数多くのイヤホンをリリースしてきたACEFASTから、最新のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン『ACEFAST ACEFIT Pro』が登場しました。
耳を塞がないオープンイヤーデザインと40灯のマトリクスLEDライトを組み合わせたユニークな完全ワイヤレスイヤホンです。夜間のランニングや通勤時でも存在を示せる「ナイトセーフティーモード」を搭載し、安全性と個性を両立。
3磁石ウルトラリニアスピーカーとAELC低音強化技術により、オープン型ながら迫力ある重低音とクリアな中高音を再現。わずか7.8gの軽量設計と柔らかい液体シリコン製イヤーフックで長時間でも快適に装着できるモデルです。
こんな方におすすめ!
- 夜間のランニングや通勤を安心して楽しみたい方
- 長時間でも快適にイヤホンを使いたい方
- 音質とデザインの両方にこだわる方
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」をレビューしていきます。
『ACEFAST ACEFIT Pro』の割引・セール情報
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- 有効期限:2025年12月31日(水)まで
『ACEFAST ACEFIT Pro』のスペック・仕様表
| ブランド | ACEFAST |
| モデル名 | ACEFIT Pro |
| カラー | オリーブグリーン / チェリーブロッサム / ライムグレー / ウィンディパープル |
| 接続方式 | Bluetooth 5.4(BES2700IHCチップ) |
| 対応コーデック | SBC/AAC |
| スピーカー | 3磁石ウルトラリニアスピーカー(20×8mm)、複合振動板、AELC低音強化 |
| 周波数応答 | 50Hz – 20kHz |
| 重量 | イヤホン(片耳):約7.8g(実測:約7.47g) イヤホン+ケース:約75.2g(実測:約73.47g) |
| 素材 | 0.7mmチタン合金ワイヤー × 液体シリコンイヤーフック |
| 防塵防水 | IP54(イヤホン本体) |
| バッテリー | イヤホン:60mAh(約6時間再生、通話約5時間) ケース:500mAh(3回フル充電、合計約25時間再生) |
| 充電 | USB-C(5V/1A)、イヤホン充電:約1時間、ケース充電:約2時間 |
| 急速充電 | 対応(10分で約2時間再生可能) |
| ケースサイズ | 82.9 × 63.9 × 27mm(透明ケース、LEDデジタル表示付き) |
| マルチポイント接続 | 対応(2台同時接続可能) |
| 対応アプリ | ACEFAST |
| マイク | デュアルマイク + ENCノイズキャンセリング搭載 |
※参照元:ACEFAST公式サイト(ACEFIT Pro製品ページ)
『ACEFAST ACEFIT Pro』のパッケージ内容
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- チャージケース
- イヤホン本体(左右)
- ユーザーマニュアル
- クリーニングクロス
- USB Type-Cケーブル
LEDライトを搭載したチャージケース
パッケージには、収納とイヤホンの充電器を兼ねたチャージケースが付属します。USB Type-C有線充電に対応。ワイヤレス充電には非対応です。
▼チャージケースの外観。中身の見えるスケルトンデザイン。
チャージケースのフタを開閉するとLEDが一定時間点灯します。SFチックな見た目で、ガジェット愛好家としては所有感をくすぐられます。
左右イヤホンの充電残量がゲージで表されるほか、チャージケースのバッテリー残量がパーセント(%)で表示。残りどのくらい使えるのかを把握しやすくて便利です。
チャージケースは手のひらに収まるほどのコンパクトサイズ。指紋や皮脂汚れが目立ちづらい一方で、ツルツルした手触りと丸みを帯びたフォルムにより、手から滑って落としやすいので注意が必要です。
ケース&イヤホン込みの総重量は、実測で約73.47gと軽量。
厚みも薄く、ズボンのポケットなどに入れても支障なく持ち運べます。
ケース背面には充電用のUSB Type-Cポートが用意。
ケースのフタをぱかっと開けると、両耳のイヤホンがスッポリ収まっています。
▼フタ内側のLEDも点灯します。
このように、チャージケースは一般的なイヤホンと比べて個性的なデザイン・設計となっています。
イヤホンにもLEDライトが内蔵
イヤホンのフォルム自体は一般的なオープンイヤー型と大差ありませんが、本体部分の側面にLEDライトを内蔵しており、チャージケースと同様に光ります。
イヤホン単体(片耳)は、実測で約7.47gと非常に軽量。
コンパクトかつ非常に軽量な造りのため、装着時に耳への負担を抑えることができます。
側面の本体部分(ブランドロゴ記載部分)には、LEDに加えてタッチパネルが内蔵。
オープンイヤー型のため、内側の耳穴に当たる部分にはスピーカー穴が用意されているのみ。
その他、通話用マイクも内蔵されています。
