエコモード、ラグやカーペットの奥に入り込んだゴミにはターボモードと、掃除する場所に合わせて最適なパワーに調整できます。いちいち変更するのが面倒な場合は、インテリジェントセンサーが床の汚れ具合を感知し、吸引力を自動で調整するオートモードが最適です。
▼モード切替の様子
日常的な掃除ではエコモードが一番使いやすく、バッテリーの持ちも良いため広範囲の掃除も一気に完了できました。一方、フローリングにこびりついたゴミが気になる場所ではターボモードに切り替えることで、一気に出力が増して取り除けます。
バッテリーと吸引力のバランスを自分の生活に合わせて最適化できる点がとても便利だと感じました。
稼働音は一般的なレベル
実際にデジタル騒音計を使い、稼働中の掃除機から約1mの距離で騒音レベルを確認してみたところ、エコモードで67.5dB前後、ターボモードで75.5dB前後でした。
▼騒音レベルの例（比較表）
| 音の大きさ（dB） | 具体例 | 体感イメージ |
| 30 dB | 図書館の静けさ、夜の住宅街 | 非常に静か |
| 40 dB | 静かなオフィス、ささやき声 | 静かだが生活音は感じる |
| 50 dB | 普通の会話、エアコンの室内機 | 日常でよくある音量 |
| 60 dB | 普通の会話、静かな掃除機 | 少し気になるが許容範囲 |
| 70 dB | 一般的な掃除機、ドライヤー | 明確にうるさく感じるが日常範囲 |
| 80 dB | 交通量の多い道路、地下鉄車内 | 長時間だとストレスを感じる |
| 90 dB | 大声の叫び、芝刈り機 | うるさく、短時間でも注意が必要 |
| 100 dB | 電車の通過音、工事現場の騒音 | 耳への負担が大きい |
エコモードでは、一般的な会話音よりやや大きい程度で、日中の使用であれば十分許容範囲内です。テレビ視聴中に稼働させても大きなストレスはなく、集合住宅でも使いやすい印象です。
一方、ターボモードでは75dB台まで上がり、スティック掃除機としては標準的〜やや大きめの音量になります。日中の使用は問題ありませんが、深夜帯の集合住宅や、家族が寝ている時間に使用するには控えたほうが良いと感じました。ただし、その分吸引力は非常に強力なため、短時間で一気にゴミを取り切りたい場面には適しています。
軽量ボディと高回転モーターを組み合わせたモデルのため、どうしても一定の駆動音は避けられませんが、日中の掃除であればとくに問題なく使えるレベルです。
用途・場所に応じてツールを使い分け可能
本製品にはメインブラシを含め計3種類のアタッチメントが付属しており、掃除する場所に応じて最適なツールを使い分けられる点も魅力です。
アタッチメント交換はスムーズに行うことができ、日常的な使い勝手は良好。
棚の上やテレビ周りなど、傷つけたくないデリケートな場所には「ソフトダスティングブラシ」が最適で、細かいホコリを優しく払うように吸い取れます。
▼筆者はシーリングファンの羽根に積もった埃を吸引する際に重宝しています。
延長ロッドを外してハンディモードに切り替えることで、キーボード掃除用としても活用しています。
また、「コンビネーションツール（隙間ノズル）」は、窓のサッシや家具の隙間など細部の掃除に便利で、普段は手が届きにくい場所まで手軽に掃除できます。
▼洗濯機の横など、普段は手が届かず掃除しづらい場所では超便利。
それぞれのツールの役割が明確に差別化されているため、床・布製品・家具まわり・建具の隙間、そして車内にまで掃除の幅が広がり、本製品一台で家中・車内をまるごとカバーできます。
最大1時間も持続するバッテリー
本機のバッテリー持続力は、スペック上で最大60分間となっています。これは「Dreame X1 Air」（約35分）の2倍近い持続時間です。
実際に "エコモード" で掃除した場合、筆者の住まい（63㎡）の部屋全体を一通り掃除してゴミを取り切っても、まだ65%ほど残っていました。床全体を隅々まで丁寧に掃除しても、バッテリー切れを心配せず掃除を終えられます。
使用後は、本体にバッテリーを装着したまま電源コードをつないでスマートに充電を開始できます。
