数多くのモバイルデバイスやポータブル電源などの開発を手掛けてきたFOSSiBOT(フォッシボット)は、同ブランドの最新タフネススマートフォンとして『Fossibot F107 Pro』を、2025年7月にリリースする。
元々はKICKSTARTERにてクラウドファンディングが行われた製品であり、最低399ドル(約57,000円)の早期価格から支援できた。記事執筆時点で500万円を超える資金調達に成功している。
IP68/IP69K (1.5メートルの潜水に30分間耐える)の防水性能、MIL-STD-810Hの耐衝撃性を備えた頑丈なタフネススマホであり、厚み:約4cm、重量:約908gとこの手のタフネスモデルの中でもかなり大型の部類となっている。
背面に暗視カメラを搭載しており、ナイトモード利用時には真っ暗な夜間でも鮮明な写真撮影が可能だ。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていく。
『Fossibot F107 Pro』のスペック&概要
| ブランド | Fossibot |
| モデル名 | Fossibot F107 Pro |
| カラー | ブラック |
| 防水防塵規格 | IP68/IP69K (1.5メートルの潜水に30分間耐える) |
| 耐衝撃規格 | MIL-STD-810H |
| 対応気温 | -15℃~+55℃ |
| ディスプレイ | 6.95インチ IPS (ゴリラガラス3保護) |
| 解像度 | 2460×1080 (FHD+) |
| リフレッシュレート | 最高120Hz |
| ピーク輝度 | 631nits(実測値) |
| OS | Android 15 |
| CPU(SoC) | Mediatek Dimensity 7300 Ultra オクタコアプロセッサー |
| RAM | 12GB ※最大18GBの仮想RAM拡張サポート |
| ストレージ | 512GB |
| マイクロSDカード | 対応 |
| SIMカード | デュアルnanoSIMサポート |
| 対応通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth, NFC, 4G/5G |
| 対応バンド | GSM Bands: (2/3/5/8) CDMA Bands: (BC0/BC1/BC10) WCDMA Bands: (1/2/4/5/6/8/19) TDD Bands: (34/38/39/40/41/B42/B43/B48) FDD Bands: (1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/13/17/18/19/20/25/26/28/66) 5G SA Bands: (N1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/66/71/38/40/41/77/78) |
| 認証方法 | 顔認証、指紋認証(サイド) |
| 搭載カメラ | フロント:32MP リア:200MPメイン+50MP広角+2MP暗視 |
| フラッシュライト | 372ルーメン |
| 搭載ポート | Type-C |
| スピーカー | 搭載 |
| バッテリー容量 | 28,000mAh (66W急速充電サポート、10W逆充電サポート) |
| 本体サイズ | 190.1×90.6×39.93mm |
| 本体重量 | 約908g(実測値) |
※参照元:Fossibot公式サイト
▼公式紹介動画
今回紹介する『Fossibot F107 Pro』は、防水防塵・耐衝撃仕様の5G対応タフネスAndroidスマートフォンだ。
CPU(SoC)には「Mediatek Dimensity 7300 Ultra オクタコアプロセッサー」搭載、最大30GBまで拡張可能なメモリ(RAM)と512GB内部ストレージを採用。マイクロSDカードを挿入することでストレージ拡張も可能だ。
筐体サイズは190.1×90.6×39.93mm、重さは約908g(実測値)と非常に大型でズッシリとしており、数あるタフネススマホの中でも最大クラスだ。
MIL-STD-810H等級の耐衝撃仕様と、IP68/IP69K等級の防水防塵仕様となっており、1.5メートルの潜水に30分間耐えることが可能。過酷な環境でも問題なく使用できる。
指紋認証(サイド)、顔認証によるロック解除に対応。左側面には様々な機能を割り当てることのできるカスタムキーを搭載している。
6.95インチIPSディスプレイを搭載。2460×1080 (FHD+)解像度と最高120Hzリフレッシュレートに対応しており、綺麗で滑らかな映像を楽しめる。
前面に32MPフロントカメラを、背面に200MPメイン+50MP広角+2MP暗視の3眼構成リアカメラを備えており、高精細な写真撮影が可能。