フォルム自体は一般的なオープンイヤー型ですが、LEDを内蔵することで他社モデルとの差別化が図られています。特にイヤホンのLEDは、暗い夜道で自分の存在を歩行者や車に知らせる際に大いに役立つでしょう。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『ACEFAST ACEFIT Pro』はBluetooth 5.4によるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルです。
イヤホンをケースに収納した状態でフタを開くことで、自動的にペアリングスタンバイ状態となります。
デバイス側で "ACEFAST ACEFIT Pro" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了します。
これだけの手順で接続を完了できます。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるでしょう。
専用アプリのインストールを推奨
ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能です。
▼公式アプリ『ACEFAST』
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スマホにイヤホンを接続した後、アプリを起動すると接続中のデバイスが自動で認識されます。
▼アプリのメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。
タッチ操作の変更やEQ(イコライザー)プリセットの選択など、用途に応じてカスタマイズすることが可能。
また、チャージケースのLED点灯カラーを変更することもできます。
▼点灯自体をオフにすることも可能。
点滅のスピードも、速い・遅いから選択可能。
その他、ファームウェアのアップデートも可能。アプリを利用して、柔軟な使い方が出来る点も本製品の魅力の1つです。
本製品を利用する際はアプリのインストールをオススメします。
フィット感と開放感を両立したデザイン
本機を実際に装着してみると、まず感じるのは耳への負担が少なく、長時間つけていても痛みや圧迫感がない点です。 液体シリコン製の柔軟なイヤーフックと軽量設計(片耳7.47g)のおかげで、運動中や移動時でも違和感なく自然に装着できます。
▼耳穴の上に "当たる" 感じであり、カナル型やインイヤー型と比べると、耳穴を塞ぐ不快感や圧迫感は皆無。
締め付け感は無い一方で、耳の外周に沿ってシッカリと固定されるため、装着した状態でウォーキングなどの運動をしても落ちませんでした。長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることもありません。
IP54防水仕様のため、汗や雨水が付着しても問題なし。全体的に快適な装着性を実現できていると言えます。
さらに、本機はイヤホン自体にLEDを内蔵しており、耳元を光らせることで夜間の視認性を高められる点も特徴的です。これにより、暗い道を歩く際や夜間のランニング時に自分の存在を周囲に示すことができ、安全性の確保にもつながります。
オープンイヤー型としては非常にバランスの取れたサウンド
『ACEFAST ACEFIT Pro』で実際に様々なジャンルの楽曲を視聴してみました。
本機の音質は、オープンイヤー型としては非常にバランスの取れた仕上がりと感じられました。特に中~高音域の解像感が高く、ボーカルの声から楽器の細やかな音色までクリアに再現。ライブ音源やアコースティック系の楽曲では、その透明感のある表現力を最大限に楽しめます。
一方で低音はオープンイヤー型らしい弱さがあり、カナル型イヤホンのような迫力ある重低音を求める人にはやや物足りなさを感じるかもしれません。ズンズンと響く低音を期待している方は注意が必要です。
ただし、オープンイヤー型という構造上の制約を考慮すれば、本機はむしろ健闘している部類です。ベースラインやドラムのリズムはしっかり捉えられ、日常使いやスポーツ時のBGMとしては十分満足できる音質です。
「耳を塞がない快適さ」と「解像度の高いクリアな音質」を両立させたモデルと言えます。
同楽曲でも異なるサウンド体験を提供するEQプリセット
本製品にはプリセットEQ(イコライザー)が用意されており、公式アプリより切り替えられます。
プリセットEQでは、ボーカル強調やライブモード、サブウーファーなど、視聴する音楽種別に最適なサウンド環境をワンタッチで実現できます。
選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが可能。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていました。
音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーを調整するのは敷居が高いですが、このようにプリセットがいくつも用意されているおかげで、音の変化を気軽に楽しめるのは便利な機能であると感じました。
▼なお、各パラメーターもイジることもできます。
音漏れは多少あり
本製品はオープンイヤー型のため、インイヤー型、カナル型と比べると、多少の音漏れがあります。
