数多くのスマートウォッチを世界中にリリースしてきたAmazfit（アマズフィット）は、2025年6月24日(火)に最新のスマートフィットネスバンド『Amazfit Helio Strap』をリリースしました！
通常販売価格は税込15,900円。
ディスプレイを持たない軽量なスマートバンドでありながら多機能なヘルストラッキングを実現。スマートウォッチを着けたくない、もしくは着けられない場面（筋トレ中や寝ている間など）で活躍します。
睡眠や筋トレ中も快適な軽量×高精度フィットネスバンドです！
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきます。
| ブランド | Amazfit（アマズフィット） |
| モデル名 | Amazfit Helio Strap（アマズフィット ヘリオ ストラップ） |
| カラー | 黒 |
| 内蔵センサー | 健康：BioTracker™ PPG 心拍センサー（5PD + 2LED）、温度センサー 運動：加速度センサー、ジャイロスコープ、地磁気センサー |
| 通信規格 | Bluetooth 5.2 BLE |
| 防水規格 | 5ATM |
| 対応OS | Android 7.0以上、iOS 14.0以上 |
| 対応アプリ | Zeppアプリ |
| マイク | 非搭載 |
| スピーカー | 非搭載 |
| 音声通話 | 非対応 |
| サイズ | 約33.97×24.3×10.59（心拍ベース除く）（心拍ベース含むと約11mm） |
| 重量 | 20g（本体14g、バンド6g） |
| ボディ素材 | ナイロン織りストラップ バックル：面ファスナー |
| バッテリー容量 | 232mAh |
| バッテリー持続時間 | 通常使用：最大10日間 |
| 充電時間 | 約2時間 |
| 充電方法 | マグネット式充電 |
今回紹介する『Amazfit Helio Strap』は、画面を搭載しないシンプルなスマートフィットネスバンドです。
本体重量は20g(本体14g、バンド6g)と非常に軽量。画面を搭載しないぶん薄型デザインとなっており、睡眠時や運動時に装着しても邪魔になりません。
小型の筐体にはBioTracker™ PPG 心拍センサー（5PD + 2LED）、温度センサーなどを内蔵しており、心拍数や血中酸素、睡眠、ストレスなどの健康データを24時間継続的に計測。
▼5PDデュアルライトとディープラーニングによる超高精度な心拍数測定が可能。
注意
本製品は医療機器ではありません。表示されるデータや情報はあくまでも目安であり、健康管理や運動習慣の参考として利用してください。医療目的や専門的な精密測定には対応していません。
それらの計測データを基に、独自の「BioCharge™」スコアとして、日々のエネルギー状態を可視化することができます。
▼公式アプリ上で、記録したデータの詳細な分析が可能。
また、27種類のスポーツモードをサポートしており、筋トレではセット数や回数の自動認識、さらには「HYROX」レース専用モードにも対応。AmazfitのスマートウォッチやHelio Ring、Zeppアプリと連携することで、より高度なデータ管理や分析を行うこともできます。
232mAhのバッテリーを内蔵し、最大10日間の連続使用が可能。防水性能は5ATM（50m相当）で日常生活や水泳にも対応できます。
何より、各機能をサブスクリプション不要で利用できる点がGOOD。
コストを気にせず、高精度な健康管理やトレーニングサポートを求める人に適したウェアラブルデバイスです！
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- Amazfit Helio Strap本体
- 充電アダプタ
- ユーザーマニュアル
Amazfit Helio Strap本体
▼Amazfit Helio Strap本体の外観。ディスプレイを備えておらず、一見すると何の変哲のないリストバンドのようにも見えます。
▼側面の様子。筐体には物理ボタン等も一切搭載されていません。
▼本体部分には繊維強化ポリマーを採用。軽量かつ耐久性があります。
▼背面の様子。ブランドロゴが印字されています。
▼ストラップはナイロン製。軽くて柔らかく、汗を吸収しやすいため、長時間の装着や運動時でも快適です。
▼ストラップを展開した状態。バックルには面ファスナー(マジックテープ式)が採用されており、着脱をスムーズに行うことができます。
▼裏面中央には充電用端子と、生体情報を読み取るセンサー類が内蔵。
▼付け根のレバーを引くことでストラップを取り外せます。
このように、ディスプレイのないスマートフィットネスバンド自体は、非常にシンプルかつ無駄のないデザインとなっています。