特に暗視カメラの性能は優れており、ナイトモードを利用した場合、真っ暗な深夜の屋外でも被写体を明るく鮮明に映し出すことができる。
また、筐体上部には強力な372ルーメンのフラッシュライトも搭載しており、周囲を照らす懐中電灯代わりとしても機能してくれる。
Wi-Fi, Bluetooth, NFCなどの通信規格に対応。デュアルnanoSIMカードの挿入も可能であり、外出先でも4G/5G通信を行うことができる。
28,000mAhの超大容量バッテリーを内蔵しており、2800時間のスタンバイモード、40時間の動画再生など、外出先でも長時間の連続使用が可能。66W急速充電サポートで、あっという間にバッテリーを回復できる点も嬉しい。
そして10Wの有線逆充電(リバースチャージ)もサポートしており、モバイルバッテリー代わりとして、他のモバイルデバイスに電力を供給することも可能だ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物を全て取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- Fossibot F107 Pro本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- ハンドストラップホルダー
- ドライバー&ネジ一式
▼66W対応の電源アダプタが付属。
▼指を通してスマホの落下を防ぐためのハンドストラップホルダーが付属。
Fossibot F107 Pro』の外観&インターフェース構成
▼Fossibot F107 Proの外観。6.95インチディスプレイを搭載した、非常に大柄の筐体。
▼前面中央には32MPフロントカメラを搭載。
▼背面の様子。
▼背面には200MPメイン+50MP広角+2MP暗視の3眼構成リアカメラが用意。
▼NFCのアイコンも確認できる。
▼本体重量は実測で約908g。
実際にFossibot F107 Proを手荷物と、スマホとは思えないほどのズッシリ感がある。それと同時に、ちょっとやそっとの衝撃では壊れないと思わせる頑丈さも伝わってくる。
▼厚みは約4cmとかなり分厚い。これまで数多くのスマホに触れてきたが、間違いなく現時点でトップの厚みだ。
▼一般的なズボンのポケットには入りそうにない。
▼一般的なスマホ(POCO X7 Pro:左)と本製品(右)を並べた様子。
▼普通のスマホの4~5台分ほどの厚みがある。
続いて、インターフェースについて紹介していく。
▼スマホ上部の様子。フラッシュライトを搭載。
▼下部の様子。Type-Cポートが用意。
Type-Cポートはキャップで保護されており、水滴や粉じんの侵入を防ぐ。
▼右側面の様子。音量調節ボタンと電源ボタンが用意。
電源ボタンは指紋認証に対応しており、指紋を登録しておけば、電源ボタンに指をかざすだけで瞬時にロックを解除できる。
▼左側面の様子。カードスロット、カスタムキー、フラッシュライトボタンが用意。
カードスロットは素手でも取り外し可能。デュアルnanoSIMカードおよびマイクロSDカードを挿入できる。
ハンドストラップホルダーの装着が可能
付属のドライバー&ネジ類を使用して、Fossibot F107 Proの筐体にハンドストラップホルダーを装着できる。
▼付属のネジで、筐体四隅の穴にホルダーを固定していく。
▼ハンドストラップホルダーを装着した状態。
ハンドストラップホルダーを装着した状態で指を入ることで、使用中に不注意でスマホを落としてしまうのを防ぐことができる。
『Fossibot F107 Pro』のAnTuTuベンチマークテスト結果
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約69.8万点のスコアを記録した。
タフネススマホの中でも、かなり高いスコア結果と言える。
ウェブサイト閲覧や動画視聴、軽作業など、一般的なスマホ用途は問題なくこなせる性能を備えている。ゲーミングに関しても十分スムーズに楽しめる。
アウトドアアクティビティ中に、性能不足でストレスを感じる場面はほとんどないだろう。
IP68/IP69K等級の高度な防水防塵仕様
本製品はIP68/IP69K等級の高度な防水仕様となっており、釣り場や海などの水場でも安心して扱うことができる。
▼シャワーを浴びせても壊れる心配はない。
カードスロットやType-Cポートはキャップで保護されており、水気の侵入を効果的に防いでくれる。
MIL-STD-810Hの耐衝撃仕様も併せて、本製品はアウトドアでの使用に特化したタフネスモデルと言えるだろう。
一般的なスマホ作業は支障なし
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼画像多めのサイトでも瞬時に読み込まれる。
▼2460×1080 (FHD+)解像度のディスプレイでは、細かな文字まで見やすい。