ボリュームを50~60%ほどに抑えた場合は気にならないレベルですが、80%以上まで上げると、明らかな音漏れが感じられます。特に高音域や、低音のズンズン響く音が漏れ聴こえやすいです。
自宅で利用する分には問題ありませんが、バスや電車などの公共交通機関や、不特定多数の人が周囲に居る環境では、ボリューム調整に注意した方が良いでしょう。
ACEFAST ACEFIT Proの通話品質を検証
本製品はENCノイズキャンセリング対応のデュアルマイクを内蔵しており、イヤホン越しにハンズフリー通話を行うことが可能です。
▼音声収録の様子(iPhone 16 Proで撮影)
▼ACEFAST ACEFIT Proで収録した音声
iPhone 16 Proで撮影した動画と、イヤホン内蔵マイクで収録した音声を聴き比べてみると、若干くぐもった声に聴こえるものの、内蔵マイクでは周囲の環境ノイズ(空調音、本に触れる音)などが効果的に低減されており、装着者の声のみを明瞭に拾い上げることができています。
通話やウェブ会議用のマイクとして使用する分には問題ありません。ノイズキャンセリング機能がそこそこ優れているので、騒がしい場所では効果を大きく実感できるでしょう。
タッチ操作に対応
左右のイヤホン本体のロゴ部分をタッチすることで、様々な機能を利用できます。
タッチした際の機能は、アプリより自由にカスタマイズ可能。
▼シングルクリック、ダブルクリック、トリプルクリックに分けて、異なる機能を割り当てられます。
曲送り/戻し、ボリューム調整、音楽再生/停止など、好みの機能を割り当てることが可能。タッチ機能をうまく活用することで、より快適に本製品を活用できるでしょう。
平均的なバッテリー持続力
本機のバッテリー持続時間について、スペック表上では、イヤホン単体で約6時間、ケース併用で合計最大25時間とされています。
実際にイヤホンを使用したところ、イヤホン単体では計5時間半ほど、ケース併用で22~23時間ほどのバッテリー持ちでした。長時間の通勤や運動、さらには一日を通しての使用でも問題なく対応できました。
また、急速充電にも対応しており、10分の充電で約2時間使用できる点は非常に便利。外出前にサッと充電すれば、移動中や運動中に困ることはほとんどありません。
同価格帯のカナル型イヤホンには単体で10時間以上持つモデルもあるため、比較するとバッテリーはやや短めに感じるかもしれません。しかし、オープンイヤー型という構造を考慮すれば、本機は十分に健闘していると言えるでしょう。
一方で、個人的にはケースがワイヤレス充電に対応していれば、さらに便利だったと感じます。また、有線充電用のUSB Type-Cポートがケース背面に配置されているため、ケーブルを接続するとケースが浮き上がって不安定になる点も気になりました。
ここは今後の改善に期待したいポイントです。
『ACEFAST ACEFIT Pro』の良かった点・悪かった点
『ACEFAST ACEFIT Pro』を実際に使って感じた「良かった点・悪かった点」は以下の通りです。
良かった点
- LED内蔵のSFチックなデザイン
- 40灯マトリクスLED&ナイトセーフティーモードで夜間に自身の存在を示せる
- 片耳約7.5g台の軽量設計で長時間でも疲れにくい
- 開放感と高解像度サウンドを両立
- バッテリー残量がLED表示されて分かりやすい
- IP54防水仕様
- アプリで多彩なカスタマイズが可能
- 急速充電サポート
悪かった点
- 低音の迫力は控えめ
- カナル型と比べて音漏れはしやすい
- ワイヤレス充電非対応
- ケース背面のUSB Type-Cは接続時にケースが浮きやすく不安定
- ケース表面がツルツルで落としやすい
よくある質問(FAQ)



総評:「デザイン性・音質・実用性」をバランス良く兼ね備えた完成度の高いモデル
『ACEFAST ACEFIT Pro』は、オープンイヤー型の快適さに加え、高解像度サウンド、40灯マトリクスLEDによる高いデザイン性と夜間の安全性を両立した、個性派のワイヤレスイヤホンです。
中~高音域の解像度が高く、ボーカルや楽器の細やかな表現をしっかり楽しめます。低音はカナル型に比べると弱めですが、オープンイヤー型としては十分健闘しており、スポーツや日常使いには最適なバランスです。
アプリ上でLEDのカスタマイズやEQ切り替えが可能で、使い勝手の幅も広がります。マルチポイント接続やENC通話、IP54防塵防水など実用的な機能も揃っており、幅広いシーンで安心して使える点も魅力。
バッテリー持ちは平均的で、ワイヤレス充電非対応やケースのポート位置など改善の余地はあるものの、総合的には「デザイン性・音質・実用性」をバランス良く兼ね備えた完成度の高いモデルといえるでしょう。
おすすめできる人
- 夜間ランニングや通勤で安全性を重視したい人
- 長時間でも快適に装着できるイヤホンを求める人
- 音質とデザインの両立を重視する人
おすすめできない人
- 迫力ある重低音を最重視している人
- 完全な音漏れ防止を求める人
- ワイヤレス充電対応のケースが必須条件という人
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