非常に快適な着け心地
『Amazfit Helio Strap』の装着感は実に快適。20gと非常に軽量なため、手首に装着したまま運動したり就寝しても、全く違和感はありませんでした。
▼ナイロン製のストラップは、手首へ柔軟にフィット。バックルが面ファスナー(マジックテープ式)のため、着脱も簡単です。
▼余裕のあるストラップ長で、180cm・98kgの筆者の手首にも問題なく装着できました。
▼ディスプレイが無いぶん全体的に薄いため、筋トレ時に器具と干渉してしまうことはないでしょう。
▼ぱっと見では一般的な運動用リストバンドに見えるので、スポーツの場面で装着しても違和感はありません。
普段から自然な気分で装着し続けることが可能です。
また、5ATMの防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、シャワーを浴びたり、水泳で使用しても故障することはありません。
公式アプリのインストールでスマホと同期
本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホへ、事前に公式アプリをインストールしておきましょう。
▼公式アプリ（iOS・Android対応）
付属の充電アダプタにType-Cケーブル(別売り)を繋ぎ、Amazfit Helio Strap背面に装着することで電源がオンになります。
Amazfit Helio Strapの電源がオンになったらアプリを起動し、デバイスの追加画面から「画面なしのバンド」を選択。
あとは、アプリ画面上の手順に従って接続を完了させましょう。
ペアリングが完了すると、端末アプリ上でAmazfit Helio Strapの状態を確認したり、データの分析などを行うことが可能となります。
▼アプリのメイン画面。充電残量もリアルタイムに把握可能。
各種設定項目
アプリ連携後、トップ画面から様々な設定を行うことができます。
▼ヘルスモニターに関する設定項目。モニタリング項目を指定したり、アラームを発する閾値を変更できます。
▼運動検出機能のオン/オフ切替、および検出感度を調整可能。
▼アラーム機能も搭載。設定した時間になるとAmazfit Helio Strapが振動して知らせてくれます。
▼心拍数プッシュをオンにすれば、サードパーティ製アプリやフィットネス機器に、Helio Strapがリアルタイムで測定した心拍数データを送ることができます。
心拍数プッシュに関しては、サブスク不要で外部連携できる点が嬉しいですね！
また、ヘルスモニターに関する設定項目に関しては、Amazfit Helio Strapの本格利用開始前に調整・変更しておくことをオススメします。
「BioCharge™ エネルギースコア」でエネルギー残量を可視化
Amazfit Helio Strapを装着すると、体の充電残量を数値化した「BioCharge™ エネルギースコア」を確認することができます。
心拍数・心拍変動（HRV）・睡眠の質・活動量・ストレスレベルといった複数の生体データを組み合わせ、ユーザーが今、どの程度までの活動に耐えられる状態かを0〜100のスコアで表示してくれます。
BioChargeスコアの目安
- 高スコア（80〜100） → 十分に回復、強度の高い運動や長時間の活動に向いている
- 中スコア（60〜79） → ある程度の余力あり、軽〜中負荷の運動がおすすめ
- 低スコア（0〜59） → 疲労蓄積中、休養や軽い活動で回復を優先
Zeppアプリ上の「BIOCHARGE」タブから、自身のリアルタイムのBioChargeスコアを確認でき、スコア結果を基に、AIが運動や休養のアドバイスも提示してくれます。
Amazfit Helio Strapを装着している限り、スコアは常に算出され続けます。1日中のスコアを記録することで、「どの時間帯に」「どの程度」体の充電残量(体力)を消耗したのか一目で把握できます。
▼運動は「消耗イベント」として記録され、睡眠は「回復(チャージ)イベント」として記録され、睡眠の質に応じてスコアが回復。
睡眠中もバンドが心拍数や呼吸速度を高精度に記録。レム睡眠・ノンレム睡眠の割合を把握することも可能です。
このように、「BioCharge™ エネルギースコア」機能を活用することで、自身のなんとなくの感覚だけでなく、データに基づいて運動・休養のバランスを判断できるため、オーバーワークの防止やトレーニング効率の最適化に役立ちます。
さらに、スコア変動があった場合、低下の原因（睡眠不足や高ストレスなど）も可視化できるため、生活習慣の改善につなげることもできるでしょう！
24時間の高精度ヘルスモニタリング