120Hzの高リフレッシュレートをサポートしているため、画面スクロール操作もスムーズでストレスがない。
▼リフレッシュレートは設定より切り替え可能。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合も、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼最高画質設定でスムーズに視聴を楽しめた。
▼ディスプレイの発色は良好。実写映画からアニメに至るまで、満足度の高い映像体験が可能だ。
ただし、WidevineがL3サポートな点はやや残念だ。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことができた。
なお、設定アプリから18GBの仮想メモリ(RAM)拡張が可能。
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、最高631nitの明るさを得られた。
▼明るさ最大(自動明るさ調整:オン)にした状態で、真っ白なページの中央を測定。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
| 明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
|---|---|
| 0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
| 150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
| 300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
| 500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
| 700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
| 1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
| 1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
| 2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
| 3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
アウトドア使用を前提としたタフネススマホとしては、十分な輝度だと言える。よほど強い直射日光が当たる環境でなければ、屋外でも画面の視認性が損なわれることは無いだろう。
そこそこ音圧の強めなスピーカー
いくつかの楽曲を再生してみて、スピーカー品質を確認してみた。
▼音質確認の様子
この手のタフネスモデルの中では珍しく、音がくぐもっておらず、中~高音域はクリアに響き渡った。低音こそ響きは弱いものの、音圧自体は強く、迫力のあるサウンドを楽しめる。
ハイエンドスマホと比べるとさすがに音質自体は劣るが、タフネススマホにしては十分に頑張ったレベルだと感じた。
カスタムキーが便利
本製品では、筐体左側面に用意された赤色のカスタムキーに、設定アプリから好みの機能を割り当てることができる。
▼カスタムキー(赤色)
▼1回押し、2回押し、長押し時の各パターンに別々の機能を割り当てられる。
このボタンを上手く活用することで、スマホ自体の利便性を向上させることが可能だ。
▼カスタムキーから好みのアプリをクイック起動することができる。
▼フラッシュライトやSOS発信などを即座に起動することも可能。
グローブモードに対応
本製品はグローブモードに対応しており、手袋を装着した状態でも画面のタッチ操作を行うことができる。
実際に手袋を装着した状態で画面をタッチ操作してみたが、素手の場合と同じくらい高い精度で操作が認識された。
▼グローブモード使用中の様子
スマホ操作のためにいちいち手袋を外す必要が無いため、アウトドアアクティビティの際には非常に便利な機能だろう。
便利機能が多数プリインストール済み
本製品には、ツールバッグの中に日常生活からアウトドアな場面まで役立つ便利ツールがプリインストールされている。
▼コンパスや高さ測定器、フラッシュライトなど幅広いツールが用意。
▼高さ測定器(HeightMeasure)で対象物の高さを高精度で測ることが可能。
高輝度フラッシュライトを内蔵
筐体上部には372ルーメンの高輝度ライトが内蔵されており、点灯させると簡易的な懐中電灯代わりとしても利用できるようになる。
▼左側面のフラッシュライトボタン(黄色)を押すことでも起動可能。
▼暗い屋内を照らし出すには十分な明るさ。
災害時の停電対策から、夜間アウトドアアクティビティの際に足元を照らす用途にも重宝する。
優れたカメラ性能