バッテリーは取り外し可能なので、別の場所で充電することも可能。バッテリーは約4時間で0%⇒100%まで回復。標準的な充電スピードといえます。
なお、高吸引力のターボモードを使うとバッテリーの消耗が早くなりますが、それでも10分弱程度の連続使用は可能でした。
もしバッテリー効率を最適化したい場合には、オートモードが最適です。必要以上に強モードを使わず、汚れに合わせて力を入れるので、バッテリー消耗を抑えながら掃除できる点が大きなメリットだと感じました。
特にしつこい汚れが残る場所ではターボモードを使用し、普段の軽い掃除にはオートモードを活用。静音性やバッテリー持ちを重視したい場面ではエコモードを選ぶ、というように使い分けることで、日々の掃除効率を最大限に高めることができるでしょう。
優れたメンテナンス性
本製品はメンテナンス性も優れており、ダストカップ・フィルター・ローラーブラシのすべてを簡単に取り外して水洗いできます。
掃除後、ダストカップを取り外して溜まったゴミを捨て、フィルターやブラシ部をさっと水洗いすればあっという間にキレイに。特にペットの毛やホコリが多い家庭では、ゴミやニオイ、吸引力の低下を防ぐためにこの「ささっと洗える構造」は大きなメリットといえるでしょう。
吸い取ったゴミやホコリが本体に溜まったままだと不快感を覚えるという方にとって、清潔さを簡単に維持できる点は嬉しいポイントです。
『Dreame X1 Slim』の良かった点・悪かった点
『Dreame X1 Slim』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- シンプルかつスタイリッシュなデザイン
- どのような雰囲気の部屋にも溶け込みやすい見た目
- 複数種類のアタッチメントが付属
- 最大150AWの吸引力
- モード切替（エコ/オート/ターボ）＋汚れ検知で効率よく掃除
- CelesTect LEDライトで微細なホコリを見える化
- 0.5Lダストカップでゴミ捨て頻度が少なく済む
- 最大60分持続するバッテリー
- メンテナンスがラク
悪かった点
- 充電・収納スタンドが壁面固定前提（特に賃貸物件だと設置ハードルが高い）
- 吸引音は一般レベル（静音モデルというわけではない）
- Airのようなミニモーターブラシが付属しない
よくある質問（FAQ）
総評：軽くて疲れにくいのに、しっかり掃除できるコードレス掃除機
Dreame X1 Slimは、軽さ・掃除能力・バッテリー持続時間をバランスよく兼ね備えた高性能コードレススティック掃除機です。
本体部分は約1.4kg、フル装備でも約2.1kgという扱いやすい重量に加え、150AWのパワフルな吸引力を備えており、フローリングからカーペット上まで幅広く対応できます。計3種類のアタッチメントが付属し、場所を選ばず使える点が大きな魅力です。
汚れに応じて吸引力を自動調整するオートモードや、ホコリを可視化するLEDライトを備え、掃除の精度と効率の良さを実感しやすい設計となっています。最大60分のバッテリー持続時間と0.5Lの大容量ダストカップにより、広めの住宅でもいちいち手を止めることなく掃除を続けられるのでストレスがありません。
ただし、収納スタンドが壁面固定式である点や、決して静音性に優れたモデルではない点など注意すべきポイントはあります。
それでも、わずかな価格差で下位モデル（X1 Air）よりも明確に性能が向上していることを考えると、吸引力や稼働時間、ダスト容量を重視する方にとって、X1 Slimは非常に完成度の高い一台といえるでしょう。
「軽くて疲れにくいのに、しっかり掃除できるコードレス掃除機」を探している方には、間違いなくおすすめ度の高いモデルだと感じました。
◎おすすめできる人
- 吸引力・稼働時間・ダスト容量を重視する人
- フローリングからカーペット、ペットの毛まで1台でしっかり掃除したい人
- 軽さとパワーを高いレベルで両立したコードレス掃除機を求める人
▲おすすめできない人
- 壁に穴あけせず、床置き収納したい人
- 紙パック式の掃除機が好きな人
- とにかく静音性を最優先したい人
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