Amazfit Helio StrapはBioTracker™ PPG 心拍センサー（5PD + 2LED）、温度センサーなどを内蔵しており、装着しているだけで心拍数や血中酸素、睡眠、ストレスなどの健康データを24時間継続的に計測できます。
記録されたデータはZeppアプリ上で一元管理され、日別・週別・月別に確認可能。心拍やストレスの上昇パターンを把握することで、生活習慣やトレーニング内容の見直しにもつなげられます。
前述したように、睡眠時にはレム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠の割合や、呼吸数の変化も記録。朝起きたときに「疲れが残っている」と感じても、その原因が睡眠の質なのか、日中の活動やストレスなのかを。データから客観的に判断できます。
このように、本製品は軽さと装着感の良さを生かし、快適に装着し続けられることで高精度のデータを連続的に記録。
日々の体調管理やパフォーマンス維持のための頼れるパートナーとなってくれます！
注意
本製品は医療機器ではありません。表示されるデータや情報はあくまでも目安であり、健康管理や運動習慣の参考として利用してください。医療目的や専門的な精密測定には対応していません。
「ゼップアプリ食事記録機能」で食生活の改善をサポート
Zeppアプリでは、最新の「ゼップアプリ食事記録機能」を利用できます。
これは、食事の写真を撮影・登録するだけでカロリーや栄養素の推定値が自動計算され、食事管理がグッと手軽になるという便利機能です。しかもAmazfitのスマートウォッチがあれば、追加料金や月額費用は不要。コストをかけずに始められるのが大きな魅力です。
- 詳細はコチラ：ゼップアプリ食事記録機能
カロリーを登録する方法は、以下の3通りあります。
カロリー登録方法
- テキストで食事を記録(音声入力も可)
- カメラで食事を撮影して記録
- バーコードを撮影して記録
食品の裏面の記載などから、すでに具体的なカロリー数が分かっている場合は、テキストで記録する方法が最も確実です。
▼食べた時間帯と食べ物の名前、カロリー値を記録。
もしも、自前で料理するなどして具体的なカロリー値が不明な場合、アプリからスマホカメラを起動して撮影することで、AIが自動的にカロリー値を測定します。
食事を撮影すると、数秒後にカロリーの自動測定が完了。
炭水化物やたんぱく質、脂質など、成分比率まで算出されます。
記録したカロリーは毎日保存されていき、接種目標や活動量などと比べることが可能。食事の面から、日々の健康を意識できるようになります。
▼AIによる食事分析の結果も得られます。
食事内容から自身に足りない栄養素等を把握することで、次回からの食事内容に気を付けることができるでしょう！
27種類のスポーツモードに対応
Amazfit Helio Strapは27種類のスポーツモードをサポートしており、筋トレではセット数や回数の自動認識、さらには世界的に注目されている複合フィットネスレース「HYROX」専用モードにも対応。
AmazfitのスマートウォッチやHelio Ring、Zeppアプリと連携することで、より高度なデータ管理や分析を行うこともできます。
▼Zeppアプリの一覧から、計測したいスポーツを選択。
試しに、自宅で筋トレを行った際に記録を行ってみました。
運動記録を開始すると、スマホ上に経過時間・心拍数・消費カロリーが表示されます。
運動完了後、Zeppアプリ上で運動の結果を確認できます。
▼様々な指標から運動を評価。今後のトレーニングの見直しに繋げることが可能です。
▼運動時に使った筋肉部位も記録可能。
特筆すべきは、筋トレ中のセット数や回数を自動で認識してくれる点。手動でカウントしなくても記録が残ります。運動ごとのインターバル時間や心拍数、消費カロリーも記録されるため、トレーニング効率の把握やメニュー改善にも役立ちます。
Amazfit Helio Strap自体はGPSを搭載していないため、屋外ランやサイクリングなどGPS精度が重要な種目はスマートウォッチとの併用が前提となりますが、ジムや屋内トレーニング中心の人には十分満足できる性能だと感じました！
なお、Helio Ringと併用すれば、さらに詳細な睡眠・回復データと運動記録を組み合わせた高度な分析が可能となります。
「Zepp Aura」機能を利用可能
アプリから、「Zepp Aura」機能を利用できます。
「Zepp Aura」とは、音の健康効果とAI技術を組み合わせ、リアルタイムで個人に合わせた音風景を提供し、ユーザーが睡眠、休息、集中し、最終的にはより良いホリスティックな健康を実現するのを支援するサービスです。
▼AIを駆使して個人に合わせた音楽を作成し、素早く眠りに就くのをサポートし、睡眠品質の改善を図ります。