また、本機に搭載されているカメラについても確認してみた。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
フロントカメラに関して、画質は十分に良好であり、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことができていた。
発色も自然。ウェブ会議やオンライン授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼(参考)フロントカメラで録画した映像
▼続いてリア(背面)カメラで撮影した写真。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(4倍)
▼屋外撮影(10倍)
さすがは200MPカメラを搭載していることもあり、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。上画像を見ても分かる通り、遠景から近景まで、明瞭に撮影することができた。
▼(参考)リアカメラで録画した動画
旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質だと言える。
ナイトモード撮影性能:真っ暗闇でも鮮明に捉える暗視カメラの実力
そして『Fossibot F107 Pro』のカメラ性能の中でも、特に驚かされたのがナイトモード撮影時の描写力だ。背面に搭載された2MP暗視カメラは、一般的なナイトモード機能とは一線を画す性能を発揮した。
▼アプリ一覧から「NightCam」を起動。
実際に深夜に撮影してみたところ、光源が一切ない真っ暗な室内でも、まるで日中のように明るく、被写体の輪郭や色味までもしっかりと捉えることができた。
▼iPhone 16 Proで撮影した室内
▼Fossibot F107 Proで撮影した室内
上の画像からも分かるように、iPhone 16 Proで同じシーンを撮影した場合は画面がほぼ真っ黒で、一部の被写体の形状すら判別できない状況だった。一方、F107 Proでは被写体の色彩までも鮮明に再現されていた。ただし、暗視カメラの画素数が2MPと低いため、輪郭にはややジャギーが目立つ場面もあった。
▼iPhone 16 Proの撮影画面(上)とF107 Proの撮影画面(下)を並べた様子。違いは一目瞭然だ。
また、深夜の屋外撮影でもその性能は際立っており、一般的なスマートフォンでは映し出せなかった星空の一部や、遠くを飛行する飛行機の光までをしっかり捉えてくれた。このような暗所での描写力の高さは、登山やキャンプ、警備業務など極限環境での使用を想定するタフネススマホならではの強みと言えるだろう。
▼iPhone 16 Proで撮影した屋外
▼Fossibot F107 Proで撮影した屋外
▼iPhone 16 Proで録画した屋外動画①
▼Fossibot F107 Proで録画した屋外動画①
▼iPhone 16 Proで録画した屋外動画②
▼Fossibot F107 Proで録画した屋外動画②
加えて、前述した筐体上部の高輝度フラッシュライトを併用すれば、暗所の周囲確認や簡易照明としても活用可能。暗視カメラと強力ライトの組み合わせにより、夜間作業や緊急時の備えとしても非常に信頼できる一台となってくれるだろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『PUBG』プレイ時
まずは『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HDR』まで選択できた。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などは一切生じなかった。
▼画面も大きく、十分に迫力のあるゲーミングを楽しめる。
▼PUBGプレイの様子
スマホゲーを楽しみたい場合にも、十分に満足度の高い体験が可能だ。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもあまり重さを感じない。
▼大規模なチャンクの読み込みなどもスムーズに行われ、移動時にストレスを感じることはなかった。
大規模なバイオームを読み込む際などには、多少のカクつきやフレームレート低下を感じることはあった。しかし全体的にパフォーマンスは安定しており、終始スムーズなゲーミングが可能であった。
▼マインクラフトプレイの様子
以上の通り、『PUBG』や『マインクラフト』レベルのゲームアプリであれば、問題なく快適に遊べることが確認できた。
『原神』プレイ時
最後に激重ゲームとして知られる原神について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では設定さえ調整すればスムーズなプレイが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "最低" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "低" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