なお、Zepp Auraを利用するためには有料サブスクリプションへの登録が必要となる（新規ユーザー限定で、最大14日間の無料特典が用意）。
日々のストレスを軽減したい方、睡眠の質を改善したい方は利用を検討してみても良いでしょう。
最大10日間持続可能なバッテリー
本製品は磁気充電式となっており、付属の充電ベースを使用して充電できます。
充電スピードは非常に素早く、残量がゼロに近い状態からでも、2時間足らずで満充電を完了できます。
なお、Amazfit Helio Strapの充電残量は、内蔵されたインジケーターライトの点灯パターンから把握することができます。
| 点灯パターン | 意味 |
| オフ | 充電ドックが接続されていない |
| ゆっくりと点滅(赤色) | 充電中で、バッテリー残量が20%未満 |
| ゆっくりと点滅(青色) | 充電中で、バッテリー残量が20%～80%のあいだ |
| ゆっくりと点滅(緑色) | 充電中で、バッテリー残量が80%以上 |
| 緑色点灯 | 充電完了 |
| 赤色点灯 | 非充電状態で、バッテリー残量が20%以下 |
そしてバッテリー持続力が優れており、一般的な利用頻度であれば、充電なしで10日間程度は連続使用することができます。
実際に筆者が、満充電状態から就寝時を含め毎日装着し続けてみたところ、ちょうど7日経ったいまでもバッテリー残量が30%ほど残っています。
いちいち充電する手間を省ける点も、非常に助かりますね！
まとめ：『Amazfit Helio Strap』の良かった点・悪かった点
今回紹介した『Amazfit Helio Strap』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- シンプルで運動に適したデザイン
- 20gの軽量設計で、睡眠時や運動中も邪魔にならない
- ナイロン製ストラップと面ファスナーによる快適な装着感と簡単な着脱
- 24時間の高精度ヘルスモニタリング
- 独自の「BioCharge™ エネルギースコア」で日々の回復・疲労状態を可視化
- 筋トレのセット数・回数自動認識、HYROX専用モード対応
- サブスク不要で心拍数プッシュなど外部アプリ・機器と連携可能
- Zeppアプリの食事記録機能や詳細なデータ分析に対応
- 5ATM防水で水泳やシャワーにも対応
- 最大10日間持続するバッテリー
悪かった点
- ディスプレイ非搭載のため、計測中のデータを本体でリアルタイムに確認できない
- Zepp Auraなど一部機能は有料サブスクリプションが必要
- 筋トレ回数はたまに実際の回数とのズレが生じる
以上の通り、「常に着け続けられる快適さ」と「高精度な計測機能」両立させた、最新スマートフィットネスバンドとなっています。
ディスプレイをあえて搭載しないことで従来モデル以上の軽さを実現。睡眠時や筋トレ中でも装着のストレスがなく、運動や身体情報を24時間常に記録し続けられます。
心拍や血中酸素、ストレス、睡眠といった主要な健康データを基に「BioCharge™ エネルギースコア」という分かりやすいスコアに直して提示してくれるため、自分の体調を数値で把握できる点が大きな魅力と言えます。
筋トレのセット数・回数自動認識、HYROX専用モードといったトレーニングサポート機能も充実。ただ、筋トレ回数のカウントには実際とズレが生じる(少なくカウントされてしまう)ことがあったので、筋トレの仕方には工夫が必要かもしれません
最大10日間持続するバッテリー性能も日常使いには十分。充電の手間も最小限で済みます。
ディスプレイ非搭載のため、計測中のデータを本体でリアルタイムに確認できない点は、人によっては不便に感じるかもしれません。
それでも、「スマートウォッチですら運動時には邪魔になる」「それでも、トレーニングと休養のバランスを常にチェックしたい」と感じている方にとって、本製品は非常に魅力的な選択肢となるでしょう！
本製品をオススメできる人＆あまり向かない人
本製品をオススメできる人＆あまり向かない人は、以下のように分類できると思います。
オススメできる人
- スマートウォッチは大きくて邪魔に感じるが、健康データはしっかり取りたい人
- 睡眠中や筋トレ中でも装着していたい人
- 心拍数や回数記録などをサブスク不要で外部アプリ・機器と連携したい人
- 水泳やシャワー中も使える防水性を求める人
- Zeppアプリでのデータ分析や食事記録など、総合的な健康管理をしたい人
あまり向かない人
- ディスプレイ付きでリアルタイムにデータ確認したい人
- 屋外ラン・サイクリングなどGPS精度が重要なスポーツをメインにする人
- 筋トレ回数認識の精度に強くこだわる人
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