▼画質設定を "中" に上げた場合でも相変わらず負荷は高いままだが、ゲームプレイ自体はスムーズに楽しめた。
『Fossibot F107 Pro』では、"中" 画質まで設定を抑えれば、原神を十分スムーズに遊べるという結果であった。
▼中画質設定でも、十分に綺麗な映像でゲームを楽しむことが可能だ。
▼中画質設定であれば、フレームレート低下やカクつきなどはほとんど生じなかった。
▼原神プレイの様子
このように、原神クラスのゲームアプリでも、設定次第では快適に遊べることが確認できた。
アウトドアな場面での活躍だけでなく、自宅でたまにゲームアプリを楽しみたい場合にも活用できるスペックを備えている。
非常に長持ちする28,000mAh大容量バッテリー
本製品は28,000mAhの超大容量バッテリーを内蔵しており、普通に使用する分には、丸5~6日間は充電なしで利用し続けることが可能であった。
いちいち充電する手間を省くことができるため、アウトドアな場面に持参する用途に適していると言える。
▼バッテリーセーバーを起動すれば、より長時間のスマホ利用が可能となる。
また、66W急速充電をサポートしており、わずかな時間であっという間にバッテリー残量を回復できる点は実用的だ。
さらに本製品は、10Wの有線逆充電(リバースチャージ)もサポートしており、モバイルバッテリー代わりとして、他のモバイルデバイスに電力を供給することも可能だ。
まさに、アウトドア利用に特化した一台と言える。
まとめ:『Fossibot F107 Pro』の良かった点・悪かった点
今回紹介した『Fossibot F107 Pro』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- IP68/IP69Kの防水防塵・MIL-STD-810Hの耐衝撃仕様
- AnTuTu約69.8万点の高性能
- 6.95インチFHD+ 120Hzディスプレイで滑らかな表示
- グローブモード搭載
- カスタムキーが便利
- 372ルーメンの高輝度LEDライト内蔵
- ゲーミングにも対応可能
- 高性能3眼構成リアカメラ
- 真っ暗闇でも鮮明に撮影できる暗視カメラ
- 超大容量28,000mAhバッテリー搭載
- 66W急速充電&10W有線逆充電に対応
悪かった点
- 本体サイズが非常に大きく(約4cm厚・約908g)携帯性に難あり
- WidevineはL3サポート
以上の通り、耐久性・性能・バッテリー持続力すべてにおいてアウトドア用途に特化したタフネススマホとなっています。
IP68/IP69Kの防水防塵仕様、およびMIL-STD-810Hの耐衝撃仕様となっているうえ、28,000mAhの超大容量バッテリーにより、日常から災害時、長期のアウトドア活動まで、あらゆるシーンで真価を発揮してくれるだろう。
カメラ性能も非常に優れている。特に2MPの暗視カメラを活用したナイトモードの実力は驚異的で、真っ暗な環境でも対象物を鮮明に捉えるその性能は、他のスマートフォンとは一線を画している。加えて、強力なフラッシュライトや、カスタムキー・グローブモード・各種ツール類なども充実。単なる頑丈なスマホにとどまらない完成度の高さを誇る。
もちろん、スマホとしてはケタ外れの重量やサイズ感には注意が必要であり、日常使いとしては人を選ぶ部分もある。しかしそれ以上に、アウトドアや業務用途において圧倒的な安心感と機能性をもたらしてくれる一台だ。
過酷な環境下でも安心して使えるスマホを探している方、暗所撮影を重視したい方、非常時に備えた頼れるデバイスが欲しい方には、間違いなくおすすめできる一台だ。
▼こちらの記事もオススメ
-
-
『FOSSiBOT F112 Pro』レビュー、頑丈なのにスリム、実用的な性能も備えた防水防塵・耐衝撃タフネススマホ
筐体デザイン変更について 本モデルは当初、2025年3月17日(月)に販売開始されましたが、筐体デザインの問題により販売が一時注意され、デザイン修正が行われたものが2025年5月12日(月)に販売再開 ...
続きを見る
-
-
『FOSSIBOT F109』レビュー、5G対応、背面スクリーン搭載のタフネススマートフォン
数多くのモバイルデバイスやポータブル電源などの開発を手掛けてきたFossibot(フォッシボット)社は、2024年9月に同ブランドの最新タフネススマートフォンとして『Fossibot F109』をリリ ...
続きを見る





































































































































